兄貴の事を聞こうと思い、親が居る下の階に降りてきた。回りくどいことは嫌いなので単刀直入に聞いてみた。
「あいつって何かあったの?」
「京介のことか?」
「そう。最近暗いんだけど何があったか知らない?」
「知らんな」
何か知っているような感じがしたけど、お父さんは教えてくれない。次はお母さんに聞いてみよう。
「お母さん。あいつに何があったか知らない?」
「知らないわね〜。確かに最近私たちと話さないわね」
「そっか」
お父さんと違って本当に知らないような気がした。これ以上聞いても何も答えてくれないと思ったので私は部屋に戻った。部屋に行くと携帯が鳴った。見てみると親友のあやせだった。他に相談する相手が居ないから、選択肢の候補にもあった「あやせに相談」することにした。
「もしもし?桐乃?ちょっと時間ある?」
「あるよー、どうしたの?」
「いや、用はないけど話したかったからさ」
あやせに用が無かったのは好都合だった。自分の相談に持ち込めるからである。
「私の相談聞いてもらってもいい?」
「桐乃が相談?どうせ、お兄さんの関係することなんでしょう?」
「あはは、ばれたか。まぁ、当たりなんだけど」
さすがは親友というべきか。私の考えてることがわかる。
「あいつさ、最近暗いんだよね。何を聞いても答えてくれないんだよね〜。おまけに対応は冷たいし。」
「桐乃にひどいことしたのね?!私が強く言っとくよ?」
「ち、違うよ〜。確かに冷たくされてるのは事実何だけど、その理由を知りたいの。」
「なんで?」
「あいつは理由も無く私への対応を冷たくしないよ。シスコンだしww」
「そ、そうだね。シスコンとわかってるお兄さんと関わるのもどうかも思うけど…」
「まぁまぁ。一応お世話になってるからね〜」
「そうだね。冷たい理由か〜わからないな〜」
あやせもわからないようだった。意外と仲が良いように見えるので聞いてみたけど知らなかった。
「そうだ!お姉さんに聞いてみたら?」
「地味子?え〜あいつか〜」
「そうやって言わないの。お兄さんと仲が良いし、知ってるかもよ?」
盲点だった。自分の中に新たな選択肢が増えた。できれば、あの人とは関わりたくない。昔、現実を押し付けられたから…
「そうだね。あの人が1番知ってそうだもんね。なら地味子に聞いてみるよ!」
「こら!そんな言い方しちゃダメだよ!」
「ごめんごめんwまぁとりあえず聞いてみる」
「それがいいと思うよ。あっ、結構経ってるね。もう終わろうか。」おやすみなさい
「ホントだ!んじゃ、またね〜」
そう言って電話を切った。あやせと電話していたら随分時間が経っていた。かなり話したのか喉がカラカラだ。下へ飲み物を取りに行こう、と思いまた下へと降りていった。
展開のさせ方が下手くそですね。こんな文章力の無い作品でも見てくれると本当に嬉しいです。