艦これ&鋼鉄の咆哮【防空戦艦夜雨】〜夜空の防人と狩人〜   作:妖鵞夜雨

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あ、お待たせしました。

どうも。妖鵞夜雨です。

イベント多摩に一目惚れしました。あんなに可愛かったっけ……????

しかもあの脱げっぷりは反則ですよね。あれは。

提督の皆様、秋刀魚は連れてますか?

1-5と3-3を周回してますが提督レベルが遂に80を超えて1-5に苦戦してますwww

先制爆雷が五十鈴オンリーなので……www

もうちょいで皆のアイドル(ナッカチャンダヨー)が2-4-11(顔面爆雷投げ)してくれそうなんですけどねww

(カオハヤメテー


1-1-B 防空戦艦夜雨出陣!

夜雨side

 

朝日のまぶしい港に指名されたメンバー+αが整列する。

 

「もう1度作戦概要の確認をします。パラオ第一第二鎮守府連合艦隊以下十数名とそのサポート隊は防空戦艦夜雨に搭乗・点呼・艤装確認後我々の基地航空隊の上空支援で見送りつつ1度台湾に航行。

 

・陸上攻撃機編隊に分乗している舞鶴鎮守府連合艦隊の琴音提督率いる武蔵'以下'十数名

・二式大艇に搭乗している単冠湾鎮守府連合艦隊の梓提督'指揮下'二十数名

・幌筵鎮守府連合艦隊の矢嶺提督率いる(ヴェールヌイ)'以下'二十数名、

・大規模輸送船団

と合流。

 

その後は琴音提督の指示に従い臨時前線基地まで輸送船団を護衛してください。その後は現地のガチホモロリコン提督と琴音提督の指示で作戦行動を開始してください。

 

概要は以上です。道中確認されている深海棲艦は駆逐、軽巡、重巡、雷巡、戦艦ル級、軽空母ヌ級、空母ヲ級です。未確認情報ですが名前持ちやレ級と言った深海棲艦も出現する可能性があります。十分に注意してください。なにか質問はありますか?」

 

長身の身体からスッと手が一本上がる。

 

「……やはり。夜雨ちゃんが聞きたいのは

・高速航行の許可

・深海棲艦に対して攻撃をして良いかの許可

・現地である程度の資材を調達し開発することへの許可

・万が一の時の責任

……と言ったところですね。すべて許可します。そして責任は私が取ります。それで宜しいですね?」

 

「……ありがとうございます」

 

「いえいえ。年の功と言いますのよ。まだ私も20歳ちょいですけど、ね。…1度旗艦夜雨に引き継ぎます。夜雨、前に来てなんか喋ってちょうだい」

 

唐突になんか喋ってとか言われましても困るのですが…。

無難に当たり障りの無い作戦中の行動で場を繋ぎますか…。

 

「了解、引き継がれました。各員には事前に荷物、部屋の場所や船のルールを一式書き込んだ規約及び艦内見取り図をPDF形式と書面で配布しました。それに従ってください。

台湾までは皆さんの燃料弾薬の消費の低減及び疲労を貯めないために高速で突っ切ります。艦上からの射撃は許可しますが洋上に降りての射撃は許可できませんので悪しからず、です。

 

最後に。前に紹介しましたがこちらの世界では「巫女」と呼ばれる龍奈、鈴奈、凪紗が私の艦には乗っています。その子達とも仲良くしてください。

鈴奈は仕事で忙しいためあまり顔を合わさないかも知れませんが…。

 

それでは各員の搭乗及び点呼が終わり次第出発します。以上。姉提督さんにお返しいたします」

 

「夜雨ちゃんありがとう。最後に出撃メンバー全員にコレ(応急修理女神)を渡す。主砲を下ろしてでもいいから持っていきなさい。そして、最大の作戦目標は全員がちゃんと帰ってくること。海域解放よりもそちらを優先しなさい。いいわね!以上。解散!」

 

 

ーーー

 

「搭乗、点呼確認完了」

 

バディ点呼、グループ点呼、チーム点呼の報告を副長から確認する。

 

「……確認……確認、ラスト。応急修理女神隊搭乗確認!全員乗艦確認よし!点呼完了!」

 

「総員乗艦確認、了解。ガスタービン起動!」

停泊時に使用していたガスタービンの回転数がゆっくり上がる。そしてもう1機が吸気用チャージャーの甲高い音と共にタービンブレードが回り始める。

 

 

「タラップ解放、格納!ガスタービン回転数安定確認!錨上げー!」

数十段のタラップを折りたたみ格納。

ゆっくりと巨大な金属鎖ごと錨を巻き上げる。

 

「上げよし、格納よし!舫い放てー!」

 

岸の舫い杭と船を結んでいたワイヤーロープを外して艦と港の拘束を解き放つ。

 

「スラスターサイドキック。ゆっくり離岸せよ」

 

艦首、艦舷、艦尾に備え付けられた水流生成装置(スラスター)により発生した水流でコンクリートで護岸された港からゆっくりと離れる。

 

「前進湾内航行速!核融合炉、起動用意!」

 

4基のスクリューブレードと4基の大型電磁式水流噴射機が大和型よりも重い図体をノソノソと前に進める。

 

「右前方250m暗礁、通過可能。左300m岩礁、通過可能。前方より味方貨物船2隻、タンカー2隻、護衛艦4隻艦娘6の計14隻。輪形陣から単縦陣形へ移行中」

 

「了解。暗礁を抜け次第ちょい右。舵で対応」

 

「了解、暗礁通過後ちょい右。舵で対応」

 

『暗礁通過完了まで……3.2.1、艦尾通過確認』

 

「おーもかーじ。ちょい右……もどーせー!」

 

 

 

「味方先頭護衛艦より発光信号!

…ワレ…アキヅキガタガタゴエイカン…スズツキ…キカンノブジトアンゼンヲイノル。イッテラッシャイ……

 

我あきづき型護衛艦''すずつき''。貴艦の無事と安全を祈る。行ってらっしゃい。以上」

 

「答光!見送りを感謝する。行ってきます。以上です。」

 

「……艦長、意見具申です。波を立てないように機関微速ゆっくりの方をお願いします。多分重量ギリギリまで積んでるのでしょう。4番艦以降の喫水線が低過ぎます」

 

「……うーん…。とりあえず手空きのものは左舷整列。一応機関微速ゆっくり」

 

先頭からすずつき、天龍、皐月、タンカー、コンテナ船…と続いていく船団の横を波を立てずにノソノソと進んでいく。

 

龍奈曰く下手に波を立てて輸送船や護衛艦が座礁したらしたでめんどくさい事になるらしい。

……この程度の波で制御不能になるほど安定性の悪いのは大問題だと思いますが。

 

「左舷敬ぇー礼っ!」

 

私の後ろに続くほとんど無いに等しい波を乗り越える度に大きく揺れる駆逐艦。

大きく沈み込み海水を被る輸送艦。

 

超がつくほど無理矢理載せているのでしょうね…。

違法積載と言うべきでしょうか。そんな法律なんて無いに等しいらしいですけど。

 

「……すれ違い完了及び十分に離れた事を確認。核融合炉起動!前進増速。機関高速巡航(ハイスピードクルーズ)。黒5!」

 

艦尾のスクリューが格納されて電磁水流噴射機により艦首から白波を立てて進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は流れ時間は夜。

 

 

 

 

深海棲艦と数回エンカウントしたが、問答無用で夜雨とその搭乗艦娘によって爆散させられたため何事も無く初日の日も暮れた。

 

灯火制限時刻も過ぎて消灯時間になり、大半の艦娘が床につき一部の艦娘はぐっすり夢の中の頃。もう少しで交代時刻という時に電探が光点を2つ放った。

 

 

「……電探に反応あり。正面505、高度…およそ1000に不明機1。低空飛行中。極めて低速です。方位同じく距離510、高度及び速力計測不能。極めて低高度に居るかと思われます。多分水上艦かと」

 

「不明機及び不明物体をunknownと呼称。やや迂回して回避します。速力そのままゆっくり面舵20。電探発信やめ。赤探(赤外線式探信機)と逆探のスイッチをON。超重力電磁防壁をステルスモードで起動用意してください」

 

(……夜間偵察機と艦娘でしょうか。それとも味方イージス艦とその艦載機でしょうか……一応警戒しておきましょう)

 

 

ーーーーーー

???side

 

 

「……妙だな。500km先まで電波を投射できる深海棲艦など居なかったはずだが」

   

艦隊の目と耳役、イージス艦。

 

その中でも特に大型で高性能なヘリ搭載型護衛艦、またの名をヘリ空母「いずも」を旗艦とする艦娘を伴う輸送船団は沖縄を目指して輪型陣で航行している。

 

 

 

 

「艦長、どうなさいますか?」

 

「……よし。電探停波の状態を維持。護衛の艦娘に発行信号で報告。追加の哨戒ヘリの発艦準備を急がせろ。艦隊ゆっくり取り舵、15!」

 

「了解。失礼致します」

 

「艦隊ゆっくり取り舵15!」

 

…平時なら白昼堂々と電波を放ち『私はここですよ』とアピールするほど艦娘は馬鹿じゃない。

 

深海棲艦も対空警戒艦となる【レーダーピケット艦】以外は基本的に同じだ。

 

ただ、それらが装備する電探よりも遥かに高性能かつ高出力のビームが船隊を撫でている。

 

「……不明感の電探波止まりました!逆探によりおおよその位置は掴めてます。距離約540km、方位0-0-5。出力からして超大型艦です!」

 

「……クソッ。ランダム時間経過で電探を回すか……?いやそれともジグザグ回避か…」

 

 

「艦長……?らしく無いですよ?」

 

「……今回ばかりは本当に嫌な予感しかしないんだ。相手の掌の上で踊らされてる感じがする……」

 

「例のあの艦ですか?」

 

「……それもある。」

 

「大本営が言ってた異世界から来た戦艦なんて戦意高揚のとおとぎ話のようなもんですよねw 信憑性も微妙ですし……」

 

「…とりあえず現状維持をするしかないな」

 

……なんて本心から綺麗事言えるほど落ち着いて居ればまともな指示が出せるのにな。

 

ーーーーー

 

夜雨side

 

CICを不穏な空気が包み込む。

 

艦載機パイロットは明日の朝に備えて睡眠取らせて味方なのか敵なのかは確認出来ない。

 

つい先程、電探を1回だけ回した。いや、しなければ良かったではなくして良かったと思ってる。

 

輝点が増えた。いや、増えるはずのないところに増えていた。

 

正面のunknown集団の数が増えているだけならさほど驚かない。

その約100km左にunknownに突撃する集団が写っていた。

 

「……川内さん、夜間偵察機発進させましょう。貴方の立っている飛行甲板脇にカタパルトがあります。そこから『召喚』してください。場合によっては夜戦になりますよ」

 

「…川内参上!夜戦なら任せておいて!……って、バレてたか……ってことで、借りますよ」

 

「私の艦内なら誰が何処にいるか、何をしているかなんてだいたいなら把握できますよ」

 

艤装を召喚し左弦カタパルトの先端に立つのを確認してからカタパルトを発信位置まで上昇させる。

 

そして、進行方向から10度ほど角度をつけて固定する。

こうすることにより川内は向かい風を受けてより発艦が楽になるらしい。

 

「川内搭載一番機発艦完了」

 

『川内一番機に告ぐ。君のコートネームは夜鷹《ナイトホーク》だ。以後そうして呼ばせてもらう。進路とミッションは川内経由か直接こちらから随時指示を出す。以上。規定高度まで上昇しながら初期進路を取れ。幸運と無事の帰還を祈る』

 

 

 




ちょっと中途半端だけど今回はここまでですかね。

はい。ご恒例のセルフA.Q



Q.特になくね?艦これユーザー様ならだいたい分かるでしょ(暴論
a.あっはい

えー。

質問が来たら付け加えるということで。←おい

次回。安定の未定


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