私のヒーローと世界の危機と愛しい日常風景   作:淵深 真夜

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ガロウ視点です。


君が確かに好きでした

 夢を見た。

 

 起きたら忘れるような、淡い夢を。

 昔のことが断片的で、繋がっているようで繋がっていない夢を見た。

 

 二度と見たくない、覚えておきたくない、夢だった。

 

 ……失えない、「夢」だった。

 

 * * *

 

 図書室の隅で、本を読んでいた。

 本が特別好きだと言う訳じゃない。ただ、隠れていたかっただけだ。

 だって何もしないで教室にいたら、たっちゃん達がまた「ヒーローごっこしようぜ」って言ってくる。

 

 ヒーローごっこは嫌いだ。だって僕はいつだって、怪人役しかやらせてもらえない。

 それから、たっちゃんやさぶちんやよっちゃんが攻撃するのを避けたら怒られる。

 ジャングルジムの一番上から飛び降りて蹴られたら、大怪我するに決まってるから避けたのに、そのことは謝ったのに、さぶちんは僕を押さえつけて、たっちゃんは僕の顔を何度も踏んだ。

 

 もう嫌だ。もう怪人役は嫌だ。ヒーローごっこも嫌だ。

 だから、休み時間のたびに図書室に行くようになった。たっちゃんは漫画以外の本は嫌いだから、ここにいたらきっと見つからない。

 ヒーローごっこに誘われないで済む。

 

 だから、ここでずっと本を読んでた。

 

 読み終わった本を本棚に直して、新しく面白そうな本はないか探す。

 昆虫図鑑は全部見ちゃったからどうしようかと思って何気なく見上げてみたら、本棚の上の方に「昆虫のなぞ」って本があった。

 それに興味を持ってその本を取ろうと背伸びするけど、チビの僕じゃ届かない。

 椅子か何か持ってきたらよかったんだけど、面倒くさいなと思ってピョンピョン飛び跳ねて取ろうとしてたんだ。

 

 そんなことをしてたら、女の子が椅子を持ってきて俺のすぐ横に置いてその上に乗って、本を先に取った。

 

「あ……」

 

 それを見て、言えたことはただそれだけ。

 僕が先に見つけたとか、僕が読みたかったとか、言えなかった。

 当たり前だ。ちょっとした手間を面倒くさがって、先に取られたんだ。言う資格なんかない。

 だから、諦めて他の本を探そうとした。

 探そうと、したんだ。

 

 …………でも

 

「はい。ガロウ君」

「え?」

 

 他の本を探そうとした僕に、その子は自分が取った本を差し出した。

 ポカンと見返した僕に、その子は首を傾げて言った。

「あ、もしかしてこの本じゃなかった? どれ? どの本が、読みたかったの?」

 

 ……よく見たら、女の子に見覚えがあった。

 少し前に「縦割り学級」っていう、他のクラスや学年の人たち話をしたり遊んだりしようっていう1年に1回のイベントがあって、そのイベントで同じグループになった一つ上のおねーさんだった。

 

 同い年の子にも、年下の子にも自分から話せなかった僕に、色々と話しかけてくれた人だった。

 かくれんぼでじゃんけんに負けて鬼になったのに、僕にむりやり鬼を代わらせようとした6年生に「じゃんけんでもう決まったのに、ずるい」って言ってくれた人だ。

 

 話しかけてくれたけど恥ずかしくって、下の学年の子がすごくおねーさんに懐いてずっと離れなかったから、「ありがとう」も言えないでイベントが終わっちゃったことをずっと後悔してた。

 ……僕の事なんて、僕の名前なんて覚えていないと思ってた。

 

 僕は、もう一度椅子の上に乗ったおねーさんの服の裾を掴んで言った。

 今度は、言えた。恥ずかしくって、心臓が爆発しそうなぐらいドキドキしたけど、ちゃんと言えた。

 

「あ、……ありがとう。ひぃちゃん」

 

 おねーさんに懐いてた下の学年の子たちが呼んでた呼び方を、僕もずっとしたかった。

 おねーさんは、……ひぃちゃんは僕がいきなりそう呼んでも怒らないで、笑って言ってくれた。

 

「名前、憶えててくれたんだ」

 

 ……あぁ。

 あまりに些細で、何気ない、ありふれた出来事だ。

「たかが」で済まされるような、価値なんかないに等しいものだ。

 

 けど、それでも十分だろう。

「恋」だの「愛」だの、そういうものになるには足りない、こんなちっぽけなものでも……

 

「好き」になるきっかけとしては、十分すぎた。

 

 * * *

 

「ねぇ、ヒーロー協会って儲かってるんでしょ?」

「バカなこと言っちゃいかんよキミ~」

 

 ケバい女と、小太りのオッサンが何かを話してる。

 オッサンは、ヘラヘラ笑って言っている。

 

「協会の財源は基本的に民衆からの寄付なんだから、そのお金は平和のために有意義に使われてね、平和維持にはウンとお金がかかるんだよ。

 足りないくらいだ。儲かっちゃいないさ」

 

 ご立派な御託を並べ立てているが、オッサンはキャバ嬢だかホステスに貢ぐのも遊ぶのも平和のためと嘯いている。

 挙句の果てに、「ヒーローは美しくあるべき」とはほざくただのナルシストにしか見えねぇアマイマスクをエサに、「ほっぺにチューしてくれたらな」とか言い出した時は、もはや笑えてきた。

 

 いい気分だったのが台無しにされたから、だから腹いせに殴った。それだけだ。

 それだけなのに、ジジイは言った。

 

「女子供には案外優しい所があるんじゃな」

 

 道場で座禅を渋々組まされていたら、ジジイは飄々と笑いながら言った。

「そんなんじゃねぇよ」

 

 殴ったのは、ただムカついたからだ。ただでさえ嫌いなヒーローだの正義だのを、わっかりやすい私利私欲の言い訳にしてるおっさんにムカついただけだ。

 明らかにセクハラを受けることが仕事の女なんか、どうでもいい。何も関係ない。

 

 そういい返せば、ジジイは「何じゃ、つまらん」と本気でつまらなそうに吐き捨てる。

「おヌシはまだ18じゃろう。チャランコのようにモテる為に武術を学べとは言わんが、まったくおなごに興味を持たぬのは、それはそれで不健全じゃよ」

 

 お前は弟子に何を勧めてるんだ、クソジジイ!!

 思わず座禅が崩して立ち上がって怒鳴ろうとしたら、ジジイはおもっくそ俺の背中を素手でぶん殴って再び座らせる。

「集中力が足らん」って、誰の所為だ!!

 俺が睨み付けて抗議しても、このジジイはやはり柳のように、流水のように受け流す。

 

「しかしガロウよ。おヌシは本当に好きになったおなごの一人や二人おらんのか?

 守りたい人でもいれば、その短気さも暴力癖もどうにかなるじゃろ。何なら、見合いでもするか? ボンブお兄ちゃんにでも頼んで、弟子の娘や妹の器量よしでも紹介してやろうか?」

「黙れ耄碌クソジジイ!!」

 

 俺が何かを言えば言うほど、このジジイは面白がってからかっているだけだという事はわかっているが、このクソジジイはいらん所ばかり年の功を発揮して、俺が無視できねぇ隙をチマチマ突いてきやがる。マジでうぜぇ。

 黙れよ。10代に見合いを勧めんな。

 そんなもんに興味はない。

 守りたい人なんていない。

 

 …………守りたい人なんて、もう……

 

 * * *

 

「ガロウ君。どうしたの?」

 

 先生は僕の話を聞いてくれなかった。

 

 先生だけじゃない。たっちゃんもさぶちんもよっちゃんも、クラスの皆も、そしてきっと家に帰ったらお父さんもお母さんも、僕の話なんか聞かずに、僕を叱るんだ。

 遊びと現実の区別もつかないのかって、遊びでマジギレした僕がおかしいって。

 

 僕が暗くて友達がいなくて嫌われ者で、たっちゃんは人気者だから。

 だから僕が全部悪いことになるんだ。僕の言いたいことや、僕の考えなんか、どうでもいいんだ。

 皆そう言って、僕の言葉なんて聞いてくれなかった。

 

 なのに……なのに……ひぃちゃんは…………

 

「どうしたの? どうして泣いてるの? その怪我はどうしたの? 痛い? 大丈夫?」

 

 ひぃちゃんは、泣いてる僕にハンカチを貸してくれた。

 たっちゃんやクラスメイトに殴られて蹴られた怪我に、絆創膏を貼ってくれた。

 それから……、それから――

 

「……たっちゃんがいつも……僕を怪人役にするんだ。嫌だって言っても、……いつも僕を……。

 たっちゃんの攻撃を避けたら……みんなで僕を押さえつけて殴るんだ……。たっちゃんは人気者だから……、皆が僕を悪いように言うんだ。

 僕は……僕は確かに暴れたけど……でも……僕は……僕は……ひぃちゃん……僕は…………」

 

 ひぃちゃんは先生みたいに、僕の言いたいことを途中で遮ったりしなかった。

 たっちゃんやクラスの皆みたいに、僕の言葉を笑わなかった。

 お父さんみたいに、納得のいかない答えを「そういうものだ」で終わらせなかった。

 

 僕の話を全部聞いてくれた。

 全部ちゃんと聴いてくれた。

 

 それから、言ったんだ。

 

「ダメだよ。ガロウ君」

 

 ひぃちゃんは、僕を叱った。

 

「そういう時はね、暴れるんじゃなくて『助けて』って叫ぶの」

 

 僕が怪人だからじゃない。僕が嫌われ者だからじゃない。僕が悪いからじゃない。

 

 ……僕が、間違えたから。だからひぃちゃんは、僕を叱った。

 ひぃちゃんはその間違いを、教えてくれたんだ。

 

「暴れちゃったら、暴力を振るっちゃったら、どんな理由があってもその分はガロウ君が悪いことになっちゃうの。だって、ガロウ君だってどんな理由があっても、殴られるのも蹴られるも嫌でしょう? それは、誰だって同じ。

 

 相手が悪いのなら、絶対に暴れちゃダメ。相手が悪いってことを先生たちがちゃんとわかってくれても、相手を叩いちゃった分だけガロウ君も悪いって叱られちゃうから。相手が何もしなかったら、ガロウ君だって暴れなかったのに、そんなことで叱られたら損なだけ。

 

 ……だから、次からはもう絶対に暴れないで。代わりに、大きな声で『助けて』って叫んで」

 

 ひぃちゃんは僕の間違いを教えて、僕の悪かった部分を叱って、それから小指を立てた。

 指切りげんまんをしようって、言った。

 約束、してくれたんだ。

 

「今日みたいに、学校でなら私の教室にも聞こえるくらいに叫んで。そうしたら、私が絶対に助けに行くから。

 ガロウ君をいじめるなって、たっちゃんを叱るから。先生やクラスの皆に、ガロウ君の話を聞いてあげてって言うよ。

 

 学校じゃなくても、公園でもどこでも、酷いことをされたら助けてって叫ぶんだよ。そうしたら、絶対に誰かがその声を聞いてくれてるから。

 私はガロウ君の声が聞こえたら絶対に、どこにいても駆けつける。絶対にガロウ君を助けるよ。

 他の人だって、助けてくれるよ。……少なくとも、言ってくれないとわからない。私も、誰も、ガロウ君を助けられない。

 だから、言って。大きな声で、『助けて』って」

 

 僕を助けてくれるって、約束してくれた。

 

 ……ヒーローごっこは嫌いだ。

 それは人気者が嫌われ者の弱者を一方的に叩き伏せる社会の縮図だから。

 

 誰が何の役をやろうが自由と言いながら、ヒーローは結局人気者しかやる権利はなくて、僕には絶対に出番は回ってこない。

 僕は負けるしかなかったんだ。

 そういうシナリオしかなかった。……なかったはずなのに……。

 

 ……僕はヒーローにはなれなかった。

 けれど、ヒーローに助けてもらえたんだ。

 

 ……ひぃちゃんは、ひぃちゃんだけが、僕の大好きなヒーローだった。

 

 * * *

 

 黄金ボールは、俺よりも酒を優先した。

 ジョッキを手刀でぶった切っても、酒がもったいねぇとわめく酔っ払いだった。

 近くの駐車場でやろうと言い出しておいて、路地裏で後ろからパチンコをぶっ放すようなやつだった。

 

 加勢に来たバネヒゲも、場所を変えようとは言わなかった。

 逃げ道の限られた場所なら、あいつの必殺技「踏無暴威(トムボウイ)」が優位だからな。

 

 ……あぁ、そういえばあいつらは俺が『人間怪人』かどうかの確認はしたけど、訊かなかったな。

 

『ガロウ君。どうしたの?』

 

 あの子のように、どうして暴れたのかなんて訊かなかった。

『怪人』を名乗る訳なんて、眼中にもなかった。

 

「やめろ。そんなくだらんことのためにキミ達を集めた訳ではない」

 

「地球がヤバい」対策に、裏社会のならず者を集めたヒーロー協会の役員がそう言った。

 汚物を見るような目で、俺に「どうして暴れた!?」と訊いておきながら、俺の言い分を全て途中で遮って何も聞きはしなかった先生達(あいつら)と同じ目で、「帰れ」と言った。

 

「戦車砲パンチ!!!」

 

 信念が信念がとか言ってたおっさんのパンチを全部そのままカウンターで返してやれば、腕の関節が3つくらい増えた。

 信念なんか、何の役にも立たない。

 そんなもので、怪我をしないなんてありえない。

 

『やめて!!』

 

 なのに、あの子は立ち向かったんだ。

 それしかなかった。信念しか、約束しかなかった。

 一つ年上だけど、俺と同じくらいか俺より小柄だった女の子が、何一つ優位なものなんてなかったのに、3対1だったのに、石を投げつけられても、それでも絶対に屈しなかったんだ。

 

『遊びは、皆が楽しんでなくちゃ遊びって言わない。嫌がる子が一人でもいたら、あなた達のしてることはただのいじめだ』

 

 石をぶつけられても、あの子はたっちゃんに言ったんだ。

 

「確かにお前はもう人間ではない。………………クズだ!」

 

 あの子は、言わなかった。

 たっちゃんにもさぶちんにもよっちゃんにも、「あなた達のしてることをは、悪いことだ」って叱っても、クズだとかバカだとか、悪口は言わなかった。

 

 どんな理由があっても、暴力も悪口も振るってしまえば、言ってしまえば、その分こっちが悪いことになるからダメだと俺に教えてくれたから、それを実演してくれたんだ。

 

 例えどんなに自分が、傷ついても。

 

『ガロウ君、大丈夫?』

 

 好きだった。大好きだった。

 

 ヒーローなんて嫌いだった。

 人気者だけが救われて、弱い嫌われ者が踏みにじられるシナリオが大っ嫌いだった。

 圧倒的多数の意志で、俺の言葉なんか押しつぶされて理不尽に消えて、殺されていくしかない世界が大っ嫌いだった。

 

 けど、あの子は……ひぃちゃんは俺の言葉を全部聞いて、自分が傷ついても俺を守ってくれた。

 俺の「助けて」を聞き逃しはしなかった。

 

 俺が訴えかけたものを、全部拾ってくれた。

 俺が欲しかったものを、全部与えてくれた。

 

 大好きだった。大好きな人だった。

 だから俺は……、俺は――

 

『ひぃちゃん、僕はひぃちゃんの――』

 

 * * *

 

 黒い水が滴っている。

 

『今日、学校が終わったらお出かけするの!』

 

 少し早いけど誕生日のお祝いをしてもらうんだって、朝、校門前で会った時にひぃちゃんは教えてくれた。

 お嫁さんみたいに、可愛い真っ白なワンピースがすごく綺麗だった。

 

 ……その真っ白なワンピースが、ドロドロに汚れてる。

 真っ黒な水が、ひぃちゃんの全身を濡らして、汚して、台無しにして、ひぃちゃんを泣かせた。

 

 ………………大嫌いだ。

 

 ヒーローなんて! 正義なんて! そんなものは全部、大っ嫌いだ!!

 

 あの子を助けてくれなかったのなら、そんなもの意味が無い!

 あの子を泣き止ませてくれないものなんか、大っ嫌いだ!!

 

 どうしてあの子が、ひぃちゃんが泣かなくちゃいけない?

 どうして、ひぃちゃんが助けてもらえないんだ?

 

 俺を助けたからか? シナリオを無視したからか?

 嫌われ者を助ける奴なんか、ヒーローは助けてくれないのか!?

 

 許さない許さない許さない!!

 ひぃちゃんを助けてくれなかったヒーローなんて、ひぃちゃんを否定する正義なんて、認めない。許さない。嫌いだ!

 

 誰もひぃちゃんを助けてくれないのなら……

 誰もひぃちゃんの「助けて」を聞いてやれないのなら……

 

 それなら、俺は……俺は――――

 

 * * *

 

「む……俺はここで何を……」

 

 気が付いたら、ゴミ捨て場だった。ゴミ袋をベッド代わりにして俺は眠ってた。

 ……な、何でこんなところで俺は寝てんだ?

 

 くそっ! 昨晩の記憶が曖昧だ。

 ただ、たぶん酒は飲んでねぇ。

 匂いはしねぇし、やたらと延髄のあたりが痛むが頭は別にどうってことはねぇ。

 曖昧だが何人かヒーローを狩ったのは確かなはず。破けた服と、手足の傷が良い証拠だ。

 

 ヒーローと戦って、延髄に一撃を喰らってしまったってところか?

 しばらく首を押さえながら曖昧な記憶を掘り返すが、結局曇りガラス越しのような記憶しか蘇らない。

 まぁ、いい。黄金ボールとバネヒゲ。A級二人を狩ったのは確かだ。

 

 思い出せないという事は大したことじゃないと俺は言い聞かせ、俺は根城にしてる小屋に今日は戻るとする。

 とりあえず、手足の応急処置と次の獲物の品定めをしようと決めた。

 

 ……無理に思い出そうとすれば、思い出したくないものを思い出してしまいそうだったから、俺はわざと考えないようにした。

 

 思い出したくない。自分がどんな夢を見ていたかなんて。

 

『ガロウ君、大丈夫?』

 

 思い出したくない。

 もう、好きであってはいけない人の事なんか。

 

 怪人の俺はもう、あの子の事なんか好きじゃない。好きであってはいけない。

 

 そんな資格はもうないんだ。





夢の話なので、あえて時系列が無茶苦茶な感じにしたから、色々とわかりにくいかも。
そしてみんなわかっていただろうけど、エヒメは完全にガロウ編のラスボスメイカー……。

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