いろはす短編   作:ちゃんぽんハット

7 / 9
長くなりそうと言ったのですが、すっきり収まり中編が一つですみました!
中編その1は、ただの中編に変えておきますのでご了承下さい!

今回はいろはすはたっぷり!
それではどうぞ。


一色はまがりなりにもマネージャーである。 後編

結論から言おう。

 

由比ヶ浜はマネージャーに向いてない。

というより、あいつにマネージャーをさせてはいけない。

下手すると死人が出てしまう。

被害者がそう言ってるのだから間違いない。

 

え?わけが分からないって?

おいおい君、それでも俺ガイルのファンなのかい?

仕方がない、ならヒントを出そう。

 

ヒントその1

スポーツドリンク

 

さあ~みんな分かったかな~?

ええ!?わからない!?

なら更にヒント。

 

ヒントその2

メイドイン由比ヶ浜

 

もうお分かりかな~?

分からないなら更にヒントを……

あ、もういらない。十分わかったと。

 

ええそうです。

皆さんご察しの通り、私比企谷八幡は由比ヶ浜結衣にスポーツドリンク(ユイユイの手作り☆)という名の毒を飲まされ死にかけました。

簡単に経緯を説明すると以下のようになる。

 

「はあ、はあ、はあ……」

 

「ヒッキーお疲れ様!はいこれスポドリ!飲んで!」

 

「おお、サンキュ。」

 

ごっ……バタン。

 

「ひ、ヒッキー!?」

 

説明終了。

 

いやー、一時はどうなることかと……え?

説明不足だと?

そう言われても本当にこんだけの事しかなかったからな。

言われた通りに一周走ってきて、疲れたところに毒を盛られた。

一口飲む前にはもう倒れたから余程強力な毒だったのだろう。

確かにこれは疲れてる方が効果てきめんですわ。

 

……一応彼女のフォローをしておくと、もちろん毒など盛るつもりはなく、ただ単に走り疲れて水分を欲しているであろう俺のためにと思ってやった事だ。

ちょっと味があれなだけであってその気遣いは素直に嬉しい。

出来ることなら既製品を渡すという気遣いまでして欲しかったが、それは贅沢というものだ。

ん?贅沢かこれ?

 

まあなにはともあれ、俺がぶっ倒れたことにより由比ヶ浜のターンは強制終了。

彼女は今雪ノ下に説教をされている。

 

「貴女って人は、どうすればあんなものが作れるのかしら」

 

「ひ、ひどいよゆきのん!」

 

「酷いのはあなたよ由比ヶ浜さん。ただでさえ日頃から不幸な目に遭ってるのに、今回のような事があっては彼の身が持たないわ」

 

「うぅ、そこまで言わなくても……あれ?ゆきのん何か笑ってない?」

 

「……何を言っているのかしら?この状況で、ぷっ……私が笑う筈がないじゃない」

 

「いや今絶対笑ったでしょ!」

 

「いえ……ぷっ……そんなことはないわ、気のせいよ。強いて言うなら、あまりにも予想通りに事が運びすぎて少し頬が緩んでしまっただけよ……ぷっ」

 

「それを笑ってるって言うんじゃん!てかゆきのんぷっぷぷっぷうるさすぎ!」

 

ぷっぷぷっぷする雪ノ下にぷんぷん怒る由比ヶ浜。

なにこれ。

ぷのゲシュタルト崩壊が起きてるんどすけど。

てか雪ノ下さん今予想通りとおっしゃったのかな?

なるほど、それであのとき一色と二人揃って悪い顔してたのか。

お主らも悪よのう。グワッハッハッ!

被害者は俺だがな。

 

「あ、先輩お目覚めですか?」

 

ふと、声を掛けられる。

見ると一色が上から覗き込むようにして俺の顔色をうかがっていた。

 

「ああ。一応さっきから目は覚めてはいたんだがな」

 

由比ヶ浜との一連を思い出すために思考の海へとダイブしてたから意識がどっかにいっていた。

断じて読者に説明などしていたわけではない。

本当でござるよ?

 

すると一色は「フーン」と言って目を細める。

ん?なんだ?

俺なんか不味いこと言ったか?

 

彼女は怪しげな笑みを浮かべ言葉を続ける。

 

「なるほどー。ということは先輩は、わざわざ寝たフリをして可愛い後輩の膝枕を堪能していたというわけですね?」

 

「まあそういことにな…………膝枕?」

 

「はい、膝枕です」

 

「…………誰の?」

 

「わたしのです」

 

「…………俺が?」

 

「先輩がです」

 

「…………マジで?」

 

「マジです」

 

「…………おやすみなさい」

 

「逃げないで下さい」

 

両手でぎゅっとほっぺたを挟まれる。

ちょっといろはす気安く触らないで心臓発作起こしちゃうから。

 

よくよく意識してみると、後頭部に柔らかくて温かな何かを感じる。

そして一色の顔が近い。

おお!これが夢にまで見た膝枕!

とても幸せな気持ちが!

それにこの角度から見る一色もまた新鮮でかわ……

いやそうじゃなくてだな。

 

「なんで俺膝枕されてんの?」

 

「そんなの、結衣先輩のスポーツドリンク飲んで倒れた先輩を、可愛くて優しいマネージャーの一色いろはちゃんが介抱してあげたからに決まってるじゃないですかー☆」

 

キャハッとあざとくウインクをする一色。

なるほど。それは仕方がない。

だがわざわざ膝枕などせんでも……

とにかく、このままでは心臓が持たないので早く起き上がろう。

 

「そいつは悪いことをした。今すぐどくか……」

 

「ダメですよ先輩!まだ顔色悪いですもん!」

 

「いやもう大丈夫だ。ありがとっガハッ!!」

 

突如脇腹に襲いかかる強烈な痛み。

い、一体何が……

 

「ほら先輩!起き上がれないくらいまだ体調悪いじゃないですか!もうしばらくここで寝てて下さい!」

 

「え……いやなんで……」

 

見ると拳を固めてニコりと微笑む一色の姿があった。

え、いやその手、もしかして今の痛みは……

 

「あのー、一色さん?今俺のこと殴らなかっ……」

 

「せーんぱい☆余計なこと言ってるとまた殴り……倒れちゃいますよ?」

 

「あ、はい」

 

そうだよね、また倒れて迷惑かけるのもあれだしここは大人しくしてよう。

しょうがない。うん。

決して殴られたくないとかそんなんじゃないから!うん!

 

再び意識してしまう後頭部の感触を出来るだけ頭の隅に追いやり、冷静を装って膝枕をされる。

ふん!この程度、理性の化け物と言われた俺にかかれば楽勝よ!

 

「あそうだ先輩!」

 

「にゃんにゃ?」

 

「…………」

 

「……すまん」

 

「……いえ、お気になさらず」

 

あーん!何が理性の化け物だよー!

メチャクチャ意識してんじゃん!

もう八幡のバカバカバカ!

 

「気を取り直して……あのですね先輩!」

 

「なんだ?」

 

よし、今度は上手く言えた。

 

「もう時間が勿体ないのでー、このままわたしのマネ力披露してもいいですか?」

 

そう言って横に置いてある鞄をゴソゴソとし始める。

 

「ああ、あれまだ続いてたのね」

 

「当然じゃないですかー。先輩をギャフンと言わせるまでちゃんとやりますからね?」

 

「ギャフン」

 

「先輩もう一回殴られたいんですか?」

 

「ごめんなさい許して下さいごめんなさい」

 

「全く、分かればいいんですよ分かれば」

 

軽い冗談のつもりだったが脅されてしまった。

てか殴るって言っちゃってるし。

 

「じゃーん!」

 

そう言って俺の頭上に箱のような物が掲げられる。

これは……タッパーか?

それも何やら黄金色の液体で満たされている。

んでもって底に輪切りにされた黄色の物体が沈んでいる。

おお、もしやこいつは……

 

「レモンのハチミツ漬けか」

 

「その通りです!実は今日、何だか無性にこれが食べたくなったので朝パパっと作ってたんです!」

 

ふふーんと言って自慢げに胸を張る一色。

なんというご都合主義。

しかしあれだな。膝枕をされているときに胸を張られると、こんなに素晴らしい景色が広がっているのか。

いやはや眼幸、眼幸。

 

「なんか目付きが嫌らしくないですかー先輩?」

 

「気のせいだ。ただ小さな幸せを噛み締めていただけだ」

 

「何わけの分からないこと言ってるんですか。正直気持ち悪いです」

 

あれれー?

幸せを感じるだけでキモがられるとか酷すぎじゃありませんこと?

 

「まあいいです。ではでは先輩!」

 

「ん?」

 

「はい、あーん!」

 

「…………は?」

 

「ああーん!」

 

「…………何やってるの一色さん?」

 

「何ってあーんに決まってるじゃないですか。ほーら、あーん!」

 

「いや、やらねえよ」

 

「もう先輩!これもマネージャーの仕事のうちなんですよ?」

 

「無理だから。そんなマネージャー流石にいるわけないから」

 

「ちっ……」

 

おい、今舌打ちが聞こえたぞ。

 

「なんでもいいです!とにかくあーんしないとこのレモンのハチミツ漬けはあげませんからね?」

 

「手を使った場合は?」

 

「先輩の目にこのレモンを絞ります」

 

なにそれ恐ろしすぎ。

どうやら今日のいろはすはマッドサイエンティストのようだ。

 

「ほら先輩!」

 

そう言ってなおもあーんをしようとする一色。

 

ふん、そんなこっぱずかしい事するくらいな別に食べんでもいい。

そう言おうとしたのだが……

 

頭上でキラキラと、まるで宝石のように輝くレモンは、今の俺には砂漠における水のように見えた。

それもそのはず。

俺が先ほど口にしたのは、由比ヶ浜特製の毒……もといスポーツドリンクである。

それも飲み込む前に倒れたから、実質走ってから何も水分をとっていないに等しい。

そんな中、ハチミツがたっぷりとかかりミズミズしい輝きを放っている、見ているだけで唾液が溢れてくるこのレモンは、ことさら今の俺には魅力的に見えた。

 

しばし考え込む。

喉の渇きを我慢して羞恥から逃れるか。

それとも恥を忍んで己の欲望を解消するか。

 

二つを天秤に掛けた結果……

 

 

 

「せーんーぱーいー!あーん!」

 

「…………あ、あーん」

 

八幡は頬を染めながら口を小さく開いた。

 

しょ、しょうがないだろ!

あんな旨そうなもん目の前にぶら下げられたら!

それに膝枕されてる時点で羞恥心とかもうどうでもいい気がしてきたしな。

俺は何も悪くない。

悪いのは全部政治のせいだ。

 

心の中でいくつもの言い訳を並べ立て、一色のあーんを受け入れようとする。

ゆっくりとしたスピードで彼女の手が近づいてくる。

 

残り30センチ……20……10……8……10

おい今なんでちょっと戻した。

見ると一色はいたずらっ子のような笑みを浮かべている。

 

それから俺の顔の前を、レモンが行ったり来たりを何度も繰り返す。

近づいては遠ざかり、遠ざかっては近づき。

こ、このやろう、俺で遊んでやがるな……

 

あと少しで口の中へ、というタイミングで一色が手を引っ込める。

その間ずっと口を開けて待っている俺の姿は、さぞ滑稽であったろう。

 

はやく、早くしてえ!

そんな焦らしちゃらめー!

 

俺はもう我慢の限界だった。

 

再び一色の手が口元に近づいてきた瞬間、首を伸ばして自分からレモンを迎えにいく。

 

しかし、それが間違いであった。

 

俺が顔を近づけるのと一色がレモンを近づけるタイミングが見事に重なってしまい……

 

 

「はむ!」

 

「きゃっ!」

 

 

一色の指ごと食べてしまった。

 

 

「「………………」」

 

 

あまりの出来事に、そのままの態勢で固まってしまう二人。

やっとの事で指が口から引き抜かれたのは、重力によって俺の頭がゆっくりと落下してからであった。

 

俺に食べられ、少しテカテカしている自分の指を凝視する一色。

あの、そんなに見られると、その……って違う!

 

そこでやっと思考が戻ってくる。

 

お、俺はなんてことをしちまったんだぁ!!!

偶然とはいえ後輩の指をくわえてしまうとはあ!

やばいことになっちまったぞ!

と、とにかく謝らなければ!

早くしないと嵐がごとく罵声を浴びせられてしまう!

 

テンパっているせいで、自分が膝枕をされたままだということを気にもとめず、そのままの態勢で謝る八幡。

 

「い、一色!今のは、その、わざとじゃないんだ!本当に偶然で、たまたまなんだ!だからな、一旦落ち着つこう!くれぐれも悲鳴なんか挙げるんじゃあないぞ?俺の社会的地位がこの世からログアウトしちまうからな!あと罵倒も控えていただけるとなおよし!」

 

精一杯の謝罪を早口で行う。

いや、これのどこが謝罪だろうか?

完全に保身に走ってるあたり、もう自分でも情けなくなってくるな。

 

とその時、俺は少し違和感を感じた。

 

いつもならここで一色から怒濤の罵声を浴びて最後には振られるという、一種のテンプレートが控えているはずなのだが……

 

改めて彼女の顔を見てみる。

すると彼女は、未だに俺にくわえられた指を見ながら、頬を染め、瞳を潤ませ、口をあわあわとしていた。

 

あ、あれ?一色?

なにその、少女漫画の乙女みたいな反応は?

お、お兄さんちょっとこまっちゃうぞーん?

 

彼女の予想外の反応に困惑と妙な恥ずかしさを感じる。

 

と、ようやく一色が動き出した。

その動きはとてもゆっくりで、時が止まっているかのような錯覚すらも感じた。

 

目の前にいたのは、普段の元気ハツラツとした姿とは全く異なる、どこか守ってあげたくなるような弱々しい少女。

 

 

彼女の視線と俺の視線が交錯する。

 

訪れる静寂。

 

──そしておもむろに、一色が口を開いた。

 

「……せんぱい……もうひとつ食べませんか?」

 

「…………え?」

 

そう言ってタッパーから、新たなレモンを取り出す。

レモンは相も変わらず、ハチミツによってキラキラと輝いていた。

しかし今度はそれだけではない。

レモンを持つ彼女の指までもがたっぷりとハチミツを絡めとり、魅惑的な輝きを発していた。

まるで食べてくれと言わんばかりに。

 

「……せんぱい……あーん……」

 

徐々に近づいてくる彼女の手。

先ほどよりもゆっくりとしたスピード。

けれどそれは、前のように止まるとは思えなかった。

 

「ちょ、一色……」

 

軽い抵抗を見せてはいるものの、その口はしっかりと開けられ彼女を受け入れようとしている。

 

あと30センチ……20……10……5…1……

 

とその時─

 

「何をしているのかしら貴女たち?」

 

突如掛けられる氷のように冷やかな声。

 

一瞬で氷漬けにされたように固まる俺と一色。

 

見るとそこには、氷の女王こと雪ノ下雪乃が仁王立ちしていた。

 

 

 

あ、これあかんやつや。

 

 

「二人ともそこに正座しなさい」

 

「いやちょっと待ってくれ雪ノ下これは……」

 

「正座」

 

「あ、はい」

 

抵抗もむなしく俺達は一時間程説教をされるのであった。

何故かその間、一色は一言も言葉を発しなかった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「結局勝負着かなかったねー」

 

「少なくとも貴女が一位ということはないから安心して由比ヶ浜さん」

 

「うう、今日のゆきのん何かこわいよぉ」

 

ふぇーんと言って雪ノ下に抱きつく由比ヶ浜。

恐いのに抱きつくとかなにそれ恐い。

 

あれから結局マネバトルはお開きとなり、俺達は部室へと戻ってきていた。

あの後の事を語ると長くなるので、そこは省かせてもらう。

というより思い出したくない。

軽くちびっちゃいそうだから。

 

「まあまあ、マネバトルはまた次回という事で!」

 

そう言って二人の輪に加わる一色。

一色はとりあえず、説教の後いつも通りに戻った。

あのままの彼女だったら俺の身が持たなかったので一先ず安心である。

 

「え、てかまたやんのかよ?」

 

「当たり前じゃないですか先輩!」

 

「決着を着けないまま終わるだなんて、この私が許すと思って?」

 

「今度は美味しいスポドリ作るからね!」

 

どうやら三人ともやる気満々のようである。

由比ヶ浜だけにはやる気を出してほしくないことこの上ないが。

 

「えー……はあしゃあねえ、付き合ってやるよ」

 

「何で上から目線なのからしらモルモット谷君?」

 

「先輩の癖に生意気です恥を知って下さい」

 

「ヒッキーのヤレヤレ系主人公!」

 

あれ?なんで俺罵倒されてるのん?

てかガハマさんのが地味に一番傷つくんだけど。

 

とまあ、そこでマネバトルの話題は終わり、各々また自由に過ごし始める。

 

ふと、一色が俺に話しかけてきた。

 

「そうだ先輩!」

 

「なんだ?」

 

「今度一緒にランニングしませんか?」

 

「はあ?やだよめんどくさい」

 

「ええーいいじゃないですかー。先輩体力全然ないし、次の時までに体力付けときましょ!」

 

そう言って俺の腕をぐいぐい引っ張ってくる。

やめろよ!服がのびちゃうだろ!

 

頑として首を縦に降らない俺。

すると一色がすっと俺の耳元に口を寄せ、ポソリと呟いた。

 

 

 

「……一緒にランニングしてくれたら……マネージャーの私がまた、レモンのハチミツ漬け、作ってきますよ?」

 

 

「………………行きます」

 

「ぷっ!……っふふふふ、もう、先輩の変態」

 

そういい残して離れていく一色。

その後は何事もなかったかのように雪ノ下たちと楽しげにおしゃべりをする。

 

俺は一人本を開き読書を始める。

しかし、内容は全く頭に入ってこなかった。

ただ次の休日のことだけが頭を埋め尽くしていた。

 

 

まあ、最近運動不足だからな。しゃあない。

それにマネージャーが走ろうと言っているのだ。

ならば部員は素直に従うことにしよう。

一色はまがりなりにもマネージャーであるのだから。

 

そう自分に言い聞かせて、今度こそ本の世界へと没頭する。

 

何気なく舐めた唇はとても甘くて酸っぱい、ハチミツとレモンの味がした。

 

 

 




前中後とお読みいた抱きありがとうございます!

また次回のお話も読んでいただけるとうれしいです!

そして私事ながら、お気に入りが100突破!UAが10000突破しました!ありがとうございます!大変嬉しく思っております!

今後も細ぼそとですがお付き合い願います。

それでは今日はこの辺で。

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