“まがいもの”の第四真祖   作:矢野優斗

68 / 75
たとえ記憶を失ってしまっても、身に付けた所作は忘れない。
“まがいもの”が紳士である所以は──


焔光の夜伯 Ⅴ

 “戦王領域”旧カルアナ伯爵領より北上した先に位置する深い密林地帯。牙城と別れた“まがいもの”は“柩”の鍵を回収するべく、ヴェルディアナを先導にして目的地を目指していたのだが……。

 

「ええっと、確かこっちであってるはず。コンパスはこっちを指しているし間違いないの、大丈夫……」

 

「あー、ヴェルディアナさん? 付かぬことをお聞きしますが……もしかして、迷った?」

 

「迷ってなんかいないわ! 場所は覚えてるし、方角だってちゃんと──」

 

 すっと手元に視線を落としたヴェルディアナは、くるくると狂ったように回る指針に目を見開く。恐らくは何かしらの要因で発生する磁場にやられてしまったのだろう。

 

 様々な遺物が眠る遺跡周辺ではよくあることだ。去年の夏休みに牙城と遺跡探索を経験した“まがいもの”はそこまで驚くこともない。一方のヴェルディアナは、頼りになる道標が全くもって役立たずの代物に成り下がり、涙目になってしまっていた。

 

「ど、どうしよう……」

 

「……仕方ないな」

 

 “まがいもの”は懐から携帯を取り出して時刻を確認する。密林に入ってしばらくした時点で圏外になってしまっていたが、時間に関しては問題なく表示されていた。

 

 現時刻は正午前。密林に踏み込んでから既に二時間近く経過している。こんなことになるのではと予測していた“まがいもの”は道中に目標を残していた。引き返そうと思えば今この場で引き返すことができる。

 

 しかし今回の目的は密林奥地に在るという遺跡だ。目的地に辿り着く前に引き返すわけにはいかない。

 

「進む方角は分かるのか?」

 

「ええっと、まず南東にしばらく進むと川に辿り着いて、そこから上流に上って……」

 

「南東に進んで川ね。とりあえず、そこを目指しますか」

 

「でも、方角が分からないの……」

 

 しょんぼりと肩を落として使い物にならなくなったコンパスを差し出すヴェルディアナ。精神年齢含めても圧倒的に歳上のはずであるのに、“まがいもの”は滲み出るヴェルディアナのポンコツぶりに苦笑を禁じ得ない。

 

「時刻が分かって日が登っているうちならなんとかなるさ。アナログ時計があればもう少し確実だけど」

 

「アナログ? 懐中時計でよければあるの」

 

 懐からヴェルディアナが取り出したのは年代物の懐中時計だ。元貴族の持ち物だけあって美しい金細工が施されており、所々に傷はあるもののよく手入れされていることが伺えた。

 

「それは……」

 

「姉様が遺してくれた形見の一つ。私が持ち出せた数少ない思い出の一つなの」

 

 ヴェルディアナの実の姉、リアナ・カルアナは既に亡くなっている。“まがいもの”が暁古城に成り代わったその日に、黒死皇派の襲撃によって還らぬ人となっていた。

 

 “まがいもの”にリアナとの記憶はない。原作知識として知ってはいるもの直接の面識はないのだ。故にこの場でヴェルディアナに語る言葉はなかった。

 

 寂寥を滲ませながら差し出された懐中時計を受け取り、“まがいもの”は丁重な手付きで時計の短針を太陽に向けた。針の位置から大まかな方角を算出し、目指すべき道を割り出すと迷いなく歩き出す。

 

 進むべき道が明らかになったことで気が楽になったのだろう。“まがいもの”の隣に並んだヴェルディアナは申し訳なさそうに口を開いた。

 

「足手纏いなんて言って悪かったわね」

 

「気にしてないさ。ヴェルディアナさんからすれば、俺は何処にでもいる中坊にしか見えないだろうからな」

 

「何処にでもいる中坊は車を乗りこなしたり、銃を撃ったりできないと思うの」

 

 牙城と別行動を始めて今日で二日目。この密林に到着するまでに“まがいもの”とヴェルディアナは突如として勃発した紛争に巻き込まれ、命辛々に逃げおおせた経緯があった。

 

 その際に“まがいもの”は転がっていた銃器を駆使し、混乱に乗じて軍用車を掻っ払って状況を切り抜けた。足手纏いと考えていた少年の奮闘ぶりに、ヴェルディアナは目を剥いたものである。

 

「……ハワイで親父に習ったんだよ」

 

 さらっと嘘をつく“まがいもの”。車の運転は前世で、銃器の扱いは去年の夏休みに牙城から教わったものだ。前者は人並みレベルであるが、銃器の扱いに関しては素人よりはマシ程度でしかない。

 

 密林に踏み込んでからの行動も牙城から叩き込まれたものに過ぎない。それでも箱入りのお嬢様であるヴェルディアナより“まがいもの”の方が荒事に対する適応力は高かったが。

 

 何故ハワイ? とヴェルディアナは首を傾げるも、まあ牙城のことだからと一人で勝手に納得する。

 

「流石、牙城の息子だけあるの」

 

「…………」

 

 ヴェルディアナの発言に“まがいもの”は凄まじく複雑な表情を浮かべた。

 

 この身体は間違いなく牙城の息子である暁古城のものである。しかし中身は暁古城ではなく“まがいもの”。牙城の息子という表現は間違っていないが、厳密には正しくないだろう。

 

 とはいえそれを指摘するわけにもいかず、“まがいもの”は否定も肯定もせず曖昧に受け流した。

 

 しばらく太陽を頼りに鬱蒼とした密林を突き進んでいるとお目当ての川に辿り着く。大河とまではいかないが生身で渡るには厳しい水量と規模である。

 

 ヴェルディアナの話に間違いがなければ、此処からは上流に向けて歩みを進めることになる。隣の少女に確認すれば、問題ないとばかりの頷きが返ってきた。

 

「此処から上流に向かって進めば目標の構造物があるの。そこからはカルアナ家に伝わる道順通り進めば辿り着ける」

 

「そうか」

 

 であれば、懐中時計の役目は此処で終いだろう。“まがいもの”は傷を付けないように気を付けながら古びた懐中時計を返した。

 

 懐中時計を受け取ったヴェルディアナは愛おしげに盤面に触れ、そのまま懐へと大切に仕舞い込んだ。大切な姉のことを忘れない、忘れられない少女の有り様に“まがいもの”はひっそりと奥歯を噛み締めた。

 

 このまま“柩”の鍵を回収してしまえば、ヴェルディアナは復讐への道を突き進むことになる。その果てに願った復讐は果たせず、代々仕えてきてくれた領民たちも失い、記憶を失くしてただのヴェルディアナとして生きることになるだろう。

 

 それが決して悪い結末とは言わない。悲劇的であるが未来に繋がる終わり方でもある。全てが全て不幸と言うつもりはなかった。

 

 それでも、様々な人間に利用され翻弄され、魔薬(ドラッグ)にも手を出して心身共にボロボロになっていく過程は、あまりにも酷いものではないだろうか。

 

「どうしたの、古城? ぼーっとしてると日が暮れちゃうわよ。早く先を急ぎま──ひぇっ!?」

 

 茂みから飛び出してきた小動物に驚き、その場にすてーんと尻餅をつくヴェルディアナ。結構な勢いで転んだのか目尻に涙を滲ませお尻を摩っている。

 

 ヴェルディアナと二人行動になって今日で二日目。たった二日であるが、如何にヴェルディアナという女性が荒事の類に向いていないかを“まがいもの”はよく理解していた。

 

 割とドジでポンコツで、しかも何かにつけて不憫な目に遭遇する。見ていて飽きないことは間違いないが、復讐に身を堕として突き進むことができるタイプではない。本人が自覚しているかは不明だが。

 

「いたた……うぅ、カルアナの娘である私がどうしてこんな……」

 

 名門貴族の娘として何不自由なく暮らしていた頃との落差をヴェルディアナが嘆いていると、目の前にすっと手が差し伸べられる。

 

「お怪我はありませんか、お嬢様?」

 

 芝居がかった仕草で、表情に僅かな呆れを滲ませながら“まがいもの”が手を伸ばしていた。

 

 まるで貴族に仕える執事のような振る舞いにヴェルディアナは目を丸くし、ぷっと思わず噴き出す。

 

「なにそれ、執事のつもり? そんなんじゃだめだめなの」

 

「悪かったな。生憎とお貴族様の礼儀作法には疎いんだよ」

 

 皮肉っぽく笑う“まがいもの”の手を取り立ち上がったヴェルディアナは、上機嫌な様子で微笑みを浮かべる。

 

「いいでしょう。このカルアナの娘たるヴェルディアナ・カルアナが、紳士のなんたるかを教えて上げる。何処に出しても恥ずかしくない紳士に仕立ててあげるの」

 

「いや、別に紳士になりたいわけじゃ……」

 

 ぼそっと呟くも得意げに胸を張るヴェルディアナの耳には届いていない。今のヴェルディアナの脳内を占めるのは遺跡までの道筋と、如何にして“まがいもの”を立派な紳士に仕立てるかの二つだけだ。

 

「ほら、まずは紳士の心構えからレクチャーしてあげるの」

 

「……あぁ、分かったよ。分かったから、ちゃんと足元を見て歩いてくれ」

 

 やれやれと肩を竦めながらも“まがいもの”は拒絶することなく受け入れた。それで少しでもヴェルディアナの気が紛れるのならば、紳士講座の一つや二つ受けるのもやぶさかではなかった。

 

 肩を並べて川岸を往く“まがいもの”とヴェルディアナ。元貴族の少女が紳士のなんたるかを教授し、“まがいもの”の少年が紳士の在り方を学ぶ。

 

 過去も未来も、柵も横に置いて。今この一時だけは何処にでもいる少年と少女のように、“まがいもの”とヴェルディアナは穏やかなやり取りを交わすのだった。

 

 

 ▼

 

 

 MAR附属の医療施設、その待合室にて古城は己が罪を告白した。

 

 三年前から“暁古城”を騙り周囲を騙し続けていたこと。己の正体が第四真祖の“血の記憶”に呑まれて消えた暁古城に成り代わった“まがいもの”であること。包み隠すことなく告白した。

 

 衝撃の事実を明かされた面々の反応は、しかし“まがいもの”が予想したものとは違った。騙されていたことへの憤りなどはなく、気遣うようなあるいはやや困惑したような様子である。

 

「先輩が“まがいもの”、ですか……」

 

 咀嚼するように呟いた雪菜は、ややあってから得心がいったように頷く。その表情に暁古城を騙られていたことに対する憤りの類は見受けられない。紗矢華と浅葱も同様だ。

 

「怒らないのか? 俺は今までみんなを騙していたんだぞ?」

 

「怒るも何も」

 

「むしろ納得したわよ」

 

 怒ることも気味悪がることもなく、むしろ納得したとばかりの紗矢華と浅葱。予想とは違う反応に古城は困惑を隠せない。

 

「中身が同年代じゃなくて年上なら、普段の大人びた言動もまあ納得よね。文字通り中身が大人なんだから」

 

「気味が悪いとか思わないのか?」

 

「別に? むしろ吸血鬼で中身と見た目が一致してる方が珍しいことでしょ。見た目子供で云百歳の吸血鬼や長命種だって珍しくないんだし」

 

 常識でしょとばかりに浅葱は言ってのけた。

 

「それは……そうかも、しれないけど……」

 

 この世界において容姿と年齢が一致しないこと自体はさして珍しいことではない。分かりやすい例で言えばヴァトラーも、外見こそ年若い青年であるが、積み重ねた時間は百や二百では済まない。そんなヴァトラーですら吸血鬼としては若い方なのだ。

 

 思い慕う相手の中身がちょっと大人だったくらいでショックを受けるような価値観を雪菜たちは持っていなかった。というより、古城の価値観とこの世界の価値観がズレていたというのが正しいだろう。

 

 予想が外れた古城は何とも言えない表情で沈黙する。願わくば不実な行いに対して憤り、雪菜たちを遠ざけることができたのならばと考えていた。そうなれば、迷うことなく目指す目的のために突き進むことができたからだ。

 

 そんな古城の内心を見透かしたかのように雪菜が決然と言い放つ。

 

「先輩が“まがいもの”であったとしても、わたしたちにとっては今この場にいるあなたこそが“ほんもの”なんです。隠し事の一つや二つ程度で見限ると思ったら大間違いですよ」

 

 雪菜の言葉に同意するように紗矢華と浅葱も力強く頷いた。

 

 雪菜たちの意思が揺らぐことはない。そもそもが目の前の少年が自らを偽っていたとして、雪菜たちと出会った時には既に中身は“まがいもの”であったのだ。途中から成り代わったならまだしも、雪菜たちには騙されたという実感すらほぼない。

 

 故に古城の所業に罪を問うのならば、それは元の暁古城をよく知る者たちだろう。

 

「先輩が罪の意識を抱いているのは、ご家族や凪沙ちゃん、優麻さんに対してですね?」

 

 雪菜の的確な指摘に古城は苦々しげな表情で首肯した。

 

 本来の暁古城の家族、取り分け兄妹として三年近く共に暮らしてきた凪沙。彼女に抱く罪悪感や後ろめたさは筆舌に尽くし難い。

 

「三年間、“暁古城”として振る舞ってきた。騙し続けてきたんだ。凪沙ちゃんは俺が“まがいもの”だってとっくの昔に気付いていたみたいだけどな……」

 

「凪沙ちゃんって、そういう大切なことは見落とさないところあるもんね」

 

 この場において古城の次に凪沙との付き合いが長い浅葱は納得の表情だ。

 

「凪沙ちゃんは全て気付いていた上で、知っていた上で俺の嘘に付き合ってくれていた。優しい子だよ。本当は誰よりも辛いはずなのに、俺みたいな“まがいもの”を気遣ってくれるんだから」

 

 だが、嘘と偽りで辛うじて保たれていた関係性に亀裂が生じた。もはや今まで通りとはいくまい。

 

「俺は凪沙ちゃんの本当の兄妹じゃない。嘘を吐いて騙し続けた俺に、あの子の側にいる資格はない」

 

「そんなこと……」

 

 ない、と雪菜は否定の言葉を続けようとして飲み込む。弱々しく項垂れる今の古城に、安易な言葉は届かないし響かないと察したからだ。

 

 代わりに雪菜は実の姉のように慕う紗矢華へと目を向ける。こと兄妹姉妹という話ならば彼女以上の適役もいないだろう。

 

 雪菜の視線に任せろとばかりに頷き、紗矢華は項垂れる古城の前に立った。

 

「私は雪菜のお姉ちゃんよ」

 

「煌坂……?」

 

 唐突な紗矢華の宣言に古城は困惑から顔を上げる。目前には得意げな表情で胸を張る紗矢華がいる。

 

「血の繋がりなんてない、生まれた場所も違う。それでも、私は雪菜のことを本当の妹みたいに大切だと思ってる。誰に何を言われようと、雪菜のお姉ちゃんを譲るつもりはないわ」

 

 微塵の迷いもなく紗矢華は宣する。たとえこの先何が起こったとしても、揺らぐことはない絶対の意思。それこそ雪菜から嫌われでもしない限り、紗矢華は雪菜の姉であり続けるだろう。

 

 力強い意志の光を宿した紗矢華の瞳が古城へと向けられる。

 

「あなたにとって、暁凪沙はなに?」

 

「俺にとって、凪沙ちゃんは……」

 

「罪だとか、資格だとか。そんな言い訳は要らない。あなたは暁凪沙にどうあってほしいの?」

 

「俺は、あの子に……」

 

 紗矢華の言葉に、古城は凪沙と過ごしてきた今日までの日々を回顧する。

 

 “まがいもの”が暁古城に成り代わってから三年。“焔光の宴”の影響で一部の記憶は抜け落ちてしまっているが、本当の兄妹のように暮らしてきた。

 

 偽り、真実に目を瞑りながらも、“まがいもの”と凪沙の間には確かな絆があった。まがいものではない願いがあったのだ。

 

「本当の妹のように思っていた……」

 

 最初は大切な兄である暁古城を奪ってしまった罪悪感、健気な少女に対する同情だった。

 

 しかし暁古城を演じて凪沙と過ごして行くうちに、その優しい心に触れて真に願うようになったのだ。

 

「──あの子に笑顔でいてほしいと、思うようになっていたんだ……!」

 

 騙し続ける罪悪感の下にひた隠していた凪沙への想いを古城は吐き出すように明かした。

 

 一度吐露してしまえばもはや誤魔化すことはできない。目を背けていた自身の本音を吐き出してしまった古城に、紗矢華は柔らかな微笑みを零す。

 

「だったら、どうするべきかは分かっているんでしょ」

 

「……ちゃんと、向き合うよ。向き合って話して、どうするかを決めないとな」

 

 今までずっと独りよがりで突き進んできた。“暁古城”が護りたかったもの、護るはずだったものを取り零さないように抗い続け、自らを犠牲にしてでも居場所を返すのだと覚悟していた。

 

 だが、他ならない凪沙がそれを望んでいないと知ってしまった以上、もはや己を犠牲にして“暁古城”を取り戻すことはできない。

 

 今まで考えてきた計画や目標が何もかもご破算となったわけだが、不思議と悪い気分ではなかった。むしろ一人で抱え続けてきた秘密を晒し、自己犠牲を前提とする覚悟がなくなったことで幾分か気が楽になったのだ。

 

 故に古城が向き合うべき罪はあと一つ──

 

 問題が一つ解決したことで弛緩しかけた空気がピリッと張り詰める。持ち前の霊視能力で異変を察知した雪菜と紗矢華が表情を強張らせ、その反応から危惧していた展開の訪れを悟った古城は眉根を抑えた。

 

「やっぱり来たか」

 

「来たって何の話?」

 

 霊視の類を持ち合わせない浅葱には状況がさっぱり読めない。それでも、三人の反応から何かしら問題が発生したことは察することができた。

 

 張り詰めた緊張感が漂う中、古城は立ち上がると外へと険しい目を向ける。

 

「招かれざる客人が、第四真祖()に用があるんだよ」

 

 軽い口調で古城が言い放った直後、建物の外で落雷の如き轟音が鳴り響く。

 

 反射的に雪菜と紗矢華は己の得物に手を掛け、浅葱は突然の轟音に身を固くする。

 

 そして古城は、苦々しげな表情を浮かべつつ出迎える覚悟を決めた。

 

 

 ──忘れ去られた過去からの刺客が、“まがいもの”の罪を問いに訪れた。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。