流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~ 作:フレイムナイト
第七十二話 突入! ネビュラ基地
「標高3777メートル、ニホンで最も高い山、フジ山・・・・・・」
「その火口に、ネビュラの本拠地が・・・!」
熱斗、炎山、メイル、デカオ、やいと、銀色、そしてスバルとミソラ・・・。
ネビュラ本拠地へと突入するメンバーが全員、科学省に集合していた。
「みんな、これが最後の戦いだ。 がんばってくれ・・・!」
「我々も全力でサポートする!」
光博士、名人が熱斗達に声援を送る。 二人は科学省に残り、熱斗達をナビゲートするのだ。
「大丈夫! 絶対に勝ってくるぜ!」
「・・・必ずネビュラを倒して来ます!」
「この世界をネビュラの思い通りにはさせません!」
「オレ達に任せて置いて下さい!」
「ぜーったい負けないわよ!!」
「・・・必ず、彩斗を連れ戻します!」
「そして、ボク達の未来のためにも・・・!」
「精一杯、戦います!!」
熱斗、炎山、メイル、デカオ、やいと、銀色、そしてスバルとミソラが自分達の覚悟を伝えるかのように意気込む。
『ところでよ、フジ山なんかにどうやって行くんだ?』
「まさか全員で山登りするなんて言うんじゃあ・・・!?」
ウォーロックとデカオの素朴な疑問を呟く。
「そんな訳無いだろう。 そろそろ来る頃だ」
『炎山様、ヘリが到着しました』
ブルースが言い終わると、空からパラパラと音が聞こえてきた。
その場にいた全員が上を向くと、普通よりも一回り大きいヘリコプターが科学省上空に向かって飛行してきた。
「すっげー!」
「凄いでしょ! うちの自家用ヘリコプターなのよ!」
やいとが胸を張ってみんなに自慢する。
ヘリコプターは科学省上空に着くと、熱斗達の上の空中待機し、縄梯子を降ろしてきた。
「熱斗、これはDr.リーガルが寄越して来た挑戦状だ。 十中八九、罠があるに違いない」
「分かってるよ、パパ。 でも、オレは逃げも隠れもしない。 ロックマンを、彩斗兄さんを取り戻すためならどこにだって行ってやるさ!!!」
「熱斗・・・」
「熱斗君・・・」
「その時はボク達も一緒に行くよ! 熱斗君!!」
PETに戻ったスバルが熱斗に話しかける。
「スバル・・・もちろんだぜ!!」
「行くぞ熱斗!!」
「がんばろうね!!」
「グズグズしてると置いてくぞ!!」
「ネビュラめ、覚悟しなさい!!」
「・・・熱斗君!!」
炎山、メイル、デカオ、やいと、銀色がヘリに乗り込む。
「ああ! 行くぜ、ネビュラ基地!!!」
熱斗が駆け上がるようにヘリの中に乗り込む。
熱斗達を乗せたヘリは、光博士や名人が見届ける中、空へと飛び立った。
熱斗
「よし、待ってろよ! ネビュラ!!」
光博士
「その事なんだが、衛星からネビュラ基地を撮影してみたら、なんか司令室以外建設途中みたいな感じだったんだが・・・(汗)」
全員
「えっ?」