流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~   作:フレイムナイト

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第四話  再び、この時代へ・・・

___科学省襲撃前 二百年後の世界___

 

「ヨイリー博士、それはどうゆうことですか!?」

『クロックマンの暴走は事故じゃないってどうゆ事だよ。 ヨイリーばあさん!!?』

 スバルとウォーロックはヨイリー博士に詰め寄っていた。

スバルとウォーロックはヨイリー博士に呼ばれ、ここ、WAXA研究室に来ていたのだ。

 

「スバルちゃん、ロックちゃん、落ち着いて。 順に話すから」

 ヨイリー博士が二人を落ち着かせる。

 

「今言った通り、クロックマンの暴走はただの事故じゃないの」

『だから一体、どうゆうことだよ?』

  ウォーロックの問いにヨイリーは、淡々とした口調で話し始める。

 

「実はクロックマンの暴走する数日前、誰かがクロックマンのデータをコピーしようとしていたの。 クロックマンは無理矢理データをコピーされたことが原因で暴走していたのね」

「そ、そうだったんだ」

『たくっ、誰だよそんな人騒がせな事してくれたのは!!?』

 

 

 

 

 

「私だよ」

 

「「「・・・!!!」」」

 謎の声が聞こえると同時に、研究室の画面に謎の男が現れた。

 

「誰だ!! お前は!!?」

「私の名は・・・Dr.ガルナ!!!」

「Dr.ガルナ・・・?」

『一体何のようだ!?』

 

 ウォ-ロックの問いにガルナは、

「なに、あいさつがてらの宣戦布告にね」

「なっ・・・」

 

「ああ、その前にヨイリー博士には謝罪しておかなくてわね。 クロックマンのデータをコピーしたのは私だ」

「なんですって!!」

「クロックマンのデータを使って、何をする気だ!!」

 

 

 

 

 

「過去に行くのだ」

 

 

「「「えっ・・・」」」

「過去に行き、我が偉大なる先祖Dr.リーガルと共に世界を手に入れるんだ!!!」

『しょ、正気か? こいつ?』

「信じる信じないも君達の勝手だ。 だが、クロックマンの力で過去に行けたのは実証済みだろ?」

 

「「「・・・!!」」」

 

「私はここに宣言する!! 私はDr.リーガルと共に、この世界をダーク・キングダムへと創りかえるのだ!!! フフフ、ハーーハハハ!!!」

 Dr.ガルナがそう言い終わるのと同時に通信は切れた。

 

「・・・ヨイリー博士。 Dr.リーガルとは?」

「二百年前、ネビュラという組織を結成し、世界を混乱に陥れた人物よ」

「「二百年前!!?」」

 スバルとウォーロックは驚いた。 二百年前の世界といえば、熱斗とロックマンのいる時代だからだ。

 

「まずい!! このままじゃ熱斗君達が危ない!!!」

『ヨイリーのばあさん! オレ達も過去に行こうぜ!!』

「・・・えぇ!!!」

 

 

___次の日___

 

「覚悟はいいわね、ロックマン?」

「はい!!」

 ここはWAXA本部前、今ここには、スバルやウォーロックを始め、ハープ、ミソラ、委員長にゴンタ、キザマロ、ツカサ、そして、ヨイリー博士にクインティアやジャックなど、スバルたちを見送りに来た人々が勢ぞろいだ。

 

 

「スバル君、がんばってね!!」

『ポロロン、ウォーロック、あんま心配かけるような事しないでね』

「スバル君、帰って来なかったら承知しないわよ!!!」

「スバル君、必ず帰ってきてください!!!」

「ウォ~~!! スバル!! 大盛り牛丼作って待ってるからな!!!」

「必ず、帰ってきてね!!!」

「決着つける前にくたばるんじゃねえぞ!!!」

「・・・がんばって!!!」 

 ミソラ、ハープ、委員長、キザマロ、ゴンタ、ツカサ、ジャック、クインティアの順に話す。

 

「うん、まかせて!!!」

『さっさとあのガル何とかいう奴をぶっ飛ばして帰って来てらるぜ!!!』

「あらあら、元気ねぇ~、ロックちゃん。 でもね・・・」

 この後のヨイリー博士の言葉にみんな黙ってしまう。

 

 

 

 

 

「帰ってこれるか分からないわ・・・」

 

「「「「「「「「「「・・・!!!」」」」」」」」」」

 

「前にも話した通り、これは未完成のものなの。 だから、Dr.ガルナを見つけて捕まえない限り・・・」

「ここには帰ってこれないんですね」

 スバルは落ち着いた声で話す。 最初から承知の上だからだ。

 

 

「いってきます!」

 スバルはそういうとワープホールに向けて歩き出した。

 

 

 

 

 

「スバル君!!!」

「は、はい!!!」

 突然の委員長の声に足が止まってしまった。 そしてみんなの方を向く。

 

 

「私、スバル君を信じるから!!!」

『ポロロン、ウォーロックが負けるなんてあまり信じられないしね』

「帰ってこなかったタダじゃ置かないからね!!!」

「信じてます!!!」

「大盛りじゃなくて、特盛り作って待ってるぜ!!!」

「ボクらはいつの時代でも繋がってるよ!!!」

「・・・お前なら、勝てる!!!」

「絶対にね!!!」

 ミソラ、ハープ、委員長、キザマロ、ゴンタ、ツカサ、ジャック、クインティアの順で、スバルとウォーロックに声援を送る。

 

 

「みんな・・・ありがとう!!!」

 スバルはそういうとワープホールに飛び込んだ。 スバルが入ると、ワープホールは消滅した。

 

 

「がんばって、私達の青き流星・・・」

 ミソラはそういうと、空を見上げた。 まるで、流星に願いを懸けるように・・・


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