流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~   作:フレイムナイト

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第二十二話  少年の願い

今は真夜中、熱斗達は与えられたベットの中でみんな眠っていた。 

 

「ここは・・・?」

 熱斗は気が付くと真っ白な空間に立っていた。

 

「前にもこんな事があったような? あっ、そうだ!」

「熱斗君」

 突然後ろから誰かが話しかけてきた。 熱斗は後ろを向くと目を少し見開いた。

そこには前回熱斗が出会った夢の中の男の子が立っていたのだ。

いや、男の子ではなかった。 服装は同じだが、熱斗ぐらいの年頃の少年だった。

 

「君は・・・?」

 熱斗はおそるおそる少年に聞いてみた。

 

「驚かせてごめんね。 ボクはあの時の、夢の中の男の子なんだ。」

「えええっ!!?」

 熱斗は少年が前に夢の中で出会った幼い男の子だと知り、驚いて声を上げた。

 

「どうゆうことだよ!? なんでいきなりそんなでかくなっちゃてんだよ!!?」

「おちついて、熱斗君」

 少年が熱斗に近づき、優しく声をかける。

熱斗が落ち着くと、少年は一旦間をおいて話した。

 

 

「君がホープ・キーの力を発動させたからなんだ」

「えっ・・・」

 熱斗は少年が言っている意味が分からず、首を傾げる。

 

「クロス・マジシャンの事だよ。 ありがとう、ボクの言った事を覚えていてくれたんだね」

「えっ、うん、うろ覚えだけどさ。 やっぱりあの変身は、ホープ・キーの力なんだな。 だけど、お前は本当に何者なんだ?」

 

「ごめん、まだ全てを話す事は出来ない。 だけど、これだけは言える。 ホープ・キーはある物の封印を解くために必要なプログラムなんだ」

 

「封印を・・・解く?」

 

「ホープ・キーと対になるプログラム、オラシオン・ロック。 その封印を解く為の・・・」

「オラシオン・ロック・・・」

 熱斗は静かにその名を呟いた。

 

 すると突然、空間が歪み始めた。

 

「げっ、また・・・」

 熱斗は周りを見渡しながら言った。

 

「熱斗君!!」

 熱斗が少年のほうを見ると少年の体は前回と同様に薄らいでいっている。

 

「ネビュラは究極の闇を生み出そうとしている! それを消し去るためには、ホープ・キーを手に入れなくてはいけないんだ!!」

 

「えっ、究極の闇ってなんだよ!?」

 熱斗は叫ぶが空間の歪みはどんどん大きくなっていく。

熱斗の意識はどんどん薄らいでいっていた。

 

 

 ガバッ!!!

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 熱斗は布団から跳ね起きた。

 

「・・・・・・夢?」

 熱斗は窓のほうを向いた。窓からは日の出の太陽の光差し込んでいた。

 

「・・・あの男の子は、本当に何者なんだ? それに、オラシオン・ロックって・・・?」

そう言う熱斗に太陽の光はやさしく降り注いでいた。




フレイムナイト
「次回から新章に突入!」

熱斗
「次は一体どんな戦いが起こるんだ!?」

スバル
「まさか・・・彼がこの戦いに参戦するなんて・・・!!」

熱斗
「えっ!? スバル、お前なんか知ってるのか!?」

ウォーロック
『しかも、意外なアイツがメインの話に・・・!?』

熱斗
「うでナビまで!?」

フレイムナイト
「次章、『空の戦いと大地の力』にご期待!!」

熱斗
「なんでオレだけ知らないんだよ~~~!!!」

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