流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~ 作:フレイムナイト
『ミソラちゃん!!?』
「ハーイ!! 私のこと覚えてる? ロールちゃん♪」
ロールの前に現れたのは、以前クロックマン事件のときスバルと共に知り合ったハープ・ノートごと響 ミソラだった。
『どうしてあなたがここに!?』
「説明は後、それよりも・・・」
ミソラはそういうと銀色のほうに向き直った。
「パーツは私達がいただくわ!!」
ミソラは銀色を指差しながら宣言した。
「悪いけど、あなたと戦う理由は、『待って!銀色!!』」
銀色の言葉をオカリナが遮る。 アリエルはハープ・ノートを、いや、ハープ・ノートの持っているギターを睨み付けながら言った。
『ハープ!! まさかこんなところで会うとは思わなかったわ!!!』
『ポロロン、同感ね、アリエル』
ギターになっているハープがオカリナに返事した。
「えっ! ギターがしゃべった!?」
メイルはギターがしゃべったことに驚く。
『ポロロン、そういえばあの時は話したことないから、二人は私のことを知らないのよね』
ハープはそういうと自分のことをメイルとロールに説明した。
『そうなんだ、よろしくねハープ』
ロールはギターに向かってあいさつする。
『ポロロン、コチラこそ』
『コラーー!! こっちを無視するな!!!』
アリエルがハープ・ノート達に向かって叫ぶ。
『ハープ、あなたのことは聞いてるわ!! 私がいないことをいいことに、ウォーロック様といちゃいちゃしていたらしいわね~~』
そういうアリエルからは黒いオーラが噴出されていた。
『ちょっと、誰よそんなこと言ったの!? あんな奴、欲しいなら熨斗つけてくれてやるわよ!!!』
「ハ、ハープ落ち着いて、敵に味方をあげてどうするの!?」
怒りで興奮しているハープをミソラが落ち着かせる。 だがアリエルはハープの言うことも聞かずにどんどん愚痴を言っていく。
『だいたい、あんたみたいな女の魅力を感じられない完全琴ボディがウォーロック様に近づくなんて、片腹痛いわ!!!』
ブチッ!!
ハープの中で何かが切れた。 どうやら、『完全琴ボディ』は禁句だったらしい。
『上ーーーーーーーーー等ーーーーーーーーーーーじゃない!!!
その言葉を口にしたこと後悔させてやるわ!!! ミソラ!! バトルスタンバイ!!!』
切れたハープがミソラに向かって叫ぶ。
「う、うん・・・」
ミソラは恐怖のあまりハープの言うとおりに戦闘態勢をとる。
『銀色、こっちもバトルスタンバイ!!!』
「・・・わかったわ!!!」
銀色も戦闘態勢に入る。
「いくわよ!! アリエル!!!」
『違うわ、今の私達の名は・・・アリエル・ウォーティー!!!』
「「「「ウェーブバトル、ライド・オン!!!」」」」
「「あの、私達は・・・?」」
隅っこで忘れ去られたメイルとロールが呟いた。
次回、ウォーロックを巡る女のバトルが展開され・・・
ハープ
『るかぁ!!!』
ゲハゥ!!!