「あぁ~う!そこはちょっと強めで踏んで?」
「こうですか?」
ボキボキッ
「おぁ!良いねぇ~効くぅ~」
なぜか秘書艦のはずなのに書類を届けに来た雷電ちゃんと一緒に提督のマッサージをすることになった…。
「う!?ちょっと雷ちゃんそれ!痛いって!!」
本を片手に足を揉む雷ちゃん
「ここが痛いってことはそうとう疲れがたまっているってことよ?」
お艦モード全開の雷ちゃん。
「そ、そうなの?」
「無理しちゃダメじゃない!ちゃんと明石さんにマッサージとかメンテナンスとかしてもらってる?やってもらってないでしょ。」
「だって効くけどあの人のやつは痛いんだもん…。それにこのくらいの疲れならこのぐらいのマッサージでなんとかなるよ。」
!
私は気づいてしまった。
ドアの向こう側で隙間から頬を赤く染めながら羨ましそうに覗いている長門(ながもん)に…。
「羨ましいなぁ(ボソッ)」
目が、目があっちゃった!!!
「どうしたのですか?」
「電ちゃん…ロ、ロリコンがいるよ」
「そんなときにはシカトなのです。そもそもそんな事言ったら司令官さんもロリコンな気がするのです。」
言われて見れば…。
「何で!?何で私がそんなに冷たい目で見下されるの!?」
「いやぁ、提督がロリコンっていう説が正しいのか知りたいから青葉さんに聞こうかなと思っただけです。」
「青葉はダメだよ!青葉の情報ダメ 絶対!!
それに私のロリコン疑惑なんて
鎮守府新聞の一面飾っちゃうの確定じゃん!!
っていうか二ヶ月前のやつで実際に飾っちゃったし。
今日の新聞の見出しなんて〝【衝撃】提督、レ級を消し飛ばす〟だったんだからね?」
「「はーい。」」
やっぱりロリコン疑惑は前から出てたんだ…。
「わかればよろしい。」
「結局、どっちだったのですか?」
「あ~も~!!そうだよ私はロリコンだ!ロリコンであって何が悪い!!」
もしかして連合艦隊旗艦になる人は皆ロリコンにはしる傾向にあるのかな…。
だってもう長門さんドアの隙間から首こっちに出してるもん。目、血走ってる上に息荒いし…。
「ぴゃあぁあぁ!?お 化 け なのです…。」
ズデン
い、電ちゃん!?
確かに怖いけど、軽くホラーだけど
あれは一応、第一艦隊旗艦の長門さんだから!!!
「こ、腰がぁあぁ~!!!」
悶絶する提督。気絶する電ちゃん。
提督の私室は修羅場と化した。
「と、とにかく明石さん呼ぶから!!!」
「お願い、雷ちゃん!!」
「あぁここは(バキボキッ)~。」
「明石さん、ギブギブ!!痛いって痛いって!!!」
その後提督の私室にて提督の断末魔が響きわたった。
yesロリータ noタッチ
マナーはしっかり守りましょう。