姉が勇者として転生してきた為、魔王の右腕になって復讐することにした【凍結中】 作:ベクセルmk. 5
5号袋「これからこの小説を読む際の注意を説明するぞ!」
5号袋「まず、1話の後ろに黒い丸がついているが、これは二人の主人公の視点を分ける際に使うぞ!基本的には王国が黒、教国が白だぞ!」
5号袋「基本的にヤンデレフラグ開拓史が展開されるぞ!」
5号袋「」
5号袋「登場する女性キャラはかなりチョロインだから、ラブコメますたーな読者がいたらアドバイスお願いしますだぞ!」
5号袋「以上が大まかな注意事項だぞ!」
1話 ●瘴気の大峡谷
無数の国々が争っては滅ぶ。それを繰り返し、何時しか5つの国しか残らなくなった大陸、シャングリラ。そこでは、古くから2つの国が対立していた。
一つはブルームハート王国。シャングリラの東全域を支配下に置き、首都デファンレを4つの城塞都市が守護しているが、地形そのものは山脈に囲まれてる。
人魔共存主義を掲げており、亜人、魔人が多く暮らしている。
二つ目はミストヴェール教国。ブルームハートとは反対側の西全土を支配下に置いており、首都キシリアを含む都市の全てに守護聖女の名前を使っている。
人間至上主義を掲げており、ブルームハート王国と現在も戦争を続けている。
~~~
ブルームハート王国西の城塞都市ラニゼウム。そこからさらに東へ進むとオルドー山脈と剣の森に挟まれるように瘴気の大峡谷がある。教国も王国も瘴気の大峡谷が主な戦場でになるが、現在は王国側が劣勢のようだ。
「ラウル将軍、ラウル将軍!」
ひとりの女性が王国軍指揮所を走っていた。彼女は最近将軍の指揮する舞台の伝令兵に抜擢された貴族の娘だ。
「うるさいなあ。聞こえてるよ」
天幕の中から164cm程の少年が現れる。目つきは悪く、蛇のような目を細めて伝令兵を睨んだ。
「で?教国側に何かあったのか?」
「はっ!現在、敵兵は瘴気の大峡谷の3分の2まで進出中。敵部隊先頭は聖血騎士団です」
聖血騎士団。異世界から呼び寄せた7人の勇者の一人が指揮する騎士団の1つだ。
(同じ転生者として、なるべく接触はしたくないけどな)
「・・・・・・カサンドラとメルティは鬼人戦闘隊1000人の援護へ回れ。第三ラインを死守しろ。クロムウェル、カノンは竜人強襲隊500人と共に第二ラインを奪還しろ」
いつの間にかラウルの背後にいた10人の男女に命令する。
ラウル・デス・ムーン将軍私兵隊『十本指』。男女比4:6の特別戦闘部隊である。
「さて、状況に変化がありしだい報告しろ」
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報告が終わり次第、人気のないところまで走った。
・・・誰かが見ている。
・・・誰かに見られている。
・・・後をつけられている。
・・・一体いつ自分は失敗した。
本陣の倉庫に使われている場所まで逃げたところで、何かを被せられた。
急に真っ暗になり何が何だかわからなくなる。必死に体を動かしていると、手になにか硬いものがぶつかって、閉じる音が聞こえた。
「だ、だれなんですか!こんなこと私にして・・・」
返事はない。代わりにつま先が鼻に突き刺さった。鼻血を出しながらのたうち回る。
そのまま脇腹、背中、腰を蹴られ続ける。
「こ、こんなことして、ただで済む・・・と!」
いくら聞き返しても、抵抗しても、帰ってくるのはつま先だけ。
「ゆ、許して!お願いだから!」
沈黙で、応じたのはやはり爪先だった。そのまま、サンドバックよろしく嬲られ続けた。
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「ちっ、気絶しましたか。メル、消音結界は?」
メルと呼ばれた魔女帽を被った神官服の少女、メルティが答える。
「問題ないわ。それよりもクロム、こいつ生きてるの?」
クロムと呼ばれた蒼い鎧の少女、クロムウェルに疑問を投げかける。クロムウェルの足元には先ほどラウルに報告をした伝令兵がいた。
「まあまま、死んでてもいいじゃないですか。我が君の役に立てないんですから」
肩と胸を露出させた巫女服を着た天使の微笑を貼り付けた女性、カサンドラが言う。
「カサンは黙ってください。閣下はこんな・・・自分の無能を棚に上げて上司の陰口を言う能なしでも部下として大切にしています。いなくなっては困るのです」
「だからこそ、あたしたち『十本指』が主の障害をどうにかしてあげなくてはいけないんでしょう」
「あ、カノン来てたんだ」
「殺しますよ、クソ魔女」
男性用の黒スーツを着た銀髪の女性、カノンがメルティを睨む。
彼女たちは何かしら理由があり、ラウルの部下となった少女たちだ。
「あ~やだやだ。これだから元文官は」
「黙れよ、異端の聖女が」
今にも殺し合いが起こりそうな空気にひとりの男が仲裁した。
「何をしている、お前たち。将軍が探していたぞ」
とだけ言って巨漢の男、エドガーは去っていく。
「「「「(ラウル様の)(閣下の)(我が君の)(主の)役に立てなかったら殺すから」」」」
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スグにわかる暗号である必要はない。
(!芸がないのはわかっている。でも、思いついたのはこれだけなんだ)
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