真実とは神罰、毒の味がする   作:八堀 ユキ

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本日は2回投稿。
こちらは午後の分となります。


暗転(2)

――まだだ

 

 操縦席から、小さな悪鬼の呪いの言葉がもれてくる。

 

――まだ終わってない!!

 

 自らの体の中に、異物と感じながらもそこにいるのを許した赤い髪の少年の意識に、イメージの中のイーライはいきなり飛びついた。

 相手に抵抗は見られないが、それでも離さぬと力強く引き寄せ。それでも足りぬとばかりに、相手の目の奥を覗き込もうとする。

 イーライのおぞましい鬼が触媒となり、目を覗かれた少年の赤い髪を正しく炎にして燃え上がらせた――。

 

 

 サヘラントロプスは急に状態を活発に、それも滅茶苦茶に揺さぶり、暴れ始める。

 それまでの生物的な気持ち悪さはそこにはなく、機械がおかしな命令を受けての錯乱した行動にしかみえない。

 だが、それが巨体であるがゆえにスクワッドは接近できない。

 

 数秒でギシギシと、十数秒でガリガリと、数十秒たつころにはあの咆哮が不協和音で体のあちこちから響き出る。

 これまでと違い、その声はサヘラントロプスにとりついた亡者たちがいっせいに声を張り上げたようにも見え。どれほどの過酷な戦場でも、自分を失わなかった兵士達でも呆然とさせる光景だった。

 

 そして奇跡が起こる。

 幼い子供がするように、サヘラントロプスは膝で真上にジャンプしようとしている。

 大地に砲弾が炸裂したかのような衝撃が3度、そこでついに高さを得ると。無理やりにして巨人は2速歩行で直立するまでに戻る。

 だがそれでもやめない。

 膝から下がいまだに無反応で、すぐにもまた大地に崩れる後思いきや。強引にその作業を続けようとする。

 

 かつてMSFの時代。

 これら巨大兵器に乗せる脳の仕組みについてスネークは質問したことがあった。

 「なぜこいつに複数の脳(AI)が必要なのか」と。

 答えは簡単に返ってきた。脳とは、ひとつのパーツがひとつのなにかを全て管理するものではないのだ。

 それぞれが複数の装置で管理を行い、それによって最大の力を引き出しいくのである、と。

 

 サヘラントロプスも、当時のメタルギア開発者であるヒューイのものである以上。この法則は有効であった。

 脚部への大きなダメージで多くの機能は死滅しても、完全な沈黙にはまだ足りない。

 以前ほどの力はなくとも、まだ正常に機能している部分が足りない部分を判別し、補完作業を行って再び大地に立ち上がってみせた。

 

 そしてイーライには自らを焼き尽くしてもまだ足りない憎悪と、それを力に現実を歪めることのできる第3の少年がいる。小さな鬼が、暴力に飢えて牙をむく。

 

 

 最初に狙われたのがウォンバットであった。

 彼女は別におかしなことをしたわけではない。断末魔のように暴れだしたサヘラントロプスを、霧の中にある村の建物の影で。仲間にも聞こえない声で少しだけ罵った、それだけだった。

 

 だが、今のイーライにはたったそれだけでも十分に致命的な行動であったのだ。

 

『そこか!?』

 

 ウォンバットは「えっ」と声を漏らす、小声だった。村の中では村人の苦しむ声が死者のように溢れ、子供の見当違いの方向へ撃ちまくっている銃声が今も響いている。

 その中でまさか、サヘラントロプスが自分の小さな声を聞きわけたとは思っていなかったのだ。土壁が轟音とともに突き破られ、伸びてきた腕がウォンバットの体を掴んで引きずりだす。

 

(殺されるっ!?)

『お前の仲間達に見てもらえ、お前が死ぬところをなぁ!』

 

 そのまま巨人の手で握りつぶされると思ったが、イーライはそうはしなかった。

 掌を空中に振り上げてから地面に振り下ろす。土くれの中で1人、ウォンバットは半ば埋まった体を必死に動かそうと悶えるが。イーライは逃がすつもりは当然なかった。

 

『潰れて死ねっ』

 

 巨人の”足を奪おう”とした怒りにまかせ。

 持ち上げた左足をウォンバットの上にもっていく。足が下ろされれば、スカルスーツを身に着けていたとしても助かる可能性などゼロである。

 

 だがこの時、彼女に向かって走りこんでいく人の姿があった。

 無常にも足は振り下ろされたが、踵は地面にふれることはなかった。

 

『アダマ!?』

『速く逃げろ、ウォンバット。長くは持たないぞ……』

 

 スカルスーツの硬化作用を限界にまで高めたアダマが。自分の体をつっかえ棒にして立っていた。

 仁王立ちのその姿は、限界の力を振り絞ってるのが折れんばかりに曲げられた彼の首の角度からみても明らかだ。

 

『誰でもいい、コイツを。連れて行け!』

『アダマ!なんでっ』

 

 そう言っている間に、腹立たしいことに苦境に立たされている自分達の姿を確認した少年兵が気がつくと集まってきて、潰されまいと踏ん張っているアダマ目がけて撃ち始めた。

 ウォンバットは必死に埋まった自分の体を地上へと這いださせようとするが、なかなかそれがうまくいかない。でも新しくもう一人の骸骨が助けに来た。

 

 骸骨はアダマを撃っている少年兵達を背後から襲って殴り倒すと、その武器を奪って反対側の数人を撃ちながらウォンバットの元へと飛び込んできた。

 

『フラミンゴ!?アダマがっ、このままでは』

『立って、逃げるの!』

 

 彼の犠牲を無駄にするな、言外にそれを隠して伝える。

 

『逃がさん!』

『もうやめてっ!』

 

 アダマを諦めきれないウォンバットだったが。フラミンゴの助けを借り、手を引かれてここに残る男に背中を向けると一目散に近隣の住宅の中へと飛び込んでいく。

 

 

――俺は限界だ。

 

 アダマは自然と、何の感情もなくそう考えていた。

 戦場で倒れることに不満はない。この戦場だからとか、相手がどうとかも思わない。

 考えてみると自分もまた、あの日。スカルフェイスの髑髏部隊との戦いで何かを失ってマザーベースへと戻っていった1人だった。自分にはカズヒラ副司令のいうような”幻肢痛”はない、あの時はそう思っていた。

 

 だが本当は思いたくなかっただけなのだと今ならわかった。

 

 失ったものを取り戻したくて。再びボスの部隊に戻ろうとしたが、再びリーダーを引き受けることはできなかった。

 前任者と違う、自分のあまりにも拙い指揮のせいでボスは部隊を壊滅させかけた。自分はあまりにも無能な上官ではなかったのか。敗北感が、プライドの根元にへばりつき囁き続けていたのだ。。

 そしてこうして死を前に、かつての彼の部下達が亡霊となって迎えに来たのがわかる。

 

 オクトパス、シーパー、ランス、ボア、そしてワスプ。彼等を忘れたことはない。

 彼らはあのときの自分の部下であり、戦友達だった。

 

「リーダー、あんたの席を用意して待ってました。俺達をまた率いてくれるんですよね」

 

 いいさ、それでもいい。

 ビッグボスと戦場に立てないのはつらいが、彼とて不死身ではないのだ。その時、再開は約束されている。

 だが、一つだけ言わないと駄目だろう。

 

『シーパー、お前がなんでいるんだよ。引退したんじゃなかったか』

 

 お調子者だった部下は、自分の千切れた足を抱えて「あれ、そうでしたっけ」と首をかしげている。まったく、死神も最後にしてはひどいオチを用意してくれたものだ……。

 

 

 

 スカルスーツは岩の塊のように膨れ上がって、それでなんとか巨人の重量にこらえていたが。その表面にヒビが大きく走ると、アダマと呼ばれた人間はそのままサヘラントロプスによって踏みつぶされる。

 人を虫のように踏み潰しても、イーライの火のついた激情は満足することはなかった。

 

『逃がさないと、言ったぁ』

 

 サヘラントロプスはそう言うと村の住宅を平然と潰しだし、逃げる2人の後を追う。

 ウォンバットは恐怖の中、地獄をフラミンゴに連れられて走り抜けていた。飛び込んだ窓の向こうには、苦悶の表情を浮かべ意識を失っている大人達が横になっている。その横を走り抜けると同時に、その家は巨人に踏みつぶされる。

 死と狂気、その2つしかここにはない。

 

 唐突に、クワイエットとハリアーから通信が入る。

 あの歌声、そして『そのままで』という声に元気づけられる。

 イーライは霧の中、大口径のライフルによる攻撃をサヘラントロプスの表面に皮膚を傷つけられたかのように感じることができた。

 

(俺が追うのをやめさせたい?ならば――)

 

 新たに噛み切ったイーライの口の中からブッと血を噴出し、防疫スーツの内側を汚した。

 

『もういい!ただ、死ねェ!』

 

 ここでイーライは役に立たない部下の少年兵達と、自分の邪魔をする大人達のいる村、そしてダイアモンド・ドッグズの”父親の部隊”への怒りでついに平常心を失う。

 巨人の中から、これまで戦場では感じたことのない凄まじい殺意が周囲一帯を照射する。

 

『リーダー、皆、ご免。無理』

『フラミンゴ!?』

 

 サヘラントロプスの足元。前と後ろにつけられている火炎噴射装置から、これまで見たこともないような炎の激流があふりだす。

 それは道路を焼き、家を焼き、ついに霧の外の森にまで到達した。

 だから道路を彷徨う少年兵は焼かれ、家の中で声帯虫に苦しむ大人達は焼かれ、スクワッドやクワイエットが座る狙撃ポイントの足元まで、それらあふれ出し覆い尽くした。

 

 敵を焼きつくそうとして、ついにイーライは1人になることを選んだのだ。

 

 ハリアーはスコープをのぞいて見たその瞬間で我を忘れていた。

 フラミンゴが最後の言葉を残し、無線の向こうではウォンバットが小娘のように泣き叫んでいるのが聞こえる。フラミンゴ、あのミーハー女は死んだ!?

 

『ハリアー、なにをしている!?狙われているぞっ』

 

 ゴートの声に自分が一瞬、思考が停止していたことに気がつく。

 サヘラントロプスは、炎を吐きだす直前に自分に狙撃を仕掛けたクワイエットとハリアーにすでに狙いをうつしていたのだ。

 

 上空に発射された数発の有線ミサイルは、両者に向かいながらも軌道を少しずつ変更していた。

 チッ、と舌打ちをし、ハリアーはライフルを放り出すと崖下に向かって体を放り出す。着地の衝撃がスーツによって分散され、怪我ひとつなく立ち上がると力強く走り出した。

 

『ハリアー、そっちは駄目だ!』

 

 今度はワームからの警告に「なんのことだ?」と返そうとして、彼女はサヘラントロプスを見た。

 自分が間違っていたことを知った。敵は、すっかり使い物にならなくなったと思われた背中のレールガンをこちらに向けて構えていたのだ。

 

 クワイエットと違い、距離を離すのを嫌がって森の中へ逃げ込まなかったことが彼女の命取りになった。

 土壁沿いに走っていたハリアーが岩場に駆けこむ前に、唸るレールガンが火を吹く。その砲塔はエネルギーを放出しつくす前にひしゃげはじめると、火花を散らし。どこか中途半端に攻撃は終わった。

 

 だが、ハリアーが――彼女がいた場所は最後の一発に地面がえぐられてなにも残されてはいなかった。

 

『最後の一発。文句はないだろう』

 

 残酷にその死を、イーライは笑う。

 ゴートは次々と倒れていく仲間の死を敗北感の中に初めて突き落とされながら味わいつつ、判断を下す瞬間が来たことを悟った。

 

 わずか一瞬、いや数瞬の出来事だった。

 それで全てがひっくり返されてしまった。

 イーライ、まさしく恐るべき子供。ビッグボスの息子ではないというが、それにふさわしい”なにか”を持っている天性の兵士。

 スクワッドは。スカルスーツの自分達は、ビッグボスに勝利をもたらすことはできなかったのだ。

 

 

『ワーム、聞こえるな?』

『り、リーダー。皆が――』

『わかってる。撤退だ』

『……え』

『お前がウォンバットと、生きていればフラミンゴを連れてマザーベースへ帰還しろ』

『それは――』

『決着をつける時だ。あの小僧には”ビッグボスの部隊”にふさわしいプレゼントを用意しないとな』

『ゴート!?』

『奴は俺にまかせろ。お前達は生きろ!』 

 

 あの瞬間にアダマが真っ先に自分を捨てて仲間を助けようと動いたのは、きっとこんな思いを彼も以前に抱いたことがあるから。そんな気もする。ならば、彼の上官となった自分は彼に後れをとるわけにはいかない。

 短い間であったが、互いに尊敬し合っていられた仲間だった。

 あっちで再会しても、きっと再び善き友人に。戦友になれる事だろう。

 

 

 ゴートは少年達が乗っていた車の荷台に積まれた重機関銃の元に走ると。そこに縋りつくように黒焦げになった少年兵の残骸を蹴飛ばして荷台から引きちぎるように火器を取り出した。

 

『どうしたっ、これが親父の、”ビッグボスの部隊”の実力かっ!?』

『イーライ!お前はビッグボスに絶対に勝つことはできない!!』

 

 走りながら撃ち、撃ちながら飛び。昇っては降り、もはやそこは村と呼ぶものは残されていない。

 霧が満ち、廃墟となってなおも焼き尽くされた、まだ生生しくほのかに煙を上げている恐ろしいことが起こった場所になり果てていた。そんな開けた場所で、いくらゴートが動き続けたとしてもサヘラントロプスを相手には長くは持たせることはできなかった。

 

 わずかに数分、それが限界だった。

 

 ゴートに向けられたサヘラントロプスのパイルバンカーが、作動する。

 打ち込まれ、再び戻るはずの機構がそのときはなぜか杭をそのまま射出した。それが地面に突き立った時、ゴートの体も一緒に貫かれていた。

 

『ダイアモンドに着飾っても所詮、犬はオオカミにはなれない。親父の犬共、仲良くここで俺の部下達と終わるといい』

 

 頭部のバルカンが動けないゴートの右腕を体から吹き飛ばす。

 サヘラントロプスはついに獲物を引き裂くが、それなりに楽しませてもらうつもりなのだ。

 そしてワームは味方がそんな扱いを目の前でされることを見て見ぬ不利ができる自分を許せる若者ではなかった。

 

『止めろォーー!!』

 

 いつもは冷静で理知的なはずの彼が、我を忘れたのかよりにもよってサヘラントロプスにむかって殴りかかる。

 イーライにしてみれば、願ったりかなったりだ。「ハッ」と鼻で笑うと、右腕だけで処理しよう腕を伸ばす。

 振り払いざま、空中のワームをつかもうとしたサヘラントロプスの手は空を切り。その太い腕の一振りと接触してしまったワームは霧の向こうに、村の外側に消えていく。

 

 そして貫かれていたゴートの左腕には空になったサブマシンガンが握られていた。

 

 我を忘れた若い部下が、自分の命を投げ出そうとした時。

 隊長としてすべきことができるよう、ゴートは新しいカードを隠していたのだ。

 

 手から銃が滑り落ちる、もうこれは使えない。

 だが、ゴートの最後の札(ジョーカー)はまだ残っている。これを使わなければ、意味がない。

 

『俺の勝ちだ、イーライ』

『強がりか?みっともないぞ、大人が』

『俺の部隊は撤退に成功した。俺は任務を果たした』

『だが俺に負けた。あの夜とは違う結末になった』

 

 嘲笑の声をゴートに浴びせる。

 逆に、ゴートはイーライに大人な笑みを返す。

 

『目の前の勝利がそんなに嬉しいか?子供だな』

『なにっ!?』

『お前は人質になる村を失い、サヘラントロプスは武器を失い、そして仲間を、少年兵を失った。

 たった一人になったお前……グオッ』

 

 いきなり頭部のバルカンが火を噴き、ゴートの下腹と左足に穴を開ける。激痛とともに、衝撃に体を波打たせ、マスクに気管を逆流してきた血があふれ出る。

 

『聞こえないぞ、親父の犬』

『……耳を塞ぐなよ、坊主。お前も、すぐに大人になる。そうすればわかるさ、ビッグボスが、どれほど偉大か』

『流石は”ビッグボスの部隊”だ。スピーチが上手い、だがそれだけだ』

『いや、それ以上だ。クソガキ』

 

 震える左腕に意識を集中させる。

 これは彼だけが考えいていた『自分達がサヘラントロプスに敗れても、ダイアモンド・ドッグズが勝利』するための自分だけの任務。

 相手にわかるように信号弾を取り出し、震える手で相手を狙っているようにみせかける。

 

『なんだ?断末魔の悲鳴、そのかわりか?いいぞ、よく狙えよ』

 

 そうだ。この少年ならきっとそう答えるだろうと、ゴートも”それは予想していた”。

 もう演技は十分だった。引き金を引く、わざとらしくさらに近づけていたサヘラントロプスの巨大な顔面の横を赤い光弾が抜けて飛び去っていく。

 

『外れたな。こんなものか、下っ端は』

『お前、じゃない。お前が敗北、する合図だ。今のはな……』

『なに?何を言っている?』

 

 自分に向けて撃ったわけではないというゴートに問いかけるが、彼はもう返事をしなかった。

 強がりの捨て台詞か、とも思ったが。イーライの勘が、この男はそういうことはしないのではないかと囁くので、やはり気になってくる。

 髑髏兵士は貫かれたまま、体の力が抜け沈黙を守っていた。生きているのか、もう死んでいるのか。その姿からではどうにもわからない。

 

 髑髏の残した小さな謎かけに囚われたままの無防備なサヘラントロプスの背後に、複数の砲弾が叩き込まれた。

 慌てて振りかえると、イーライはそれで死んだ髑髏スーツの男の言葉の意味を知った。

 

 あれは味方への合図ではなかった。

 戦力を集中させ、こちらの様子を窺っていたサイファーへの合図だった。

 戦闘は終わった、今ならサヘラントロプスそれだけがここにいる。この男はそれを”あえて”敵であるサイファーに知らせたのだ。

 

『やるじゃないか、ダイアモンド・ドッグズ』

 

 敵への称賛は、それを凌駕して打ち倒した自分への称賛でもある。

 ここは戦場、あれは次の敵だ。最初から何も変わりはしない。そうだ、まだまだ自分は戦える。

 

 そう思うと、イーライは1人。

 薄れていく霧の戦場で……サヘラントロプスは仁王立ちとなる。




続きは明日。

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