Fate/Problem Children   作:エステバリス

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北米版ジャックが着込んでるのにヤーパンバージョンよりえっちだと思ってしまったのは作者だけじゃないはず。

どっちのジャックも愛せるので是非北米版ジャックを日本にも……!(無茶ぶり)




第四運命劇幕 巨龍撃退戦線”アンダーウッド”
くえすちょんわん 突風巻いて、浮き上がれ


 

 

天に座すは星の龍。

 

地に蔓延るは人の亜種。

 

混乱の限りを尽くす”アンダーウッド”の中、サラのセイバーは大空の龍を睨む。

 

「……巨龍。それも、”(ノワール)”の龍か。さて、龍の子であるサラにと契約した時も何か運命めいたものを感じていたが……もしやすると俺はこの時のために召喚されたのやもしれんな」

 

背に負った大剣を見る。疼いているのが解る。それは果たして剣が持つ記憶か、それとも、龍を斬った己の魂か。

 

「落ち着け。ヤツを重ねるのは解るが鎮まれ。あの龍は危険だ……」

 

「……セイバー、いいか」

 

そうしていると後ろからサラが現れる。彼女はこの場を仕切る者として落ち着いた様子を見せているが、切羽詰まった時特有の口頭で現状の深刻さが感じ取られた。

 

サラが”サラマンドラ”を去った際からの三年来の付き合いであるセイバーだからこそ理解できるのだ。

 

「状況は深刻だ。北側、東側が示し合わせたように魔王による同時襲撃を受けて”階層支配者”の”鬼姫”連盟、”サラマンドラ”、”サウザンドアイズ”のどれにも救援を期待できない」

 

「……そうか。俺はどうすればいい?」

 

その言葉を待っていた、という風にサラは頷く。

 

「お前にも出撃してもらいたい」

  

「構わない。宝具の開帳は?」

 

「魔剣を解放しても構わない。……今は聖杯戦争の為に出し惜しむよりも南の平穏の為全力を出して欲しい」

 

コクリ、と頷く。

 

セイバーは大樹の柵に足を掛けてサラに振り向く。

 

「サラ……俺は俺の信ずる正義を貫こう。それが最初にキミと交わした契約だからな」

 

「ああ、頼む。お前の信じる正義で、この”アンダーウッド”を救ってくれ」

 

「……ああ」

 

そう言うとセイバーは大樹から飛び降りる。

 

さて、ここからが第二幕だ。

 

◆◇◆

 

巨人族、というのは人の亜種族だ。確かに北欧神話といった一部神話群では”ティターン神群”のような神群がいるが、この巨人族はそれとは違いコルキスの魔女メディアをはじめとした魔法使い、オルフェウスのような詩人と同じく人を源流とする者達。

 

それに関しては十六夜も承知していたが、改めて実物を見てみると驚く程に拍子抜けだった。

 

「ったく……こんな体たらくじゃご先祖様が泣くな」

 

退屈すぎて溜め息が出る。自分が手加減に手加減を尽くしても簡単に斃れ伏す。

 

そんな注目度の高い十六夜に暗殺能力の高いジャック、そしてクラーケンを相手に一方な一方的立ち回りをした琥珀(であるはずの誰か)が加われば、もうその辺りは死屍累々だ。

 

その光景には味方も、十六夜の顔を知るグリーでさえ恐れ慄く程であった。

 

『……こんなデタラメな者達が”名無し(ノーネーム)”だと……? ありえん。どういう冗談だ……』

 

グリーは敢えて侮蔑の意を持つ”名無し”でその名を呼んだ。

 

このような力を持つ者達が蔑まれるような立場に身を置いているという現状に嘆き、その理不尽を糾弾するように。

 

巨人族を、魔獣を、”龍角を持つ鷲獅子(ドラコ・グライフ)”連盟を襲うその恐怖を彼らはそれがどうした、と言わんばかりに踏み砕いていくのである。

 

─────逆廻 十六夜は不遜な目つきで巨人達に吐き捨てる。

 

「一度だけ言う。さっさと失せろ木偶共。こちとら本気でこの収穫祭を楽しみに来たんだ。ただでさえ空のトカゲを墜とさなきゃならねえんだ。テメエら如きが退屈な横槍を入れるなよ」

 

侮蔑、眼中にすら無い。彼ははっきりとそういう感情を乗せて言った。

 

それを聞いた巨人達は吼える。鬨の声を挙げる。

 

何も持たぬ徒手で十六夜の五体を抑えつけんと迫る。

 

十六夜はそれすらもかいくぐり、巨人の頭部を踏み台にして跳躍する。

 

─────だが、それは失策だった。

 

彼がどれだけ強靭な肉体を持っていようが逆廻 十六夜という生物がただのヒトであるという事実は覆らないのだ。有体に言ってしまえば、飛べない。空中での身体の制御が出来ないのだ。

 

巨人はそれを好機と見て四方八方から鎖を投げつけ、十六夜を縛り付ける。

 

耳をつんざくような咆哮を再び挙げる。そして巻き付いた鎖を更にまた別の鎖、あるいは同じ鎖で二重、三重、四重、五重と巻き、巻きつけられた十六夜を絞殺せんと力を籠める。

 

そしてトドメ、と言わんばかりに一際大きな咆哮をあげる巨人。杖を天空に向けて掲げると、そこから雷が集約される。

 

巨龍の放つ天雷程のものではないにせよ、鋼だろうと容易く溶かすであろう熱量を帯びる雷電。これを浴びれば十六夜はおろか、彼を拘束している巨人達ですらその命はないと簡単に理解が及ぶ。

 

だが、誰も力を緩めない。放つ側も一切の手加減をしない。彼らは己を捨て石に活路を拓く魂胆なのだ。

 

『い、いかん!』

 

グリーはハッと我に返る。十六夜の圧倒的な力に茫然としていて、巨人の決死の形相に現状の危うさに気付くとは皮肉もいいところだろう。

 

グリーが気付いた時にはもう遅かった。稲妻は十六夜を襲い、その肉体は身を焦がす巨人達の執念の権化に焼き尽くされんとする。

 

「─────ハ、誇りの方は腐ってなかったか木偶共が!!」

 

しかしその稲妻はその熱量すらも軽く凌駕する一撃によって十六夜を縛る鎖ごと引き千切る。

 

自然が生み出す力を行使した巨人の攻撃は、星そのものを揺るがす拳によって簡単に霧散していった。

 

「……いや、木偶は良くねえか。悪い、お前らは誇りと目的の為に殉ずる事の出来る誇りある者達だ。……となると、尚の事何故こんな無法を働くのか疑問が尽きねえが……」

 

今度は怯む事なく吼える。巨人達も同志を犠牲にした攻撃を行った事でデタラメな力を持つ十六夜に恐れる事を止めたのだろう。

 

向かってくるのであれば交戦せねばならない。向かってくる巨人を鎧ごと殴り飛ばす。その僅かな隙を突いてまたも巨人は十六夜に向かうが、そうは問屋が卸さないのが()()だ。

 

「ふっ─────!」

 

琥珀だ。彼女が音も無く、音より疾く背後を取り鎧と鎧の隙間にある僅かな鉄に守られていない箇所を突く。

 

「グ、オオオオオオオオオオオ─────!!!」

 

巨人が苦悶の声を挙げながら抵抗しようとするが、彼女はそれを許さない。

 

一瞬の隙を突くのは何も巨人族だけではない。むしろそういう技巧にものをいわせた戦法は元来生物として見れば決して頑丈とは言えない真人間である彼女達の領分だ。

 

着地ざまに土を蹴り上げて目潰しを巻き上げる。だがその威力は異常なもので、土埃を正面から食らった巨人はまるで散弾銃を至近距離から浴びたかのように全身に風穴が空き、体内に溜まった血液が琥珀の身体にべっとりと付着する。

 

そうして瞬く間に一個隊を殲滅すると十六夜はふと味方側に振り返り、不意に質問を投げ掛けてきた。

 

「……ところでお前ら、いつまでそうやって絶望した()()をしてるんだ?」

 

『な、何……?』

 

グリーを含めた幻獣達がどよめき出す。十六夜の言葉を侮辱と受け取る者、挑発と受け取る者様々がいたが、彼らの言葉など知る由もない十六夜はそのままベラベラとしゃべり続ける。

 

「見ての通り、敵は十人一殺の覚悟で来た。根本的な行いこそ褒められたものじゃないが、その誇りと心構えは、なるほどまさしく強敵のそれだな。……果たして、仇敵にそんなものを見せられて黙っていられるのが勇気を御旗に掲げる”龍角を持つ鷲獅子(ドラコ・グライフ)”連合であるわけがないと思うんだが?」

 

『ぬぅ……』

 

十六夜はふふん、と確信犯的に煽り、幻獣達は歯噛みをする。

 

彼の言う通り、”龍角を持つ鷲獅子”連合の旗は勇猛、気高さの象徴である。

 

空の王者たる鷲と大地の王者たる獅子。それらの因子を持つ事そのものが彼らの誇りであり、絶対的な驕り。十六夜はその真意を問う事で彼らの戦意を煽っているのだ。

 

しかし、何時になっても返答はない。小憎らしいのは事実だ。だが彼の言い分が正しいのもまた事実である以上、彼らはざわざわと不和を広めるしかない。

 

しばし返答を待っていた十六夜は不意にその軽薄な笑みを消し、

 

「……いい加減目を覚ませよ。この収穫祭は”アンダーウッド”の復興を掛けたものだった筈だ。それを真正面から荒らされ、踏み躙られている。これだけの事をされたお前らの胸中にあるのは絶望であっていい訳がない。その感情は、魂の炉心にくべられる煮えたぎる怒りの火であって然るべきだ」

 

十六夜の本心からでたその侮蔑の言葉が容赦無く突き刺さる。

 

これだけ誇りを汚されたにも関わらず”龍角を持つ鷲獅子”連盟は怒りに身を投じる事をせず、あまつさえ無法者の仇敵相手に絶望している。

 

その事実が十六夜にはたまらなくもどかしかったのだ。

 

「……琥珀、お前も何か言えよ」

 

「え、私ですか。そんな唐突に振られても……そうですねぇ……」

 

突然十六夜に振られた彼女はうーん、としばらく考え、一つだけ思い浮かんだのでポン、と右手の拳骨で左の平手を叩く。

 

「……えーっと、グリフォンさん達でしたっけ? あんまり貴方方の事はよく解らないのですが……戦う気がないのならさっさとどっか行ってくれませんかね? 邪魔ですし。やる気ない味方程戦場の士気を下げるものもありませんからね」

 

琥珀のその発言もまた本心から発されたものだ。邪魔だしやる気下がるからどっか行け。これほど端的な侮辱はそうないだろう。

 

「それでも尚動かないっていうのならそれでいいさ。それが”龍角を持つ鷲獅子”連盟の処世術だと勝手に納得するさ。─────けれど忘れるな。今この場でお前らが動かなかったらお前達は仇敵を目の前にして”名無し”と所属もない流浪人の影に隠れて生き延びたんだって末代まで嘲笑われるんだって事をな」

 

『……ッ、言わせておけば小僧共が……!!』

 

『多少はできるようだが所詮は爪も牙も持たぬ猿風情!!』

 

『奴らはその得物で二十の巨人を打ち砕いたが、我らはその倍を引き裂き、嚙み砕いた!! 彼奴等などに後れを取るものかよ!』

 

結果としてはまんまと十六夜に乗せられ、琥珀に鼓舞されるカタチで彼らは再起した。文字通り、煮えたぎる怒りをくべて燃え上がる彼らは勇猛果敢な叫び声を挙げながら巨人達に突貫する。

 

如何に強大な力を見せつけられようと十六夜も琥珀も彼らからすれば若輩者だ。

 

まして人の子にそうまで言われれば立腹するのも無理はない。おおらかな気性の南の者達でもそこまで言われて憤慨できない筈がない。

 

─────だが、此処に例外が一人。グリーだ。

 

先の戦闘で騎手がいなくなってしまったグリーだけは事情が異なっていたのだ。

 

長年連れ添った相棒を失ってしまったからこそ殊更に十六夜の言葉が胸中をえぐるように反芻していた。

 

(故郷を襲撃され騎手を討たれたにも関わらずこの為体……彼らに嘲られるのも無理はないな)

 

グリーは頭を上げて自らの背中を覗く。その背に相棒はとうにいない。彼が長年連れ添った騎手は連日の戦いの中、流れ弾に当たって落馬して行方不明となった

 

相次ぐ凶報と戦乱によって麻痺していた喪失感と憤怒が臓腑の淵から込み上がってくる。

 

(連日の醜態に先程までの有様……このような恥を晒しておきながら招待客に何もかも任せきりになるなど、許しておくべきか……!!)

 

誇り高き鷲獅子であるにも関わらず己は盟友を失った哀しみ、怒りに嘆いたのではなく敵の強大さに屈してしまった。

 

己を恥じ入るような感覚に浸ったグリーは滾る感情に身を任せ、全身のあらんかぎりの力を嘶かせて巨人族に向かって突貫して行った。

 

『ウオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!』

 

ヒトの言語では単なる遠吠えにしか過ぎないのかもしれない。だがそれは紛れもない、戦士の雄叫びであった。十六夜に乗せられた他の幻獣達とは一線を画す気迫を宿しているのは誰が見ても明らかであろう。

 

巨人達の小細工など一歯牙にもかけずに突っ込み身に纏う旋風でよりごとその巨体を吹き飛ばす。

 

その雄姿を見た十六夜は感嘆と称賛を込めた瞳でグリーを見る。

 

「へえ! やるじゃねえか。流石は獣の王者のハイブリッドってところか。落胆せずに済みそうだ……!」

 

鷲獅子の姿を見届けながら、一先ず士気の低下という事態を避けられた事にも内心安堵する。それを見た琥珀は何処か懐かしいものを見るような目で十六夜を見つめる。

 

「……どうかしたか?」

 

「いえ、そうやって楽しそうにしていると、人を思い出すんです。とても貴方に似た人です」

 

「……それ、ついさっき違うヤツにも言われたな」

 

「そうなんですか? 偶然も続くものなんですねぇ……」

 

ほえー、とほんの少しだけジャックを思わせるような声をするのでつい十六夜も内心でそうかもな、と呟く。

 

(……あとは”審議決議”になるまで時間を稼げれば上々……そこで立場をハッキリさせれば主導権が握れるか)

 

「ところで十六夜、あの子すごいですねえ。あんなに小さいのにあれだけの亜人を殲滅するだなんて」

 

ふと琥珀が十六夜達とは離れた場所で巨人相手に大立ち回りを広げるジャックを見やる。

 

……まあアサシンなのに無双してる。アサシンの定義が壊れそうだな、なんて思いながらああ、と軽く答える。

 

「アイツサーヴァントだしな。見た目ほどガキじゃねえのさ。いや、ガキだけど」

 

「え、サーヴァントなんですか? あの子も」

 

「……も?」

 

「あっ、今のナシで」

 

「……いや、無理だろ」

 

「……ですよねえ」

 

唐突に自爆に近いカタチで暴露される事実。さらっと言われたのでつい十六夜も流れるように反応してしまったではないか。

 

「だが琥珀なんて偉人に聞き覚えがない。だとするとその名前は偽名だな?」

 

「ナンノコトヤラ」

 

「もう少し嘘を吐く努力をしろよお前……」

 

「そ、そういうのは私の本分じゃないんですよぅ」

 

そうこうと喋っているうちに黒ウサギのアナウンスが聞こえる。

 

『”審判権限”の発動許可が受理されました! ただいまよりギフトゲーム”SUN SYNCRONOUS ORBIT in VANPIRE KING”は一時休戦とし、審議決議を執り行います! プレイヤー側、ホスト側双方共に戦闘を中止し速やかに交渉テーブルの設置に移行してください! 繰り返します、プレイヤー、ホスト双方戦闘を中止し

 

「─────GYEEEEEAAAAAAAAAAAAAaaaaaAAAAAAAAAAAAAAAEEEEEEEEERRRRRRRRRRRRRRRRR!!!!!!」

 

「─────なっ」

 

黒ウサギが審議決議の宣告をしている最中、巨龍は”アンダーウッド”の頭上百メートルを超えていった。

 

驚愕の声を挙げるより早く、十六夜と琥珀は巨龍が巻き上げた突風に巻き上げられる。

 

それは何も二人に限った話ではない。飛鳥もジンも、ジンが召喚したペストも、魔獣も巨人族もすべからく巨龍の起こした突風によって空中に投げ出されたのだ。

 

「クソ、俺が言うのも何だがデタラメが過ぎるだろあの巨龍」

 

「これが”審判権限”? とやらで禁止された攻撃に当て嵌まっていないという事はただ動いただけという事なんですかね。割と洒落にならないんですけどこれは!」

 

その辺りに見るとジャックが呑気に「たかーい!」と言っているが、その中でもしっかりと周囲の様子を見ているのでそこに関しては十六夜もあまり心配はしていない。

 

むしろ十六夜が問題視するのは肉体そのものは普通の人間である飛鳥とジンだ。人間を毛嫌い、というより見下しているグリフォン達の救援はあまり期待できない。かといって十六夜達に空を飛べる力はない。頼みの綱の耀も目視できる範囲にいない。

 

「お嬢様、御チビ……死ぬんじゃねえぞ……っと」

 

『無事か!?』

 

「あ、助かりました!」

 

十六夜と琥珀をグリーが救う。二人とも彼の介する言葉を理解はしていないが、善意で救出してくれた事は理解できた。

 

「俺の言葉は解るか? 解ったら右手上げてくれ」

 

グリーはその言葉に右の前脚を上げて返答をする。よし、と呟くと次の指示を出す。

 

「向こうにいる赤いドレスの女とローブのガキを助けられるか?」

 

『無論だとも。だがその心配は無用だ。見ろ』

 

グリーがおもむろに前脚を飛鳥達の方に向ける。

 

そこでは身じろぐ一つとれない二人を黒と銀の鎧をまとい、褐色の肌を持った寡黙な青年であった。

 

「ふっ───」

 

「あ、貴方は……」

 

「サラ様のセイバーさん……?」

 

「すまない。言いたい事はあるだろうが今は口を噤んでい手てい欲しい。舌を噛みかねない」

 

サラのセイバーに助けられた二人と、二人に目をやっているうちに黒ウサギに抱えられていたジャックを見て今度こそ本当に安心する。

 

「一先ず戻って作戦会議か……春日部が見当たらないのは気がかりだが、それよかゲームだ。琥珀、お前も来い」

 

「え、私もですか?」

 

「当たり前だ。お前はそんじょそこらのヤツより強いサーヴァントなんだ。その実力は実際に俺が二度見ても称賛できるんだからゲーム攻略の単独で当てはめられる役割を任せるかもしれないしな」

 

「……ですか。ええ、はい。ならば私も参りましょう。私の力が必要な場であれば、そこは何処にせよ私の戦場です」

 

いい返事だ、と十六夜が言うと二人は示し合わせる事もなく互いに拳骨を交わしていた。

 

 






ちょっとくらい章タイトル変えても……バレへんやろ。





以下茶番

固有課金制御(カキンアルター)四万課金(フォーティーンサウザンドアクセル)の結果、ピックアップキャラ全員を宝具2でお迎えできました。

特にメルトはハーメルンの某作品の影響で本格的にFateに入れ込む切っ掛けになったキャラなので死ぬほどうれしいです。因みにその某作者様がノッブを上回る速度でメルトの宝具を5にしてそのまま流れるようにレベル100にした事には素直に引きました。

例のラスボスも意地と根性と孔明でリップとメルトの二人で撃破。ともかく間違いなく作者的には今年最もホットな時期になりました。

みんな! 課金は家賃までだゾ!


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