モモンガ様が女の子のサブアカウントでログインしたようです   作:香介

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お詫び
前回のお話の中で原作に登場していたヘロヘロさんを勝手にギルドから辞めさせてしまい、申し訳ありませんでした。
ヘロヘロさんを出そうか迷ったのですが、話の展開的に今後出ることはないので、初めから辞めていることにしました。
ヘロヘロさんを含め、原作では残っていた残りの至高の方々には申し訳のないことを致しましたので、謝罪します。

お願い
この物語に多くの捏造・改ざんを含みます。苦手な方は閲覧をお止めになることをお勧め致します。

また、至高の方々が出てくる小説があるそうですが、作者は(お金がないので)その小説を読んだことがなく、勝手なイメージだけで至高の方々のキャラクターを作っています。もうこの物語を書き始めてしまっているので、このままいく予定です。ご了承ください。

今回の注意事項
・モモンガ様がついにネカマスタート
・サブアカウントの容姿と職業は私の趣味とあみだくじで決めました
・モモンガ様のサブアカウントに対してペロロンチーノさんが暴走します
・ペロロンチーノさんが若干エロに関して語るシーンがあり、R15タグを付けることにしました
・ギャグ要素が入ります

以上のことと、今までの注意事項をご了承の上、閲覧は自己責任とさせていただきます。


こうして、モモンガ様はヒロインになった2

 モモンガがログアウトしてから、残りのメンバーはモモンガサブアカウントについて思い思いに想像し、意見を交わして過ごしていた。

 

 「そろそろモモンガさんが戻って来る頃ですかね?」

 タブラがそう言って、時計に目をやる。モモンガがログアウトしてから3分が経過していた。

 はたしてどの様なサブアカウントなのだろうかとメンバーは心が弾み、待ち遠しく思う。

 その時、円卓のドアが開いた。

 

 「お待たせしました皆さん」

 

 ドアが開いたと同時に、円卓に可愛らしい声が響いた。

 全員がその声に驚きつつもドアの方向に視線を移し、自身が見た光景に驚いて言葉を失った。

 

 そこに立っていたのは、金糸の刺繍が織り込まれた豪華な白いローブをまとった人間の---少女だったのだ。

 

 意外すぎたその容姿に、メンバーたちは思わず深く観察してしまう。

 

 円卓に入ってきた少女は、可愛らしさと美しさを兼ね備えた様な整った顔立ちをしており、はにかむような笑みを浮かべている。

 肌は真珠の様に白く、瞳はアクアマリンを彷彿させる青色。腰まで伸びるふんわりとした銀色の髪は絹の様に美しい。

 身長は小さいが、スタイルはなかなか整っている。

 美少女と呼ぶにふさわしい容姿だ。

 首には金色に輝く十字架をかけおり、頭には美しい宝石が散りばめられたティアラをしている。

 そして、白い長手袋をした華奢な手に、蛇が十字架を中心にからみあい、左右に白い羽根が浮かんでいる意匠で、彼女の背を優に越す大きな杖を持っていた。

 

 端的に言えば、おそらく神官職の可愛らしい少女だったのだ。

 

 「あ、あの、皆さん?…どうかしましたか?」

 

 メンバーから何も返答がないことに不安を抱き、顔を曇らせた少女の不安げな声に、メンバーは目が覚めたかのようにハッとした。

 黙っていたメンバーの中で、最初に言葉を発したのはたっち・みーだった。

 「えっと…。モモンガさんですか?」

 「はい。あ、声も変えているので、驚かせてしまいましたね。すみません」

 申し訳なさそうに少女もとい、モモンガはそう言って謝った。

 アンデットの時とは違い、少女の姿のモモンガにメンバーたちは困惑した。

 そして、モモンガという確認がとれてもなお、メンバーたちは少女の姿のモモンガを凝視してしまっていた。

 「えっと…。そんなにジロジロ見られると流石に、恥ずかしいんですが…。笑っても良いんですよ?」

 笑いながらモモンガはそう言った。

 しかし、メンバーたちは別に可笑しくて笑いたいけど、失礼だろうから笑いを抑えているわけではない。

 困惑しているのだ。モモンガが少女の姿になったことに。

 そんな中、メンバーの中でいち早く気持ちを切り替えたのはペロロンチーノのだった。

 「モモンガさん」

 鬼気迫る声をペロロンチーノが発し、その声でペロロンチーノの雰囲気が変わったことに気づいたモモンガは驚愕した。

 友人であるペロロンチーノが、今までに聞いたこともないくらいに真剣な声を発したからだ。

 それ故に、ペロロンチーノから次に発せられ言葉に多少の恐怖心を抱いた。

 ペロロンチーノは一体何をこんなにも真剣な様子で自分に伝えたいのだろうか。

 まさか、何かペロロンチーノ気にさわるようなことを自分はしてしまったのだろうかと…。

 「えっと…、な、なんですか…?ペロロンチーノさん」

 平常心を装おうとモモンガが絞り出したようにその言葉を発した。

 すると、ペロロンチーノは席を立ち、モモンガに近づいてモモンガの肩を掴んだ。

 モモンガの中の恐怖心が更に募る。

 そして、ペロロンチーノがモモンガが予想だにしないを言葉を発した。

 「俺の嫁になって下さい‼︎」

 モモンガはペロロンチーノの言葉の意味が理解できず、思わず素っ頓狂な声を返す。

「……え?」

   ヨメ?誰ガ?何ノコト?トイウカ、ナンデコノ人ハ息ガ荒イノ?

 「是非とも『お兄ちゃん』と呼んで下さい‼︎」

 「……は?」

 「いや、モモンガさんの今の格好だと『お兄様』の方が良いですね。やっぱり、『お兄様』でお願いします‼︎」

 いや、お願いされても困ると思いながらも、モモンガはようやく言葉が飲み込めた。

 しかし、次に、少女の姿の自分に錯乱して、興奮しきった今のペロロンチーノをどうすればいいのかモモンガは戸惑った。

 「さあ、早く言って下さいモモンガさん‼︎上目遣いで‼︎頬を赤らめて‼︎目を潤ませて‼︎祈り、縋る様なポーズで‼︎」

 徐々に顔を近づけ、迫るペロロンチーノに先ほどとは異なる恐怖心をモモンガは抱いた。

 「落ち着いて下さい‼︎こ、怖いですよペロロンチーノさん‼︎」

 「大丈夫です。怖いことはしませんよ‼︎ただ、お兄様と気持ちいーー」

 「「「そんなに命を捨てたいなら素直にそう言ってくれれば良いのにペロロンチーノお兄様?」」」

 「申し訳ありませんでしたー‼︎‼︎」

 先ほどま席に座っていたはずの三人の低い声が背後から突然聞こえ、ペロロンチーノは命の危機を悟り、すぐに三人に向かって綺麗な土下座をして大きな声で謝罪をした。

 いつの間にやら、たっち・みー、ウルベルト、タブラの三人はペロロンチーノの背後に移動して、ただならぬ殺気をペロロンチーノに向けて仁王立ちしていたのだ。

 いや、たっち・みーに関してはペロロンチーノの首に剣を突きつけていた。

 「出来心だったんです‼︎許して下さい‼︎釈明の余地をください‼︎」

 ペロロンチーノの必死なその言葉が届いたのかたっち・みーは剣を収め、ペロロンチーノの言葉に耳を傾けた。

 「だって神官ですよ‼︎犯しがたい高潔な女の子を堕とすのはエロゲのきほーー」

 刹那、収めていたはずのたっち・みーの剣が恐ろしい音をたてて、ペロロンチーノの近くの床を破壊した。

 「殺す」

 怒りが頂点に達し、剣を振り上げたたっち・みーが地を這う様な低い声を発した。ペロロンチーノはたっち・みーのその様子に全身を震わせた。

 「誠に申し訳ありませんでした‼︎私が悪かったです‼︎どうかお命だけはお助け下さい‼︎仲間じゃないですか‼︎」

 「あなたのことなど知りませんね…。ただ、これだけはわかります。貴様が今刻んでいるのは最悪の記憶だ」

 「あれ⁉︎俺の存在を記憶から抹消しようとしいらっしゃる⁉︎ごめんなさい‼︎た、助けて下さいーーーー‼︎‼︎イヤーーーーーー‼︎‼︎‼︎」

 

 

 

 こうして、ペロロンチーノの絶叫が上がったのと同時に、たっち・みーによる制裁が始まり、サービス終了の時刻が迫り、他のメンバーから止められるまで続いた。




2話を何度も間違って投稿してしまい、申し訳ありませんでした。

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