また、活躍の場が作れず本編未使用となったものも2つ記載しています
●観想影像
対象の影に干渉し、殺害する宝具。
影と本体は一心同体で、本体の姿が変われば影も変わるという因果関係を逆転し、影の姿を変えることで本体に干渉する。
その効果から絶対破壊も付与されている。
宝具発動時には自己改造によって周囲の影に入り込む。
影に入り込んでいるときは無敵。
ただし強烈な光で影が無くなる場合は強制的に発動が解除される。
逆に言えば闇の中で発動されるとほぼ回避は不可能。
使用時の詠唱は『虚像に従え――』
●妄想感電
自己改造によって自身の細胞同士を擦り合わせ、電気うなぎのように帯電する。
直接触れて心不全にすることも、電圧を上げて焼き殺すことも、またはダーク(投擲剣)を帯電させて遠距離から暗殺することもできる。
またオリジナルの場合、威力を抑えることで対象を操ることや、電気ショックの要領で蘇生させることもできる汎用性の高い宝具。
ただしこれは電気うなぎ同様自身も感電するため、他のハサンに比べて体脂肪率を上げるほかなかった。
つまり簡単に言えば超肥満体質。
それによりこの代のハサンは『肥厚のハサン』と呼ばれていた。
狂信者は相手を感電死させるほどの電圧を帯電させると自分の身も危険のため、スタンさせる程度の威力しか出せない。
使用時の詠唱は『絶痛に
●夢想朧影
自己改造により右目にはめ込まれた人工の魔眼。
効果は暗示の延長で認識阻害。
相手と目が合っている合っていないに関わらず、魔眼所有者が対象を視認してる限り対象者は相手の気配を感じることも難しくなる。
使用時の詠唱は『陽炎に惑え――』
●妄想膨張
自身の体重と体積を4~5倍に増幅させることで、ごくごくシンプルに高所からの自由落下で対象者を圧死させる。
断想体温には劣るが、それなりの硬度も保有している。
使用時の詠唱は『万物を砕け――』
●妄想疾走
足の自己改造による超加速。
空気を蹴り、空中を渡ることも可能。
オリジナルは最大10回空気を蹴って空中を自在に移動することができるが、狂信者は1度が限界。また制御も難しいため基本的には使用しない。
使用時の詠唱は『大地を奔れ――』
●狂想躯体
自身の骨を伸縮させて武器のように扱う業。
宝具に昇華したことでかなりの強度も保有しており、宝具未使用のライダーの刀とであれば鍔迫り合いも十分に可能。
本来のハサンは先天的な変形症であり、それを生かす形でこの業が生まれた。狂信者はそれを再現するべく右腕に自分の骨とは別の骨を埋め込むというアレンジが加わっており、右腕だけの限定的な変形とはいえ元となったハサンと比べると汎用性が高まっている。
例:ボクサーのグローブのように骨を形成、肘から手首にかけてヒレのような形状に骨を飛び出させる。
使用時の詠唱は『血肉を穿て――』
本編未使用だが考えていたもの
●妄想柔靭
関節を全て外し、軟体動物のように変幻自在な動きが可能となる。
使用時の詠唱は『四肢よ狂え――』
●奇想咳嗽
肺および口内を改造することにより吸い込んだ空気を圧縮して弾丸のごとく吐き出す一撃。
隠密性に優れており、また狂信者はオリジナルよりも威力が増しており、最大10発の連射が可能。
使用時の詠唱は『大気よ貫け――』