奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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重巡洋艦ヒューストンがお嫁さん。

おまたせ(*^_^*)


ヒューストンとケッコンしました。

 

 某鎮守府、昼下がりーー

 

 ◇執務室◇

 

ロイテル「あっはっは、相変わらずヒューストンは提督LOVEだね〜♪」

パース「よくもまあ毎日毎日そんなにもいちゃつけること……」ヤレヤレ

ヒューストン「いいじゃないですかぁ、別に〜。誰にも迷惑掛けてませんし……」ムゥ

 

 〜ヒューストン、友たちと女子会(午後のティータイム)中〜

 

 〜提督はその場の空気が苦手なので酒保へ出向いている〜

 

ロイテル「にしてもさ〜、ヒューストンは真面目だからそりゃあケッコンしたら一途に相手に尽くすだろうとは思ってたけど、まさかそこまでとはね〜」

ヒューストン「そんなに意外なの?」

パース「そうだよ。ランチだろうがなんだろうが全部食べさせてあげる必要ってある? かなり時間の無駄だと思う」

ヒューストン「ムダなんかじゃないですっ! 愛する提督のために、このヒューストンが原材料から厳選して愛情をた〜っぷり詰め込んだお料理よ? それを愛する提督に食べさせてあげるまでが私流の愛なんだから! そこにムダなことなんて1つもないのよ!?」

パース「…………そ」プイッ

ロイテル「パース、言うだけ無駄って。この前なんてクリームをわざわざ互いに指につけて舐めさせ合ってたバカップルだよ?」

パース「うへぇ」ドンビキ

ヒューストン「見られてたのね……////」キャッ

ロイテル「見られてたっていうか、嫌でも目に入ったというか……その時私が目の前にいるのにそうしてたよね? そもそも私がひとりでパフェを堪能してたらヒューストンが提督連れて来たんだよね?」

ヒューストン「そうでしたね……私、ついつい提督に夢中になってて……////」ハゥ

パース「……ちっ」

 

ロイテル「でもさ、ヒューストンなりの愛を相手は重く感じてるかもよ?」

ヒューストン「え」ピシッ

パース「……」←ちょっと嬉しそう

ロイテル「だって提督、たまに小さくため息吐いてたもん」

ヒューストン「そ、そうなの?」

ロイテル「うん。まあ私はそれをたまたま見ただけだけど、その時提督が長いため息のあとに『ヒューストン』ってつぶやいてた」

ヒューストン「」ガーン

ロイテル「ケッコンして半年経った訳だし、提督としてはそれなりに色々と落ち着いて来たんじゃないかな〜? だからヒューストンも少〜しだけ控えめにしてあげたら?」

ヒューストン「え、ええ、考えておくわね」ハイライトオフ

パース(露骨に落ち込んでるぅ)←とても楽しんでる

 

 ーーーーーー

 

 その日の夜ーー

 

 ◇夫婦愛の巣(鎮守府内の一室)◇

 

ヒューストン「…………」

 

提督「?」

  (なんか午後からヒューストン大人しいな。いつもなら無理矢理な理由でキスのオンパレードなのに、今までキス14回しかしてない)←感覚麻痺

 

ヒューストン「…………」チラッ

 

提督「?」ニコッ

 

ヒューストン「っ」メソラシ

 

提督「」ガーン

  (え、目逸らされた!? 俺なんか知らない内にしでかした!? もしかして14回中5回しかディープなのしてなかったから!? でもみんなの目の前だったし、ソフトなのでもとっても幸せそうに微笑んでたのに!?)

 

ヒューストン「……」

      (あぁ、ダメ! 目が合っちゃった! キスしたいっ! 今すぐにでも押し倒して夜通しキスしてたいっ! でもそんなことしたら重たい女だってなって嫌われちゃう! 大好きな提督に嫌われたら私……生きていけないっ!)

 

提督「な、なぁ、ヒューストン?」

 

ヒューストン「は、はい?」

 

提督「晩飯、どうする? 俺が作ろうか?」

 

ヒューストン「それなら私が……」

 

提督「まあ、いいからいいから」

 

ヒューストン「では、お言葉に甘えて……」

 

 ーーーーーー

 

提督「遅くなってごめんな」

ヒューストン「いえ、気にしないでください」ニコッ

提督「それじゃあ、いただきますっ」人

ヒューストン「いただきます」人

 

提督「覚えてるか、これを初めて俺がヒューストンにご馳走した時のこと」

ヒューストン「覚えてますよ。当然じゃないですか。私の大切な思い出です」フフッ

提督「……嬉しいよ。やっぱ、作って良かった」

ヒューストン「でも、スキヤキって特別な日に食べる物だって言ってましたよね? 今日何かありましたか?」

提督「いや、特別な日って訳じゃない。でもーー」

ヒューストン「?」

提督「俺がヒューストンに嫌われてないって自信がついた日だな」ニコッ

ヒューストン「っ」ドキッ

 

提督「ほら、今日はいつもよりキスしてないし、それこそディープなのも片手で数えられる回数しかしてない。もしかしたら俺がヒューストンに嫌われたのかと思って不安になったんだ。ほら、俺ってあんまり自分からキスとか出来ないからさ」ニガワライ

ヒューストン「そ、そんなことありませんっ! 元はといえばすべて私が悪いんです! 私の愛が提督にとって重く感じてたらいけないと思っtーー」

提督「重いだなんてとんでもないっ。寧ろ毎日がヒューストンの愛に満たされてて、気がついたら幸せ過ぎてため息吐いてるくらいなんだからな」

ヒューストン「え」

 

 〜ヒューストン、やっともやもやが晴れる〜

 

 〜提督、ヒューストンの側に行き、その瞳を強く見つめる〜

 

提督「Wow……, you're breathtakingly beautiful.

  《わぁ……息を呑むくらい綺麗だ》

   Is it for real that this perfect lady is my soulmate?

  《こんなにパーフェクトな女性が俺の運命の人だなんて、いいのか?》

   You're the gift from the heaven.

  《君のことは天国から俺への贈り物だと思ってるよ》

   You are so beautiful, that you make me forget all my worries.

  《全ての悩みを忘れさせてくれるほど、君は綺麗だ》

   You are so cute I want you to adopt you.

  《可愛過ぎて独り占めしたい》

   I truly love you.

  《俺はあなたのことを本当に愛しています》」

 

ヒューストン「〜〜♡」オメメハート

提督「すべて本心だよ」ニコッ

ヒューストン「はい……Thank you♡」

      (私、もう迷わない。迷う暇があるなら、提督に私の愛を伝えよう♡)

 

ヒューストン「提督♡」

提督「ん?」

ヒューストン「今夜は夜通しでヒューストンの愛を捧げますね♡」チュッ

提督「嬉しいよ」チュッ

 

 翌朝、夫婦のイチャラブ具合は更に増し、艦娘たちはエチケットバケツを常備するようになったそうなーー。

 

               ヒューストン 完




ヒューストン終わりです!

新艦娘実装ということで早速その第一弾、ヒューストンさんからです♪
アメリカ版高雄さんみたいな彼女も好きな人のことになると誰も止められない!←

お粗末様でした♪

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