奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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駆逐艦ジェーナスがお嫁さん。


ジェーナスとケッコンしました。

 

 某鎮守府、昼下がりーー

 

 ◇中庭◇

 

ジェーナス「Hi, Darling♡ 待たせたわね、ティータイムのセットを持ってきたわ♡」

 

提督「あぁ、ありがとナス」

 

ジェーナス「勝手に名前を省略しないで」ブラックスマイル

 

提督「ご、ごめん……」ニガワライ

  (ついナスの方が親しみやすくて呼んじゃうんだよなぁ)

 

ジェーナス「ま、いいわ。それよりせっかくの夫婦二人だけのティータイムなんだから、うんとラブラブしましょ♡」

 

 〜そう言ってジェーナスは提督の後ろから抱きついた〜

 

提督「あぁ、そうだね。やっとこうして時間が取れたんだからね」

ジェーナス「うん……お仕事でも私は常にDarlingの隣にいられるけど、やっぱり夫婦ならたまにはちゃんと落ち着いてラブラブしないとね!♡」

提督「落ち着いてラブラブって妙な言い回しだね」

ジェーナス「余計なツッコミはいらないわ!」

提督「はいはい。で、今回は何を用意してくれたのかな?」

ジェーナス「ふふん、そんなのDarlingの大好物な私特製のチョコチップスコーンとストロベリーカップケーキよ!♡」

 

 〜ケーキスタンドはお菓子でぎちぎちに〜

 

提督「こんなに……」

ジェーナス「余ったらジャーヴィスやアークやネルソンにあげるわ」

提督「ウォースパイトには?」

ジェーナス「オールドレディにはここに来る前に渡してきたわ。流石に陛下の妹君へ余り物をあげるのは失礼でしょ?」

提督「なるほどね」

ジェーナス「だから何も気にせず、Darlingは好きなだけ食べればいいの♡」

提督「では遠慮なくいただくとするかな」

ジェーナス「なら今お茶を入れるわね♡」

 

 〜ジェーナス、慣れた手付きで紅茶を淹れていく〜

 

提督「ジェーナスは紅茶を淹れる仕草が絵になるよね」

ジェーナス「その時だけなの?」

提督「あはは、いつもは可愛いからね。戦ってる時やそうしてる時は可愛いよりは綺麗って思うから」

ジェーナス「そ、そうよね!♡ だってこの私は誉れ高きJ級駆逐艦のNumber5、ジェーナスだもの!♡ 艦時代に10個の戦闘名誉章を受章したんだし、当然の評価よね!♡」エッヘン

提督「あはは、流石だね〜」

 

ジェーナス「だからDarlingは私以上に受章するのよ? なんたって私の自慢のDarlingなんだもの。当然出来るはずだわ♡」

提督「ご期待通りになるよう頑張るよ」

ジェーナス「相変わらず気の無い返事ね……」ヤレヤレ

提督「なはは……」ニガワライ

 

ジェーナス(まあ、最初は私の名前すら知らなかったものね。あれには流石に驚いたけど、戦術家としては逸材だもの。もっともっと名を轟かせるはずよ。私がしっかりサポートしてるわけだし!♡)ニシシ

 

提督「そんなに笑ってどうしたの?」

ジェーナス「ううん、なんでもない♡ はい、どうぞ、火傷しないようにね♡」

提督「わぁ、ありがとう」

ジェーナス「ミルクやお砂糖はいつも通りご自由に♡」

提督「はーい」

 

 ーー

 

 〜仲良くティータイムの最中〜

 

ジェーナス「そういえばね、ジャベリンからEメールで次の休暇にサフォークとジャージーとジュピターの三人を連れてここに来てもいいかって。期間は1週間だって」

提督「それは構わないよ。向こうの方でもその許可は出てるってことでしょ?」

ジェーナス「うん。あとはDarlingからの許可とDarlingの上官たちから許可を貰えばいいってわけ」

提督「イギリスとは友好関係にあるからそこは問題ないだろう」

ジェーナス「その言い方だと他に問題がありそうね。何があるの?」

提督「うちの鎮守府の周りには観光スポットがないからね。退屈なんじゃないかと思って」

ジェーナス「あら、そんなのいらない心配だわ。今回の休暇は観光じゃなくて友と再会するのが目的だもの。お互い積もるお話もいっぱいあるし」

提督「なるほどね〜」

ジェーナス「それに私とDarlingがいかに毎日ラブラブで幸せな時間を過ごしてるのかを聞かせてあげないとね!♡」デヘデヘ

提督「……程々にね」ニガワライ

ジェーナス「え〜、いいじゃな〜い。現にラブラブなんだから〜」ムスッ

提督「するにしても俺のいないところで話してくれ。そういうの面映いんだ」

ジェーナス「ならそうするわね♡」

 

ジェーナス「あ、ジャベリンたちが来たら是非食べさせたいお菓子があったんだわ! アカシーにダンボールで仕入れてもらうように言っとかないと!」

提督「あぁ、あれか……ジェーナス好きだよね」

ジェーナス「元はと言えばDarlingが私に教えたんでしょ? 『俺の知ってるスコーンはこれだ』って」

提督「いやぁ、あんなにハマるとは思ってなくてですね……」

ジェーナス「別に怒ってないわよ? 美味しいもの、あれ♪ きっとジャベリンたちもファンになるはず!」

提督「一時期はずっとおやつに食べてたもんね〜」

ジェーナス「だってどの味も美味しいもの♪ Darlingと仲良く食べさせ合うのにも丁度いいサイズだし♡」

提督「そうだね」

 

ジェーナス「それでね、Darling」

提督「ん?」

ジェーナス「大事なお願いがあるの」

提督「どうした?」

ジェーナス「ジャベリンたちに重大発表しようと思うの」

提督「どんな?」

ジェーナス「おめでた発表♡」

提督「え」

ジェーナス「あ、もちろんまだそんなことになってないからね?」

提督「あ、ああ……」

ジェーナス「今夜からDarlingと頑張ろうかなって♡ ジャベリンたちが来るのは早くてもあと1か月後だし、それまでにはデキるよね?♡」

提督「ど、どうかな〜?」

ジェーナス「それとも、Darlingは私との子どもは嫌?」

提督「それはない」

ジェーナス「なら、いいよね!♡」

提督「…………覚悟を決めよう」

ジェーナス「やった♡ なら早速今夜からラブラブイチャイチャ子作りセッ〇スしよ♡」

提督「もうちょっとオブラートに包もうか」

ジェーナス「うるせー!♡ ヤろーう!♡」

提督「どっかの海賊漫画の主人公みたいに叫ぶなっ!」

 

 その後、ジェーナスは無事に懐妊し、来日した妹たちや戦友に聖母のような笑みで報告をした。

 ただその隣ではどこかのジョーと化した旦那がおり、彼女の性格を知る妹たちや戦友は旦那へ同情を寄せたという。

 でも夫婦からは幸せなオーラがプンプンだった。だからサフォークやジャベリンたちは、そのオーラに常に晒されている戦友たちやジェーナスの姉には、より強い同情を寄せたそうなーー。

 

               ジェーナス 完




ジェーナス終わりです!

立ち絵と自己紹介文を見て浮かんだ妄想をそのまま書きました!
後々キャラが全然違うと私が感じたらキャラに沿うように直すかもしれませんが、その際はご了承ください^^;

これで今イベで追加実装された艦娘を書き終えましたので、また暫くこの作品の更新はお休みさせて頂きます。

それでは皆様、またその時になりましたら、ここでお会いしましょう♪
お粗末様でしたー☆

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