奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

223 / 324
駆逐艦清霜がお嫁さん。

キャラ崩壊含みます。


清霜とケッコンしました。

 

 某攻略海域、昼下がりーー

 

 〜艦隊帰投中〜

 

清霜「ね〜ね〜、鎮守府にまだ着かないの〜? ね~ね~ね~!」

霞「あ〜、もう、っさいわね! まだ着かないって何度も言わせんな!」ウガー

朝霜「まあまあ、あたいからも言っとくからさ。そういきり立つなよ」ドォドォ

足柄「鎮守府海域に入ってからもう十九回目ね」ニガワライ

大淀「まぁ清霜ちゃんにとっては早く会いたい方が居ますからね」フフ

初霜「大好きな提督が待ってますからね」クスクス

 

清霜「は〜、早く着かないかな〜。帰ったら司令官にぎゅーってしてもらうんだ〜♡」エヘヘ

朝霜「分かったから少しは落ち着け」ペシッ

清霜「うへへへ〜♡」オメメハート

 

霞「ったく本当に馬鹿なんだから」イライラ

初霜「まあまあ、霞ちゃん」ニガワライ

足柄「まぁ、霞としては複雑よね〜」

霞「何がよ?」ギロッ

足柄「何ってそりゃ、霞も提督が好きだからじゃない♪」

霞「な!? 何訳の分かんないこと言ってんの!? ぶっ飛ばすわよ!!」ワタワタ

清霜「そうなの、霞ちゃん?」

霞「違うわよ!」

 

足柄「そうよね〜……大切な友達と大好きな提督はもうケッコンしてるもんね〜」ニヤニヤ

大淀「つまり……霞ちゃんは提督が好き。清霜ちゃんは友達。そして好きな人と清霜ちゃんがケッコンした……なかなか凄い図ですね」ウーン

霞「変な解説入れるな! あのクズも清霜も好き! そんな二人がケッコンした! なら私はそれを祝福する! それだけよ!」

朝霜「霞……お前、マジでいい女だ。あたいが男だったら惚れてたよ」ナデナデ

初霜「ご立派です霞ちゃん」ナデナデ

清霜「ありがとう、霞ちゃん。清霜達、必ず幸せになるから!」ギューッ

霞「〜////」

 

霞「あ〜、もう! 馬鹿ばっかりぃぃぃいいいい!」カオマッカ

 

 〜霞の叫びが海に響き渡る〜

 

 

 ◇埠頭◇

 

清霜「着いた〜♪」バンザーイ

霞「疲れた……」グッタリ

朝霜「あんだけ大声出してりゃ余計な」ニガワライ

初霜「」ニガワライ

足柄「楽しかった〜♪」キラキラ

大淀「」クスクス

 

清霜「執務室に直行!」ダッ

霞「待った!」ガツッ

清霜「うぐっ」ガクッ

霞「あんたね〜……あたしが旗艦なのよ? あたしの指示が無いのに勝手な行動しないでくれない?」EXボスオーラ

清霜「は、はい!」ガクブル

 

霞「早く会いたいのは分かるけど、先ずは入渠と補給。これは司令官(クズ)から言われてるの」

清霜「は〜い」

 

霞「それに……好きな人の前にボロボロのまま行ったら心配させちゃうし、好きな人の前では綺麗で居たいでしょ?」ネ?

清霜「霞ちゃん……」

足柄(女として負けた気がする……)ガーン

大淀(女子力が違い過ぎる……)ガーン

朝霜(すげぇ、霞かっけぇ〜!)カンドウ

初霜(霞ちゃん、ご立派です!)カンドウ

 

霞「みんなも入渠と補給、行くわよ!」ニッ

朝霜「おうよ♪」

初霜「はい!」

足・大『は〜い……』ズーン

清霜「…………」

 

霞「何ボケッとしてんの、早く行くわよ」グイッ

清霜「あ、う、うん!」

 

 〜入渠&補給を済ませて執務室へ〜

 

 

 ◇執務室◇

 

 コンコンーー

 

提督「どうぞ〜」

 

 カチャーー

 

霞「報告書持ってきたわよ」つ報告書

清霜「ただいま〜」

 

提・霞『(?)』

 

提督「あぁ、ありがとう。後は休んでくれ。お疲れ様」

霞「」ケイレイ

 

 パタンーー

 

提督「清霜、何かあったか?」

清霜「…………」ウツムキ

 

 ◇執務室外・ドア付近◇

 

霞(何黙ってんのよ清霜(あいつ)……)コソッ

 

 ↑心配で様子を見ている

 

 ◇執務室内◇

 

提督「話す気がないなら無理には聞かない。さ、おいで」チョイチョイ

清霜「うん……」

 

 ぽふっ←清霜、提督の腕の中へ

 

提督「お帰り、清霜」ナデナデ

清霜「うん……」ギューッ

 

提督「」ナデナデ

清霜「……ねぇ、司令官」

提督「どうした?」

清霜「どうして清霜とケッコンしてくれたの?」

提督「唐突だな……そんなの好きだからに決まってるだろう?」

 

清霜「他に司令官のことを好きな子がいても?」

提督「勿論だ。その気持ちは嬉しい……が、俺はジュウコン出来るほど器用じゃない。なら一番愛している清霜とケッコンするのは当然だ」

 

清霜「清霜よりもっともっといい子いるよ! 霞ちゃんとか!」

提督「霞?」

 

 ◇執務室外◇

 

霞(あいつ……後でぶん殴る!)プルプル

 

 ◇執務室内◇

 

提督「そうか……霞が俺をな……」

清霜「霞ちゃんは清霜なんかよりとっても頼りになるよ! だからーー」

提督「だから霞とケッコンしろってか?」

清霜「……うん」

 

提督「馬鹿言うな」ペシッ

清霜「っ!?」ビクッ

 

提督「それで俺が霞とケッコンしたら、霞はどんな顔をして、お前に会えばいい? どんな気持ちで過ごせばいい?」

清霜「……それは……」

 

提督「あいつはそんなことをされてまで、ケッコンしたいなんて言わない。清霜も良く知ってるだろう?」

清霜「うん」

 

提督「なら霞に一番いいのは俺達がずっと仲良く過ごすことだ。それに俺はお前と以外ケッコンするなんて考えたくない」

清霜「司令官……」トクン

 

提督「これからもずっと仲良く過ごそう。愛してる、清霜」ギュッ

清霜「清霜も……清霜も司令官が好き! いっぱいいっぱい愛してる!」ヒシッ

提督「そうだ。遠慮なんてするな。お前はお前の感じるままでいいんだ」ナデナデ

清霜「うん♡ 清霜はずーっと司令官を愛してるから♡」スリスリ

提督「あぁ、嬉しいよ」ナデナデ

 

 ◇執務室外◇

 

霞(一件落着ね……ったく馬鹿なんだから)クスクス

 

 

 後日ーー

 

清霜「霞ちゃん! 霞ちゃん!」

霞「何よ?」

清霜「あのねあのね♡ 昨日司令官とね〜♡」デレデレ

 

 〜清霜、惚気話中〜

 

霞(確かに仲良く過ごすところを見せてもらってるわ……)

 

霞(でもね……)

 

清霜「んでね♡ 司令官ってね♡」デレデレ

 

霞「ウザいのよおおおおぉぉぉぉ!」

 

清霜「えへへ♡ それでね〜♡」

 

 この清霜と霞のやり取りは鎮守府の名物になったそうなーー。




清霜終わりです!

霞ちゃんの扱いが少しあれですが、ご了承お願い致します!

何はともあれ此度もお粗末様でした♪

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。