奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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駆逐艦山雲がお嫁さん。

キャラ崩壊含みます。

※山雲のケッコンカッコカリボイスを聞いてからの方が分かりやすいかもです。


山雲とケッコンしました。

 

 某鎮守府、昼下がりーー

 

 ◇艦娘宿舎・朝雲&山雲部屋◇

 

朝雲「ねぇ、山雲」

山雲「な〜に〜?」

 

朝雲「あなたってさ、司令のこと嫌いなの?」

山雲「え? 大好きよ〜?」

朝雲「じゃあ、どうして司令と一緒に暮らさないの?」

山雲「どうしてかしら〜?」

朝雲「私はそれを訊いてるんだけど」ニガワライ

山雲「司令さん……山雲のこと嫌いなのかな〜」シュン

朝雲「いやいや、嫌いだったらそもそも指輪渡さないでしょう?」

山雲「そうよね〜……でも、どうして一緒に暮らしてくれないのかしら〜?」ウーン

 

朝雲「司令も司令だけど、考えてみたらあなたにも問題あるわよね」

山雲「えぇ〜、そうかな〜?」

朝雲「だって山雲は最初『司令さんから綺麗な指輪貰った〜♪』ってだけで、プロポーズって分かってなかったじゃない」ニガワライ

山雲「うぅ〜……確かにそうだけど〜……司令さんは『これを山雲にやろう』としか言わなかったも〜ん」

 

朝雲「だから私はどっちも悪いって言ってるの」

山雲「うぅ〜」

朝雲「そんで終いには末っ子の霞に二人して説教されてるんじゃ世話無いわ」ニガワライ

山雲「朝雲姉ぇ、酷い〜」プクゥ

朝雲「だって本当のことじゃないの」

山雲「そうだけど〜」ムゥ

 

朝雲「しっかし……司令ももう少しロマンチックにプロポーズしてくれれば良かったのにね〜」

山雲「そうかな〜? あれくらいが司令さんらしくて、山雲は大好きよ〜♡」ニコニコ

朝雲「はいはい、御馳走様」ニガワライ

山雲「司令さんは口下手だからね〜♡ 可愛いのよね〜♡」ニヨニヨ

朝雲(この子の惚気も天然なのかしら……)ニガワライ

 

朝雲「山雲は司令と一緒に暮らしたいって思ってるのよね?」

山雲「うん〜、思ってるよ〜。司令さん大好きだもの〜♡」

朝雲「はいはい……なら、今度は山雲から言うのはどう?」

山雲「?」クビカシゲ

朝雲「だって誤解があったとは言え、司令は先に動いたじゃない? なら今度は山雲が『一緒に暮らしたいな〜』って言えばいいんじゃない?」

山雲「えぇ〜!?」

朝雲「あなた……驚くこと出来たのね」ビックリ

山雲「今日の朝雲姉ぇ意地悪さ〜ん」ムゥ

朝雲「あはは、ごめんごめん……で、本題に戻すけど、どう?」

 

山雲「『どう?』って言われても〜////」ウツムキ

朝雲「やっぱ難しいか」ニガワライ

山雲「うぅ〜////」

朝雲(さて、本当にどうしようかしら)ウーン

 

 コンコンーー

 

朝雲「? はーい?」

 

『私だ』

 

朝雲「司令? 今開けるわね」

山雲「♡」ニパッ

 

 ガチャーー

 

提督「すまないな」

朝雲「構わないわよ。それで、私達に何か用事?」

提督「正確には山雲に用がある」

山雲「何かしら〜?」

提督「次の仕事の件で意見をもらいたい。急で悪いのだがこれから執務室へ来てもらってもいいか?」

山雲「いいわよ〜♡」ニコニコ

朝雲(うわ、すっごく嬉しそう)

 

提督「そうか、助かる。では私は先に執務室へ向かう。山雲も準備が出来たら来てくれ」

山雲「はい〜♡」

提督「うむ……では邪魔したな」スッ

朝雲「お疲れ様でした」

 

 パタンーー

 

朝雲(これは一緒に暮らすのは当分先ね……)ヤレヤレ

  「山雲〜、準備はdーー」

山雲「行ってきま〜す♡」ルンルン

朝雲(うわぁ、お花畑が見えるわ)ニガワライ

  「行ってらっしゃ〜い」ノシ

山雲「は〜い♡」

 

 パタンーー

 

朝雲「はぁ〜……あれだけ好きならさっさと言えばいいのに……もどかしいわ」モヤモヤ

 

朝雲「?」

 

 〜机に山雲の筆記用具を発見〜

 

朝雲「やっぱ抜けてるわね〜」クスッ

  (届けてあげましょ)

 

 〜朝雲、執務室へ〜

 

 

 ◇執務室◇

 

 コンコンーー

 

提督「入りなさい」

 

 ガチャーー

 

山雲「失礼します〜♡」

 

提督「早かったな」

山雲「司令さんの頼みですからね〜♡」ニコニコ

提督「それはありがたいな」ナデナデ

山雲「えへへ〜♡」

 

提督「……仕事の前に大切な話があるんだが、聞いてくれるか?」

山雲「いいわよ〜?」

 

 〜提督、山雲のそばへ〜

 

提督「」ジーッ

山雲「???」クビカシゲ

 

提督「山雲」

山雲「は〜い」ニコッ

提督「私は君を一人の女性として愛している」

山雲「山雲も司令さんのこと大好きよ〜♡」ニコニコ

提督「あ、あぁ、ありがとう////」テレッ

 

山雲「大切な話ってこれ〜?」クビカシゲ

提督「いや、ここからが本題だ……」

 

 〜提督、山雲の前で片膝を突く〜

 

山雲「?」キョトン

提督「プロポーズの時……私の言葉が足らなかったばかりに、山雲には大変な迷惑をかけたすまない」

山雲「うう〜ん、山雲がちゃんと確かめなかったのも悪かったわ〜」ナデナデ

提督「はは、ありがとう……とにかく、ぱっとしないプロポーズになったのは変わらない。だから今から言うことは、ちゃんと言おうと思う」

山雲「なら〜、山雲もちゃんと聞くわね〜」ニコッ

提督「あぁ、頼む」

山雲「」ニコニコ

 

提督「鎮守府付近に小さいが一軒家を購入した……山雲、私と一緒にその家で暮らさないか?」

山雲「え」

提督「山雲が朝雲を慕っているのは承知している。だからこれは強制ではない。山雲がkーー」

山雲「っ」

 

 ちゅっ

 

提督「んんっ!?」ビクッ

山雲「ちゅっ……ん……っ……っ……ぷはぁ」ハァハァ

提督「や、山雲……?」

山雲「断る理由(わけ)なんてないわよ〜♡ 私は司令さんと一緒に居たいもん♡」ギューッ

提督「で、では……!?」

山雲「山雲もはっきり言うわね〜♡ 私は司令さんのお嫁さんとして、隣に居たいです〜♡ 山雲も一緒に連れてってください〜♡」

提督「や、山雲〜!」ギュッ

山雲「あん♡ もう〜……甘えん坊さ~ん♡」ナデナデ

 

 ◇執務室外・ドア前◇

 

提督『山雲、一生君を離さないぞ!』ヒシッ

山雲『山雲も〜♡』ギューッ

 

 /イチャイチャラブラブ\

 

朝雲「うわぉ////」

 

 ↑立ち聞きしてしまった

 

朝雲「と、取り敢えず……おめでとう、かしら?」アハハ...

 

 その後、山雲と同室だった朝雲は霰、霞と三人部屋へ移り、提督と山雲は夫婦として新居で遅めの夫婦生活をスタートさせたーー。

 

                  山雲 完




山雲終わりです!

マイペース過ぎる山雲ちゃんは可愛いです!
本家では朝雲ちゃん大好きっ子ですが、こんな山雲ちゃんもありですよね?

お粗末様でした!

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