某鎮守府、昼前ーー
◇執務室◇
コンコンーー
提督「はい、どうぞ」
ガチャーー
由良「失礼します」
那珂「お仕事(遠征)終わりました〜☆」キラッ
夕立「提督さん! ただいまっぽい〜!」
春雨「ただいまです」ニコッ
涼風「これが今回の成果だぞ〜!」つ報告書
村雨「あとこちらが家具コインです♪」つ家具コイン
提督「あぁ、ご苦労様」ウケトリ
涼風「あれ? 提督の嫁さん居ないのか?」キョロキョロ
由良「もぉ、涼風ちゃんったら……」クスクス
那珂「この時間に居ないってことは……」
春雨「お茶汲みですかね?」
夕立「流石奥さんっぽい!」
村雨「そうね〜」ニコニコ
提督「んんっ////」セキバライ
由良「こらみんな〜、提督さんが困ってるわよ」フフフ
那珂「照れてる〜☆」キラッ
夕立「提督さんお顔真っ赤っぽ〜い!」キャッキャッ
春雨「今日は熱いですからね」クスッ
村雨「しかも局地的にね〜」ニヤニヤ
涼風「団扇持ってくるか〜?」ニシシ
提督「勘弁してくれ……////」
ガチャーー
五月雨「ただいま戻りました〜。提督、お茶をお持ちしました」ニコニコ
提督「あ、ありがとう////」ハニカミ
由良「奥様のご登場ね♪」
那珂「おっかえり〜☆」
夕立「五月雨来たっぽい!」
春雨「」ニコニコ
村・涼『』ニヤニヤ
五月雨「皆さんもお帰りなさい、遠征お疲れ様でした!」コトコト
コケっ←いつもの
全員『あ』
〜湯呑が宙を舞う〜
バシャ!←湯呑は綺麗な弧を描き提督の頭に
提督「」ボタボタ
全員『(デイリー達成)』
五月雨「あわわ! 提督、ごめんなさい! 今拭きますから!」パタパタ
〜五月雨、提督に掛かったお茶を拭く〜
由良「提督さん、大丈夫ですか?」
提督「あぁ、大丈夫だ。こうなるとわかっているから、五月雨にはぬるめのお茶をいつも頼んでいるからな。それに五月雨もちゃんとこうなることを見越して、タオルを常備している。実に頼もしい限りだ」ナデナデ
五月雨「えへへ♡」フキフキ
那珂「ベクトルがズレてる」ニガワライ
村雨「愛のなせる業ね」ウンウン
春雨「そうなのかな〜?」ニガワライ
夕立「でもぬるいなら火傷しないから安心っぽい!」
涼風「もうお茶をかけられること前提で考えた方が楽だもんな〜」ウンウン
〜それから艦隊は下がり、二人きりに〜
五月雨「提督、帽子と上着預かります。早くしないと染みになっちゃいますから」
提督「いつもすまないな〜。今回も頼むよ」ナデナデ
五月雨「はい、お任せください!♡」フンスフンス
提督「あはは、五月雨のその前向きな姿勢を見ていると力が湧いてくるよ」
五月雨「それだけが取り柄ですから♪」ニパッ
提督「何を言ってるんだ? 他にも重要な取り柄があるだろう?」
五月雨「???」クビカシゲ
提督「俺にいつも幸せを与えてくれるという、取り柄があるじゃないか」ニカッ
五月雨「はぅ〜……そんな、急に……はふぅ、反則ですよぉ♡////」ヤンヤン
提督「急も何も事実だからな」アハハ
五月雨「もぉ、提督ったら♡」モジモジ
提督「そんなことしてても可愛いだけだぞ?」ニヤニヤ
五月雨「あうあうあう……♡////」ポッポッ
五月雨「と、取り敢えず! 洗濯してきちゃいますね!////」
提督「よろしくな」
五月雨「はい♡」ワハー
◇提督&五月雨の部屋◇
五月雨「えっと、まだそんなに時間は経ってないから洗面台でささっと手もみ洗いすれば大丈夫だよね♪」
◇洗面台◇
五月雨「〜♪」ジャー
〜お水を貯める〜
五月雨「はっ! お水につける前に上着のポケットの中を確認しなきゃ!」
ガサゴソーー
五月雨「普通のポケットには何も無かった……次は胸ポケットを……」ガサゴソ
〜何か厚紙のような物を発見〜
五月雨「あ……」
五月雨(提督……胸ポケットに五月雨とのケッコン式の写真なんて入れて、持ち歩いていたんですね♡)
五月雨「えへへ〜♡」ニヤァ←幸せで顔が緩む
五月雨「( ゚д゚)」ハッ!
五月雨(いけないいけない! つい嬉しくてだらしない顔に……!)
五月雨「えっとあとは内ポケットだけど……」ガサゴソ
五月雨「?」
〜何やら小物が入っている〜
五月雨「あっ」
〜五月雨お手製の御守を発見〜
五月雨「うふふふ♡」ニヨニヨ
五月雨(提督……いつも持っててくれてたんだ♡)
ガチャーー
提督「五月雨、悪いんだが上着に大切な物を入れっぱなししてたんだーー」
五月雨「あ♡」ワハー
提督「ーーが……ポケットの中、確認してくれたのか……////」テレッ
五月雨「えへへ〜♡」ニヨニヨ
提督「笑わないでくれ……////」カァー
五月雨「嬉しくて笑みがこぼれちゃいます♡」デレッデレ
提督「と、取り敢えずその写真と御守を返してもらえないか?////」アワワ
五月雨「は〜い♡ にへへ〜♡ 私も提督とのケッコン式の写真と提督から貰った御守をいつも持ち歩いてますよ♡」ギューッ
提督「そ、そうか……はは、何だか恥ずかしいが、それと同時に嬉しさもあるな////」ナデナデ
五月雨「一緒ですね〜♡」カオグリグリ
提督「そうだな……////」
クイクイ←提督、服を引っ張られる
提督「?」
五月雨「ん〜♡」
提督「」ズキューーーン
〜瞼を閉じる+唇差し出し+少しの背伸び〜
提督「五月雨……」
ちゅっ♡
五月雨「提督、大好きです♡」エヘヘー
提督「俺も五月雨が大好きだ」ニカッ
そして夫婦はその後も暫くいちゃついていたとかーー。
数時間後ーー
五月雨「あ〜、洗濯するのすっかり忘れてました〜!」
提督「まぁこれくらいなら漂白剤と重曹で落ちるさ。こうなった時の為に買い置きしてある」ナデナデ
五月雨「流石提督です♡」ニパッ
こうして仲良く染み抜きし、仲良く仕事に追われたのであったーー。
五月雨 完
五月雨と書いて大天使。
五月雨提督の皆様、お待たせしました!
五月雨ちゃんですよ〜!
そしてデレデレなドジっ娘ですよ〜!
と言うことで五月雨終わりです☆
此度もお粗末様でした〜!