奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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お待たせしてごめんなさい!

頑張って書きましたので、楽しんで頂けたら幸いです!

てことで、戦艦ネヴァダがお嫁さん。


ネヴァダとケッコンしました。

 

 某鎮守府、昼―――

 

 ◇中央広場◇

 

ネヴァダ「ハァイ、夢と希望に溢れたキッズたち! 今日は来てくれてThank you♪ アタシが今日ガイドを担当する戦艦ネヴァダよ♪」

 

子どもたち『こんにちはー!』

 

 〜今日は鎮守府で行われる地域の小学生たちの見学会〜

 

引率教師「本日はよろしくお願い致します」ペコリ

提督「こちらこそ。私はあいにく同行は出来ませんが、妻が案内する場所ならば自由に見学してくれて構いませんので、これをきっかけに艦娘たちがどんな存在なのか知ってもらえたら幸いです」

担任教師「きっと子どもたちもいい思い出になるかと」

 

ネヴァダ「ちゃーんとアタシの言うことを聞くのよ? 安全な場所しか案内しないけど、言うことを聞いてくれないと大変なことになっちゃうから!」

 

男の子「大変なことってなに?」

 

ネヴァダ「ケガよ、ケガ! 転んだり、アタシたちの誰かとぶつかったりしたら大変だもの!」

 

子どもたち『はーい!』

 

 〜そんなこんなで鎮守府見学会が始まった〜

 

 ◇砲撃訓練場◇

 

ネヴァダ「ここが砲撃訓練場よ。あの先に浮かんでる的に当てるの。今はただ浮かべてあるだけだけど、動かして使うこともあるわ」

男の子「すげぇ!」

女の子「あんなに遠いとこに当たるのかなぁ?」

ネヴァダ「ふふっ、そう思うでしょう? でもちゃーんと当たるのよ? そうじゃないとみんなを深海棲艦たちから守れないもの!」

 

 〜ネヴァダがそう言って手を叩くと、大和と武蔵が訓練場へやってきた〜

 

男の子「スゲースゲー! 戦艦大和だ!」

男の子「武蔵もいるぞ!」

 

ネヴァダ「これからあの二人が砲撃訓練を見せてくれるから、よぉく見ておくのよー? それと音が凄いから、配った防音イヤーマフをちゃんと装着してね」

子どもたち『はーい!』

 

 〜大迫力の砲撃訓練を目の当たりにして、子どもたちは大興奮だった〜

 

 ◇航空隊訓練場◇

 

ネヴァダ「さっきと似てるけど、ここは空母の艦娘たちが訓練する場所よ。AIドローンを相手に航空機部隊で制圧したり、さっきの砲撃訓練に使ってた的に命中させたりするの」

男の子「今度は誰が来るの!?」

女の子「早く見たい見たーい!」

ネヴァダ「あらあら、せっかちねぇ♪ まあいいわ! カモーン!」

 

 〜ネヴァダに言われて姿を現したのは、赤城・加賀の一航戦とサラトガ&ホーネットの四名〜

 

子どもたち『わぁ〜!』キラキラ

ネヴァダ「今日は航空機部隊の戦闘訓練を二手に分かれて行ってもらうわ。見やすいように各艦娘たちの視野が共有されるこのモニターがあるから、見えにくかったらこのモニターを見てちょうだい」

子どもたち『はーい!』

 

 〜この訓練の見学も子どもたちはとても大興奮した〜

 

 それから―――

 

 ◇中央広場◇

 

ネヴァダ「あっという間にお別れの時間ね! 今日は楽しめたかしら?」

 

子どもたち『はーい♪』

 

ネヴァダ「Very Good♪ 今後もアタシたちはみんなが安心して暮らせるように頑張るからね! でも、お勉強もちゃーんとするのよ?」

 

子どもたち『はーい!』

 

引率教師「それではみんな、声を揃えて……せーの!」

子どもたち『今日はありがとうございました!』

 

ネヴァダ「気をつけて帰るのよー!」

 

 〜こうして子どもたちはみんな笑顔で順番にネヴァダとタッチして帰っていった〜

 

提督「案内役、お疲れ様だったな。ネヴァダ」

ネヴァダ「あら、ダーリン♡ 迎えに来てくれたの?♡」

提督「いや、工廠帰りだ」

ネヴァダ「んもう! そこは嘘でも迎えに来たって言うところでしょ!」

提督「嘘は良くない」

ネヴァダ「真面目なんだから……」ニガワライ

提督「俺に面白味を求めてはいけない」

ネヴァダ「それもそうね……とりあえず、一緒に執務室に戻りましょ♡」

提督「腕を組む理由は?」

ネヴァダ「ダーリン成分の補給♡」

提督「……可愛らしい補給だな」

ネヴァダ「うふふ♡」

 

 〜こうして夫婦は仲睦まじく残りの業務を終えた〜

 

 ――――――

 

 すっかり日が暮れた夜―――

 

 ◇執務室◇

 

ネヴァダ「はぁ〜……今日は色んな子たちがいて大変だったけど、みんな可愛かったわ♪」

提督「それは良かったな……」

ネヴァダ「アタシも子ども欲しくなっちゃった♡」

提督「随分とストレートだな」

ネヴァダ「ダーリンはストレートに言わないと伝わらないでしょ?」

提督「それもそうだな」

ネヴァダ「で、どう?♡」

 

 〜ネヴァダは自身の胸元をチラリと見せて、提督を誘う〜

 

提督「俺に父親が務まるか分からん。覚悟も足りない」

ネヴァダ「そんなのアタシだってそうよ。でも軽い気持ちで欲しいって言ってるんじゃないの。ダーリンと一緒なら絶対にいい親になれると思うし、なりたいの」

提督「そうか……」

 

 〜提督は決意した〜

 

 ―――――――――

 

 ◇長官官舎・寝室◇

 

ネヴァダ「はぁ……はぁ……はぁ、You are too good to be true♡」

   訳)あなたは最高過ぎる

提督「焚き付けたのはネヴァダだろう?」

ネヴァダ「そ、そうだけど……激し過ぎるというか……ああ、まだ足腰に力が入らないわ……」

提督「出来るまで毎晩するぞ」

ネヴァダ「え」

提督「ん?」

ネヴァダ「ううん、なんでもない♡」

    (バイバイ、これまでのアタシ……ハロー、新しいアタシ)

 

 ―――――――――

 

提督「大丈夫か?」

ネヴァダ「えぇ、大丈夫よ♡ それよりも早く会いたいわ♡」

提督「私もだ」

 

 こうして夫婦は新しい家族を迎え、より幸せに過ごした……が、夜はとても激しくなったそう―――。

 

                ネヴァダ 完




ネヴァダ終わりです!

お粗末様でした!

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