完全生命体、幻想郷を彷徨う   作:KYマッシュ

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ども、KYマッシュという者でございます。

頑張って内容を考えるんですけどね…なかなかグッドアイデアが浮かばないものですねぇ〜。

今回のデストロイア君は、幻想郷ではお馴染みの『能力』!これを発動させるか否か…これに迫ります!!


完全生命体、幻想に惑う

 

〜遊んだ後 デロイドア現在地〜

 

 

デスト「ふぅ、さすがに疲れたな。」ん〜…

 

 

 

 

デスト「ん?なんだここは…?」

 

 

 

???「ここは博麗神社。そして私がこの神社の巫女、『博麗霊夢』。」

 

 

デスト「我が名、『デロイドア・レイス』と申す。」

 

 

霊夢「ふーん…貴方、見たところ妖怪にしか見えないわね…。」

 

 

デスト「だったらどうする。」

 

 

 

霊夢「ここで退治するしか考えはないわ…。貴方、弾幕や能力は分かるわよね?」

 

 

デスト「…んぁ?」はて?

 

 

 

霊夢「…分かってないようね。もしかして、貴方が噂の『紅き狩人』ね。」

 

 

デスト「…はぁ?」

 

 

霊夢「あ、『不死の魔神』とも言われてるわよ。」

 

 

デスト「いや、それはなんだ。」

 

 

霊夢「二つ名とか異名とかね。どっちがお好みかしら…?」

 

 

デスト「我は『紅き狩人』がいいかな…って違うッ!その弾幕や能力について教えてくれないか。」

 

 

 

霊夢「・・・・・。」指差しっ

 

 

デスト「…?」

 

 

 

霊夢「ほら、ここ。入れて。」指差しっ!

 

 

デスト「何を。」

 

 

 

霊夢「何って…賽銭に決まってるでしょう!?」指差しィッ!

 

 

デスト「賽銭?銭?金のことか。生憎だが、今は手持ちがないのでな。」

 

 

霊夢「…まぁいいわ。付いてきて。まず能力について教えてあげる。」階段

 

 

 

〜博麗神社〜

 

 

霊夢「まず能力というのは、例えば私のを言うと、『空を飛ぶ程度の能力』とかね。」

 

 

デスト「ふむ…。」

 

 

霊夢「他にも『時を止める程度の能力』や、『境界を操る程度の能力』とかね。」

 

 

デスト「ほうほう。」

 

 

 

霊夢「…何か心当たりないのかしら。最初にイメージできたモノが能力になる確率が高いわ。」何か思い出して頂戴

 

 

 

デスト(我は酸素を吸収し、操る。分裂し、合体する。そして進化して、全てを破壊する。…ん?吸収、進化、破壊…これか!?)

 

 

 

霊夢「何か思い出した?」

 

 

デスト「う、うむ。やってみよう。霊夢、攻撃してみてくれないか?」

 

 

霊夢「え?いいけど。」

 

 

 

デスト(吸収…吸収…)

 

 

霊夢「えい!」ズガッ!

 

 

デスト「ッ!?」ズガァ!?

 

 

 

霊夢「あら、やり過ぎたかしら…?」

 

 

デスト「いや、問題ない。だが何もなかった。次だ。もう一回頼む。」

 

 

霊夢「なら、これでどうかしら!」弾幕

 

 

 

デスト(進化…破壊…)

 

 

霊夢「喰らいなさいっ!」しゅばばばばばば…!

 

 

 

デスト「はぁッ!!」ヴァリアブルスライサー

 

 

ズバァッ!

 

 

 

霊夢「え?今、弾幕を…切ったの?」

 

 

デスト「…え?」

 

 

 

説明しようッ!今、彼がヴァリアブルスライサーを使用し、弾幕に当てたその瞬間、弾幕は真っ二つに切断され、弾け飛んだ!これこそ彼の、デストロイアの能力!『どんなモノでも破壊する程度の能力(全てのモノとは言ってない)』であるッ!!

 

 

 

霊夢「それが…貴方の能力、ということになるわね。」

 

 

デスト「ほう、面白い。」

 

 

霊夢「ッ!?」

 

 

デスト「霊夢、君のおかげで能力というものを知り、自分を知ることができた。…感謝する。」びゅーん…!

 

 

 

霊夢「あ、ちょっ…行っちゃった。」

 

 

 

 

〜デストロイア 現在地〜

 

 

 

デスト「さて、地図を見て次の場所決めるかね…っと。」

 

 

 

その時、地図を取り出して場所を決めようとした、まさにその瞬間だった!遠くから発射音が鳴り響き、極太のレーザーが彼に襲いかかった!!

 

 

 

デスト「なんだよこれはァァァ!?」ビューン!!

 

 

 

???「おぉ、すまんすまん!」

 

 

デスト「誰だおまえは…。いきなり光線ブチかましてきやがって…」

 

 

 

魔理沙「私の名前は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだから安心しろ。ちょっと誤射しちまっただけだ。」

 

 

デスト「……。」ぷるぷる…

 

 

魔理沙「ん?お、おまえ…その左手に持ってる『焼け焦げたような黒い物体』は何だ?」

 

 

 

デスト「焼け焦げたんだよ!これ地図だよ!?ついさっき貴様が誤射した光線で焼け焦げた『地図だったモノ』だ!!」

 

 

魔理沙「おぉ〜そりゃあ悪かったな。」

 

 

デスト「詫びて許せるのなら、裁く者など要らぬ…!」

 

 

 

魔理沙「お、おい、マジでごめんな?」

 

 

デスト「…いいだろう。許してやる。だがその代わり…」

 

 

魔理沙「…その代わり?」

 

 

デスト「『新作の実験台』になってもらう。」スッ

 

 

魔理沙「…は?」

 

 

 

デスト「スペルカード、発動。狼爪『デビルクロウ』」ゴゴゴゴゴ…

 

 

 

魔理沙「ちょっ!?」

 

 

 

デスト「フンッ!!」ズバァッ!!

 

 

魔理沙「あぁ!私の箒がぁ!?」ひゅーん…

 

 

 

デスト「ッ!?危ない!!」ビューーーン!!!

 

 

 

デスト「よっと…。おい、怪我はないか?」

 

 

魔理沙「だ、大丈夫だぜ…。そ、それより…///」

 

 

デスト「…?」

 

 

魔理沙「は、早く降ろしてくれ…だぜ///」お姫様抱っこ

 

 

 

デスト「おぉ、悪かったな。」←理由分かってない

 

 

 

魔理沙「きょ、今日はすまなかったな…。じゃ、じゃあな…。」たたたたたたた…

 

 

 

デスト「…?まぁいいか。新作の実験もできた。予想を遥かに超えている。『デストロイヤー・レイ』も、『ヴァリアブルスライサー』も、『デビルクロウ』も。良い出来だ。」

 

 

 

デスト「さて、もうすっかり夜だな…どこで寝ようか。」

 

 

 

 

〜なんか凄い森の中〜

 

 

 

デスト「ふむ、これでよし…。」

 

 

説明しておこう。彼は今、仮拠点造りを終えたところである。とは言っても、ベッドと机とカーテンのようなものなど様々だが、これは全て『ヴァリアブルスライサー』と『デビルクロウ』で切って作り出した芸術である!

 

 

 

デスト「さて、明日はどうなることか…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここで終了となります。初!2000字超え(笑)

ここで、現在のデストロイアのステータスなどを書いておきます。


デストロイア(デロイドア・レイス)
・とある戦いに敗れ、幻想入りした怪獣。恐ろしい姿だということは、誰も知らない。
『ヴァリアブルスライサー』や『オキシジェン・デストロイヤー・レイ』は実在した技が具現化したもので、『デビルクロウ』は、自らが編み出した技。

人間にはあまり好意を持たないが、敵意を持っているわけではないので、優しいときは優しいし、怖いときは怖い。喜怒哀楽がはっきりとしている。

幻想郷では人型で生活している。赤髪と長身、背中に生えた小さな羽と短い尻尾が特徴。


次回もお楽しみに!!!

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