小説を書くことは初めてではないのですが、上手くはありません。あまり期待しないでください(笑)
降臨
ここは幻想郷。生命が集う場所。
とある巻物に、こんな言い伝えがある。
『地ニ降リ立ツ獣、ソレラ郷ヲ荒ラシ山ヲ越エ、一ツハ世ヲ消シ去ラントスル完全生命体、一ツハソノ地ヲ滅ボサントスル戦闘龍、一ツハ地ヲ破壊スル三方ノ八岐大蛇。
地ニ降リ立ツ獣、ソレラ山ヲ越エ、一ツハ空ヲ飛ビ、ソコニ住マウ生命ヲ守ル守護神、ソレラノ天ニ達スル獣ハ、黒キ鱗ト尾ト背、ソシテ全テヲ焼キ払ウ帝王。コレラ降臨スレバ世ニ光ト影ガ訪レル。』
この言い伝え、幻想郷の住民が信じるはずもなく、そもそもそんな妖怪がいるはずがないと思っていた。
…そう、思っていたのだ。
〜とある日の幻想郷〜
???「う〜ん…」
ここは幻想郷のどこか。といっても、大草原。その真ん中に横たわる人間。いや…妖怪?
???「寝ていた…のか?」よっこいしょ
その人間(妖怪?)は体を起こし、周りを見た。思うことはただ1つ…
???「ここは…どこ、なのだ?」はぁ?
我の名はデストロイア。完全生命体と呼ばれ、恐れられる究極の生物だ。…『ヤツ』との戦いに敗れ、最期はメーサー砲とか色々集中攻撃されて爆発したのだ。今でも覚えている。
いや、そんなことはどうでもいい…良くはないが今はどうでもいい。何故に我の姿が人間になっている!?我は死んだはずだ!あの禍々しい姿は!?どうなったのだ!?…でも尻尾は短いけどあるし、翼も小さいけどある。ツノはないけど。
そもそもここはどこなのだ!?今回ばかりは助からんかもしれんぞ!?
???「そんな所で昼寝してると、風邪をひきますよ?」ザッ
デスト「ぬぅ?誰かいるのか?」
???「はい。ここにいますよ。」バッ
デスト「ぬわぁぁぁ!?驚かせるな…。」
???「君、背中に翼があって、尻尾があって…ということは人間ではないのですね。」
デスト「まぁ、そうだが。」
???「よかったら、ウチ(家)に来ませんか?案内しますよ。ここに居ても何も変わりません。」
デスト「な、なら有難く…。」
〜道中〜
デスト「そういえば、お互い名前を言ってなかったな。我が名はデストロイア。よろしく。」
???「私は…豊聡耳神子。よろしく。」
神子「何か好きなことある?趣味とか。」
デスト「う〜ん。町を破壊すること…かな?」
神子「…え?」
デスト「あ、あぁ…なんでもない…気にしないでくれ…。」つい口が滑った…
神子「私の家には、他にも面白い仲間達がいますよ。楽しみにしててくださいね。」
デスト「りょ、了解です…。」
如何でしたでしょうか?今作の主人公、完全生命体、デストロイア!そしてその存在には誰も気づかないでしょう。
今回はここで終わりです。第2話は、神霊廟のキャラクターが登場します。
次回もお楽しみに!