サウザー!~School Idol Project~ 作:乾操
「行ってきまーす!」
俺は聖帝サウザー! なんやかんやでスクールアイドル始めることになっちゃいました。歌もダンスも未経験だけど、きっと余裕だよね! だって帝王だし!
座右の銘は『退かぬ、媚びぬ、省みぬ』。でも、時々昔を思い出して泣きたくなるときもあるよ!
好きな食べ物はカレーライス、嫌いなものは大人。だって、大人って汚いしわかってくれないしすぐ嘘つくんだもん! でも、お師様は好き! お師様のためにデカい十字陵だって作っちゃうくらい好き。ロン毛なのがもどかしいけど好き!
こんな聖帝だけど、下郎の皆さん、どうかファンになってください。
あ、でも愛はいらないよ!
人気もファンも欲しいけど、愛はいらない(笑)
そういえば、今日は音ノ木坂学院の卒業式なんだって! マジウケる。このおれも呼ばれて無いけど来賓として顔を出してやろうと言う粋な計らい? みたいな!?
※
今日は卒業式。並木の桜も明らかに早い開花で卒業生を祝福している。
「にも関わらず遅刻ですか?」
「ごめんごめん、ニコちゃんのお母さんたちと話してたらつい……」
当然の如く生徒会は忙しかった。保護者来賓に配布するパンフレットや卒業記念品の準備など、やることはたくさんあるのである。
「ニコちゃんのお母さんってどんな人だったの?」
「うんとね、月に代わってお仕置きしたりエヴェの事エバーって言いそうな人」
「それより、送辞は完成したのですか?」
呑気に笑う穂乃果に海未が訊く。在校生送辞は生徒会長……つまり穂乃果が述べることになっているのだ。まさかここにきて出来ていなかったり忘れていたなどとなったら大事である。
だが、さすがの穂乃果も成長する。
「ちゃんと作ってきたよ。ほら」
そう言って鞄の中から便箋を取り出し、海未とことりに見せた。キチンと形式に則りながらも穂乃果らしさのある素敵な送辞である。
「てっきり歌い出すのかと思いました」
「いやそれもいいかなと思ったんだけどね、文字じゃ分かりにくいし?」
「どっちにしても穂乃果ちゃんらしいね」
三人は必要な道具を段ボールにまとめるとそれをもって会場の体育館へと向かった。そこではヒフミトリオの三人を始め委員会の生徒が最後の飾りつけやら調整やらをしているはずである。
だが、三人が体育館に近づくにつれて、聞き慣れているが出来ればここではあまり聞きたくなかった声がひい美いていることに気が付いた。
――フハハハ……。
「穂乃果ちゃんこれって……」
「うん……少し予想はしてたけど」
「とりあえず入りましょうか」
恐る恐る扉を開けて中を窺う。扉を開けると同時、笑い声が炸裂する。
「フハハハハハハ―っ!」
「あ、やっぱり……」
聖帝サウザーである。ヒフミとなにやら問答しているようである。
「なに、どうしたの?」
「あっ、穂乃果!」
ヒデコが穂乃果たちに助けを求めるような表情で振り向いた。彼女たちの前にはサウザーが居て何が楽しいのか知らないがフハハと笑っている。
「サウザーちゃんが来賓席に入れろってきかなくてさ……」
「はぁ?」
「この聖帝が来てやったからには下郎と同列の席などありえん話であろう?」
「呼んでも無いのに来賓席に座らせろ言う方がありえん話であるよ。ていうか聖帝校は卒業式とかないの?」
「聖帝校は終身就学制! 卒業は認められんのだ!」
高らかに笑うサウザー。聖帝校は十字陵建設のために拉致してきたガキどもを聖帝軍兵士に育て上げるのが目的の学校であるから、卒業が存在したとしてもまだまだ先の話であろう。
「他の六星の方の苦労が察せられますね……」
「勝手に入学させられて卒業もできないとなるとね……」
恐ろしい話である。
サウザーの要求は他にもあった。
「この旗をステージの校旗と国旗の上に飾るのだ」
「なにそれ?」
訊くとサウザーはその旗をバッと広げて見せた。
その旗というのが凄まじいデザインで、でかでかとプリントされたサウザーの笑顔とその下に『聖帝軍』の筆字が躍ると言うものであった。
「趣味悪っ!?」
「この学校は事実上聖帝校の分校であるしおかしくはないと思うが?」
「そんな事実ねぇよ!」
「穂乃果、律儀に相手にしても埒があきませんよコレ」
ぐぬぬと唸る穂乃果に海未が耳打ちした。言われずとも分かっている。サウザーとの議論で埒があいたことはほぼない。毎回不毛な言い合いが続くだけである。
とりあえず、来賓席の配置などに関しては生徒の担当外に当たるため、先生にでも相談なり命令なりしてくれとお願いした。
卒業式、波乱の予感である。
※
会場設営はサウザー襲来以外は何らトラブルなく完了した。設営が終わると各クラスの在校生や保護者がゾロゾロ入ってきてそれぞれの席に着席する。来賓も次々体育館に入ってきて、割り振られた席へと着いた。サウザーに関しては来賓席を新たに一つ増やすことで対処したらしい。さすがの先生といえどもサウザーの要求には逆らえなかったようだ。満足気にふんぞり返るサウザーが実ににくらしい。
『……年度、音ノ木坂学院卒業式を行います』
生徒によるアナウンスが流れる。すると、体育館の照明が落され、卒業生が通る花道だけにスポットライトが当てられた。ヒフミ渾身の演出である。
扉が開かれ、卒業生たちが体育館に次々と入ってきて、それを在校生や教員、保護者、来賓が拍手で迎える。
音ノ木坂学院では慣例として卒業生の先頭は旧生徒会メンバーが歩くこととなっている。つまり、今回は絵里と希が先頭を務めるのだ。先頭の二人は少し恥ずかしそうに頬を染めて花道を歩く。今まで多くのステージに立ってきた二人だが、それとはまた違ったテレがそこにはあった。
「エリチ泣きそう?」
希は隣を歩く絵里にそっと問いかける。
「私は泣かないわ。恥ずかしいじゃない?」
「ウチ既に泣きそうやわ」
「意外と涙もろいのね……!?」
そんなことを話していると、絵里は来賓席で笑いながら拍手するサウザーに気付いて愕然とした表情を見せた。
「どないしたの?」
「サウザーがいる」
「えっ!? ……あ、ホンマや。わー、涙引っ込んだ」
「私は逆に泣きそう。色んな意味で」
後ろを窺ってみると、ニコもサウザーの存在に気付いたらしく三度見ほどした後に先頭の二人に目くばせしてきた。
「何考えてるのかしらアイツ」
「まぁ、変なことはしないのとちゃう?」
「甘いわね。チョコレートよりも甘いわ」
そうこうしている内、卒業生は全員席に着いた。
作法としてはまっすぐ壇上を見据えるべきなのだが、来賓席の聖帝が気になってしょうがないようで皆チラチラとそちらを見ている。
一体何をする気なんだ?
そういった不安が卒業生たちの間に流れていた。
だが、いざ式が始まってもサウザーは動かなかった。国歌を斉唱し、卒業証書が授与され、理事長からの式辞がなされても……来賓からの祝辞の時も動かなかった。ただ来賓席の端で偉そうにふんぞり返っているだけである。式は何ら問題なく、淡々と進んでいく。
……すると、全く不思議なことに、サウザーが行動を起こさないことで卒業生の間に流れていた不安は消え失せ、逆に期待が渦巻くようになっていった。
偉そうにふんぞり返っているからにはきっと何か句を企んでいるのだろう。何故動かないんだ。一体何をやらかしてくれるんだ……。
そのような些か不謹慎ともいえる期待である。
式は後半を過ぎ、生徒会長による送辞、卒業生代表による答辞までもが終了した。間もなく卒業式は終わる。終わりに近づくにつれ、卒業生たちの期待は爆発寸前にまで高まっていた。
……そして、ついに事は起こった。
卒業生の答辞が終わると卒業式のハイライトともいえる卒業歌である。今年の卒業生は『蛍の光』を合唱することになっていた。
だが、司会のアナウンスと共に、さも当然のようにサウザーは立ち上がり、ズカズカとステージの上に上がった。そのあまりに突然な行動に、会場にいた全員が呆然と壇上のサウザーを見やる。
「――下郎のみなさま」
サウザーがマイクに向かって口を開く。
「ご卒業……フハハッ……ご卒フハハハハハハ!」
「なに? なんなの?」
「ご卒業おめでとうございます!」
彼は高らかに宣言すると両手を天に掲げダブルピースの姿勢を取った。彼がこの姿勢を取ることで天は震え、雷鳴が轟くようになる。
「フハハハハハハーっ!」
「サウザーちゃん! 進行の邪魔しちゃダメでしょ!」
舞台脇の生徒会席から穂乃果の注意が飛ぶ。だが、サウザーは、
「邪魔はしてないぞ? これより、卒業の歌を歌う! おい、マキ!」
彼はステージ上に置かれたピアノの前に座るマキを呼んだ。蛍の光の伴奏担当として座っていたのだ。
「ヴェエエ!?」
「貴様がかつて音楽室で演奏していたアレ、アレを弾くのだ」
『アレ』とはマキがμ'sに入る前に作った曲、『愛してるばんざーい!』のことである。思えば、彼にとっても思い出深い曲であった。
「ハァ? 蛍の光やるって決まりでしょ?」
「フフフ……貴様の実家の病院についていらぬ風説を流布されたくなかったら大人しく言う事を聞いた方が良いぞ?」
「ぬっく……」
「高坂が歌わないみたいだからこのおれが代わりに歌ってやろうという心遣い?」
いらぬ配慮である。
「フハハハ。それでは、ミュージック・スタート!」
脅迫されたマキは渋々といった調子で鍵盤を叩き始めた。体育館に響くメロディ。
「愛などいらなーい!」
「いきなり歌詞間違えてんじゃないわよ!」
「フフフンフフンフンフン」
「しかもうろ覚えかよ!」
マキの指摘は体育館の高い天井に虚しく吸いこまれ、代わりにサウザーの鼻歌がこれでもかというくらい響き渡った。
「卒業生の下郎たちも歌え!」
「え!?」
突然振られた卒業生一同は当然戸惑った。だが、このまま歌わないままではサウザーに何をされるか分かったものではないため、
「フ……フンフフンフンフーン……」
と合わせるように鼻歌を歌った。
卒業式の会場はピアノの音色とサウザー、そして卒業生一同の鼻歌が響くと言う奇妙な状況へ陥った。
「フフンフフンフフフ~ン!」
※
以外すぎることに(絵里以外の)卒業生には今回の式は好評であった。
「いやぁ、一生忘れられない卒業式になったね!」
教室に戻った時、同級生たちがしきりにそう言っているのを絵里は信じられないと言った表情で見たものである。
「みんなどうかしてるわ。認められないわ」
「まぁ過ぎたことやしええやろ」
式が終わり、最後のクラス会を終えた三年生トリオは後輩たちのいるアイ研の部室を訪れていた。私物を引き上げなければならないニコの付き添いである。
「記録には残らないが記憶に残る卒業式であったろう?」
「記録にも残るでしょうね。無論悪い意味で」
自信満々のサウザーを絵里はそう断ずる。
「そんなことより、片づけ手伝いなさいよ」
ニコは雑誌を箱にまとめながら絵里、希の二人に言う。
「ニコッチのモノなんやから責任もって片しいや」
「それにしても、ここにあるモノなくなっちゃったら寂しくなるね」
どんどん片されていくニコのアイドルグッズを見ながら花陽が苦笑する。私物が撤去された部室はなんだか妙に広く感ぜられた。
「それに関しては花陽が持ってくればいいじゃない。部長なんだから」
「まぁそうだけど――え?」
ニコの言葉に驚く。
「部長? 誰が?」
「花陽が」
「えぇ!? なんで!? 聴いてないよ!?」
花陽はてっきり穂乃果あたりが部長をやるものだとばかり思っていたのだ。
そのことを訴えると、穂乃果は、
「いや、私一応生徒会長だし」
「そもそも書類上はハロウィンイベントの頃から花陽が部長ですよ。知らなかったんですか?」
「初耳だよぉ!?」
生徒会からの告示も出ていたらしい。まさか自分が部長になるなんて夢にも思わなかったから確認すらしていなかった。
「ちなみに副部長はマキちゃんで凛はスーパー平部員だよ!」
「もう! 凛ちゃんもマキちゃんもなんで教えてくれなかったの!?」
「出来心ってやつだにゃー」
センター騒動の際のちょっとした仕返しである。
「でも、ニコちゃんの後継者ってなると花陽ちゃん意外いないよねぇ」
ことりが言う通りである。いくらスクールアイドルで、ラブライブ優勝者といえど、花陽にくらべて他の部員は素人みたいなものなのだ。
「そんな、無理だよぉ……」
「大丈夫よ。花陽なら出来るって」
ニコは委縮する花陽の両肩を掴んで励ました。
「でも……」
「伝伝伝、ひとつあげるから」
「やらせていただきます」
「あっさりモノでつられたにゃ」
「おれには何かないのか?」
「なんでお前にあげにゃならんのよ」
ニコの私物の片づけはおおよそ終わり、残りの細かな物は今月中にまた回収しにくる運びになった。
「ま、入学式までには回収しちゃうわね」
「残しとけば? 来年も遊びに来なよ」
穂乃果が提案する。だが、
「バカね、卒業した先輩がしょっちゅう来たら新入生の迷惑でしょうが」
「むむ、なるほど」
「ニコちゃんにしては、正論ね」
「ちょいマキ、それどういう意味?」
「そのままの意味よ」
ふふんと笑うマキ。だが、その憎まれ口にも隠しきれない寂しさがにじみ出ていた。
「さて、必要なことも終わったし、行きましょうか」
絵里がマキに絡むニコに声を掛ける。
「えぇ? もう行っちゃうの!?」
穂乃果が声を上げた。絵里ははにかみながら、
「いえ、少し校舎を見て回ろうかと思って」
「じゃあ、私達も行くよ! この九人でっていうのも最後だし……」
「フハハハ九人とは。おい西木野マキよ、ハブられているぞ?」
「穂乃果の言う九人に自分が入っていると思って疑わないとかどんな脳構造してるのよアンタは。……ていうか」
髪の毛をくるくるしながらマキは穂乃果の方を見た。他の面々もニヤニヤしながら穂乃果に視線を送る。一瞬その意味が理解できなかった彼女だったが、気付くと同時、絶望にも似た表情を見せた。
「あっ!?」
『最後』。この言葉を言ったものは全員にジュースを奢ると言う約束だったのだ。
ぽかぽか陽気の中庭は歩いていて気持ちよかった。奢りのジュースの味もまた格別である。
「いやぁ、穂乃果のおごりのジュースはおっいしっいなぁ~」
絵里が嬉しそうに賢くないことを言う。
「うぅ、紙パックだから安いとは言え千円近くの出費……何故かサウザーちゃんの分も買う羽目になってるし……」
「自分で言い出したルールを自分で破るとは中々出来ませんよ」
茶をストローで吸いながら海未が苦笑する。
「絵里ちゃんとかニコちゃんあたりが言うの期待してたのに……」
「失礼ね」
「まぁ最後ぐらいいいのではないか? フフフ……」
そう言いながらニヤニヤ笑うサウザーはイチゴ・オレを美味しそうに吸っている。さすがにシェイクと違って問題なく吸えているようだ。
「あっ! サウザーちゃん最後って言った! ジュース!」
「フハハハ。おれはμ'sメンバーではないからそのルールは適用されん!」
「じゃあジュース奢らせないでよ!」
一同は話ながら思い出の場所を次々と回った。
講堂……まだ四人だったμ's最初のステージと、μ's´最後のステージを行った場所。あの頃のお客さんはほとんどが聖帝軍のモヒカンだった。あれほど広く感じられたステージは、成長した彼女たちには少し小さく見えた。
聖帝十字陵……音ノ木坂七不思議の一つ。文化祭、ここでライブをやったら穂乃果がぶっ倒れた事件は今となっては良き思い出の一部である。
グラウンド……十人となったμ's´がライブを開いた場所。やはりお客の中にモヒカンが目立ちはしたが、それでも普通のお客さんの数もぐんと増えていた。
生徒会室……誰かさんがドアを壊しまくったために入り口に暖簾が駆けられビデオ屋のR18コーナーみたいな見た目になってしまった。奥に飾られたケンシロウフィギュアは変わらぬ輝きを放っている。
音楽室……マキが弾き語りをよくしていた場所で、アイ研に入る前のμ'sが雨の日に屯していた教室。
そして……屋上。
「練習場所が無いから仕方なくここに来てたんですよね、最初は」
海未が感慨深げに言う。
十分なスペースのある教室を確保で来たらそこへ引っ込むつもりだったが、結局最後までここで練習していた。屋根が無いのはもちろん、夏は照りかえしでバカみたいに熱く、屋上な分秋冬は風も強く冷たく、おまけに床タイルもズタズタ(これはサウザーのせい)で、よくよく考えたらお世辞にも快適な場所ではなかった。
それでも、九人と、もう一人にとって思い出深い場所であることには変わりなかった。
「ここから敷地が見渡せるんだね」
この場所からは中庭からグラウンド、講堂、聖帝十字陵まで全てが見渡せた。
「結局、あの十字陵作ったのは誰だったのかしら……」
「フハハ」
後輩が入って来たら、再びここで練習するのだろう。この学校でスクールアイドルが活動を続ける限り、この場所は彼女たちの練習場所として受け継がれていくのだろう。
『ありがとう。それと、これからもよろしくね』
穂乃果が心の中で呟く。そして、
「……じゃぁ、そろそろ行きましょうか」
絵里が、いつもの調子で……『今日の練習は終わり』と同じ調子で……皆に告げる。
それに答える面々の声もいつもと何ら変わらないものであった。
「お腹すいたねぇ」
「帰りに何か食べて行きますか?」
「ラーメンがいいにゃ!」
「定食屋さんに行きましょう!」
「やっぱり今日は卒業生の行きたいところに行こっか?」
「そうね……なら私はハンバーガーが食べたいわ。美味しかったもの」
「焼き肉やね。焼き肉行こう焼き肉」
「カレーが食べたいぞカレーが」
「ことりの話聞いてた? ……えっとぉ、ニコはぁ、クレープが食べたいニコ☆」
「キモチワルイ」
「カレークレープが食べたいぞカレークレープが!」
九人の少女と一人の男の声は徐々に遠くなり、やがて聞こえなくなった。
屋上は、いつもと何ら変わらぬ静けさを迎えた。
聖帝伝説 第二部
「聖帝は僕たちの奇跡 編」
完
というわけで、第二部は完結です。お疲れ様でした。
最終回にしては微妙な終わり方ですけど、まぁ、第三部やるんでその辺は勘弁してください。まだ続くのかよ!と思うかもしれませんが、続けます。読者の方がやめろと言っても続けます。逆にやめる時はやめるなといってもやめます。僕はこういう人間です。
第二部ですが、サブタイトルが最高に面倒くさかったです。おおよその読者の方のご想像の通り、テレビアニメ版サブタイをもじって付けてたんですけど、まぁメンドクサイ。すんなり思いつけばいいけど30分考えて微妙なサブタイっていうのはホント辛い。
あと、登場人物増やしすぎ問題ね。ファルコ加えたのはホント後悔してます。ファルコ超好きなのに全然活かせて無いって言うね。悪いけど第三部は君お留守番ね。
さて、第三部ですが、一応それが最終章となります。物語の舞台は分かってるとは思いますが『ラブライブ!The School Idol Movie』です。今の内に言っておきますと、映画本編中及び旅のしおり等入場者プレゼントでμ'sが行ったあの国がアメリカであるとは一切明言されていないので、こちらで勝手に『あの国は修羅の国である』と解釈させていただきました。認められない方は割とマジで読まない方が良いです。精神衛生的に。
というわけで最終章は修羅の国編です。まぁ、基本は原作沿いなので大きな逸脱はありませんけど。
投稿は現在未定。
第三部の一話と一緒に没短編集も投稿するかもしれませんし、しないかもしれません。
なんにせよ、ありがとうございました。それと、最終章も気が向いたら読んでやってください。