いろは(八幡お兄ちゃん )八幡(俺はいつからお前のお兄ちゃんになったんだ...?)(題名を変える予定です。内容は変えません) 作:@まきにき
皆様の、所では雪の影響は、大丈夫ですか?私の所では、かなり悲惨な状態です、雪かけを、ずっとして、手首が痛いです....皆様、雪には、充分お気をつけください!
一色いろはと眠ってしまって、その翌日....には、ならなかった、そのあと、小町が帰ってきて、俺達は、小町に起こされた。
その時、小町は、何も言はなかった...いや、何か言ってくれたほうがまだ、救いはあったのかもしれない....俺は、あの時初めて無言で見られる圧力の大きさに畏怖の念を小町に覚えるのだった....小町のあの目を忘れることは俺には一生できないだろう...。
一色は、そのまま小町に無言で手を引かれて、小町の部屋に連れていかれて、俺は、しばらく動けないでいた...いや、本当は、5分や6分だろうが、とても長く感じたのだ...まるで、悪いテストの点数を隠していたのが母親にバレたときのようになどと、少し現実逃避みたいなことを考えていた俺を再び現実に戻したのは、1本の電話だった。
Prrrr
八幡「・・・こんなときに、誰だ?」
Prrrr Prrrr
俺は、でようかしばらく迷ったがなかなか、切れないのででることにした。
八幡「は、はい、比企「ヒッキー、電話出るの遅いし!もう寝ちゃってるかと思ったし!!」・・・由比ヶ浜」
電話の相手は一色とあんなことが、合ったあとで、あまり、話したくない、相手だった。
八幡「それで、何のようだ?....別に用がないなら、切っても」
結衣「いや、切っちゃダメだし!まだ、何も言ってないでしょ!....それとも、ヒッキーは」
八幡「ん?」
結衣「ひ、ヒッキーは....私と電話するの....嫌?」
八幡「べ、別に嫌ってわけじゃねぇよ...」
結衣「そ、そっか~良かった」
八幡「それで、用件って?」
結衣「あぁ、そうだった!ねぇ、ヒッキー、明後日って空いてる?」
八幡「・・・いや、空いてないな、寝るのに忙しいし」
結衣「ちょ!それって、暇ってことじゃん!」
八幡「いや、俺は初夢で一富士、ニ鷹、三那須の夢を見るんだよ」
結衣「いや、本当に意味わかんないし、なんで、なんなのそれ?」
八幡「ハァ...いいか?1回しか言わないからよく聞けよ」
結衣「う、うん」
八幡「まずは、富士というのは無事、鷹は高い、那須はなすことを成すという掛けことばなんだよ」
結衣「うんうん、だから?」
八幡「縁起がいいんだよ、だから、俺は毎年この縁起のいい夢を見ようと努力してんの」
結衣「ふーん、それでさ、明後日なんだけど」
八幡「ちょ、俺の話を聞いてたのか?」
結衣「え?だから、ヒッキー、暇ってことでしょ?」
八幡「何で、あの説明から....そうなるんだ?」
結衣「一緒に、初詣いこうよ!」
八幡「初詣?」
結衣「そう!初詣!ゆきのんも誘ってあるから!」
八幡「ん?雪ノ下も来るのか?」
結衣「勿論!ゆきのん誘わない訳ないじゃん!」
八幡「・・・あいつ、正月は実家に帰るんじゃねぇのか?」
結衣「え!?そうなの?ゆきのん、そんなこと言ってなかったよ!?」
八幡(どうなってんだ?俺達と、小学生のときに、初詣行ったのは、俺が陽乃さんに頼まれて、雪ノ下を無理矢理連れていったから、いけたはずだ....本来は、実家のパーティーに参加しなければならなかったはずだ...)
結衣「ヒッキー?どうしたの?」
八幡「あ、あぁ...いや、何でもない」
結衣「ふ~ん、そっか....あの、さ...ヒッキー」
八幡「ん?どうした?」
結衣「ヒッキーと、ゆきのんってさ、昔.....」ボソ
八幡「ん?なんだ由比ヶ浜、小さくて聞こえないぞ?」
結衣「う、ううん、やっぱ....いいや、それじゃ!ヒッキー、明後日、初詣ちゃんときてよね!」
八幡「お、おい!由比ヶ「プツ.....プープープー」・・・俺、待ち合わせ場所も、集合時間も聞いてないんだけど....フッ」
俺は、由比ヶ浜らしいなと思い、思わず笑ってしまっていた、すると、また電話がかかってきた。
Prrrr
八幡(由比ヶ浜が、気づいて、電話をかけ直してきたか)
八幡「もしもし、由比ヶ浜」
雪乃「残念ながら、私は、由比ヶ浜さんでは、ないわ」
八幡「・・・雪ノ下」
雪乃「えぇ、久しぶりね、比企谷君」
八幡「あぁ、それで...何のようだ?」
雪乃「さっき、由比ヶ浜さんから、連絡がきたのでしょ?」
八幡「あぁ」
雪乃「なら、集合場所と、集合時間を、由比ヶ浜さんなら伝え忘れていると思ったので、電話したのよ....それに、あなたも、私に何か聞きたいことがあるのでしょ?」
八幡「前者は、聞きたいが、後者は....そうだな、気にならないって言ったら嘘になる」
雪乃「そう...」
八幡「でも、どっちでもいいよ、お前が....雪ノ下が、言いたくないって言うなら別に話さなくていいと思うしな、誰にだって、触れてほしくないことなんてあるだろうしな...まぁ、話したくなったら聞いてやるよ」
雪乃「フフ、偉く上から目線でものを言うのね」
八幡「悪いかよ」
雪乃「いいえ」
八幡「・・・」
雪乃「その、すごく助かるわ....あ、ありがとう」
八幡「雪ノ下に、お礼を言われるのは、何年ぶりだろうな」
雪乃「さぁ?そんなのあったかしらね」
八幡「まぁ、覚えてないなら、いいけどな」
雪乃(忘れるはずがないじゃない....私を初めて、あの地獄のような、場所から連れ出してくれた日のことだもの...そして、私にとっては、忘れることができない特別な日)
雪乃「」
八幡「ん?雪ノ下?」
雪乃「あ、い、いえ...なんの話だったかしら?」
八幡「・・・まぁ、あれだ、集合場所と、時間を教えてくれ」
雪乃「そうだったわね...集合場所は、神社の、大きい鳥居よ、集合時間は、午前10時って言っていたわ」
八幡「おぉそうか、わざわざ、すまなかったな
」
雪乃「あら?やけに素直じゃないの、明日は雪かしらね」
八幡「生憎と、晴天だよ...たく、俺をなんだと思ってんだ...」
雪乃「さぁ?何かしらね?」
八幡「たく....あ、あと...小町とあと一人たぶん、連れてっていうか、ついてくると思うんだが、大丈夫か?」
雪乃「えぇ、問題ないわ....由比ヶ浜さんからも、いろはさんのことは、聞いているわ」
八幡「そうか」
雪乃「勿論、小町さんなら、大歓迎よ」
八幡(一色は、あんまり歓迎してないのな...)
八幡「お、おぉそれじゃあ..またな」
雪乃「えぇ、おやすみなさい」
俺は、雪ノ下との電話が終わると、そのまま眠りについた。
翌朝
俺は、一色に起こされて、リビングに向かう。
八幡「・・・お、おはよう」
小町「あ、お兄ちゃん♪おはよ~」
小町は、昨日のことなど、無かったことのように、笑顔で俺に、挨拶してきた。
八幡「一色...昨日、あのあと何があった?」ボソ
いろは「と、特に何もなかったですよ...あ、ああ...あのまま、眠りにつきました....それより、先輩、いろは...ですよ」ブルブル
あきらかに、一色は動揺していた...怖いのでこれ以上の詮索は諦めた。
朝食も食べ終わり、初詣の件を二人に話すことにした。
八幡「昨日、由比ヶ浜と雪ノ下から初詣に誘われたんだが、お前らも行くか?」
いろは「え~何ですかーそれー私、先輩と二人っきり....こ、小町ちゃんと、先輩と三人で初詣行こうとしてましたのに!」
小町「ん~小町的には、そうですね、せっかく、誘われたんですし、皆で行きましょう~....ね?いろはちゃん?」
いろは「そ、そそそそうですね!!いやー結衣先輩ともまた、会いたかったですし!雪ノ下先輩っていう人とも会って見たかったんですよー!!」
一体この二人に、昨晩何が合ったのか...俺には、知るよしもなかった。
八幡「お、おう...そうか、それは良かった」
小町「明日が、楽しみだね~」
いろは「そ、そうだねー!!」
八幡(・・・不安でしかない)
そのあとは、一色の勉強を見ることになった、まぁリビングでなのだが...そして、そのあとは、何事もなく、夜の8時くらいまで、ミッチリやって、晩御飯を食べて、風呂に入って眠りについた。
翌日・神社
俺と、小町と、一色は、集合場所の鳥居に20分前に到着したのだが、雪ノ下と由比ヶ浜は既に来ていた。
結衣「あっ!ヒッキー、小町ちゃん~いろはちゃん~こっちだよぉー!」
八幡「そんなに、でかい声出さなくても聞こえるっつうの」
結衣「やっはろ~小町ちゃん、いろはちゃん、わぁ...二人とも着物すごい似合ってる!」
いろは「やっはろ~です♪結衣先輩、結衣先輩も着物すごいよく似合ってますよ♪」
小町「結衣さん、着物可愛いですねー!あれ?雪乃さんは、私服ですか?」
雪乃「えぇ、こんにちは..小町さん」
結衣「私も、ゆきのん、着物すごい似合うと思ってたから、見てみたかったんだけどなー」
雪乃「そ、そんなことは」
いろは「わぁ...雪ノ下先輩も綺麗な人ですね...私服で良かったです」
雪乃「あなたが、いろはさん...かしら?」
いろは「あ、はい!そうです、私、一色いろはって言います、雪ノ下先輩よろしくです♪」
雪乃「ええ、よろしく...私は、雪ノ下雪乃です」
いろは「先輩ー♪このお二人とはどういった関係なんですか?」ニコ
八幡「・・・いや、だから...二人とも、同じ部活ってだけで」
小町「えー、でも、お兄ちゃん、同じ部活ってだけの知り合いだったら、お兄ちゃん、誘われても初詣なんて、来なかったんじゃないかなー」棒読み
八幡「こ、こま「へぇーそうなんですねー」・・・一色さん?」
いろは「先輩♪呼び方が違いますよ?」
雪乃-結衣「?」
八幡「い、いろは....」
雪乃-結衣「!?」
いろは「はーい♪先輩♪」
小町(これは、なんていうか、小町的に...お兄ちゃんが、刺されないか心配になってきますねー)
雪乃「ひ、比企谷君?」
八幡「・・・はい」
雪乃「今のは、どうゆうことかしら?」
いろは「あれー?雪ノ下先輩~何か問題でもあるんですかー?」ニコ
雪乃「い、いえ、別に...その男が、あなたの事をなんと呼ぼうが私には関係のないことなのだけれど...」
いろは「ですよねー、ならいいじゃないですか♪」ダキ
いろはは、笑顔で俺に抱きついてきた。
八幡「ちょ!おま、お前...なにして」
いろは「はぐれないように、先輩の腕に抱きついているんですよ?」
結衣「そ、そうだよね...はぐれちゃ困るもんね!」ダキ
由比ヶ浜も、そう言いながら、俺のもう片方の腕に、抱きついてきた。
いろは「結衣先輩、流石にそれじゃあ、先輩が歩きずらいですよ~離してあげてください♪」ニコ
結衣「べ、別に邪魔じゃないし!い、いろはちゃんこそ、離れたらいいと思うし!」
雪乃「ハァ...これは、なんなのかしらね....小町さん、先にいっていましょう」
小町「え?でも、いいんですか?」
雪乃「構わないわ...それに、まだ時間はあるもの」ニコ
小町「そうですか、分かりました!...それでは、雪乃さん、一緒に行きましょう♪」ダキ
雪乃「ちょ、小町さん!?」
小町「エヘヘ、はぐれちゃ困りますから!」
雪乃「え、ええ...そうね」
小町「あ、でも、雪乃さんは、着物じゃなくて良かったんですか?」
雪乃「比企谷君には、もう着物は見せてしまっているので、着てくる必要がなかったのよ」
小町「そう、直球に言われますと、困りますね...」
雪乃「い、いえ...今のは違うのよ....」
小町「まぁまぁ、お兄ちゃんには、聞こえてませんから♪」
雪乃「ちょっと...小町さん」
小町「それじゃあ、いきましょー!」
雪ノ下と、小町は、八幡と由比ヶ浜と一色を置いて、神社の奥に進んでいった。
八幡「ハァ...いつのまにか、小町も雪ノ下も先にいっちまうし...この、状況は..」
今、俺の両腕には、一色と由比ヶ浜が抱きついている、二人とも、かなり可愛い女の子だ...そして、今は、初詣に来ている、当然人もたくさんいるのだ。
男1「うっわー、なんで、あんな、目の腐ったような奴がー」
女1「ちょっと、何で他の女なんて見てるのよ!」
男2「なんで、俺には、彼女どころか、女友達もいないのに、不幸だぁー!」
八幡「な、なぁ、お前ら」
結衣「んー、何?ヒッキー」
いろは「何ですか~?せーんぱい♪」
八幡「周りの目が怖いんですが....」
結衣-いろは「何が(ですか?)(かな?)」
八幡「い、いえ...なんでもありません...」
それから、御守りや、おみくじを引いたりして、初詣を満喫した....この状況ではなければ。
八幡「ハァ...」
いろは「先輩ーどうしたんですか?」
結衣「ヒッキー、もしかして、疲れちゃった?」
八幡「いや、さっきのおみくじがなぁー...」
いろは「先輩、なんだったんですかー?ちなみに、私は、大吉ですよ~♪先輩♪」
結衣「えー、いいなぁー...いろはちゃん、私は、小吉だったよー..」
ちなみに、比企谷は大凶だったりする、注意事項に、女性関係に気を付けろと書いてあったりもする。
八幡「俺の今の悩みは、お前らだ...」ボソ
いろは「何か言いましたか?先輩」
八幡「い、いや...何も、それより、もうお賽銭も、御守りも、おみくじもやったし、そろそろ、帰ろ「あ!ヒッキー、あっちで、出店がでてるよ!」ちょ」
いろは「わーほんとですね~先輩行きますよ♪」
結衣「ヒッキー、早くいこ!」
八幡「・・・ハァ」
俺は、そのあと、たこ焼きやら、唐揚げやら、わたあめを買わされたあげく、周りからは、さんざんな目で見られながら、時間が過ぎていった。
八幡「はぁ、はぁ...しんどい」
結衣「小町ちゃんも、ゆきのんも、結局会えなかったねー」
いろは「あ、小町ちゃん達なら、もう、先に帰ってるって連絡来ましたよ?」
八幡(え?なにそれ、俺、そんなこと聞いてないんだけど?)
いろは「あ!先輩に言わなかったのは、先輩が、なら、俺も帰るって言うと思ったからですよぉー♪」
八幡「・・・まじか...よ」
結衣「んー、でも、流石にもう、夕方になっちゃったし、帰ろっか?」
いろは「そうですね~、先輩もキツそうですし、帰りますか」
八幡「やっと、帰れるのか...」
そのあと、俺達は帰るために、神社を出ると、ようやく、二人から解放された。
いろは「それでは、結衣先輩~“私達”はこっちなので♪」ニコ
八幡「・・・」
結衣「そ、そっかぁー、アハハ....ねぇ?ヒッキー?」
八幡「ん?」
由比ヶ浜は、俺を呼ぶと、そのまま俺の隣まで走ってきて、耳元で囁いてきた。
結衣「ヒッキー...私...私、ね」
俺の心臓はかつてないほどに、跳ね上がった。
いろは「な、何やってるんですか!?」
俺には、いや....たぶん、由比ヶ浜も一色の言葉は聞こえていなかっただろう。
結衣「」チュ
八幡「!?」
俺の、頬に由比ヶ浜の柔らかい唇の感触が伝る。
いろは「ーーーー!!」
この間、一色は、ひたすら何か叫んでいた...でも、俺の耳にその声が届くことはなかった。
ゆっくりと、頬に感じていた、感触が離れていく。
結衣「今は、これだけで...いいや」
由比ヶ浜は、顔を真っ赤にして、走り去ってしまった。
俺は、まだ残る、由比ヶ浜の唇の感触を思いだしながら、頬に手をあてる。
八幡「な、何で....」
俺が、その場で固まっていると、今度は逆の頬に痛みが走る、俺は、その痛みがなんなのか、しばらく、分からなかったが、一色の顔を見てなんだったのか理解する。
いろは「・・・せ、先輩...サイテーです、最悪です...もう、わけがわかんないです!!」ポロ
俺が、その日最後に見た、一色の顔は、涙でぐしゃぐしゃになった、悔しさが溢れでてる、後悔と悲痛の顔だった。
次回予告です!
今度は、題名で!
一色いろはは、あきらめない!