いろは(八幡お兄ちゃん )八幡(俺はいつからお前のお兄ちゃんになったんだ...?)(題名を変える予定です。内容は変えません) 作:@まきにき
今比企谷八幡は部屋で正座をしていた。
八幡「あ、あの...」
雪乃「なにかしら?秘密を守ることも録にできない、役立たず君」
結衣「いやー、でも今回はちょっとまずったねーヒッキー」
川崎「いや、比企谷だけ正座してるけど、あなたたちも同罪だからね?」
雪乃「あら、別に友達と旅館に泊まりにきて何か悪いかしら?それとも、あなたに何か迷惑をかけた?」
結衣「ゆ、ゆきのん...」
川崎「いや、高校生でしかも、同じ部屋に泊まるとかダメに決まってるでしょ」
雪乃「あら、ならあなたはそこに座っているクズ谷君には外で寝ろと言うのかしら?思ったより冷たいのね」
八幡「・・・」
川崎「べ、別にそんなこと言ってないし」
雪乃「じゃあ、どうすれば良いのかしら?あいにくここの旅館にはもう空いている部屋はないのだけれど、何か良い案はあるのかしら?」
川崎「それは、ない...けど」
雪乃「ほら、最初からこうすることいがいに方法がないのよ」
川崎「なら、なんで予約の時に一緒の部屋で予約したのよ」
雪乃「ハァ....そうね、あなたには何故こうなったのか理由を話していなかったわね」
そこから、10分ほどかけて雪ノ下は川崎に事情を説明した。
川崎「・・・成る程ね、あなたの姉ってのがとんでもないってことは分かったよ」
雪乃「わかってくれたのなら良かったわ」
結衣「ふぅー」
八幡「あ、あのーそろそろ足を崩しても」
雪乃-川崎「ダメ(に決まっているでしょ)」
八幡「・・・はい」
結衣「ひ、ヒッキー」ボソ
八幡「なんだ、由比ヶ浜?」ボソ
結衣「あとで、マッサージしてあげるから今は頑張って!」ボソ
八幡「・・・由比ヶ浜」
俺はこのとき初めて由比ヶ浜が女神に見えた。
雪乃「あなたたちは、何をコソコソと話しているのかしら?」
川崎「比企谷?あんた反省してんの?」
八幡「こ、怖い...」
川崎「だいたい、あんたがそんなだからこんな事になったんだから反省しな」
雪乃「あら、良いこと言うじゃない川崎さん、私も同じ意見よ」
そこから、何故か仲良くなった川崎と雪ノ下から1時間ほど罵声を正座のまま浴びせられ川崎は部屋に戻っていった。
雪乃「それじゃあ、私はそろそろ寝るわね」
結衣「え?でもまだ夜ご飯食べてないよ?」
八幡「は、腹へった...足痛い...」
結衣「さっき、女将さんがきて話が終わったら部屋にご飯持ってくるって言ってたよ」
雪乃「そ、そう、なら私が言ってくるわ」
結衣「え?でも」
雪乃「良いのよ、半分は私のせいなのだからこれくらいはさせて」
八幡「いや、全部おま「ヒッキー今は静かにしてて」・・・はい」
結衣「それじゃあ、ゆきのんよろしくね♪」
雪乃「ええ」
そう言って雪ノ下は、女将さんを探しに部屋を出ていった。
結衣「ふーもう、ヒッキーまた余計なこと言いそうになったでしょ?」
八幡「いや、だってたぶん残りの半分は俺のせいってことだろ、あれは....俺は何もしてないし俺は悪くない」
結衣「いや、ヒッキーがばらしたからこうなったんだし」
八幡「分かってるよ...ハァ...」
結衣「それより、ほら、足貸して」
八幡「え?何故ゆえ?」
結衣「さっき、マッサージしたげるって言ったじゃん、もう忘れたの?」
八幡「あぁ、いやでも流石に悪いし」
結衣「良いってほら早く」
八幡「あぁ...」
結衣「ヨイショ、ヨイショどう?ヒッキー気持ちいい?」
八幡「ん...あぁ上手いな」
結衣「エヘヘ、これでもお父さんのマッサージやってたからね」
八幡「ん、そうなのか」
雪乃「あなたたちは、何をやっているのかしら?」
八幡「・・・由比ヶ浜が、マッサージしてくれるって言ったからマッサージしてもらってるんだよ」
結衣「ヒッキーこのまま動けないのも邪魔になると思って」
雪乃「そ、そう...あ、女将さんに伝えたらすぐにもってきてくれるそうよ」
八幡「それは、助かるな」
結衣「と言ってもまだ9時だけどね」
雪乃「1日がこんなに長く感じたのはいついらいかしら...」
結衣「あはは....そうだね、私は初めてかもヒッキーは?」
八幡「あぁ、俺も初めてかもな」
女将「お待たせしました、お食事をお持ちしましたのですぐに準備したいと思います」
女将さんが、入ってくるのと同時に由比ヶ浜のマッサージも終わり俺たちはようやく夜ご飯にありつけた。
結衣「うっわー!すごい!見てみて!ゆきのん!超豪華だよ!」
雪乃「え、えぇ由比ヶ浜さん、見ているからちょっと落ち着いて...」
八幡「ほんとに、すごいな...」
基本的には海の幸で彩られていた、色々な魚の刺身に、アワビの姿焼き、生しらす、さざえなどなど豪華だ、しかし、しかしだ....。
八幡「何故にこのメニューでご飯が松茸ご飯なんだ?今は夏だし、これだけおかしいだろ...」
雪乃「えぇ、確かにおかしいわね...」
結衣「ん?そう?でもすっごく美味しいよ♪」
八幡「いや、美味しいんだけどな...誰かの...いや気にしてもしょうがないしな...」
雪乃「・・・そうね、美味しくいただきましょう」
その後、俺達はご飯を食べ終わると布団を敷き、すぐに倒れるように眠りにはつけなかった、布団を部屋に敷くと布団と布団の間はほとんどなくなっていた。由比ヶ浜の提案で入り口のドア側が雪ノ下で真ん中が由比ヶ浜、そして、入り口からもっとも遠い由比ヶ浜の隣で寝ているのが俺だ。
八幡「これだけ近いと、鼻息とか、呼吸音とか聞こえてきて全く寝れる気がしない...」ボソ
結衣「(-_-)zzz」
八幡(由比ヶ浜、寝付くの早すぎだろ...にしても、何故こっちを向いて寝てんだこの子は...しかも、旅館に置いてあった着物を着ているのだが気崩れていて...谷間が見えてしまっている)
八幡「これは、寝れる気がしない...な」
しばらくすると、雪ノ下の寝息も聞こえてきた。
八幡「ハァ...あとは俺だけか...もう、夜中の3時だし...」
その後、八幡は結局寝ることができずに朝を迎える。
八幡「ね..眠い」
結衣「ふぁあ~ヒッキーおはよう」
八幡「おぉ、由比ヶ浜ー...早いな」
結衣「そう?ヒッキーのが早いじゃん」
八幡「いや、俺は寝てないからな...」
結衣「え!?ヒッキー大丈夫?」
八幡「こんな、状況で寝られるわけがないだろう...」
結衣「あはは...あたし普通に寝ちゃってたよ」
八幡「ハァ...とりあえず雪ノ下が起きたらここを出発して、電車で帰るぞ」
結衣「うん!そうだね!」
そこからが大変だった...雪ノ下は、朝に弱いらしく9時になるまで中々起きることはなく、しかも起きたと思ったら、訳のわからないことを言い出すし、完全に寝ぼけていた。
雪乃「こ、コホン...私朝は弱くてごめんなさい...」
結衣「い、良いってゆきのん、なんか可愛かったし!ね?ヒッキー」
八幡「お前、そのふりはわざとやってんのか?」
結衣「ん?なんのこと?」
八幡「きずいてねぇのか...天然って恐ろしいな...」
結衣「誰が天然だし!」
八幡「まぁ、そんなことは良いから早く支度して帰るぞ」
雪乃「そうね」
結衣「うん!」
そのあと、俺達は旅館の女将さん達にお礼を行ってタクシーを拾って駅まで行き、電車の切符を買って電車に乗り込んだ。
雪乃「ようやく、帰れるわね」
結衣「何だかんだあったけど、楽しかったね♪」
八幡「俺はもうごめんだ」
結衣「もう、ヒッキーはすぐそう言うこというー」
雪乃「私ももう遠慮したいわ」
結衣「えー?ゆきのんも?」
八幡「ハァ...それより席どこだ?」
雪乃「特急の指定席を買ったのだから確認すれば良いのではないかしら?」
結衣「えーと、B-1とB-2とB-3だね」
八幡「それじゃあ、俺が窓側を「待ちなさい」はい?」
雪乃「私は電車に酔いやすいのだから...私が窓側に座るわ」
八幡「えぇーそれじゃあ俺は通路側「あ、通路側は、私座るからね?」はい?」
結衣「私飲み物とか頼みたいし」
八幡「それなら、俺が頼んでやるよ」
結衣「いやいや、ヒッキーその顔絶対寝るでしょ」
八幡「ぐ...確かにめちゃくちゃ眠いが...」
結衣「でしょ、ほら早く座って」
八幡「いや、けどな」
結衣「大丈夫、ゆきのんならもう寝てるから」
雪乃「Zzz」
八幡「は、早い...」
結衣「ほら、早く乗ってよ!」
駅員「それでは~発車します、皆様は席にお座りになって、駅員が切符を確認しに参りますのでしっかりと、座ってお待ちください」
結衣「ほら、駅員さんもこう言ってるし!」
八幡「分かったよ、分かったから押さないでくれ」
そのあと、結局由比ヶ浜も寝てしまい俺の肩には由比ヶ浜と雪ノ下が頭をのせていた...これじゃ寝れねぇだろ...と思っていたが、俺は昨日寝ていなかったためか、自然と眠っていた。
俺は、自分が寝てしまっていることに気づき、両肩に頭をのせている由比ヶ浜と雪ノ下を起こさないように、今どこなの確認すると...千葉駅はとっくに過ぎさってしまっていた...東京駅にまできてしまっていて現実逃避をしたくなり比企谷八幡は、また目を閉じるのだった。
少し、無理矢理だったか心配です...。
次回の学園祭編が終わればついに、いろはが登場します!