いろは(八幡お兄ちゃん )八幡(俺はいつからお前のお兄ちゃんになったんだ...?)(題名を変える予定です。内容は変えません) 作:@まきにき
さて、1月になりました!1月といえば...そう雪ノ下雪乃さんの誕生日間近です!特に予定はないですが、楽しみです!
今俺は、葉山隼人とテニス勝負をしている...出来るだけ、動きたくはないが今回だけは別だ、俺は怒っていた、葉山隼人という人物に、あいつは過ちを犯した、いや普通の人から見れば過ちに気ずくこともなく過ぎ去ってしまうだろう...だが、俺は許すことが出来なかった俺は、いままで人とは成るべく接しずにきた、しかし、少なからず接しなければいけない場合も出てくるその時に気を付けていたことをこいつは簡単に犯した、俺はいままでの俺を否定されているかのようで、イライラして仕方なかったのだ、だから自分から喧嘩を売るようにして葉山隼人にテニス勝負を挑んだのだ。
八幡(さぁて、どうすれば一番葉山を追い詰められるか...)
ピぃー
そんなことを考えていると、審判の戸塚が開始の合図の笛を鳴らした。
最初のサービスは俺がもらっていたので、俺は左手にラケットを持ち変えて軽く当てるようにして、ボールを葉山が打ちやすいであろう場所に打った。
葉山「そんなんじゃあ、僕に勝つことはできないよ!」
葉山は、チャンスだと思ったらしく、俺のコートのギリギリに向かって打ち返してくる、俺はそれを打ち返しにはいかず、ただ見ていた。
三浦「きゃー隼人ーかっこいい」
戸部「隼人くーん、マジパネェッしょー」
海老名「は、葉山君とひきたにくんとのボールの打ち合い....ハヤ×ハチきましたわぁあああ!」ブシュー
三浦「ちょっ、海老名おまほんと擬態しろし」
葉山が得点を決めたので、三浦と戸部が騒いでいる、あと一人よくわからない事を言いながら鼻血を吹き出している奴がいたが俺は見てない!三浦が鼻血を拭いている姿を見てなんか、オカンぽいなとか思ってない!
そのあとは、マッチポイントまで葉山にポイントをとらせ続けた。
戸塚「ま、マッチポイント」
戸部「まじ、ヤッバイワーやっぱ隼人君天才じゃね?もうこれ決まりっしょー」
三浦「そんなの当たり前だし、隼人が負けるわけないじゃん」
戸塚が、マッチポイントと言うと葉山がゆっくりと、ネットまで近づいてきた。
葉山「ヒキタニ君もういいんじゃないか?もう、逆転は無理だと思うし負けを認めてくれないか?」
八幡「お前は何を言ってるんだ?」
葉山「?」
八幡「はぁ、まぁいいや早く戻れよ俺がサーブ打てねぇだろ」
俺は、後ろを振り返りながら言い右手にラケットを持ち変えた。
八幡「さて、イッツショウタイムだな」ボソ
俺は、誰にも聞こえないくらいで呟き、いままでの打ち方とは、変わりジャンプサーブを打つ。鋭く、スピードもプロではないので200キロとはいかないが180キロは出ているだろう、サッカー部の葉山がその、スピードに反応出来るわけがなく、動けずに俺のサーブが決まる。
葉山「・・・そんな、今までの本気じゃなかったってこと...かい?」
俺は、何も答えずに次のサーブも打ち難なく決める。
三浦「こ、こんなのありえないし...」
戸部「や、やばいわー、これは、ほんとにちょっとやばいでしょー」
結衣「・・・ヒッキーすごい..」
そして、同点まで追い付いた時に俺は、ネット際に寄りさっき、葉山に言われたことと同じことを言った。
八幡「なぁ、葉山?もう力の差は分かっただろう?お前が降参するなら辞めてやってもいいんだぜ?」
葉山は、この時自分が言ったことの意味が初めて分かったらしく、顔を少し青ざめさせた。
葉山「・・・分かった、僕の負けだ...大人しく帰ることにするよ」
八幡「待てよ」
葉山「?」
八幡「言っただろう?お前が負けたらお前の間違いを教えてやるってよ」
葉山「今の事じゃないのかい?」
八幡「んなわけねぇだろ」
葉山「?」
葉山は、本当に分からないらしく、首を横にキョトンとした顔をしている。
八幡「なぁ葉山、お前確かサッカーで全国狙ってるんだよな?」
葉山「あぁ、そうだけど」
八幡「じゃあ、俺が全国行くの手伝ってやるよ、俺本当はテニスよりも、サッカーの方が得意だからさ、いやなにお礼なんていらねぇよ、暇だから遊びついでに手伝ってやるよ、お前は好きなんだろ?皆で仲良くやりたいんだもんな?」
葉山「・・・」
葉山は、やっと状況が理解出来たようで、苦虫を噛みしめた顔をして頭を下に向けている。
そう、葉山の間違いは、戸塚が真面目に練習をしているのに、土足で礼儀もわきまえずにズカズカと入ってきて、邪魔をしていることだ。
八幡「まっ、分かったようだしもういいよ、俺はもう帰る」
葉山「・・・すまない」
消え入るような声で葉山が謝ってくる...がそれは俺に言うべき言葉ではないだろう。
八幡「それは、俺に言っても仕方ねぇだろ」
俺は、それだけ言うとテニスコートを出ていき奉仕部に向かった。
それから、30分ほど断つと由比ヶ浜と雪ノ下が奉仕部に入ってきた。
結衣「ヒッキー少しやり過ぎだよぉ...優美子責任感じて泣き出しちゃうし..あのあと大変だったんだからね!」
八幡「お、おうそれは悪かったな」
結衣「べ、別にヒッキーのせいじゃないんだけど...いやヒッキーのせいでもあるのか」
お前は、慰めたいの?それとも俺を追い詰めたいの?
雪乃「比企谷君?」ニコ
・・・一目で分かった、これは怒っているそれも、かなり怒っている。はぁ...帰りたい。
八幡「え、えとどうした?雪ノ下」
雪乃「私のいない所で随分勝手な事をしてくれたみたいじゃないの」
八幡「い、いやあれは仕方なかったとしか...」
結衣「そ、そうだよ、ゆきのん今回はしょうがなかったよ、だからあまり怒らないであげて...ね?」
雪乃「はぁ、まぁいいわ」
あれ?雪ノ下さん、あなた最近由比ヶ浜さんに甘過ぎるのではないですか?
雪乃「葉山君は、ちゃんとズタボロにしたのでしょう?」
八幡「あぁ、まあな」
雪乃「なら、私から言うことはないわ」
結衣「ゆきのん、あのねヒッキーすごいテニス上手かったんだよ!」
雪乃「えぇ、それは知ってるわ」
結衣「ん?どうして?」
雪乃「・・・昔ちょっとね」
結衣「・・・昔...うんそうなんだ!」
八幡「まぁ、今日はこのくらいで解散でいいだろ?少し疲れたしな」
雪乃「まぁ、そうね今日はこれで解散にしましょう」
結衣「うん!それじゃあね!ヒッキー、ゆきのん、また明日♪」
雪乃「えぇ、由比ヶ浜さん、また明日」
八幡「おう、じゃあな」
俺はその日ご飯も食べずに死んだ魚のように眠りについた。
皆様ハッピイーニューイヤーです!