がっこうぐらし!~皆で生きる~   作:どらえふ

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由紀と仲直りするの早いかな・・(´・ω・`)

原作7巻の表紙の眼鏡の女の子可愛いです。

後、遅くなって申し訳ないです。




第8話 緊急避難マニュアル

体育祭の翌日・・

 

由紀の様子がおかしい・・

 

 

「なぁ、由紀何怒っているの?」

 

「別に・・・怒ってない・・」

 

いや、あからさまに怒っているではありませんか・・・

 

「僕・・何か怒らせる事した?謝るからさ・・・」

 

「・・・大樹、りーさんの胸に飛び込んだ・・・」

 

胸?

 

あぁ。綱引きね・・・って、それが原因かよ・・・。

 

「あれは事故だよ。不可抗力だよ」

 

俺は誤解を解こうと説明する。

 

「そう・・。」

 

う~んまだ疑っているのかなぁ・・・。仕方ない

 

「後な・・由紀・・・。僕にとって一番の女の子は由紀だからな」

 

「え?!」

 

いきなりの発言に吃驚する由紀

 

「・・・つまりだな・・僕は由紀が好きって意味だよ////」

 

僕はそう言い残し、職員室に向かう。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

~バックヤード~

 

「この部屋、直樹さんと祠堂さんが避難してた部屋ににてるな・・」

 

似てる・・いやまったく酷似している。

 

トイレ・微量な食料・・掛け布団・・・

どうゆう事だ?

 

 

 

「ん?これは・・・?」

 

 

棚にある一つのファイルを見つける。

 

『緊急マニュアル』

 

 

「緊急マニュアル・・・?」

 

パラパラ

 

 

!!!

 

 

 

「これを読んでいるという事は、地震でも火災・水害でもないだろう。まずこれを読む前に扉を完全封鎖したか確認せよ」

 

な、なんだこれ!

 

どうゆう事だ!

 

「逃げ込んだ人間が感染してないか?また自分も感染してないか確認せよ」

 

「感染者は速やかに部屋から隔離するか、試作品の薬を投与せよ。」

 

パラパラ

 

「緊急の連絡先■■■■」

「■■■■基地」

 

黒い線で連絡先や、会社名・基地・駐屯地が隠されている

だが、一つだけ塗りつぶされてない所がある

 

『巡ヶ丘高校』

 

今僕達がいる高校!

 

 

「あの高校にも何か秘密が・・?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーそして、現在に至る

 

 

「そういや、あの騒動の後、姉さんが職員室からカンパン取りに帰った時、様子がおかしかったな・・」

 

皆は生活部で座談している・・・

 

「今の内に職員室に行ってみるか・・」

 

 

~職員室~

 

「あのマニュアルは棚にあった・・恐らく何処かの棚に隠されている・・・」

 

僕は職員室の棚を捜索した。

 

 

・・・・

 

 

「緊急避難マニュアル・・・これだ!」

 

 

パラパラ・・・・

 

 

「モールより詳しく記載されている・・・そういや、この高校とモールはランダルの系列だったな・・・。」

 

「これ・・開封されている・・・」

 

 

恐らくカンパンを取りに行った時に思い出して見つけたんだろう・・・。

 

 

慈姉さんがこれを知っている・・という事は・・

 

林先生や神山先生も中身は見てないが、マニュアル自体の存在は知っていたとなるな。

 

あの時の林先生の対応・・・恐らく中身をみてしまったんだろう・・・。

 

ガタッ

 

物音がする。振り返ると姉さんが居た

 

「大樹?何やってい・・・!」

 

姉さんはマニュアルの存在に気付き、急いで僕の所に駆け寄る!

 

「ど、どうしてこれを・・・?」

 

「これ、モールで見付けたマニュアル・・これにこの学校の事も記載されていた・・だからこの

学校にもあるだろうと思って探した・・・」

 

「っ!?」

 

苦虫を噛み潰したような顔をする・・

 

 

「・・・ハァ・・。私がこの学校に赴任した時に、教頭先生からこのマニュアルの事を教わったの」

 

成る程・・・教頭も知っているのか・・・。

となると・・教頭も内容を知っているだろう・・・。

 

 

「でもあのモールにもそれがあったなんて・・・。」

 

確かに準備万全過ぎる・・・。

 

「姉さん・・・皆にこれ話すよ?」

 

「!!」

 

慈姉さんは待ってと僕の腕を掴む

 

「今・・あの子達にこれを見せるのは・・」

 

俯いたまま黙る・・・。

 

「慈姉さん・・いつか話そうと思っていたんだろ?ならもう話そうよ?」

 

慈姉さんは首を横に振り、言わないでという。

 

「姉さん・・・言わないでいたらずっと言えないままだよ?今言わなかったら、言う機会が無くなると

思う・・」

 

慈姉さんは少し黙り、そうねと決意を決める。

 

「大樹・・・少し変わったわね・・」

 

「?」

 

 

「今まで私に甘えてばかりだったのに、いつの間にか頼りになる男の子になって・・」

 

確かにそうだな・・・

 

あの騒動以来、僕は姉さんに甘えていない・・・。

 

いや・・・男一人しかいないからしっかりしなきゃといけない本能が動いたんだろう・・。

 

 

 

「じゃ、私も変わろうかな」

 

姉さんはそう言うと、鋏で長い髪を切った。

 

由紀みたいなショートヘアーだ。

 

な、なんか可愛い

 

「ど、どうかな?」

 

僕は親指を立てて、GJとサインを送る。

 

 

 

~学園生活部~

 

「ど、どうしたんだよめぐねえ」

 

「ちょっと子供っぽかったから思い切って切ってみたの」

 

いや、今の方が子供っぽいといいたいが、そこは触れないでおこう・・。

ってか姉さん可愛いよ姉さん。

 

 

 

「皆に話があるんだ・・・」

 

僕は机にマニュアルを置く

 

「これ・・・何・・?」

 

 

「このマニュアルはあのモールと職員室で見付けた・・」

 

 

「!!!!」

 

一同が驚く。

 

 

「何・・・これ・・・?」

 

「どうゆう事だよ!」

 

 

「解らない・・・。でもこの生物兵器・・・この兵器で街の人や・・」

 

「っ!!その兵器で先輩はああなってしまったのか!」

胡桃さんが僕の胸ぐらを掴む

 

 

「・・・・・」

僕は何も答えられなかった・・。

というよりどうしてこうなったのかも解らない・・・

ただ僕はじっとしている事しか出来なかった

 

 

「っ!!!」

胡桃さんは僕を解放する。

 

胡桃さん・・・。

 

「・・・このマニュアルに地下一階が避難区域と記載されている・・。何か手掛かりがあるかもしれない」

僕はマニュアルに記載されている地下を指さす。

 

 

「こんな事態を作った人がいるなら、何か手掛かりがあるという事ですか?佐倉先輩?」

 

「ご名答。流石だね。直樹さん」

 

 

「そういえば、ランダルってこの辺の地区開発の大元でしたよね?モールも傘下だったはず」

 

「確か1970年に都市計画をしてたよね?」

 

そういや、入学案内にそんな風に書いてあったな。

まぁ今はそんな事より

 

「-で、その地下に行ってみようと思うんだが、皆で行く?それとも僕が偵察してこようか?」

 

「いや、皆で行こうぜ・・・」

胡桃の提案に、皆も一緒に行ってくれる事になった。

 

 

「・・・大樹・・・さっきは悪かったな・・・」

 

「気にしないで・・・気持ち解るから・・・」

 

 

「でも地下に行くにしても一階を歩くのよね?昇降口の所を・・無事に全員で行けるかしら?」

若狭さんは頬に手を当てながら言う

 

「先輩、ここにEVってありますよ?これなら直通で行けるんじゃないですか?」

祠堂さんが指さしをすると、確かにEVって記載されている。

 

「本当だ・・。職員室休憩(寝室)の所に・・しかも階段も」

全然気付かなかった。

 

 

「よし、早速行こうか!」

僕が先導しようとした時・・

 

「ちょっと待った!」

由紀が何時もなしく真面目な表情をする。

ど、どうしたんだ?

 

「由紀どうしたの?」

 

 

「おなかすいた~(´・ω・`)」

 

ズコ~~~

 

 

なんともまぁ、緊張感の欠片もないというか、由紀らしいというか・・・

 

由紀の発言に皆が苦笑する。

 

まぁ、少し周りが和んだからそれはそれでよしとするか。

ってか相変わらず可愛いなぁ由紀は。

 

お昼は簡単にカップ麺を食べる。

そういや、林先生のカップ麺まだあったんだな・・・。

 

林先生・・・貴方は今何処にいるんですか?

無事に外に出れて助けを求めているんですか?

それとも・・・・・

 

 

 

 

~恵飛須沢胡桃の手記~

大樹に当たってしまった・・

生物兵器・・・あれで先輩は・・・

 

 

~佐倉慈の手記~

まさかあのモールにもマニュアルがあるなんて・・

 




緊急避難マニュアルが出てきました。
アニメでは若狭さんと美紀さんが発見。
原作3巻では美紀さんが発見。

ここでは、僕と慈が皆に見せています。

手記で何度か「モールで見付けたあれ・・」
など所々意味深(?)などがあった伏線です。

モールで見付けた避難マニュアルは私のオリジナルです。
原作でモールがランダルの傘下とあったので、それがあるかもと
独自設定でやってみました。

バックヤードは、アニメでは敷布団・食糧などがあったので、そこに
備蓄しているのでは?と思うんですが、どうなんですかね?



EVは3巻の緊急避難マニュアルの見取り図をみると、職員室休憩
の所にありますね。アニメ・原作ではそれに触れてませんね。

9話は地下のお話しです。
皆で地下に・・・。
アニメ・原作では慈が居て、胡桃を感染させてしまいましたね。
この話では慈は皆と一緒に地下に向かいます。

どんな風になるのか?

どうか彼女達を見守って下さい。
では次回もまたお会いしましょう

                         どらえふ





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