がっこうぐらし!~皆で生きる~   作:どらえふ

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モールでお買い物です。

女の子のお買い物は・・・原作・アニメと同じですので割合します。

由紀のスク水は原作5巻より。




第6話 お買い物

さて、新入部員が入って浮かれていたが、目的を忘れてはいけない。

 

 

「私は地下の食品見てくるよ」

 

「胡桃さん一人で大丈夫?」

 

「大丈夫だ!心配すんな。お前は資材の調達頼んだぞ」

胡桃さんは僕の肩をポンッと叩く

 

 

「じゃ、僕は板とか針金とか色々調達してくるよ。他の皆はここで待っていてよ」

 

僕と胡桃さんはそれぞれ調達に出掛ける。

 

 

「二人とも無理しないでよ」

若狭さんが心配そうに言う。

 

僕は大丈夫と親指を立てて出掛ける。

 

 

 

 

「お、この板いいかもな・・・針金・・・ピアノ線・・これもいいな・・・ん、これ枝切鋏?」

 

ほほう、この枝切り鋏は使えそうだな。

 

大樹は鋏を装備した!

攻撃力が・・・って何中二病みたいな事してるんだ俺は!!

 

 

なんとか物資を調達出来た。

よし、皆の所に行くか。

 

 

~5F~

 

「ただいま。なんとか手に入れたよ。ピアノ線・・これなら多少の衝撃でも机は倒れないよ」

 

「そうね。これだけ強化すれば大丈夫ね。流石大樹」

姉さんが安堵する。

 

「私達もこれを見つけたわ」

若狭さんはプラスチックの様な棒を見せる。

これってアイドルなどのコンサートで使うペンライト?

 

「これ、奴らの注意を引き付けるのにいいかなと思って・・・」

 

おぉ!成る程。

奴ら音に敏感だからな。万一はこれで遠ざける事が出来るな。

 

「ただいま・・・」

丁度胡桃さんが帰ってきた。

 

「お帰り。どうだった?」

 

「駄目だ・・多すぎて近寄れない・・」

 

「これ・・若狭さんが見付けたペンライト。これで何とかなるかもよ!?」

 

「ペンライト・・・そうか!これがあれば!よし!もう一度行ってみるよ!」

胡桃さんはシャベルを持って再度挑戦しようとする

 

「待って!僕も行くよ。」

胡桃さん一人じゃ無理だ。僕も行かなきゃ!

 

「お前っ・・資材とか調達してきて疲れただろ?無理すんな」

 

「大丈夫!それに女の子一人で行かせるなんて出来ないよ」

 

胡桃さんは少し考え、頼むと言ってきた。

 

 

よし、ペンライト何本か持って再度侵攻しますか。

 

「じゃ、行ってくるよ。」

 

 

 

 

 

 

「なぁ、前々から思っていたんだが、お前・・由紀が好きなのか?」

 

「は?」

な、何を言っているんですか?

 

「いや・・由紀に対して色々目を掛けているというか・・・さっきだって・・・」

 

 

僕は少し考え・・・

 

「はぁ・・・。そうだね・・・好き・・・だね」

 

「なぁなぁ!何時あたりから意識したんだ」

女の子は興味津々と言うのは本当だな。

姉さんもよく由紀ちゃんとはどうなの?と聞いてくるし・・・。

 

 

「中学の時はあまり意識してなかったんだが・・・高1の時かな・・・プール掃除の時、

水を撒くスク水姿の由紀に・・・その・・・」

 

 

「あ・・あぁ・・そう・・(おいおい)」

あれ?胡桃さん、引いてない?

まぁ仕方ないか・・。

 

 

「ま、まぁ男の子だもんな・・お前ってエッチィなwwwww」

 

う、何も言えない・・・。

 

「さ、さぁ、そろそろ食品売り場だよ///胡桃さん準備はいいかい?」

 

「あ、話題逸らしたwwwwはいはい大丈夫ですよ」

 

さて、食品だな。

新たな部員も入ったし、米とかもいるな。

 

僕はペンライトで奴らの注意を逸らし、その隙に缶詰・蕎麦・饂飩・パスタ・レトルトなどを入手する。

 

お、このお菓子って由紀の好きなものだ。

これも持っていこう。

 

「お、由紀のか?」

 

「あぁ、由紀これ好きだからな」

 

「流石幼馴染。ちゃんと把握しているんだな」

 

 

後は米だな。米は・・・10kgでいいかな?

 

「おい、そんなに持てないだろ!5kgでいいから」

 

「でも足りないかもよ?僕なら大丈夫」

 

「何かあったらどうする!?逃げられないぞ!また来ればいいんだから無理するな」

 

うん・・・確かにそうだな。

僕は5kgの米を担いで、またペンライトで逸らす。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方、胡桃達が食品を取りに行っている間、残りの5人は女子トークをしていた。

 

「あの・・男の子・・・佐倉先輩と一緒で大丈夫なんですか?」

美紀さんが質問する

 

由紀は?となる

 

「え・・だって・・男の子は一人だけなんですよね?それって・・その・・」

美紀さんの言っている事に由紀は意味が解ってないが、若狭さんと慈はすぐ理解した

 

「大丈夫よ!大樹は・・弟はそんな事しないから。ね、部長さん?」

 

「えぇ。彼は昇降口で封鎖したり、色々やってくれるわ。確かに男の子と暮らしているから

そんな事思うのは解るけど、彼は大丈夫よ^^信用していいわ」

 

「へぇ~思春期の男の子なのに凄いね~普通の男の子ならムラムラしちゃうのにね」

祠堂さんが関心する。

 

「そう・・ですか・・。その・・すみません」

 

「いいのよ」

美紀さんの発言に慈は笑顔で対応する

 

「ねぇねぇ、それより・・由紀先輩って・・佐倉先輩の事好きなんですか?」

祠堂さんの発言に皆「!!!」となる

 

「え・・・えっと・・大樹とは幼馴染というか・・その・・」

由紀は増々赤くなる

 

「私も興味あるわ。ね、由紀ちゃん。弟とはどうなの?」

慈も興味津々

 

「う~・・・高1の夏辺りにね・・色々誘ってくるの」

 

「さ、誘ってくるって♡」

祠堂さんは更に津々だ。

 

「プールに誘ったり、勉強に誘ったり・・遊びに誘ったり・・だよ?中学の時はそんなに誘ってこなかったのにどうしてかな?」

 

祠堂さんは「へ?」とポカーンとなった。

どうやら期待してたイベントではなかった様だ。

 

若狭さんと慈は「高1の夏」でなんとなく察した。

 

そんな女子トークをしていたら、胡桃達が帰ってきた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「「ただいま」」

 

「「お帰りなさい」」

 

 

「さてと・・食糧とかはこれでいいかな。後は・・3F行ってみる?服とかあるよ?こんな状況だけど、

服とか着て少しは気分をリフレッシュするのもいいんじゃないかな?僕はよく知らないけど、女の子は

気分転換になるって姉さんが教えてくれたから・・その・・」

 

あれ?なんで皆黙っているの?

僕何か間違っていた??

 

 

「そうね・・・少し気分転換したいし・・下着とかも必要だし・・」

 

 

3F(婦人服)

 

「じゃ、僕は4Fの紳士服行ってくるから」

 

「あれ?大樹いっちゃうの?」

いや、こんな婦人や下着コーナーに男の子一人は罰ゲーム並ですよ・・

 

「僕もワイシャツとか靴下とか買わないといけないから・・」

由紀はつまんないのといい、皆の所に向かう。

 

 

4F(紳士服)

 

「はぁ・・・ワイシャツにトランクスに・・靴下に・・」

男の買い物は短時間で終わるな・・・。

 

 

トボトボ辺りを歩くとバックヤードを見つける

 

「おや、直樹さんと祠堂さんが避難してたバックヤードに似てないか?」

 

部屋は5Fと同じだった・・・。

 

・・・・・

 

食糧も備蓄されている・・・

 

まるでこんな状態を想定してたかの様に用意周到過ぎないか?

あの学校だって・・

 

「ん?これは・・・?」

 

 

 

 

3F(婦人服)

 

「さて、女の子達は終わったかな?」

 

 

 

キャッキャッ♪

女の子達は最新のファッションや下着などを楽しんでいる。

 

おいおい・・・まだでしたか・・・・。

 

「あ!大樹~」

 

由紀が僕に気付いた。

 

「終わる?」

 

「もう少しかな?大樹は終わったの?」

 

「う、うん・・」

 

僕はソファーに座って待つ

 

・・・・・

 

やべぇな・・さっき胡桃さんが変な事いうから余計意識しちゃったじゃないか・・。

 

はぁ・・疲れたな・・少し寝よ

 

 

・・・・

 

ユサユサ

「・・・き・・・大樹・・・」

 

「ん?姉さん?」

 

「お待たせ。行きましょうか」

 

ふぅ、やっと終わったか・・・。

 

 

荷物を車に積み、モールを出る。

 

時刻は夕方。

 

赤い夕陽が空を染める。

 

早く帰って若狭さんのご飯が食べたい。

 

 

車内では皆スヤスヤ寝ている。

 

皆疲れたんだな。

 

 

由紀は僕に寄り掛かり夢の中だ。

 

 

しかし・・腰が痛い・・・。

 

僕も少し寝よう・・・

 

 

そして、僕らを乗せた車は学校に向かう。

 

 

帰ったら昇降口と階段補強しなきゃ・・・

 

 

~佐倉大樹の手記~

 

バックヤードで見つけたアレ・・・

いや、今は生きる事を考えよう。

 

 

 

 




実際、米10k担いでみました。


当初、アニメ2話の肝試しで由紀の行動で「緊張感ないなぁ」と思いましたが、
その後、原作を買い漁り、1巻のカバーの裏に載っている設定資料を見て、由紀を
好きになりました。


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