Girls und Kosmosflotte 作:Brahma
「艦長!そっちへ逃げちゃだめよ。敵の射線がきれない。」
「ダメージコントロール!」
「直下!状況は?」
「とりあえず、居住空間の消火はしました。しかし、爆発は続いています。」
オペレーターが叫ぶ
「ちょ、直撃来ます」
(こんどこそ終わりか…)エリカの意識は遠くなった。
ケーニヒスティーゲルは四散し、火球となった。
直下(あれ?何が起きたの?)
エリカ、小梅(何か、光が広がって気が付いたら戦車の中に…。)
「どうしましたか?副隊長?」
「はっ…試合中か」
エリカ、小梅、直下(あ、戻ったのか?よかった…)
「直下生きていたのか」
「副隊長、なぜ死んだように言うんですか?わたしは、生きています。」
「小梅は?」
「無事です。」
「なぜ、わたしは死んだように思ったのだろう…。ばかばかしい...夢でも見ていたのか….。」
エリカは聞こえないように小声で独語した。
ケーニヒスティーガーの乗員は不思議そうに
「どうしました?副隊長?試合に集中しましょう。」
「わかった。」
エリカの声はこんどこそ平常心をとりもどしたのを示していた。
「センパイ、センパイ」
サイネリアの声だ。
エリコ-水谷絵理-は、自分が机につっぷしていたことに気が付く。
昨日ガールズ&パンツァーというアニメの第11話をみて黒森峰戦でたしかⅣ号戦車が撃たれたときに気が遠くなって...
彼女は、わたしが電子上につくったわたしの分身ELLIEを絶賛していた。
つくり込み、背景がすごいと絶賛するだけでない。
「衣装、超カワユスです。でもこんなにラブリンに作れているのに、歌は入れないんですネ。」
「うん...。」
歌を入れられるものだったら入れてみたいと思う...だけど...と自分に言い訳しようとした絵理だった。しかし、そのときパソコンから「ピコン」という機械音が聞こえてくる。メールが来たようだ。また尾崎玲子さんという人だ。876プロのプロデユーサーらしい。返事もしないのに何度も送ってくれたんだっけ...。絵理は、不思議なことに今度は、876プロをたずねてみようと決心したのだった。
みほたち5人は、東富士演習場のⅣ号戦車の中にいた。
エリカもケーニヒスティーガーの車内にいた。
その砲弾はギアが壊れて後退した大洗のアリクイさんチームの三式を貫く。
「大洗女子学園、三式中戦車行動不能。」とアナウンスが流れる。
不整地をはしりまわって、ケーニヒスティーガーの履帯と車輪が外れる。
思わずエリカは、「何やってるの!」と叫んでしまった。
なにかデジャブを感じたが、大洗はパラリラ作戦ともくもく作戦で黒森峰女学院をほんろうする。
杏はヤークトパンターの履帯を破壊する。
走り回り、逃げ回る大洗に対し、
「戦っているより逃げている方が多いんじゃないの。」
とエリカはつぶやく。
市街地へ向かう途中に川を渡ろうとしてうさぎさんチームのM3リーがエンスト。
みほは助けたいがためらっている。沙織が「行ってあげなよ。」といい、
華は「やっぱりみほさんはみほさんね。」と微笑みを浮かべながら背中を押した。
無事に川を渡りきり、市街地へいくと建物のかげから超重戦車マウスが現れる。
かばさんチームの三突とかもさんチームのB1bisを失う。
沙織が戦車が乗りそうな戦車だとつぶやくとみほは、
「ちょっと負担を強いてしまいますが」
とかめさんチームのヘッツアーにマウスの下にもぐるよう提案する。
97式がマウスの車体に上り、砲塔を抑えると、エンジンスリットを砲撃し、マウス撃破、97式とM3リーが黒森峰を分断して隘路にさそいこみ、M3リーはエレファント後ろから撃破し、ヤークトティーガーを道連れにする。ポルシェティーガーは、Ⅳ号とともにHS地点へ向かい、校舎の隙間をふさいで、黒森峰の隊長車でかつフラッグ車であるティーガーIと大洗の隊長車でかつフラッグ車であるⅣ号の一騎打ちを実現する。激しい撃ちあい、互角の戦いが続くが、履帯を切りつつティーガーIの背後に回ったⅣ号は、エンジンスリットを撃ち抜く。黒煙が晴れると、エンジンを破壊されたティーガーIから白い旗が揚がる。西住姉妹はしばらく見つめあっていたが姉であるまほは目を閉じ、前へうつむきかげんになる。
「黒森峰フラッグ車行動不能。よって大洗女子学園の勝利。」
と宣告された直後、観衆の視線がHS地点に向かないわずかな時間、空中に穴があき、青みがかった黒髪の美女が現れた。美女は、濃い栗色の髪を数本ひろうと穴に入り、穴は空中から消えた。
アイマスDS勢のうち、
秋月涼=秋山優花里
水谷絵理=ミズキ・エリコ(オリキャラ?)
ですが日高愛ポジのアイ・ヒカワは純粋に銀英伝世界のE式名の日高愛そっくりの少女(オリキャラ)ということで...要するにカリンと純粋な同国籍同時代人ということです。