『ムササビ成長日記』
今日で六日が経った。それまでに、シャルティア、コキュートス、アウラ、マーレ、デミウルゴスが我が子を一目見ようとその地位を利用して来るほど我が子は愛されている。勿論、私も愛している。
昨日はデミウルゴスが担当してくれた為、久しぶりにアルベドとデートをした。森の中で服を脱ぎ出したアルベドには大変驚かされた物だ。こんなに可愛い子供が二人になったら私はどうなるのだろうな。
そして、六日目の今日は守護者全員と戯れたのだが、なんと...。
ムササビは生後六日にして魔法を使ったのだ。
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『おー、か、さーま。おとー、さ、ぅ』
守護者全員と、どのオモチャが一番良いかを話し合っていたアインズに、一つの声が届いた。
今まで誰からも聞いたことのない、緩やかなしゃがれた声の相手が分からず周囲をキョロキョロするアインズ。それを見た守護者は訝しげにアインズを見た。
アルベドもアインズと同じように首を動かしている事から、何かムササビの身に何か?そう思った守護者達がムササビを見て、アインズとアルベドも同じように見つめたのと同じタイミングであった。
『おか、さま。お、とーさ、ま。しゃる、ちゃん、こきゅーと...さん、あうらーさーん、まれさ、ん...で、ぅるすさん』
その場にいる全員に聞こえたようであるその音声の発信源は...ムササビであった。
「う、うぉぉぉぉ!!お、お前達!ムササビが魔法で喋ったぞ!」
驚きと歓喜で手放しで喜ぶアインズを見て、高まる思いを守護者達も吐き散らす。アルベドもだ。
「ム、ムササビしゃま!さすがはアインズ様のご子息でありんすぇ!」
「ナントイウ!コレガ、ムササビ様!ナント素晴ラシイ強サナンダ!」
「う、うっそぉ!生後六日で...しかも複数人に使えるなんて!天才!」
「て、天才なんて言葉で、収まる、凄さじゃないよ...お姉ちゃんっ!」
「これがムササビ様の力...その歳にして脆弱な人間を越えましたか!」
「さすが、私とアインズ様のムササビぃ...!出来が段違いだわぁ!!」
各々、興奮鳴り止まぬという風に喜ぶ。そんな彼らを知ってか知らずか、ムササビはニコニコと笑う。これ以上の魔法使用はMP的に無理なので、これ以上は喋ることは出来ないが、そんな些細な事アインズ達にはどうでもいいことだった。いや、気付いていれば寝かせていただろうが、気付かなかった。
「よぉし!これからお父様が魔法を教えてやるからなぁ!」
張り切って教えてやろう。もしかしたらレベルが200くらいまで上がるのかもしれない。
そう思いながらムササビを掴むと、ムササビはその手を叩く。
何事かと思うと、ムササビは手をチャパチュパしていた。
つまり、ムササビは腹が減った、と伝えるために《
アルベドは急いでその豊満な乳房を外界に晒け出す。
綺麗な肌の山の頂上にあるピンク色の突起物に、ムササビはしゃぶりついた。
チュパチュパ音を立てながら飲むムササビは非常に可愛らしい。目がトロンとしてきている。
ちなみに、アルベドの授乳に戸惑ったのはアインズだけだ。他の男陣は全く気にしていない。
「わ、妾の母乳も吸い出しておくんなまし!」
やけに響く願い事を遮ったのは、アルベドのチョップであったのだった。
今更ですけど設定とかガバガバだなぁ、と。気が向いた時にポンポン更新していきますので、よろしくお願いします。
それと、赤ちゃんの可愛いエピソード、よければ聞かせてください。