諏「酷い目あったな。」
暁「あなたが足を掴んだから悪いのですよ諏訪子様。」
まぁなんやかんやあって証明する事が出来た。門の前に出来たクレーターは直しておいた。あとは相手が神だから敬語を使っている。
諏「それで私に会ってらそのあと何をするか考えんているの?」
暁「この国に何百年居ようと思います。」
諏「そんなに長生きできるだね。」
暁「はい、あと今どこに向かっているのですか?」
諏「私が祀られている神社に向かっているんだよ。ほら、見えてきたよ。」
諏訪子様が指差す方向には大きめな神社があった。
諏「私はこの神社に居る巫女と力を合わせて信仰を集めている。今からその巫女に挨拶してもらうよ。呼びに行くから部屋で待っててね。」
案内された部屋に入り待っていると、襖の奥から声がした。
?「諏訪子様に呼ばれてきた者です。入ってよろしいですか。」
暁「どうぞ。お入りください。」
?「失礼します。」
入ってきたのは髪の色が緑色の巫女さんが入ってきた。
?「東風谷 実(みのり)と申します。この度諏訪の国御越しいただきありがとうございます。」
暁「暁 佑全です。」
実「諏訪子様から聞きました。この国に何百年居ようと考えているのですね。でしたら、この神社に居ていいですよ。」
暁「本当に、ありがとう。世話になるよ。」
諏「挨拶終わったようだね。洩矢神社へようこそ。」
暁「世話になります。」
それからほのぼのとした生活が始まった。
諏訪の国に着いた日の次の日、実さんに着いていき人里の人たちに紹介された。何か言われるかもしれないと思ったが、人里の人たちは受け入れてくれて子供たちと遊んだ。久々に体を動かしたので次の日は筋肉痛になった。体が怠けていたので朝は武道に励んだ。武器が小刀しかなかったので国一番の鍛冶師に頼んだ。太刀を造ってもらったので銘を付けた。その刀の刃紋は霜のように白く波がなっている。刀身は月のように輝きこう名付けた。「霜月」と名付けた。霜月とは11月のことだ。柄頭に霜月と彫った。これから人生を守る物だ大切しなきゃいかん。刀に能力を付けた。
「錆びぬ程度の能力」 「刃こぼれしない程度の能力」 「撃を跳ね返す程度の能力」
鍛冶師の名前は正宗だった。正宗は鎌倉時代だったはずだが先祖だろう。それから諏訪の国は戦争をせず平和に暮らしていた。
八十年後
実は亡くなり新しい巫女になった。名は東風谷 恵美だ。名前を付けたのはこの俺だ。
そんなある日伝言が来た。
暁「畑耕すのめんどくせえな。」
ぐーたらしていると誰かドタバタと来た。
諏「大変だよ。大和の国から伝言がきた。」
暁「内容はなんですか。」
諏「無条件で国と信仰を渡せと、書いてるんだよ。私が負けたらこの国の人たちが心配だよ。」
暁「で、返事はどうするんですか。」
諏「断るに決まってるじゃないか。だけど大和の国は、天照大神率いる大勢の神がいるから太刀打ちできないんだ。伝言もできないし私弱いし。」
暁「だったら修行にもてつだってあげるし大和の国に伝言してあげようか?」
諏「本当かい。」
暁「本当だよ。」
諏「ひぐぅ、ありがとう暁。この恩は忘れないよ。」
諏訪子は涙目になっていていまにも泣きそうだった。そんなに泣くことか。俺は神ではないからわからないけど諏訪子にとっては大切な事だろう。
恵「あ、こんなところにいたのですか暁様。畑を耕すのがいやだからってそんなこと言って。」
暁「恵美今は国にとって大切なことなんだからさ良いじゃんか。」
恵「しょうがないですね。余り諏訪子様を怪我をさせないようにしてくださいね。」
暁「わかった。いまから大和の国に行ってくる。」
「「気をつけていってらっしゃい!!」」
そして大和の国の方まで飛んで行った。
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