東方全能旅   作:焼鰯

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ホントすいません。自分が悪いんですけど言い訳させてください。










最近のゲームは凄いね(白目)


二十五旅:ヒーロー(友人)は必ず助けに来る4

暁side

 

豊姫が指を指す方向には紫たちがいた。もう服装が煤だらけだが、大丈夫のようだ。しかし、良いタイミングで来てくれたな豊姫。これですぐに紫たちを連れて帰れる。

 

 

「ああ、そいつらだ。では、このパイロット三人と取引をしよう。後、他に頼んで良いか?」

 

「何ですか?」

 

「この月の都の主…ツクヨミと話をさせてほしい。」

 

「あっ、良いですよ。ツクヨミ様からも頼まれていましたし。」

 

 

何と、こんな好都合な事が連続も起きるなんて…今日はついてるな。

 

 

「そうか、ありがとう。じゃあ、ツクヨミに話したいのですぐに取引を始めよう。」

 

「分かりました。」

 

 

俺がパイロット三人をあちら側に投げると、紫たちが帰ってきた。

 

 

「ごめんね、暁。まさかこんなことになるなんて思ってなくて。」

 

 

紫の頭を鷲掴みをし、空中に振り回す。

 

 

「は、吐くから。すいません、ごめんなさい。もうこんな危険な事をしないから、許してね。」

 

 

なんか腹が立ったのでこのあとも続けて振り回した。

 

__________________________

 

 

「たくっ、てめぇらー心配かけさせんなよ。紫…次は無いからな!」

 

「うぷっ…すいません以後気を付けます。」

 

「ハハ、ごめんね暁。」

 

「また助けられました。ありがとうございます。」

 

 

紫を振り回した後、謝らせた。萃香は反省の色も見えない。藍はいつも通りに礼儀が良い。次から問題事はあまり来ないだろう。

 

 

「お前らは封と合流してもう帰ってろ。これから俺は、ツクヨミに会いに行く。」

 

「気を付けてね、暁。」

 

 

心配してくれるのは有り難いが、

 

 

「……お前が心配するほど、俺は弱くねぇーよ。てか、戦わねーよ?…じゃあ行ってくる。」

 

 

後ろを振り返り、豊姫の方へ歩く。待ちくたびれたのか、あくびをしていた。

 

 

「すまん、待たせてしまった。ツクヨミの所に連れていってくれ。」

 

「長いです。次からはすぐに済ませてくださいね。」

 

___________________________

 

 

ツクヨミの所に行くまで、周りを見ていたがあまり昔と変わっていなかった。俺がいた頃と変わらない同じ風景、ツクヨミは俺の事を覚えているのだろうか。そうこう思っている間に、豊姫は歩くのを止めた。

 

 

「着きました。くれぐれもふざけたマネをしないように。」

 

「どうもありがとう、豊姫さん。」

 

「はーい。どういたしまして。」

 

 

俺は、ツクヨミがいる部屋へと向かった。

 

 

「……あの妖怪…ホントにあの男と雰囲気が似ているわ。」

 

___________________________

 

 

ツクヨミのいる部屋に入ってみると、あの昔に食らった核爆弾と同じ神力を感じた。部屋は秘書室のような感じだったが、急に部屋の明かりが暗転して何者かに殴られる感触がした。部屋が暗くなったので能力で明るくすると、ツクヨミが蹲っていた。

 

 

「おいおい大丈夫か、それでも月の都の主だろ。しっかりしてくれよ。」

 

「随分強くなったのですね、暁さん。」

 

「おお、気付いていたのか!」

 

「その様子だと、綿月姉妹に気付かれてないのですね。」

 

「まあな、この仮面を被っているし、妖怪って勘違いされてるしね。てか、何で気付いた?」

 

「暁さん、昔に神界に行ったことはありませんか?」

 

 

神界?さて、行ったのだろうか。指を顎に当てながら思い出そうとしたら、思い出した。

 

 

「行ったな。ムキムキマッチョなトールと何故か強気のフレイヤに会って戦ったわ。それがどうした?」

 

「そのせいで、色んな神に知られてしまったのです。」

 

「それで俺が生きていることを知ったのか。」

 

「はい、といっても貴方である確信が無かったんですけどね。それで月にいつか来ると思っていましたから。話をするんだったら座ってください。」

 

「おお、すまんすまん。」

 

 

ツクヨミが座ってくださいと言ったのでソファーらしき物に座ると、意識が一瞬飛んでいってしまった。なんだこのソファーは!これがこの世にいる生物ならダメにしてしまうソファーか!内心驚きながら、何も無かったかのように、話を進める。

 

 

 

「それで…あのさ、永琳見なかったんだけどあいつは今どこにいる?」

 

 

ツクヨミは少し驚いた顔をした。

 

 

「会わなかったのですか?」

 

「会わなかったのですかって、何が。」

 

「永琳ですよ。あの人は今、地球にいますよ。」

 

「何だって!」

 

 

今、俺は正直驚いてる。あの永琳が何故、地球にいるのかを。

 

 

「何故、あいつが地球にいるんだ。」

 

「はい、蓬莱山家を知っていますか?」

 

「蓬莱山?何だっけ…ちょっと考えさせてくれ。」

 

 

蓬莱山家か。うーん…地上にいた頃は、結構な貴族だった気がするな。

 

 

「結構な貴族のやつらだったよな。」

 

「そうです。地球から月に来た後、ある程度時が経った頃、蓬莱山家で女の子が生まれたのです。その女の子の世話役を永琳が担っていたのです。」

 

「それが永琳の地球にいるのと関係があるのか?」

 

「関係は大有りですよ。そのまた少し経った後、女の子が成長して十五歳くらいの大きさになりました。女の子は永琳に質問しました。」

 

「なんて?」

 

「不老不死の薬を作れるか…と…。」

 

「不老不死の薬ねぇ~…それがどうしたんだ?」

 

 

ツクヨミは俺が分からなかったのか、崩れ落ちた。

 

 

「話の流れで分からないんですか!だから不老不死の薬を作るのは、禁忌なんですよ!」

 

「へぇーそうなんだ。初めて聞いたわ。」

 

「そんなやる気のない返事をしないでください!」

 

「分かった分かった。要はあれだろ。その後、永琳はその女の子に不老不死の薬を作り、飲ませ、女の子は刑を受けたんだろ?…間違ってるか?」

 

「いえ、見事に的中しています。だけど、まだ話は続きます。女の子は星流しの刑を受けて、地球に送られていったのです。」

 

「その送られていった女の子を探すために永琳が向かっていったと。」

 

「大体は合ってるんですが、女の子には刑の期限があり、その期限が終わると月の使者が迎えに行くのです。」

 

 

うーむ、俺がいない間に少し複雑になっている所もあるな。

 

 

「で、その月の使者の中に永琳がいるんだろ。」 

 

「はい、全くその通りです。本来は女の子をすぐに回収するはずだったんですが、永琳がその…やらかしてしまったんです。」

 

「やらかしてたって…何を?」

 

 

この後の答えが嫌な予感しかしない。

 

 

「えーと、女の子と一緒に逃げました。」

 

「……何故?」

 

「私にもよくわからないんですが永琳は、何か理由が合って逃げたんだと思います。」

 

「そうか。」

 

 

永琳が何故地球にいるのかも分かったし後は、あいつらに土産でも持ってくか。

 

 

「おい、ツクヨミ。」

 

「はい、なんですか。」

 

 

手を前に出した。ツクヨミが分からないのか首を傾げている。

 

 

「何ですか、その手は?」

 

「見れば分かるだろ。月の技術を分けてくれ。」

 

「あっ、それなら良いですよ。暁さんなら、信じられますし。」

 

 

俺なら普通に渡してくれるのね。紫たちの激闘は何だったのか。呆気なく渡してくれた月の技術が記述されている本を懐に入れ、地球に戻っていった。

 

 

「暁さん…貴方はどこまで強くなるんですか。」

 

___________________________

 

 

瞬間移動で地球に戻ってきて早速、幻想郷の結界を傷ひとつ残さず飛び越える。その後、封の妖力を感じとり、封の屋敷に瞬間移動をする。

 

 

「よぉ、お前ら大丈夫か?」

 

「ああ、無事に帰ってこれた。しかし暁、月の都の主に何の用が合ったんだ?」

 

「別に良いだろ。言わなくたって。それで紫たちはどうした?」

 

 

すると、奥の方から萃香が酒を飲みながらこっちにやって来た。

 

 

 

「おっ暁、帰ってきたんだな。」

 

「ああ、紫たちはどうした?」

 

「奥で寝ているよ。」

 

「そうか。封。」

 

「何だ?」

 

 

懐に入れていた月の技術が記述されている本を封に見せる。

 

 

「これを。」

 

「何だ、この本は……」

 

 

封は本をペラペラっとページをめくる音をたてながら、読み進めていく。

 

 

「これを貰うためにツクヨミの所に行ったのか?」

 

「まぁ、そうだな。紫に渡しといてくれ。」

 

「いや、これは紫ではなく、この妖怪の山にいる河童に渡す。」

 

 

河童?何故、河童に渡すのか分からないのだが。

 

 

「何故河童に渡すんだ?紫に渡した方が良いのでは?」

 

「知らないのか暁は?河童の技術は、幻想郷一だぞ。」

 

 

河童が、あの河童が!幻想郷には、俺には知らない事があるんだね。

 

 

「そうか…そろそろ幻想郷から出るわ。」

 

「もう行くのか?」

 

「そうだな、だけどもうじき旅を止めようかな。」

 

「その後は、どうするつもりだ?」

 

 

封は、俺と紫が初めて合って会話した話の内容を忘れているようだ。

 

 

「忘れたのか?昔に紫に頼まれて人里の長兼用心棒になるんだよ。」

 

「そうだったか?まぁ、元気でな。」

 

「おう!また会おうぜ。」

 

 

幻想郷の結界を飛び越えて、元の世界に戻っていった。

 




小説書くのは難しいね。自分の才能によるけど。

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