東方全能旅   作:焼鰯

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短いですが宜しければどうぞ。


二十三旅:ヒーロー(友人)は必ず助けに来る2

暁side

 

 

紫を探しながら月の軍隊を壊滅させていたら見覚えのある天狗が倒れていた。

 

 

「お、おい、起きろ封。紫はどうしたんだ。」

 

「………うっ…あ、暁か。どうやって来たんだ。」

 

「そんなことはいい、お前がいるということは他に紫や知り合いがいるのか。」

 

「あ、ああ、うーん………確か…鬼の萃香と藍が来ていたはずだ。萃香の行方は知らないが、紫と藍は連れていかれたと思う。意識が朦朧としてたんだ、すまん。」

 

「そうか。多分、萃香も連れていかれたと思う。俺の霊力を妖力に変えてお前に送るから、生き残っている妖怪たちを連れて幻想郷に戻れ。」

 

「だけどお前はどうするんだ。」

 

「紫たちを救って能力で戻る。」

 

「わかった。」

 

 

自分の霊力を妖力に変えてっと、よし。

 

 

「さあ、急げ封。全滅は時間の問題だ。」

 

「お前も気をつけろよ。」

 

 

封が光速で飛んでいった。しかし、何故あいつがやられていたんだ。俺と会ってから強くなっているのに………月の技術が進化しているのか。

 

 

「急がねえと。」

 

 

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紫side

 

 

う、うーんここは、どこ?私は確か……そうか、倒れた後連れてこられたのね。手首と足に枷が繋がっている。

 

 

「紫様、意識が戻ったのですね。」

 

「ええ、藍、私達の他に誰かいるかしら。」

 

「萃香様が。」

 

「ごめんね紫。戦っている最中に後ろから誰かに当て身をされてしまったんだ。」

 

「大丈夫よ萃香。だけどまずい状況ね。人質にされてしまったわ。」

 

「心配ありませんよ紫様。紫様の意識が戻るまで待っていました。萃香様お願いします。」

 

「わかったよ。」

 

 

萃香が霧状になり、枷が外れた。

 

 

「これで良し。紫と藍、枷を見せて。」

 

 

枷を引きちぎろうとした。

 

 

「外れたわ。」

 

「ありがとうございます。萃香様。」

 

「へへーん、どんなもんだい。」

 

「ここから抜けるわよ。」

 

 

萃香が牢屋の鉄棒の間を広げて私が兵士を境界を操り動きを止め藍が妖力で吹き飛ばした。

 

 

「気付かれないように行くわよ。」

 

「はい。」

 

「了解でーす。」

 

 

萃香が心配だわ。

 

 

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暁side

 

 

月の重力を無視しながら飛んでいたが一向に見つからない。月を五周ぐらいしてると思う。周回していると封に「何やってんだ。急げ!!」って言われた。能力を使っているのに見つからないってどうなっているんだ?

 

 

「見つからねえ。誰かが能力で見えなくさせているのか?」

 

 

数分後

 

 

やっと見つけたよ。まさかバリアで見えなくさせているとわ。

 

 

「では久し振りの都市に入るか。」

 

 

バリアに高電圧電流が流れているので瞬間移動するか。

 

 

「失礼しますよ。」

 

「妖怪が入ってきたぞ!?どうやってバリアを通った!」

 

「別に能力で移動しただけだが、その呼ばれ方慣れたわ。」

 

 

月の軍人が襲いかかってくるが躱すのが正直言ってしんどい。

 

 

「相手をするから来な。」

 

「調子に乗るなよ。穢れの妖怪たちよ。」

 

「まあまあ、そんなかっかするなよ。………醜いぞ月の軍人よ。」

 

「好き放題言いよって…行け!あいつを討つのだ。」

 

 

月の軍人たちの中にいる隊長が言うとが大砲やレーザーやらぶっぱなしてくるが俺には当たらない。

 

 

「おいおい、そんなに焦るなよ。狙いが定まってないぞ。的はここだぞ。」

 

「うるさい。当てようとしているのに手が震えて標準が定まらないんだ。」

 

「月の軍人が俺に対して恐怖しているのか?まあそうだよな。今まで突破されないであろうバリアの内側に入ってきたからな。」

 

「何故お前に恐怖しなければならない、これはただの緊張している一つだ。」

 

「あっそ、じゃあ近づいていいね。」

 

「怪しい行動をするんじゃあない。」

 

「怪しい行動もしてないし何故俺が前に進むとお前ら後退りする。」

 

「警戒しているだけだ。」

 

「…正直言えよな、たく。……行くぞコラァ!」

 

「撃て撃て撃てえええぇぇーー!!」

 

 

通常状態の霜月で跳ね返しながら走る。

 

 

「おらおら、的が真っ直ぐしか進んでないぞ。」

 

「くっ、見えないし当てにくい。」

 

「弱音を吐くなよ。それでも月の軍人か。」

 

 

レーザーや大砲が撃ち終わると戦闘機やロボットがやって来た。

 

 

「え、いやまじで、いやいや聞いてもないしまだ見てないよ。……技術の進歩し過ぎじゃね。」

 

 

戦闘機のミサイルが俺を狙い撃ちし集中砲火した。

 

 

「うおおおぉぉー、しんどすぎ。次から次へと弾が来る!」

 

 

これからどうするか。今、俺の状況は危うい。調子に乗り過ぎたな。戦闘機は3機でロボットも3体。………いっちょやってみるか。俺に集中砲火している戦闘機に瞬時に乗った。

 

 

「よっ。」

 

「?!?!」

 

「こんにちは、そしてお休みなさい。」

 

霜月で戦闘機の窓に穴を開けてパイロットを写輪眼で眠らせた。

 

 

「ちょっと大人しくしてろよ。」

 

 

風圧にも堪えながらロボットに向けて体当たりする。

 

 

「木っ端微塵だな。」

 

 

しかし良かった。あのロボットが自動操縦で。 それを後二回繰り返した。

 

 

「邪魔だな。…このパイロット三人。」

 

 

どうするか。……良いこと思い付いた。

 

 

「おい、月の隊長さんよ。取引しようぜ。」

 

「取引?」

 

「ああ、取引だ。このパイロット三人を返すからお前らに人質になっている仲間を差し出せ。これが取引の内容だ。」

 

「それはいいが、お前の仲間たちは今逃走している。」

 

「何だって!」

 

「その心配はありませんよ隊長さん。」

 

「あなたは豊姫様!?何故貴女様がこんなところにいるんですか。」

 

 

それはあまり喋らなかった綿月豊姫がいた。

 

 

「だって本部にいても暇なもの暇なのよ。だから今侵入してきた妖怪に会いに来たのよ。」

 

「そうでしたか。」

 

「それと妖怪さん。」

 

「何だ。」

 

「貴方の仲間はこちらの方たちかしら。」

 

 

豊姫が指を差す方向には紫たちがいた。




お気に入り20件越えました。ありがとうございます。これからも頑張っていきたいと思います。

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