天狗A「天魔様、侵入者を連れてきました。」
天魔「分かった。此処に連れてきて自分の持ち場につけ。」
天狗A「わかりました。」
目の前に180㎝くらいの身長の男の天狗がいた。
暁「貴方が天魔様ですか?」
天魔「そうだが君は何者だ。」
暁「ただ旅をしている仮面の男です。」
天魔「何故此処にいる。妖怪の山は入ってはいけないと、山に入る前に看板に書かれていただろう。」
暁「ただ天魔様に会ってみたいと思って入りました。」
天魔「はぁ~~。君が思っているほど妖怪の山は危険だよ。そして、何故捕まった。君みたいな霊力の持ち主が何故捕まる。」
暁「わざと捕まったのです。」
天魔「何をやってるんだか。」
暁「すいません。」
天魔「今回は見逃してあげるから、帰りなさい。」
暁「いいえ、帰りません。今、思い付きました。天魔様、一度戦ってください。」
天魔「馬鹿か貴様は、話しを聞いていたのか。見逃してあげるから、帰りなさいと、言ったのだ。」
暁「聞いてますとも。しかし、天魔様を見ると戦ってみたくなりました。」
天魔「しょうがない。死んでも後悔するなよ。」
すると、天魔から風が吹いてきた。
天魔「我が名は、封。天狗の頂点としてお前を倒してやろう。」
莫大な妖力が出てきて、封が襲いかっかてきた。
刀をすぐ抜き右に躱した。封は突進した遠心力を使い回し蹴りをして暁は左腕で止めた。
暁「結構やりますね。」
封「それほどでも。」
二人はバックステップで距離を置いた。暁は手のひらを出したら青白い球体が出てきた。中で螺旋をしていて暁の周りの風が吹いていた。一瞬、封の目の前から暁が消えた。
暁「ここだよ。」
暁は封の懐にいた。暁はがら空きだった懐に螺旋状の球体をぶつけた。
暁「螺旋丸!!」
封の服は破れ回転しぶっ飛び壁に当たりが崩れた。
暁「このくらいか。」
塵で前が見えなくなっていた。封がいるか確認しようとすると、暁は妖力弾に当たり膝まついだ。
封「結構効きましたよ。」
暁「本気でしたね。さっきの妖力弾。」
封は屋敷から出て飛んだ。
封「今度は外でやりましょう。」
暁も屋敷から出て妖力弾を躱した。暁は飛ぼうとしたが飛べなかった。
暁「飛べない。」
封「それは私の能力。「能力を封じる程度の能力」だからです。」
封は光速のような速さで暁を貫こうとした。しかし、刀で止められてしまう。
暁「残念だが、能力を封じると言ったが俺には数えきれないほどの能力を持っている。」
封「なんだと。どうゆうことだ。」
暁「俺の眼を見な。」
封は暁の見た瞬間、違う所にいた。赤黒い所にいた。封は磔にされていて刀を持った暁がいた。封は声を出したかったが出せなかった。暁は磔にされた封に刀を刺した。
あれから5時間以上は経った。封は疲れきっている。すると封は元の場所にいた。
封「か、かぁ、仮面の男よ。俺に何をした。」
暁「ただ、幻術をかけただけですよ。それに貴方は凄いです。あんなに刺されて気絶をしてないなんて。」
封「しかし、精神的には死にそうだった。」
暁「ふぅー。勝負は私の勝ちですね。」
封「すきにしてくれ。」
暁「封様。私が勝ちました。なので妖怪の山に居させてください。」
封「何故だ。」
暁「私も結構疲れました。」
封「仕方がない。」
暁「まぁ、何百年は居ますけどね。」
暁は妖怪の山に居ることにした。
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