川崎支部の華麗なる日々   作:EX=ZERO

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【単眼怪人ギガンテス】

【河川敷】

 

レッド「・・・。」

 

サモン「・・・。」

 

レッド「で、呼び出した理由はなんだ?対決の日じゃなかったよな」

 

サモン「趣向を凝らして、大規模な召喚術を披露したいと思いましてね」

 

レッド「ほー・・」

 

サモン「興味ありませんか?巨大生物との戦い・・」

 

レッド「あ?」

 

サモン「最近ではアジトから召喚者を連れてきているわけでして

    それだとあまり巨大な生物とかは呼べないのですよ、ご近所迷惑ですし」

 

レッド「そうだな、んなことになったら

    本気でお前の息の根止めなきゃなんねえからな」ヘラヘラ

 

サモン「で、ですから今日はあらかじめ連絡を入れて来てもらったわけですよ

    非公式ですので戦闘員やヴァンプ様がいないのはそのためです」

 

レッド「つまり、少しはまともな奴と戦えるってことか おもしれえ

    いいぜ、待っててやっからさっさと召喚でもなんでもしな」

 

レッド(っていうかそういうのできるなら最初からやれよ)

 

サモン「では・・・

   『開け!異世界の渦よっ!我の声をかの者に届けここに連れてくるのだ!!』

 

レッド(いつもより渦みたいなのがでけーな、これは期待できるか?)

 

 

―パアァ!

 

 

ギガンテス「あおおおおおおおん!」

 

▼ギガンテスが あらわれた!

 

サモン「単眼の巨人・・異世界のサイクロップスといったところですかね」

 

レッド「おうおう、初めてまともな奴がでてきたじゃねえかよ!」

 

サモン「ご満足いただけましたか?では・・

    やれっ!青き巨人よ!今日こそ貴様の最後だサンレッド!!」

 

レッド(この野郎前口上だけはいつもいつも・・)イラッ

 

ギガンテス「あぉおおおおおおおん!」

 

▼ギガンテスの こうげき!

 

レッド「よっと、こいつは楽しめそうじゃねえかよ!」

 

▼サンレッドは ひらりと みをかわした!

 

ギガンテス「おおおぉおおんっ!!」

 

レッド「今度はこっちから行かせてもらうぜっ!」

 

▼サンレッドの こうげき!

 

ギガンテス「!?」

 

▼ギガンテスの きゅうしょに サンレッドのちょくげき!

 

ギガンテス「」

 

▼ギガンテスの いきのねをとめた!

 

 

レッド「は?」

 

サモン「え?」

 

ギガンテス「」

 

レッド「おい、どうなってんだ?」

 

サモン「いや、あの・・私にもこれは・・まさか一撃で巨人がやられるとは」

 

レッド「・・・。」

 

サモン「・・・。」

 

レッド「召喚されたのを倒したって事は次はよ、わかるよな?」ポキポキッ

 

サモン「・・し、死ね!サンレッドおおおおおお」ジャキン!

 

 

―ガシッ!ボカッ!

 

 

サモン「」

 

レッド「・・・。」スタスタ

 

この物語は神奈川県川崎市で繰り広げられる善と悪の壮絶な戦いの物語である。

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

 

 

 

●トラウマ●

 

サモン「それで結局釣れなくてタイザさんとお寿司食べて帰ったわけですよ」

 

ガニメデ「へー、次釣り行く時は俺も誘ってくれよ」

 

サモン「ええもちろん、なんなら海の会の人たちも誘って・・」

 

<アタラッシイアサーガウマーレーテー

 

ガニメデ「!」ビクッ!

 

サモン「おっと失礼、電話が・・ ガニメデさんどうしました?」

 

ガニメデ「あ、いや・・別に・・・」

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

 

●反則●

 

【河川敷】

 

サモン「今日は魚が釣れるといいんですけどね」

 

タイザ「マグロっ!」

 

ガメス「いやタイザ兄さんマグロはさすがに釣れないっスよ」

 

ガニメデ「わかんねえぞ?もしかしたら一本釣りー!なんて

     おっ、引いてる引いてるっ・・よしっ!」

 

サモン「一番乗りはガニメデさんですか、これは負けてられませんね」

 

トビウオン「たまにはこうワイワイやるのいいね!」

 

ゲイラス「でもこれだけ人数いるならヴァンプ様も呼べばよかったねー」

 

サモン「いや今日は確かフルブ君が対決する日だったはずですよ

    そのまま今日がレッドの葬式になればいいのですが・・」

 

―ザバァン!

 

ハンマーヘッズ「いやー大漁大漁!やっぱ泳がないと体が鈍っていけないね!」ホクホク

 

サモン「・・・。」

 

ガニメデ「いや釣りなんだから泳いで捕るなよ・・」

 

タイザ「サメっ!サーメっ!」

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

 

●紙一重●

 

【公園】

 

「えーん!えーん!」

 

サモン「あんなところに泣いている女の子が・・」

 

サモン「お嬢ちゃん、こんなところで何をしてるのかな?お母さんはどこです?」

 

「ふぇっ・・?」

 

サモン「お家はわかりますか?お母さんのところに連れてってあげますよ?」ニコッ

 

「!」ビクッ

 

サモン「ん?」

 

「こわいよおおおおおおおおおお!!うあああああああん!!」

 

サモン「!?」

 

池田「ちょっと!?そこで子供泣かせてるのは誰!?」

 

サモン「えっ、いや、あの私は・・」

 

池田「ってあらやだあなたヴァンプさんのとこの」

 

サモン「ええ、こんにちわ池田さん

    いやね、こんなところで子供が一人でいたら危ないなと

    それで家に返してあげようとは思ったんですが私の顔では・・」アセアセ

 

サモン「お・・おばちゃん・・この人(?)こわいよぉ・・・」

 

池田「しょうがないわねぇ、この子は私が送ってあげるわよ」

 

サモン「すみません池田さん・・よろしくお願いします」

 

池田「いいのいいの、今度会合があるからヴァンプさんによろしくねー」

 

 

 

池田「あの人(?)はね、見た目は怖いかもしれないけど優しい人(?)なんだよ」スタスタ

 

「えー・・」スタスタ

 

サモン(これも我々の日頃の行いの賜物ですかね・・ヴァンプ様には感謝せねば)

 

―・・・

 

【川崎市部アジト】

 

サモン「そんな事が先ほどありましてね、

    いやー・・それもこれもヴァンプ様の人徳の成せる業です!」

 

ヴァンプ「うんうん、ご近所付き合いは大事だよね

     サモン君は積極的にボランティアとかしてくれるし

     みんなわかってくれるから安心だよー」

 

サモン「ですねー、池田さんには今度お礼しなければ」

 

レッド「どうせお前ら悪なんだからそのまま捕まっちまえよ・・」

 

 

この物語は神奈川県川崎市部で繰り広げられる善と悪の戦いの物語である。

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

 

 




ドラゴンクエストⅡより『ギガンテス』でした
解説するとたまたま急所に一発入ったためそのまま一撃で倒れたということです

サモンの呼び方区別↓
上司→○○様 先輩→○○先輩 同期&一般人→○○さんofちゃん 後輩→○○君

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