川崎支部の華麗なる日々   作:EX=ZERO

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【鋭触怪人イカムスメ】

【サモンの自宅】

 

サモン「たまにはピザでも取りましょうかねっと・・」ピッ

 

サモン『すみませんシーフードのL1枚お願いします、さらに小エビトッピングしてくださいー』ピッ

 

サモン「食べきれなかった時はガメス君のところにでも持って行っておすそ分けしますかね」

 

―ピンポーン

 

サモン「あれ?もう届いたんですか?まだ10分も経ってないような・・」

 

 

ムキエビ「よう、オレだよオレ!」

 

サモン「」(む、ムキエビ先輩・・・)

 

 

―・ ・ ・

 

ムキエビ「急に押しかけて悪いね、なにか予定でもあった?」

 

サモン「いえ、注文してる宅配ピザを待ってるところでした」

 

ムキエビ「あーそうなの、いやね?これからなんか用事とかあったら悪いじゃん?予定は大丈夫?」

 

サモン「え、ええ・・予定はないです ああ、よろしければピザが届いたらご一緒します?」

 

ムキエビ「おっ、いいねー!いやー悪いね?なんか食事時にさ 

     ところでなんのピザ頼んだん?俺はエビ以外なら大丈夫、共食いになっちゃうからさ」

 

サモン「あはは・・」(ごめんなさいよりにもよってエビ増量シーフードピザですっ)

 

サモン「あの、ところで先輩、私にどのようなご要件で・・?」

 

ムキエビ「おっとそうだったそうだった、聞いただろサモン、俺がアニソルに加入した話はよ」

 

サモン「はぁ・・」(初耳な上にそれ多分無理やり加入してません?許可とってます・・?)

 

ムキエビ「しかしこうやってついに俺もアニソルに入ったわけだがさーモテないのっ!!」ガンッ!

 

サモン「・・」(口には出せませんが先輩の場合ちょっと癖の強い内面に問題があるのでは・・?)

 

ムキエビ「んで!知っての通り色々な事して全力で可愛さをアピールしたわけだけどもっ!」

 

ムキエビ「なーぜーか モ テ な い の っ !」ドンッ!

 

サモン「は、はあ・・」(だから初耳なんですって・・)

 

サモン「せ、先輩?そろそろ本題に入られてはどうですか?」

 

ムキエビ「おっとよくぞ聞いてくれた!」ダンッ!

 

サモン(うざい・・あっ、いや、先輩に対してこんなこと考えるのは失礼でしたね)

 

ムキエビ「お前さ、使えるだろ?あのホラ、あれだよ 異世界召喚って奴」

 

サモン「ええ、確かに私は異世界から誰かを呼ぶことができます・・それがなにか?」

 

ムキエビ「だーかーらーよっ!お前の能力でさ?

     俺みたいな男がタイプの可愛子ちゃんをここは一つ呼んでくれよ!」

 

サモン「」

 

ムキエビ「お前がなんか召喚する異世界ってのはたくさんあるんだろ?

     だったら俺がモッテモテになれるような世界があったっていいと思わないか?」

 

サモン(いやそんな理由で誰かを召喚するはちょっと・・)

 

サモン「いや、さすがにそんな事で召喚を使うのは」

 

ムキエビ「俺の一大事が『そんな事』!?」ダンッ!

 

サモン「っ!」ビクッ

 

ムキエビ「死活問題だぞ!お前知ってんだろ!?戦闘員の1号に加えてその他色々

     あのツノンガですらJKといい感じなのに俺がまだ彼女いないんだぞ!?モテないんだぞ?」

 

サモン(もう完全に彼女欲しい流れじゃないですか・・)

 

サモン「しかし私の能力はランダムに誰かを呼び出すわけでしてそんなに都合良くは・・」

 

ムキエビ「そうそれだよ!いい特訓になると思わないか?お前は能力を高めて、俺は彼女ができる!」

 

サモン(くっ・・断れない理由ができてしまった というかもう彼女確定!?)

 

サモン「わ、わかりましたっ!やってみますよ!」

 

 

 

サモン「『開け!異世界の渦よっ!我の声をかの者に届け個々に連れてくるのだ!!』」

 

ムキエビ「ほー・・なんかカッコいいじゃんそれ、俺もそういう路線でいけばモテるかな?」

 

サモン(集中集中・・えっと、ムキエビ先輩のような人が好きそうな女性、よければ来てください!)

 

―パアァ!

 

 

 

 

 

イカ娘「ゲソ?」

 

サモン「と、とりあえず女の子が出てきましたね・・」

 

ムキエビ「おおっ!?なかなか可愛いじゃーん!」

 

サモン(とりあえず気に入ってもらえてなにより・・

    ところで気のせいでしょうか?この子・・子供?)

 

イカ娘(こ、ここはどこでゲソ?どこかの家?あれ?さっきまで私早苗に・・)キョロキョロ

 

ムキエビ「へーいかーのじょ!今から俺と遊ばなーい?」

 

イカ娘「!?」

 

サモン(なんか危ない匂いがするっ・・)

 

イカ娘「きょ・・」

 

サモン「きょ?」

 

 

 

イカ娘「きょ・・きょきょ巨大エビでゲソーーー!!」ヨダレダバー

 

ムキエビ「!?」

 

イカ娘「走り回ってお腹ペコペコだったでゲソ・・これはきっと天からのご褒美でゲソっ!!」

 

サモン「っ!髪がまるで触手のように!怪人の子だったんですか!」

 

ムキエビ「おいなに平然と解説してんだよ!あの子完全に俺の事食材として認識してるよね!?」

 

サモン「・・・。」

 

ムキエビ「何か言え・・ちょ!おいコラ離せ!!」

 

イカ娘「ふへへーいただきまーす!」アーン

 

ムキエビ「ぎゃあああああああああああああああああああ」

 

サモン「ムキエビせんぱああああい」

 

その後丁度よく届いたエビ増量シーフードLサイズピザを彼女に差し出す事で事無きことをえた。

 

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

 

●ガイマの野望●

 

ガイマ「・・・・・。」

 

ガイマ「マンチカン・・とか?」

 

END

 

 

●川崎支部の掟●

 

ヴァイヤー「ヴァンプ様、買ってきました!」

 

ヴァンプ「あー、ありがとうー」

 

ヴァンプ「ふふふーん♪」ガサゴソ

 

ヴァンプ「え?」▼ボタン電池

 

ヴァンプ「ヴァイヤー君っ!うちで電池って言ったら普通の単三単四でしょ!!」

 

END

 

 




侵略!?イカ娘より『イカ娘』でした


●キャラ解説●
【サモン】

本作のオリ主
フロシャイムで生まれた怪人
外見は魔法使いのローブを着たリギーが青みがかった肌になったような姿
他の世界から何らかの生物を召喚できるがどこの世界から誰が出てくるかがわからない
一度呼んだ事のある人物は指定して呼ぶ事ができる
本人の戦闘能力は皆無、そこらのチンピラにボコられても平気なくらいは頑丈

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