川崎支部の華麗なる日々   作:EX=ZERO

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今更ながらタイトルでなにが呼ばれるかバレちゃいますよね
できるだけ隠せるようにはします


【悪兎怪人ウサコッツ】

【かよ子宅】

 

レッド「あ?今なんつった?」

 

ヴァンプ『えー、ですからその・・今日の対決なんですが

     お休みということにさせていただきたく・・』←電話

 

レッド「ふざけんなよっ!てめーらが対決するっつーから

    メンドくせえの我慢してわざわざ出向いてやってるってのによ!」

 

ヴァンプ『ええっ?もしかしてレッドさんお忙しかったんですか!?』

 

レッド「あ゛?なんだその俺が年中暇してるみたいな反応はよ!」

 

ヴァンプ『あー・・いえ、そんなことは』

 

レッド「ていうかよ、誰も都合つかねえってわけじゃねえんだろ?

    こういう時に骸骨野郎の曲芸でなんとかすりゃいいだろうが!」

 

ヴァンプ『あのぅ・・そのサモン君の事で今緊急会議をする事になったんです』

 

レッド「は?骸骨野郎の会議・・?

    あ、おいおいあれか?役に立たねーからクビになんのか!」ヘラヘラ

 

ヴァンプ『そんなわけないじゃないですか!・・・あ!』

 

レッド「ん?おいなんだその『あ!』ってのは」

 

ヴァンプ『レッドさん、機械について詳しいですか?』

 

レッド「・・・。」

 

レッド「お前もしかしてあれか?この前のプラモデルみたいな

    ロボット怪人をまーた俺にイジらせようって魂胆か?」

 

ヴァンプ『クックック・・今頃気づいたかサンレッ』

 

―ガチャッ!

 

レッド「・・・・。」イライラ

 

 

 

―prrrrrrrr

 

 

 

レッド「・・・・・・・。」

 

―ガチャリ!

 

ヴァンプ『ちょ、ちょっとレッドさん!なんで急に切るんですか!』

 

レッド「アホかっ!少しは自分の胸に聞いて考えてみろよっ!」

 

ヴァンプ『・・・?』

 

レッド(あー・・こいつの頭ん中一度調べてみてえよどういう思考回路なんだお前は)イライラ

 

レッド「んで?骸骨野郎とその機械になんのつながりがあんだよ」

 

ヴァンプ『サモン君がロボットを召喚したんですよー

     これでレッドさんが抹殺出来ると思ったら全然動いてくれなくて・・』

 

レッド「だ・か・ら それをなんで俺に言うんだよ!」

 

ヴァンプ『ともかく明日までには動かせるようにしますので

     対決は後日ということで・・』

 

レッド「わーったよ、ったく・・」ガチャッ

 

 

レッド「・・・なんなんだホント」

 

 

 

 

―・・・―

 

【河川敷】

 

サモン「あ、ヴァンプ様、お疲れ様です

    してレッドの返事は?」

 

ヴァンプ「うん、レッドさんに頼んで今日の対決は明日に延期してもらったよ

     でも困ったねえ、私こういうのあんまり得意じゃないから・・」

 

タイザ「5番、ゴバーンどこー?」▼いつか前の5番パーツ所持中

 

メダリオ「しっかしこれレベル高けぇけど、どうやって動かすんだ?」

 

サモン「私もこういった機械はあまり・・そうだ、グルゲゲ先輩はどうです?

    あの人ならそういうの詳しいかなと思ったんですが」

 

カーメンマン「やめとけやめとけ、あいつただパソコンできるだけでそっちはさっぱりだから

       どうせ今もラーメン食いながらエロ動画でも見てんだろうよ」ヘラヘラ

 

サモン「それは・・」

 

ヴァンプ「え?なに何なんて言ったの?よく聞こえなかった私」

 

カーメンマン「あっ、いや!別に、なにも・・」

 

1号「キー!サモンさん、言われたとおりにガソリン買ってきました!」

 

サモン「ご苦労様です、なんとなく燃料はガソリンでもいけそうな気がするんですよね

    これで動けばいいんですが、もしこれが暴れた時には・・・」

 

メダリオ「ちーっともったいねえ気もするけどよ

     これが暴れたら俺が溶かせばいいんだよな?」ジャコン!

 

サモン「ええ、あくまで最後の手段・・ですけどね、よろしくお願いいたします」

 

タイザ「ごばーん?」キョロキョロ

 

カーメンマン「さっきからオメー何探しるっつーか何持ってんだ?」

 

タイザ「ゴバン!ゴバーン!」ニコニコ

 

カーメンマン「いやわかんねえよ・・」

 

サモン「えーっと、燃料タンクは・・・ここですかね?よっと」

 

―トクトク..

 

 

―・・・―

 

ヴァンプ「んー動かないね」

 

カーメンマン「なあ、これどっかにスイッチあんじゃねーの?

       上のほうとかにそういうのねえか?」

 

サモン「上ですか」チラッ

 

メダリオ「思ったんだけどよ、これあれじゃね?乗り物なんじゃねえかな?

     こう・・このロボに乗って戦うー!みたいなさ、両腕に鉄球ついてるし」

 

サモン「ふむ、そう思いますか?」

 

カーメンマン「よーしサモン、じゃあ俺が乗ってみるわ」

 

メダリオ「おい待てよ、ここは俺に任せろよ」

 

カーメンマン「おいおい免許持ってる俺が乗ったほうがいいだろ?」

 

メダリオ「車の免許だろーが!俺に任せろや」ジャコン!

 

カーメンマン「なんだとお前!呪うぞコラァ!」カクカク

 

ヴァンプ「こらこら二人共喧嘩しないでもう・・!」

 

サモン「えー、では1号君、代わりにお願いします」

 

1号「え?あっ、キー!」ダッ!

 

 

―・・・―

 

 

1号「あー!上の方にコックピットみたいなのありましたよ!」

 

サモン「本当ですか!一度乗って試してみたください」

 

1号「いやそれなんですがね、やたら小さくて僕じゃ入れないんですよ」

 

メダリオ「は?1号の奴でもダメって小さすぎねえか?」

 

カーメンマン「んじゃあこれラジコンか?おいサモン、リモコンとかねーのか?」

 

サモン「召喚した時には付属品の類はついてませんでしたね

    最初からないのか実はあって召喚しそこねたのか・・前者だといいのですが」

 

―シュタッ!

 

1号「よっと「10点」ありがとうございます

  ・・じゃなくて、あの大きさだと僕らじゃちょっと入るのは無理そうですねー」

 

 

ヴァンプ「1号君が入れないとなるとうちの怪人じゃ厳しいかもね」←実は乗ってみたかった

 

サモン「暴走どころか動きもしないとは・・ふむむむむ・・」

 

カーメン&メダリオ「「・・・。」」

 

―ティン!

 

カーメン&メダリオ「「!」」

 

サモン「先輩方、どうかされましたか?」

 

メダリオ「乗れそうな奴に一人心当たりがあんだよ」

 

カーメンマン「ちょい、電話してくるわ、待ってな」

 

サモン「ほう・・それは」

 

タイザ「5番・・」

 

 

 

―・・・翌日・・・―

 

 

【河川敷】

 

???「今日こそ貴様を殺す時が来たサンレッドよ・・」

 

レッド「・・・。」

 

???「もがき苦しんで泣きながら地獄に堕ちろ・・!」

 

 

 

 

ウサコッツ「サンレッド!今日こそお前をぶっ殺す!」

 

1号2号「キー!キー!」

 

レッド「・・・アホくさ」スタスタ

 

ウサコッツ「あーっ!逃げるなよレッド!

      今日のボクを今までのボクだと思うんじゃないぞ!」

 

レッド「あ?ただの可愛いウサ公じゃねえか」

 

レッド(てゆーか対決延期しといて出てきたのがこいつって・・・)

 

ウサコッツ「んもー!ボクは可愛くなんかないやい!

      そんな口たたけるのも今のうちだサンレッド!いくぞードッキング準備開始ー!」

 

レッド「は?」

 

 

―ゴゴゴゴゴゴゴ....!

 

 

レッド「あ?なんだこの揺れは」

 

ヴァンプ「クックック・・サンレッドよ

     今日こそ貴様の無敗伝説に終止符を打つ時が来たのだ

     さあウサコッツよ!新たなる力でサンレッドを地獄に突き落とすのだ!」

 

―ザバッ!

 

レッド「なんだあのロボット・・

    あ、昨日言ってた機械ってまさかこれのことじゃ」

 

ウサコッツ「とうっ!」

 

―ガシャンッ

 

ウサコッツ『今日こそ貴様をぶっ殺してやる!くらえ!『デーモンハンマー』!』

 

これぞ恐るべき、フロシャイムの科学りょ・・・これぞ恐るべき異世界の科学力!

 

―ズドンッ!

 

レッド「うおっっと!」サッ

 

ウサコッツ『今だよ!1号2号!』

 

1号&2号「「キー!」」

 

レッド「ばっ離せコラッ!」ガシッガシッ!

 

1号&2号「「いっ今です!我々が抑えているうちにキー!」」

 

ウサコッツ『もう一度『デーモンハンマー』!』

 

―ガンッ!

 

レッド「うっ・・!」

 

ウサコッツ『まだまだいくよー!『デーモンフレイル』!『デーモンスタンプ』!』

 

―ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

 

 

 

レッド「痛って・・こ、この野郎・・・!」ピキッ!

 

ヴァンプ「いいぞウサコッツその調子だ!」(今度こそ行ける!レッドさんを倒せるっ!)

 

レッド「いい加減鬱陶しんだよっ!!」ブンッ!

 

1号&2号「「うわっ・・!?」」ドサッ

 

レッド「おいウサ公・・てめー随分やってくれたなオイ」ポキポキッ

 

ウサコッツ『やーいやーい!お前なんかもう敵じゃないよーだ!』ブンッ!

 

レッド「・・・。」

 

―ガシッ!

 

ウサコッツ『え?あ、おいっ!なにすんだよ!これじゃ鉄球が戻せないじゃないか!』

 

レッド「今度はこっちの番だ・・ぞっ!オラァ!!」

 

ブンッ!ブンッ!ブンッ!

 

ウサコッツ『ああああああ目がっ!目がまわるうううう!!』▼ロボごと回されてる

 

ブンッ!ブンッ!ブンッ!ブンッ!ブンッ!

 

ヴァンプ「ああウサコッツ!」

 

レッド「おらおらっさっきまでの威勢はどうしたんだよっ!!」ヘラヘラ

 

ブンッ!ブンッ!ブンッ!ブンッ!ブンッ!ブンッ!ブンッ!

 

ウサコッツ『やめろよおおおお!もっもうおろしてええええええええ!!』

 

レッド「あいよ」ポイッ!

 

ウサコッツ『あああああああああああああ!!!』

 

 

―ザバンッ!

 

 

ヴァンプ「ああウサコッツ!?」

 

1号&2号「「ああそんなっ!」」

 

レッド「あのままだとあいつ溺れちまうよなあ?ほーらてめえら助けに行ってこい!」ゲシッ!

 

ヴァンプ「あっ・・!」ザブンッ!

 

レッド「おめえらもだよっ!」バシッ!

 

1号&2号「「うわぁっ!?」」ザバンッ!

 

 

 

 

―・・・―

 

レッド「ったくてめえらは毎度毎度成長しねえなオイ

    あんなの使ったくれーで俺に勝てると思ったのかよ」

 

ウサコッツ「」

 

ヴァンプ「・・・。」←正座中

 

1号&2号「・・。」←正座中

 

レッド「お前らいっつもだな、なあ、次はこれだけで済むと思うなよ?

    二度と表歩けねえようにボコボコに「へー、そういうことするの」するぞっ・・て」

 

かよ子「・・・・。」ピキッ..!

 

レッド「」

 

 

―・・・―

 

 

かよ子「信じらんない!サモンさんから全部聞いたわよっ!

    ウサちゃんいじめて川に突き落とすなんて!何考えてんのアンタっ!」

 

レッド「骸骨っ・・!いや俺は対決してただけで・・」←正座中

 

かよ子「ヴァンプさんもヴァンプさんよ!

    この人抹殺するのはほかの怪人にやらせればいいでしょ!

    なんでわざわざウサちゃん怪我させようとするの!」

 

ヴァンプ「あ・・その・・すみません」←正座中

 

ウサコッツ「」

 

かよ子「ああウサちゃん目を覚まさないじゃないの・・!

    ウサちゃんが死んじゃったらどうすんのよアンタ!」

 

レッド「代わりに俺が死んでもいいの「言い訳しないで!」かっ・・」

 

レッド(くっそ骸骨野郎・・余計なことかよ子にいいやがって・・潰す、ぜってー潰す!)

 

 

この物語は神奈川県川崎市部で繰り広げられる善と悪の壮絶な・・

 

もう一度言おう・・壮絶な戦いの物語である!

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

 

●ガイマの野望●

 

ガイマ「・・・・。」

 

ガイマ「あれ、なんだっけなー?

    す、すこ・・スコッティ・・スコッチー・・すこてい・・???」

 

※正解:スコティッシュフォールド

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

 

●怪人IN居酒屋●

 

タイザ「バイト?」

 

ドルゴン「そーなのよ!今日バイト先で酔っ払った客がアタシのケツばっかみてさーもう

     ホンット、男はみんなオオカミなんだからっ!」プンプン!

 

タイザ「オオカミ!男はみんなオオカミっ!」

 

サラリーマン「・・・。」

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

END




感想にて『乗り物』が召喚できるかどうかと書かれていたので、今回試してみました
作中で名前は出ていないんですが、召喚されたのは
チョコボの不思議なダンジョン2より『インプロボボス(中身なし)』です

インプの代わりにウサコッツが乗りました、可愛らしいですね

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