川崎支部の華麗なる日々   作:EX=ZERO

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【腐眼怪人ハチマン】

【いつもの公園】

 

ヴァンプ「くっくっく・・サンレッドよ、今日こそ息の根を止めてやる」

 

レッド「・・・。」

 

ヴァンプ「行けっ『サモン』よ!遥か遠い世界から協力な助っ人を召還するのだ!」

 

サモン「お任せくださいヴァンプ様、でやあああああっ!」

 

恐るべき悪の怪人サモンは異世界から強力な助っ人を召還する事が出来るのだ。

 

レッド「あ?異世界だと?」

 

レッド(ほう・・異世界から来た奴なら少なくともまともな奴が出てきそうじゃねえか

    面白いじゃねーか、黙って見ててやろう)

 

サモン「『開け!異世界の渦よっ!我の声をかの者に届け個々に連れてくるのだ!!』」

 

 

 

八幡「ん?えっ?は?」

 

レッド「あ?」

 

サモン「」

 

ヴァンプ「」

 

八幡「あれ?え?ここどこだ・・?」

 

八幡(ありのまま起こった事を話す

   プリキュア見てたら戦隊ヒーローっぽいのと悪の組織っぽい奴らに取り囲まれた)

 

ヴァンプ「ちょ、ちょっとサモン君?どう見てもあれ人間だよね・・?」ヒソヒソ

 

サモン「お、おかしいですね・・普通はもっとこうドラゴンとか悪魔とか・・」ヒソヒソ

 

ヴァンプ「ええ?それはそれで大丈夫なの?暴れてご近所さんに迷惑かからない?」ヒソヒソ

 

レッド「・・・」イラッ

 

八幡「」ポツーン

 

 

 

レッド「そこの、えー・・ちょっといいか?」

 

八幡「ひゃっい!??」

 

レッド「お前名前は?目以外は人間にしか見えないんだが・・怪人か?」

(何ビビってんだこいつ・・)

 

八幡「あっ、やっ・・その・・比企谷八幡・・これでも一応にんげんです・・よ?」

 

レッド「・・・・。」

 

八幡「あ、あのー・・俺自宅でテレビ見てたら突然ここに来たらしくてその・・」

 

レッド「あー・・悪いな、ちょっと待ってな」スタスタ

 

八幡「え?」

 

 

レッド「オラテメェヴァンプっ!!!」ドカァ!!

 

サモン「グエッ!?」

 

レッド「一般人巻き込んでんじゃねえぞああっ!?人質か?人質なのかゴラ!ああ??」ドカッ!

 

八幡「ひっ・・」ビクビクッ

 

 

 

―30分後

 

 

レッド「そいつの面倒ちゃんと見て元の場所に返してやれよ!じゃあな!」ッタクキタイシテソンシタゼ..

 

ヴァンプ「」

 

サモン「」

 

八幡「あのー・・だ、大丈夫なん・・ですか?」

(というか大丈夫じゃないよねこれ、下手すりゃ殺人事件だよね)

 

ヴァンプ「いやー・・ごめんね、急に巻き込んじゃって 君は怪我ない?サモン君は大丈夫?」ムクリ

 

サモン「死ぬかと思いましたよ・・川の向こうでおばあちゃんが手を振ってました」ムクリ

 

八幡(あれだけ割とヤバい感じにボコられてピンピンしてる・・)

 

ヴァンプ「ああ自己紹介が遅れたね、私はフロシャイム川崎支部のヴァンプ

     こっちはサモン君ね 君は・・」

 

八幡「えっと、比企谷八幡っす・・川崎?」

 

 

―・ ・ ・

 

八幡「つまり俺はさっきの赤いマスクの人と戦うために呼ばれた・・と」

 

サモン「ええそうです、ただ手違いで人間のあなたが召喚されてしまったんですよ」

 

ヴァンプ「あ、もしかして君・・実は不思議な力を持ってたりすごく強かったりする?」

 

八幡「すいません、無理っす」(持ってたとしてもあんなのと戦いたくねーよ・・)

 

ヴァンプ「ごめんねー・・変なことに巻き込んじゃって」ペコリ

 

サモン「本当に申し訳ないです」ペコリ

 

八幡(随分腰の低い悪の組織だな なんかイメージが・・)

 

八幡「いえいえっ・・っとそれで・・どうやったら帰れるんすか?」

 

サモン「ああそれでしたらご安心を、私のチカラをもってすればすぐにでも帰る事ができますよ」

 

ヴァンプ「いつでも帰れるなら八幡君、アジトに寄ってご飯食べていかない?ご馳走するよー」

 

八幡「う、うっす・・」(あれ、これ大丈夫なのかな?アジトって響きヤバくね?)

 

 

―・ ・ ・

 

ヴァンプ「へぇ~八幡君は専業主夫ってのを目指してるんだねー」

 

1号「今の時期働く女性って多いですからね、かよこさんみたいに」

 

八幡「ヴァンプさ・・様はその、専業しゅ・・ふなんですか?」

 

ヴァンプ「ええ私?違うよー私は見ての通り悪の組織の将軍だよ」ハハハ

 

八幡(どう見ても俺が理想にしてる主夫にしか見えないんだが・・

   ご近所付き合い完璧だし、ご飯美味しかったに、部屋もピカピカ・・主婦力高すぎでしょ)

 

八幡(それに・・)チラッ

 

タイザ「ZZZ・・」

 

八幡(明らかに化け物みたいなのがごく普通に生活して・・異世界すげーな)

 

ヴァンプ「ところで八幡君、君悪の組織に興味ない?その目・・怪人っぽくてかっこいいよ?」

 

八幡「えっ??」

 

1号「なんか眼力ありますよね」

 

八幡(初めて目に好印象持たれた・・けど、複雑だなぁでもそうか、怪人っぽくてカッコいいかー)

 

サモン「改めて見ると不思議な力がありそうなんですよねあなたの瞳

    それこそレッドの奴を瞬殺できそうな力とか」

 

八幡「すみません遠慮させていただきます、俺には大事な妹が」

 

ヴァンプ「そっかー、妹さんがね 異世界だから離れ離れになっちゃうもんね

     今日は本当にごめんね、いきなりでびっくりさせちゃって」

 

八幡「いえ・・こちらこそなんかすいません、足引っ張っちゃったみたいで」

 

サモン「まあ確かに通いにしても毎回あなたを召喚できるとは思えませんからね・・」

 

八幡「と、というか痛いのが勘弁というかあの、その・・」

 

「「「あー・・・」」」

 

その後比企谷八幡はヴァンプ達から色々な話を聞き

元の世界に主夫力(主に料理スキル)を爆上げして帰っていったのはまた別のお話。

 

 

\デデデデデデデデンッ!/

 

 

●ガイマの野望●

 

ガイマ「・・・・・。」

 

ガイマ「猫とかも・・飼ってみたいな」

 

END

 

 

●おまけ●

 

八幡「八幡と?」

 

材木座「剣豪将軍義輝のっ!」

 

「「さっと一品!」」

 

八幡「今日紹介するのはサイゼで簡単にできるスイーツだ」

 

材木座「ほむほむ」

 

八幡「用意するものはフォッカチオ、それにガムシロだ」

 

材木座「それだけでよいのか?」

 

八幡「ああ、フォッカチオにガムシロかけるだけでいい、チョーうまいぞ?」

 

材木座「なにそれおいしそー!我も食べよっと!!」

 

 

結衣「なんか貧乏臭い」

 

雪乃「寂しいわね・・人として」

 

八幡「うるせー、こういうのが若者の知恵なんだよ」

 

戸塚「八幡、アイス乗せて食べたら美味しいよ!」

 

八幡「だよな戸塚!やっぱりフォッカチオにはアイスが一番だよな!さあ一緒に食べようぜ」

 

戸塚「うん♪」

 

雪乃「」

 

結衣「」

 

 

END

 





やはり俺の青春ラブコメは間違っているより『比企谷八幡』でした。

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