二部二話目です。
新年会には続きがあった。
「ところでだ。指名手配中の、
千利休、
ガブリエル・クロウ・アンダーソン、
ガスパール・コエリオ
についてだが.....」
利休は信奈の後ろ盾を失って以降は織田を離れ、各地を転々としている。降伏した氏郷とは違い、天竜が太閤になった後も反逆を続けた為、指名手配扱いとされた。
それと2人の南蛮人.....
「話によると、奴らは東日本に潜伏していると思われる。身内を疑うつもりはないが.....
もし匿っているというのなら、
すぐに差し出せ。
今ならその罪も許そう。
だがそれすらもせず、
土壇場になって裏切り者が露見した場合、
利休ら共々道連れにしてくれる!」
「「「..........」」」
その後の関東。
「..........(織部.....)」
その黒服の少女は呟く。
「はぁ.....心臓が潰れるかと思いました」
「..........(申し訳ありません。私の為に.....)」
「いいのですよ。
私の意志で匿っているのですから。
主君と敵といえど、
利休殿から学べられる事は数多くあります」
「..........」
すると利休は何を思ったか、
突如立ち上がった。
「織部」
「利休.....殿?」
利休が喋った。良晴の言う通り、その声色はアニメ声優のように美しくて.....
「卑怯を専売特許としているような奴に卑怯で挑むのが間違いであったのかもしれない。これからは正面からもぶつかってみようとも思う!」
「天竜様の直臣である私には何とも言えませんが、利休殿にはそれでいてほしいと考えております」
「うむ。その第一の策として、
奴の影に彼を忍ばせてみた!
これこそ灯台下暗し!」
「正面からぶつかるんじゃ.....」
新年会に話は戻る。
「北海道はどうだ?」
「はい」
天才丸こと慶広。
天竜が太閤に就任したのを契機に、
姓を蠣崎から松前に改称。
名を松前慶広とした。
「北海道程土地の広大な国であると、
各地で起きる一揆の制圧は大変で.....
特にネラシャインの動きが激しくて.....」
「ネラシャイン?」
聞いた事がないな。
「でも私にかかればそんなものは造作もない事。ネラシャインなど簡易に片付けて見せましょうぞ!
天才ですから!」
「.....まぁ、よかろう」
そんな時、天竜はある事に気付く。
「勝千代はどうした?
来るって聞いてたが.....」
「信玄様ですが.....
最近急に体調を壊されてしまい、
今は病床に伏せっておられます」
「「!?」」
幸村の報告に天竜も良晴も反応する。
「.....それは心配だ。
近々見舞いに参ると伝えておいてくれ」
「はい.....」
信玄が病気になった.....
これの意味とは?
それから、太閤天竜より今年の主な計画等を伝えられ、新年会の主な挨拶は終了した。
とある日、安土城にて。
「..........」
良晴は信奈と会い、2人である部屋を訪れる。
「やぁ、元気か?」
「あっ、秀吉様」
「様はやめてくれ。
あんたの方が年上だろ?」
「いえ、行き場の失った俺を拾ってくれた恩があります。ありがとうございまする」
「寝床を用意してるのは私なんだけど?」
不満気な信奈である。
「なぁ、ガブリエル」
彼は神父、
ガブリエル・クロウ・アンダーソン。
「気軽にクロウと呼んで下さい。この国では、身近な者同士ではミドルネームで呼び合うのでしょう?」
「ん〜.....まぁ、似たようなもんか。
じゃああんたも気軽に『良晴』って呼んでくれ。それから敬語もナシ。
お互いタメで話そうぜ?」
「はい..........いや、分かった。
これからもよろしく頼むよ良晴」
「あんたら、私の事完全に無視してるでしょ」
益々不満気になる信奈だった。
「あれからもう2年か.....」
クロウが言う。
少し哀しげに.....
「でも対したもんよ。
あの化物野郎に真剣勝負を挑むなんてね」
「ふっ.....そんな大層なものではない」
「考えてみれば、天竜に挑んで勝てた奴なんて1人もいないよな」
良晴が言う。
「だから.....そんな事俺はしていない」
「他の南蛮人達が今の立場を保っていられるのも、あんたが尽力したお陰よ」
「あぁ、宣教はだいぶ規制がかかったみたいだけど、バテレン全員の追放までには至ってないみたいだし.....」
「つっ.....」
2人の言葉にクロウが怒る。
「そんな同情はいらない!!」
クロウは激昂した。
「俺はドラキュラ..........
豊臣秀長に勝負すら挑めていない!
その手前で弾き落とされた!」
「「..........」」
「奴と本当に真剣勝負できていたのなら、刺し違える所までいけていたのかもしれない!
だが、奴は.....」
クロウは天竜を倒す秘策を用意していた。それは昔、ドラキュラを倒した技で.....
だが天竜はそれを見越していて、
「奴に忍び寄る4人のアサシン!
あの4人がいる限り、
豊臣秀長には近づけない!!
案の定俺も.....
秀長と勝負する事すら出来ず、
奴らに蹴散らされた!
奴のアサシン共を退けなければ、
秀長に辿り着く事すら出来ないんだ!」
「..........そうだけど」
「あの双子、阿斗と吽斗。
それから凪と仙千代ね」
「凪は石川五右衛門。
それから万見仙千代重元。
今は風魔を継いで、
10代目風魔小太郎。
特に双子の方は4年の間にドンドン強くなってるって、小六も言ってた」
「小六?」
「蜂須賀の方の五右衛門だよ。
石川の方の名前が有名になっちゃって、
区別が付けにくくなったからさ、
俺があいつに名付けてやったんだ」
「へぇ〜」
「兎に角!」
話が脱線したので、
クロウが区切りをつけた。
「あの4人を秀長から引き離したい!
だが私にはそれができない。
協力してはもらえないだろうか?」
「「4人を引き離す!?」」
「うむ!アサシン共さえいなくなれば、
もう一度ドラキュラと戦える。
俺の力はドラキュラのような存在にこそ通じるが、生身で強いアサシン共には全くの無害なのだ。
だからこそ、アサシン共を秀長より離すんだ。
方法は何でもいい!
殺すのは好かないから、例えば.....
こちら側に調略したり、彼女らと秀長との絆をブッツリ切ったりして!」
「「..........」」
数日後。大坂城、二の丸。
「引き離せってもなぁ.....」
良晴は自身の居城の天守にて寛いでいた。
「クロウに協力するのは、
天竜を殺すって事だし.....
だからといって、クロウの信念をまるきり無視するのもやだし.....なんだかなぁ.....」
妙な板挟みに、良晴は苦悩していた。
「天竜を.....殺す、か.....」
いつから彼を呼び捨てにするようになったのだろうか。成人して、結婚して、所帯を持って.....
自分も同じ大人になってからは、あの人が妙に身近に感じてしまって.....
気付けば呼び捨てにして、
彼もそれを気にしなかった。
「天竜も.....最近は丸くなったんだよなぁ」
3年前のように、仕えた主君を次々に裏切るような極悪人だった頃とは違い、主に国造りの方に力を入れている為、誰の期待を裏切る事もなく、良き主君となっている。
「むしろ今死なれたら.....」
天竜の統治によって九州を除く日本国のほとんどが征服された。だが天竜が死ねば、また日本中が戦国時代に逆戻りとなる。
そう、天竜と同じか.....
それ以上の実力を持った者が現れない限り。
「世界征服の暁に、
俺は殺されるだろう。
俺を超える力を持った者に.....
侵略者に統治権はない。
魔王を倒した勇者にこそ、
国を任せられるのだ」
天竜はそう言った。
この場合で言う勇者はクロウか?
だが、クロウは天竜を殺す事しか考えていない。その後の世界をどうこうしようという気は全くないらしい。目的はただの復讐なのだ。
だとすると.....
「俺は.....」
ないない!俺が勇者なんて。
確かに黒船の上で俺は、本気であの人を倒そうと覚悟した事もあった。
でも.....
「俺も天竜が好きなんだよな」
いずれ倒す時が来るかもしれない。
だが今はまだ.....
「良晴さん」
「ん?」
良晴の部屋にある人物が現れる。
「半兵衛!」
「お久しぶりです」
竹中半兵衛、良晴の軍師だ。
「まだ5日も経ってないだろ」
「ふふ.....でも私は寂しかったです」
そう言って良晴の側による半兵衛。
「うっ.....」
「恥ずかしがらずに.....」
「だって.....」
良晴の腕に抱きつき、胸を押し付けられる。離れようとすると、むしろ寄ってきてしまう。信奈に見られれば、きっと殺される。
「良晴さぁん.....」
「半兵衛.....」
良晴が関白になってから、
半兵衛は急に良晴に接近してきたのだ。
まぁ良晴も満更でもなく、
それを受け入れていたのだ。
あの頃の幼女も3年で大きく成長した。
大人の女性の身体になり、
胸もそれなりに大きくなった。
良晴にはどストライクだった。
「官兵衛は?」
「はい。現在も大坂城の増強に勤めています」
「ふぅん。
これ以上でっかくしてどうすんだか。
チビ共もか?」
「はい。正則殿も清正殿も、
城造りに協力しておいでです」
「そうか」
福島市松正則と加藤虎之助清正。
良晴に仕えし小姓だ。
とはいえ、その実力は双方共猛将並。
若輩にして良晴軍のエースになった。
「しかし.....太閤様の側近であられる、
石田治部少輔殿や大谷刑部少輔殿とは、
とても仲が悪くて.....
いつも喧嘩ばかりしてるんです」
「またか。そろそろなんとかしなきゃな」
その対立が原因で、
関ヶ原の合戦を起こされても困る。
「そうだ。前田殿と柴田殿が来られていますよ?」
「犬千代と勝家が!?
それを早く言え!」
良晴は喜びの表情で彼女らのもとへ向かった。
「おう、犬千代!勝家!」
「「良晴!」」
そこには懐かしの友がいた。
勝家は胸がまたデカくなった事以外に変化はなかった。
ところが犬千代は、3年前からは見違える程成長し、チビだった頃の印象は残っていなかった。
まぁ、ぺちゃパイのままだが.....
「相変わらずの平らだな」
無神経な良晴。
「ふんっ!胸なんか飾り。
偉い人にはそれが分からない」
「その台詞どっかで聞いたぞ!?」
「でも天竜は分かってくれるから嬉しい」
「おいおい」
太閤天竜がおっぱいソムリエとして貧乳の斡旋をしている事もあり、犬千代は天竜に対しては結構高評価なのだ。
「対して勝家は.....
もうメロンどころか西瓜だな」
「それは貶しているのか!?」
「いや?俺だっておっぱいソムリエ!
俺は巨乳押しだぜ!」
「むぅ.....」
頬を膨らませる犬千代だった。
「んで、今日は何の用?」
「用がなければ来ては駄目?」
「いや、そういうわけじゃねぇけど」
「最近さ、治部少輔がうるさいんだよ!」
勝家が言う。
「三成ちゃんが?」
「そう!何かやろうとする度に規制規制。
あいつ百姓には甘いくせに、
武家にはとことん厳しいんだよ!」
「まぁ、三成ちゃんは第二の天竜って言っていいくらいに頭いいしな」
「前にういろうの食べ歩きしてたら、
ういろう没収された。
あいつ許さない」
「それは食べ歩きしてたお前が悪い」
「「..........」」
「ん?どうした?」
「良晴。何故治部少輔を庇う?」
「そうだよ!お前だってあいつに規制されまくってんだろ?」
「まぁ.....そうだな」
案の定、良晴もまた規制されている。
実は良晴が信奈と7日に1度程度しか会えないのは、三成のせいなのだ。未だ不穏分子である良晴と信奈が積極的に密会させるのを危険と感じ、2人を引き離したのだ。
本来なら月一程度になるはずだったが、
天竜の善処によって週一になったのである。
だが、良晴はその真実を信奈にも伝えていないのである。
「三成ちゃんだって考えあってでやってるんだよ。まぁ、ちょっと厳しいかもだけど、お互い頑張ろうぜ?」
「むぅ.....サルもついに、
天竜側の人間になっちまったんだな」
「何故そうなる!?」
「良晴は最近、天竜と仲良くし過ぎ。
天竜は姫様から天下を奪った男。
いい奴ではあるけど、
それだけは忘れちゃ駄目」
「うっ.....うん」
その後も2人の多くの愚痴を聞かされた良晴であった。
やがて、犬千代と勝家は帰宅していった。
「お前は帰らないのか?」
「泊まってもよろしいですか?」
「うっ.....俺の奥さん怖いんだけど」
「今に始まった事ではないではないですか」
そう言って良晴の腕に抱きつく。
「半兵衛最近、急に肉食系になったよな」
「そうでしょうか?」
「むぅ.....昔の半兵衛はもっとおどおどしてて、泣き虫で、結構人見知りだったよな」
「うふふ。女性がいつまでも変わらないなんて幻想はいつまでも抱いてはいけませんよ。女の子は好いた男性の為にいくらでも化けてしまうのですから」
「本当に化けたな.....」
これはこれでアリではあるが.....
「全く.....人には散々言っておいて、
お前だって不倫しまくってるじゃないか」
「..........」
「..........」
「ん?どうした?」
「なんでお前がいるんだよ!!」
いつの間にか侵入していた天竜。
「何でって.....同じ城の中だし」
「本丸と二の丸じゃだいぶ距離あるだろ!」
「吸血鬼の壁抜け術なら一直線だ」
「むぅ.....」
神出鬼没過ぎる。プライバシーもあったものではないな。
「側室を作る事を禁止された恐妻家の良晴くんは、鬼の居ぬ間に洗濯かな?」
「へっ.....変な言い方するなよ!」
「あながち間違いでもあるまい。
半兵衛、良晴との間に肉体関係は?」
「そっ.....それは.....」
「馬鹿!!半兵衛に何聞いてんだ!」
「..........」
半兵衛は意味あり気に只々顔を赤らめる。
「あるんだな?」
「..........はい」
「半兵衛!!!?」
「そう焦るな。お前ぐらいの年ならたった1人の女の身体なんかじゃ満足できねぇだろ。
それに漬け込んで無理な借りを作ったり、信奈に言い付けてお前の立場を追い込んだりなんかしねぇよ。
むしろ色んな女とバンバンやって経験積んだほうがずっと健康的だ」
「元教師の言う台詞か!!?」
「実はな俺は最近、撮影が趣味なんだ」
「!?」
「目に入ったものを適当にバシャバシャ撮ってるとたまに、こんなのも撮れたりする」
そう言って天竜が懐から取り出したのは1枚の写真。そこには、良晴と半兵衛が何かの店屋に入る画像が写っていた。
「それは.....あの時の.....」
半兵衛が顔を赤らめて何か言う。
「この店は茶屋のようだな」
「うっ.....」
「現代人にはピンとこないかもしれないが、この時代の茶屋は喫茶店のようなものではなく、男女の情事を行うのに便利な宿屋。いわばラブホだな」
「うぅ.....」
これは不倫の決定的な証拠だ。
「そんでもって、
無意識に壁抜け術を発動させながら、
無意識に撮影をしていたらな、
こんなのも撮れた」
2枚目に出した写真は、まさに情事の最中の良晴と半兵衛が写っていた。
「あんた絶対故意で写しただろ!!!」
「無意識だから罪はない」
絶対に嘘だ。
「あぁ、情事の最中の私はこんなにもイヤらしい表情を.....客観視してみると、とても恥ずかしいです」
「はっ.....半兵衛ちゃん?」
「それでいて、情事の最中の良晴さんはこんなにも野生的な雄の表情を.....」
「だぁぁぁぁ!!!」
やばい、半兵衛が変態化する!
「だが、こんなのは問題じゃない。
不倫相手が半兵衛1人なら、
まだ可愛いもんだ」
「いっ!?」
天竜は懐から写真を大量に取り出す。
全部、情事の隠し撮り写真だった。
しかも、複数の女性との.....
「こっちが官兵衛で、青姦プレイ。
鹿之介とはSMプレイ。
蜂須賀の忍とはアクロバティックプレイ。
犬千代とはアニマルプレイ。
勝家とは和姦。
それと、勝千代や謙信ともしてるな。
他には家康やフロイスとも.....
有名どころ以外でも、
池田恒興や佐々成政にも手を出してやがる.....
お前はエロゲの主人公か!!」
「うぅ.....」
これだけ出されればグゥの根も出ない。
「これは.....」
半兵衛も驚きを隠せなかった。
「流石の俺も引いたぞ。
まだ童貞坊やの頃が可愛いかったのに.....
どうしてこんなに汚れたのか.....」
「半分はあんたのせいだよ!」
「何を言う?
俺は中途半端に愛人など作らず、
全部側室に召し抱えるぞ?」
当時愛人だった筒井順慶も今や側室の1人だ。
「うぅ.....」
「だが、これも問題ではない」
「はぁ!?」
大問題には違いないが.....
「本題はこれからだよ」
天竜がまた写真を出す。
「つっ!!?」
正直、これが1番良晴をギョッとさせた。
そこに写っていた良晴の相手は.....
「お前、孫市と寝ただろう」
雑賀孫市。天竜の最初の側室。
「つい最近、孫市が泣きながら謝ってきたから、何事かと思えば.....
これだよ」
「そっ.....それは」
「分かっているさ。
先に誘ったのは孫市の方。
やった後になって良心の呵責に耐えられなかったんだろうな。俺も呆れて多少叱責もしたが、そんなに怒る気にもならなかった。それ以上に.....」
「..........」
「お前さ、ちったぁ自重しろよ?」
「うっ.....うん」
「お飾りとはいえ、お前は関白だ。
主君である太閤殿下の側室を寝取ったなんて話が、世間様に広まったらお前、どう収集つける気だ?」
「.....あぁ」
「まっ、世間や俺がどうこうする前に、
お前の恐妻がお前を殺すだろうな。
文字通り問答無用で」
「.....うん」
「今回は孫市から誘ったから俺はこうやって説教だけにするが、もしお前から誘ってたなら.....
俺はお前を殺してた」
「..........」
「そして、もし相手が十兵衛だったなら、
どちらが誘ったにかかわらず、
俺はお前を殺す」
「心得ておく」
「戯け!『太閤の女は取らない』
って千回書いた調書を灰にして飲め!」
「うぇっ!?」
「冗談だ。だが、2度目はないからな。
またやれば、俺も問答無用だ」
「分かった.....」
そう言って天竜は去って行った。
「はぁ.....はぁ.....はぁ.....」
緊張が解け、良晴は息切れをする。
天竜の威圧により、一時呼吸の仕方も忘れていたのだ。
「良晴さんの性癖はともかく.....
太閤殿下は本当に恐ろしい方です」
「確かに俺も羽目を外し過ぎた。
これからは俺も自重するよ。
『誠死ね』のフレーズを背負った例のあの人にはなりたくないし.....」
「よく分かりませんが、
それがよろしそうですね。
では.....」
半兵衛が良晴を押し倒す。
「っ.....!?半兵衛!?」
「自重するのは明日から。
今日は付き合ってもらいます」
「はっ.....半兵衛!
確かに嬉しい誘いだが.....
じゃない!
さっきの今で抱けるか!!」
「えぇ〜.....」
不満気な半兵衛。
「なるほど。ラッキースケベの進化系としてそれなのか.....今までのフラグクラッシャーよりはマシだがな」
「「!!?」」
まだ帰ってなかった天竜が上半身だけ壁抜けしながら、カメラを構えている。
「ん?あぁ、続けていいぞ?」
「帰れ!!」
ドンドン天竜化している良晴だった。
3年で変わり過ぎだろ!!
って思うかもですが、暖かく見守って下さい。
全く変化しない方がむしろ奇妙です!(笑)
1度まとめないとゴチャゴチャしそうです。
次回予告
日本の生き神
〜私は王だ。そして彼女が神だ〜