その頃の日本。信貴山城にて返り討ちにあった長秀は渋々と安土城に帰参する。
「返り討ちにあった!?」
「申し訳ありません姫さま!!」
天竜のいない信貴山城など難攻不落であっても、決して強城ではないと踏んでいた信奈。だが、その予想は大きく外れてしまった。
「雑賀孫市、森水青蘭両名の妨害により、将軍様救出は失敗いたしました。十三点です」
「森水青蘭?」
「本人は羽柴天竜の姉と名乗ってました.....」
「天竜の姉!?」
「本当だよ。あの人も未来から来たらしい。姉弟仲は悪いけど、青蘭さんの方は天竜さんを溺愛してるようだ」
一度、捕虜状態になっていた青蘭に会っていたが、よもや将軍の護衛をする程天竜に重宝されていたとは知らなかった良晴である。
「それを早く言いなさい!!!」
信奈にぶっ叩かれた。
「にしても.....天竜と十兵衛は何処行ったのよ.....」
「本当に駆け落ちしたのでしょうか.....」
「おまけに、左近や嘉隆までいなくなって.....織田はいったいどうなるのよ」
話は明に戻る。
「鹿島新当流!!」
「朧月光流!!」
「「奥義!!!」」
2大剣豪の叫びが明に轟く。
「一つのたっ.....なっ!?」
義輝が技を発動しようと試みたその時、彼は天竜のとある構えを警戒し、その動作を停止した。
「片手.....上段!?」
左腕を失っている以上、天竜にはこの手しか残っていないだろう.....
しかし。
「読めん.....むぅ.....」
今まで攻撃一辺倒であった天竜は、ここにきて急に動かなくなってしまった。
義輝は様子見の為に天竜に一歩近づいてみる。すると天竜は、義輝に向け刀を振るった。
「おっと!危ない」
来るとは分かっていたが、義輝は思わず冷や汗をかく。
すると今度は天竜の反応する前に近づけばいいと、俊足にて前進する。
ところが。
「のわっ!?」
天竜は、刀を短く持ち替え、至近距離にやって来た義輝に刀を横に振るう。義輝は今度は慌ててそれを避けた。
「なるほど.....離れた相手には刀を長く持って面打ち。近くの相手には短く持って胴打ち。相手の行動によって動作を大きく変える「返し技」の剣技か.....」
「..........」
天竜はじっと黙って、冷静を保っている。
義輝は今度はやや距離を付けようとする。ところが、天竜は反対に距離を詰めてきた。
「そして、常に同じ距離を保っている。これは厄介な相手だ.....」
ひょっとして気付いたか.....?
私が返し技の剣士だという事を.....
義輝は思考を続ける。
私はその昔、ずっと弱い剣士だった。いくら相手に向かっていってもすぐにやられていた.....だからこそ自らは進まず、待つ事にした。
ただただひたすら待ち、進んで来た相手の隙を見つけ、返し技を喰らわす。それさえ極めればあとは敵なしだった。相手が攻撃一辺倒なら、私は負けなしであった。
もし、相手もまた返し技の剣士であれば、「一つの太刀」がある。
「返し技」「一つの太刀」この2つさえあれば、私は無敵であった。
しかし、この天竜という男.....
この土壇場に来て同じ返し技にて構えを取っている.....一つの太刀もまた、彼の秘策によって防がれた。
この私に打つ手がない?
馬鹿な!?そんなわけがない!!
何かがあるはずだ。この者を倒す方法が.....
やってみるか...........?
義輝が動く!!まっすぐ天竜に向かって!!当然、天竜もそれに対し、待ち構える。
「天竜よ!!私の勝ちだ!!」
義輝はいきなりその動向を停止したのだ。ペースを崩され、モタついてしまう。このフェイントこそが、天竜に大きな隙を与えてしまった。
この状態なら打てる!!
一つの太刀が!!!
「俺が負けだと!?」
「私の勝ちだ!!」
「違うな.....」
「!?」
天竜は己の折れていた左腕を義輝の刀に突き刺したのだ。
「なっ!?」
義輝は慌てて刀を引こうとした。だが、ビクともしない。反対に押しても動かない。左腕の血肉や骨に挟まれ、刀身が固定されてしまっているのだ。
「使えねぇなら.....盾にするっきゃねぇだろ?」
天竜は嫌な汗がダラダラと流れている。折れていたとはいえ、腕に刀なんか刺せば、相当な痛みなはずだ。
義輝はハッとする。2人の動きは完全に停止している。義輝は己の刀を取り返そうと奮闘するがどうにもならない。逆に天竜は黙ってその構えを取る。
悠然と構えられた片手上段。
既に峰に返され、今にも振り下ろされる直前だ。義輝は慌てて刀を取り戻そうとする。だが、全く動く気配が無い。天竜もあえて腕を捻る事で刀身はギッチリと挟んでいる。
「これが俺の覚悟だ!」
義輝がその時、気づく。
刀を離せばいいのではないのか?
先ほどの天竜だってそうしたじゃあないか!なら何故!?この手は柄を離そうとしない!?
「あんたは立派だよ.....」
「!?」
「あんたは立派な侍だ.....」
この停止した状況で天竜が淡々と語る。
「俺なんか偽物だ.....侍にならうとしてもなりきれない.....まやかしなんだよ.....」
「.........」
「だからこそ!!
俺はあんたを倒して侍に一歩近づく!!」
天竜は上段に上がった右手の刀に力を込める。
「朧月光流!奥義!!」
「見事だ.....」
義輝はそう呟き、振り下ろされる刀身を静かに目を瞑って受けた。
「弥生!!」
そうして.....
力尽きて座り込む天竜と、敗北した義輝は仰向けに倒れていた。
「天竜が..........勝った!?」
十兵衛が感動のあまり涙を流す。
「だあぁ!!痛っててててぇ!!」
未だ突き刺さったまま義輝の刀を無理矢理引き抜く。
「私は負けたのか.....?」
一時的に気を失っていた義輝が意識を取り戻し、口ずさむ。
「頭打って記憶が飛んだか?」
「其方が刀を振り下ろしたのが最後の記憶だ」
「安心しろ。そこから3分も経ってねぇから」
「.....ぷん?」
「いや.....いい.....」
天竜はフラフラしながらも立ち上がり、義輝の近くに立つ。
「読んでいたのか?
私が絶対に刀を離さないという事を.....」
「あんたさっき、俺が離した刀について色々と語ってだろ?『刀は武士の魂』だって.....俺を刀を離すしか逃げ道がない状況に追い込んでしまった事にも、あんたは燻しげな顔をしてたしな。
だからこそ直感した。あんたは武士として、侍として、剣豪として、将軍として.....絶対に刀を離さないって事を.....」
「フッ.....」
「俺が刀を離した時、返した貰ったのがあるから、あんたが万が一刀を離したとしたら返そうと思ってたんだけどな」
「ふん。そんなもの、私の誇りが許さぬよ」
「やっぱりな」
「だが、誇りがあり過ぎるのも問題だな。そのせいで松永久秀に敗北したのもある」
「..........」
「己の周囲に数本の愛刀を突き刺し、向かってくる敵を全て斬りふせる程の鬼人となっていた私に対し.....松永は家来に畳で防御しながら抑え込めと命じた。私は碌に戦う事も出来ずに敗北した。今まで己に近い実力の剣士に出会えず、松永とも真面に戦えず、ずっと悩んでいた。
今日、やっと其方に合間見える事ができた。やっと念願の真剣勝負を!本気で斬り合うという夢を叶える事が出来た!其方にはとても感謝している!してもしきれない程に!」
「仰向けになったまま言われてもなぁ~」
「おぉ、すまん」
指摘され、ゆっくりと起き上がる義輝。
「そもそも私と其方とでは覚悟の差に大きな開きがあったのかもな.....
私は日本で戦を起こす妹を止められれさえすればいいと思っていた。
だが、其方は違う。戦を真から無くしたい!その為なら自らが滅びても良いという覚悟で戦っておる。刀を通じてそれが我が身にも流れて来たよ.....」
「義輝.....」
「私の負けだ羽柴天竜秀長.....
朧月光流こそ天下無双の剣術だよ」
その言葉に思わず天竜は涙を流したという。
「大丈夫ですか天竜!」
「あぁ、大丈夫だ.....」
骨は砕かれ、筋繊維が見える程抉れた左腕は見るも耐えなかった。十兵衛は悲しげな表情でその傷を見つめる。
「酷い怪我です.....」
「あぁ、まぁ仕方ない。剣豪将軍との勝負で左腕だけで済んだのが奇跡みたいなもんだよ」
天竜は至って気にしていなかった。
「天竜.....」
「なんだい十兵衛?」
「記憶.....戻ってるですね?」
「..........」
天竜は答えなかった。ただただ沈黙が続き、そうして最後の最後で小さく頷いた。
「..........いつからです?」
「..........さっき、義輝に腕をやられて、吹っ飛ばされたのが切っ掛け。そこから記憶が急に蘇ったんだ..........十兵衛は何でそれに気付いたんだい?」
「さっきの..........義輝様の一つの太刀を防いだ技は正しく『突き』による一つの太刀。同系統の技で相殺した.....違いますですか?」
「あぁ.....」
「塚原卜伝氏に弟子入りし、一つの太刀を習得したのは、大人の貴方です.....若返った貴方が使える筈がないです。無意識に発動させたという考えも浮かびましたが、1回戦目と2回戦目の戦い方の大きな変動から、前者であると判断しましたです」
「流石だ。秀才なだけある」
天竜はゆっくりと息を吐き、口を開く。
「実際のところ.....あのまま死んでた方が良かったのかもな」
「なっ!?」
「だってそうだろう。
惚れた女、大切な家臣、大事な弟とその家臣。それらを守って死んだなんて、末代まで英雄と称えられただろうな」
「そんな.....私は.....」
「だが、それは建前の一つに過ぎない」
「!?」
天竜は今度は真っ直ぐと十兵衛に向かい合って言う。
「俺は君ともう一度会えた事が何よりも嬉しい!」
それは遠回しな告白だった。
「正直、最初の告白以降も俺は君を利用しようとか黒い事しか考えてなかった。考えに考えて、どう使ってやろうなんて.....
でも、その直前に俺の目の前にあった顔も君だった。あれ程までに愛したヒカリじゃなくて、君だった.....その途端に死が恐怖に変わった。目を閉じればもう君と出会えない。もう君を想う事すら許されない。虚無になる.....」
「天竜.....」
「そこで俺は終わった.....
気付いた時、何故か若返ってて剣豪将軍と決闘中だった.....もう訳がわからん」
「いいのです天竜!!
貴方が帰って来てくれさえすれば.....私はそれで.....」
「と言っても.....俺は俺じゃなくて僕なんだけどな」
「は!?」
天竜から発せられた謎の言葉に困惑する十兵衛。
「今言ったのは僕の中に入って来た俺の記憶.....」
「えっ!?えっ!?」
「17歳の僕の中に27歳の俺.....僕の記憶の一部な流れ込んだだけ。つまり、本質は17歳のままって事」
「え?」
十兵衛が理解するには難解であったが、その広い額でしっかりと受け止める。
「君との想いでも27歳の僕が経験した、他人の記憶としてしか流れていない.....」
「そんな.....」
十兵衛は落胆する。天竜は自分を真から好きだと言ってくれた.....なのにとうの天竜は.....もういない。
「でも僕も君が好きだよ」
「......................え?」
少年天竜から思わぬ言葉が出る。
「確かに、大人の俺が君を好いていたのは、僕にとっては他人事.....でもね、人への好意ってのはちょっとした切っ掛けで生まれるもんなんだよ」
「.....どうゆうことですか?」
「頭の中に常に君への好意の記憶が流れてて、夜中にこっそり口づけしてくるような女の子を好きにならないわけないだろう」
「しっ.....ししし知ってたですか!?」
「バッチリとね」
それを知り、顔が林檎のように紅潮する。
「異性に好意を寄せるなんて初めてだ.....教えてくれないかい?」
「ふぇっ!?.....何を!?」
すると、天竜は十兵衛のすぐ間近に接近する。
「君との恋愛の仕方」
そう言って十兵衛に口づけをする。次の瞬間、十兵衛はいつものようにぶっ倒れてしまった。
「見た目やさ男のくせに随分と女子(おなご)殺しなのだな」
その光景を見ていた義輝が呆れた声を出す。
「これでも『第2の姫武将殺し』の称号を持ってるみたいでね」
「ほう」
天竜は気絶した十兵衛を背負って、義輝の側に寄る。
「左腕は済まなかったな。これからは隻腕で戦わなければなるまい」
「心配すんな。ほれ!」
「なんと!?」
天竜の左腕は大量の血液が付着しているものの、バックリ空いていた傷口は完全に塞がっていたのだ。
「さっきも言っただろう?僕.....俺は勘解由小路家の者。剣士であると同時に術士なのさ。傷口を開く前の状態まで戻すのなんて序の口.....みたいだね」
「ふむぅ.....まるでマヤカシのようだ」
「ほら、この通りだ」
天竜は未だ倒れたままの義輝に手を差し伸ばす。義輝はそれに応じて手を取った。
「本当だ。凄いものだな君は。私が勝てぬわけだ.....」
「あっ!
試合中は術なんて使ってないぞ?
あくまで自分の力でやった!」
「ふふっ。分かっているさ」
フラフラになりながらも義輝はやっとのことさで立ち上がる。
「アッ!試合終ワッタアルカ?
オ昼用意シタカラ食ベルガヨロシ!」
様子を見に来た黄黄が声をあげる。
「「ぷっくくく.....」」
2人同時に笑い出してしまった。
「腹が減った。食うたら日本に戻るとしよう!」
「そうだな」
こうして2人の剣豪の真剣勝負は終結した。
昼食を終えた後、義輝と黄黄は旅支度をし、4人は一益達が待ってるであろう港へ出発する。
「日本か.....懐かしいな。1年振りだろうか」
「黄黄ハ初メテダカラ、楽シミアル!」
2人は2人なりに楽しみにしている。
絶賛戦争中の日本に行って、2人はどう思うだろうか?
「ほら港へ着いたぞ!
..................................あれ?」
船がない!?
「おかしい!!昨日は確かにここに停まってたのに!!」
勝手に帰ってしまったのか!?
「..........ひょっとしてあれじゃないですか?」
十兵衛が青い顔をして沖を指す。
「あ.....」
そこには明の軍船に追っかけられている日本の軍船があった。
「もしかして倭寇と間違えられてるんじゃ.....」
天竜が呟く。
「えっ!?」
「確か幕府は貿易船と倭寇との区別する為に勘合を用いた勘合貿易をやってたんだよ.....」
しかし、それを大々的に行っていた大内氏は度重なる乱によって弱体化し、その回数も減少。日本ではその風潮すら忘れさられていた。
だが、明には未だ残っていたのか、勘合を持っていない嘉隆の軍船を倭寇と決めつけ、撃沈させようとかかんに大砲を撃っているのだ。
『きゃはははははははははははははは!!
逃げろ~!逃げろ~!』
日本船の船頭ではしゃいでいるのは
一益...........ではなくアマテラス!
すぐ後ろで一益と嘉隆がアワワアワワと彼女の行動に恐れ、とうのアマテラスはもの凄い笑顔で明船を嗾けている。
もしかして、勘合とかは関係なくにアマテラスが明船に喧嘩売ったのでは?
「何やってんだあのバ神!」
先日の「姐さん」と呼んで慕っていた時とは大違いだ。
その時!明から放たれた大砲の弾丸が日本船の船頭に激突した。
「「「あ!!?」」」
アマテラスに直撃したのだ。
「ご先祖様~!!」
一益が慌てて駆け寄ると、そこには全身グチャグチャのアマテラスがいた。グチャグチャにも関わらず、平気で立っている。
『むぅ~!!
これだから支那人は嫌いでありんす!!』
全身真っ赤だが、頬を膨らましてるのが分かった。
アマテラスがパッと元の姿に戻ったかと思うと、彼女は急に真剣な表情をし、明船に指を差す。
『出でよ我が式神!』
アマテラスが海中へ術を唱える。
その途端!海中から数本の大木が出現する!
いやそれは大木ではない!
八本の足である!!
『クラーケンよ!!愚かな支那を喰いつくせ!!』
「クラーケン」
欧州の航海士なら誰もが知っているであろう海の怪物。見た目はタコとイカの中間といった所だろうか。世界に進出しようとした各国の船を次々に沈め、その船員を何百と捕食したという.....
そのクラーケンが明船に絡みつき、その怪力でバキバキとそれを潰しにかかっている。
「化.....化东西!!」
「打!!大炮」
明船から数十発の大砲が放たれ、八本の足を削ぐ。だが、クラーケンの勢いは全く衰えない。
クラーケンの本体は海中の中にあるのだ。手足をいくら攻撃したところで無意味。
『割れ!!クラーケン!!』
まるでポケ●ンのように命令するアマテラス。命令通りに、八本の中でも特に大きい2本を振り上げる。
そして振り下ろした。
次の瞬間!明船は真っ二つに割れる!
「「「啊那样啊~~~!!!」」」
両側に急な滑り台のようになった床を船員が真ん中に向け滑り落ちてゆく。
..........その真ん中にはクラーケンの口が!
「おえっ!!」
その光景を見ていた十兵衛がさっき食べた昼食を吐き出しそうになる。それ程、悲惨な光景であった。
『きゃはははははははははは!!!』
それをただ1人愉快に笑いながら楽しむ者が.....神とは思えない邪悪さである。
「ふくくくくくく.....」
かと思えばアマテラスだけではなかった。天竜もまた、邪悪に微笑していたのだった。
『おぉ~!おかえりでありんす天ちゃん!』
「このバ神!ちっとは神としての威厳も保てよ!」
「ありぃ?天ちゃん、捻くれ小僧に戻ったかや?」
「誰が捻くれ小僧だ!」
まだ覚束無いながら、元の天竜に戻りつつある彼である。
「大変だ!こっちの船も沈む!」
そんな最中、嘉隆の声をあげた!
さっきまでの明からの攻撃。特に船頭への攻撃に、船がついに壊れてしまったのだ。
『仕方あるまい。わっちがまた移動させてやるでありんす』
アマテラスが術をかけようとした時。
「待った!それは僕の仕事だ」
「ん?」
「自分も術を使える事を思い出したんだ。ここは僕に任せて欲しい!」
「いや.....折角わっちが無償でやってやるというのに.....」
「まぁまぁ見てなって!
....................召喚!!」
天竜の指輪が蒼く光る。
久々の天竜の召喚術が炸裂する。
「うわっ!?何ですかこれは!?
こんな小さな船でどうするですか!?」
「これは飛行機だ!」
「ひこうき!?」
「飛行機」
1903年にアメリカのライト兄弟が開発した『ライトフライヤー号』が初の機体である。そこから飛行機は木製のものから鉄製に変わってゆき、世界大戦時には戦闘機となり、戦争の主戦力となるまでになった。
ちなみに、「飛行機」という名称を考えたのは、森鴎外が1901年に言ったのが最初と言われる。
「オスプレイだ。これならこの人数でも運べるぞ!」
「まるで.....鉄の鳥です.....」
こうして、十兵衛らが人類初の飛行機搭乗者なったのだった。
「墜落したじゃないですか!!!(怒)」
「あるぇ~???」
日本海上に浮かぶ御一行があったのだった.....
自分で書いてて、文章の意味やそれまでの繋がりがこんがらがってしまってしまう事がよくあります。私も大変こんがらがってるので、ご了承下さい。
次回予告
将軍家
~義元の思い~