受験生にとっては地獄だぁ!
(話すことないのでそのまま本編へどうぞ)
朝日が上ってくる。
まだ、森も静かに寝ている。
その森のなかである人物二人がすでに活動を始めていた。
それは孫悟飯と霧雨魔理沙だった。
昨日と同じように筋トレから始めているようだが、もうすでに魔理沙の腕がプルプルと震えてしまっていた。
その横で悟飯が右腕のみの状態ですごい速さで腕立て伏せをしていた。
それを見ている魔理沙も負けない!といわんばかりに力を振り絞り、自分の上体を自分の腕の力で持ち上げる。
それを横目で見ていた悟飯が少し笑いながら腕を止める。
(昨日とは気合いの入り方が違うな…よりいっそうやる気になってくれたみたいだな…!)
そして腕立て、腹筋、スクワットをそれぞれ100回をこなした魔理沙とそれ以上の数(回数が多すぎる+速すぎて詳しい回数がわからない)をこなした悟飯はそれに加えてある修行を提案した。
それは、
「ご、悟飯格闘攻撃を避けろ!?」
予想外の台詞に魔理沙が目を丸くする。
悟飯は真剣な目付きで、
「あぁ、弾幕の方はやっぱり流石と言うべき動きだったからね。紙一重で躱せるようになるなら多分こっちの方が早い。」
格闘なんてやったことのない魔理沙からしてみればそんなことやりたくはないし、やったところで一撃喰らって終わりだ。
が、出そうになった声を一度止めて飲み込む。
そして大きく息を吐くと、
「分かったぜ…その修行…やるぜ…!」
そう答えた。
悟飯が少し笑みを作りながら構えをとる。
魔理沙もそれに対峙し、重心を落としすぐに動ける体制をとる。
「力をいれずに攻撃する。いまは受け止めてもいいしガードしてもいい。だか、躱せると思った攻撃は迷わずに躱せ!いいな?」
魔理沙は無言でうなずく。
悟飯も無言でうなずいて返すと、距離をゆっくりと詰めていき、悟飯の攻撃範囲に届かせる。
そして右腕を右から左に振りかぶる。
魔理沙はそれにすぐ反応して左腕と右の手でガードする。
すると、すぐにガードされた右手を引き、再び右手を振り上げるが今度は頭上よりも高い位置に手を持ってくる。
そして降り下ろすが魔理沙はすぐに反応し、両手をクロスさせ受け止める。
その時魔理沙のお腹に悟飯の左足がめり込む。
「ガハアッ!!」
魔理沙がお腹を押さえて数歩後ずさる。
悟飯が少し厳しい目付きになり、
「魔理沙、君はどうやら1つのことに集中する癖があるみたいだね。1つのことに関する集中力はすごいけれどもそれを回りに向けられていないよ。いや、もっと考えないとな。攻撃は右腕だけじゃない。常に相手のすべてに意識を向けるんだ。」
魔理沙は無言のまま全神経を悟飯のすべてに向けていた。
その修行もすぐに感覚をつかんだようで何度か手や腕でガードするものもあったがなんとか躱し続けることができていた。
その後も一時間ほど色々な修行をこなし朝食をとることにした。
魔理沙は再び疲れすぎて動けないようだったようで悟飯が調達してこようとしたがそれを魔理沙が止めた。
「少し休んでから私が料理するから、悟飯は少し待っててくれ。」
そう言いながら笑う(苦笑い)ので悟飯はその言葉に甘えることにした。
(…またトカゲとか持ってこられても困るからなぁ…)
これが本音である。
そして少し休んでからいざキノコを取りに行こうとするとある声が聞こえてきた。
「あっ、悟飯さん、魔理沙~!二人とも朝からずいぶん運動をしているみたいね。」
アリスだ。
バケットを持ってるのを見る限り、どうやら差し入れを持ってきてくれたようだ。
それを見た魔理沙が満面の笑みを浮かべて、
「おぉ、アリス!ナイスタイミングだぜ!」
と手を振る。
悟飯もアリスのことを呼びながら手を振る。
それを見たアリスは二人に手を振り返し、そばにいた上海も両手を大きく振っていた。
アリスが持ってきた二つのバケットの中身を見るとそこにはぎっしりとサンドイッチが入っていた。
「アリス、ありがとなぁ…助かったぜ。」
魔理沙が疲れはてたように、そして安心したようにそういう。
アリスが疑問に思い質問すると、魔理沙は昨日の朝の出来事を話した。
アリスはそれを聞くと苦笑いしながらサンドイッチを魔理沙に渡した。
魔理沙も苦笑いしながらそのサンドイッチを受け取って頬張った。
「んん!?おいしいんだぜ!しかも私の好きな味なんだぜ!」
どうやら魔理沙の好きな味だったようでかなり元気な声をあげる。
悟飯もそれを見てサンドイッチをひとつ手に取り食べる。
悟飯が食べたのはハムとレタスのサンドイッチだったらしく、シャキシャキといい音をたてながら飲み込む。
「確かに、とても美味しいよ。アリス。」
そう言いながら次のサンドイッチに手を伸ばす。
それを見たアリスが嬉しそうに笑みを浮かべながら、どんどん食べて、と悟飯の手に紅茶を差し出した。
それを受け取りゆっくりと飲むと、深い息をはきアリスにお礼をいった。
(へぇ、アリスってあんな笑い方するんだなぁ。)
そう思いながら横目に二人を見ながらサンドイッチと紅茶を美味しそうに食べていた。
アリスが持ってきたバケット二つ分のサンドイッチと多めにあった紅茶はあっという間になくなった。
もちろん悟飯が大部分を食べていることは言うまでもない。
その後は魔理沙が食後の休憩をとるので悟飯個人の修行をやっていた。
アリスと魔理沙はその様子を観察していた。
悟飯の修行は基本的に空動きが多い。
誰もいないがその空間に向かって拳や裏拳、そして蹴りなどの格闘攻撃の動きを繰り返す。
そのスピードはアリスと魔理沙の目には追いきれないほどのスピードだった。
魔理沙はまだ悟飯の本気の相手になれない現実を突きつけられた気がした。
アリスもその修行に驚きを隠せずに目を見開くことしかできなかった。
そして魔理沙の食休みが終わると、アリスは人里にようがあるといって帰っていった。
次の修行は先程同様悟飯の攻撃を躱し続ける修行だった。
が、あまり長い時間はやらずに一時間ほどやったら悟飯が、
「なぁ、魔理沙。すこしこの世界を案内してほしいんだ。まだわからないことがありすぎるからさ。」
と言ってきた。
悟飯はこの幻想郷に幻想入りしてきた外来人だ。
この世界のことをまだほとんど知らない。
魔理沙はわかったぜ!と元気に返事をすると、早速箒を取りだし空へと飛び上がる。
悟飯もそれを追うように空へ飛び上がる。
そして山のある方向に飛び始めた。
その山は普段は青々しい木々に埋め尽くされているようだが季節が季節なので木の葉はすべて落ちていた。
そしてしばらく飛んでいるとひときわ大きい山の前に出る。
「すごいなぁ…ここの山だけ他の山より数段大きい。」
悟飯が珍しそうに言うと、魔理沙が説明を始めた。
「ここら辺が【妖怪の山】って言う場所なんだけど、そのなかでも一番の山がここなんだぜ。まぁ妖怪の山なんて名前だけで実際は天狗が支配してるんだぜ。…」
説明していた魔理沙が突然説明をやめる。
悟飯が不思議に思い顔を向けると魔理沙がうつ向き、箒を握る拳に力がこもる。
悟飯はその理由がわからずに黙っていた。
が、すぐに魔理沙は話はじめて、
「あの新聞を作った文ってやつもここにいるぜ…」
「…っ!」
悟空が僅かに顔を驚かせるがすぐに真剣な目付きになり、山の頂上へと目を向ける。
魔理沙もすぐに頂上に向き直り、
「でもここに来た理由はそれじゃなくて、早苗とその神社の神様達に会うためなんだぜ。」
「この幻想郷の神様にかぁ…確かに挨拶をしなくちゃならないね。」
そう言いながら頂上に飛んでいく。
魔理沙は悟飯が驚かなかったことに疑問を抱いたが悟飯のことなのだからなんでもあり得る、っと個人で納得し悟飯よりも前に行き案内を始めた。
途中なにやら妖怪に山に入っておることにたいしての警告を言われたり、山にはいった理由の回答を求められたりしたが、魔理沙が理由を話すとその妖怪はその場を立ち去っていった。
どうやらそれが天狗らしくなんでも縄張り意識が強く妖怪の中でももっとも規則厳しい社会性のある妖怪らしい。
(規則厳しい天狗からなんであんなことを書く天狗が生まれるんだろうか…)
そうしてしばらく飛んで頂上付近に到達する。
するとそこにはひとつの神社がたっていた。
よく見るとその神社の敷地内を誰かが箒で掃いて掃除をしているのが見えた。
その人物に悟飯は見覚えがあった。
「あっ、早苗さん!」
悟飯が大きく声をあげた。
早苗もそれに気づいたようでこちらに振り向き大きく右手を振ってで迎えてくれた。
二人は早苗のそばに降りてきて今日の要件を話始めた。
「よぉ早苗。今日もお疲れだぜ!」
「はい、ありがとうございます魔理沙さん。それに悟飯さんもお久しぶりですね。」
「あぁ、久しぶり。といっても3日位しかたっていないけど…」
悟飯が苦笑いをしながらそう答えると、早苗が確かにそうですね、と笑いながら返した。
少しお互いに最近のことを話してから魔理沙は本題にはいった。
「なぁなぁ、神奈子と諏訪子はいるか?悟飯を二人に会わせたいんだ。」
「ま、魔理沙さん…御二方は神様なんですからしっかりと敬語にしてくださいよ。二人ともいらっしゃいますよ。それじゃあ呼んできますね。」
そう言うと早苗は神社の中に入っていった。
少し待っていると早苗が神社から出てきた。
後ろには悟飯と同じ身長かかそれよりやや高いぐらいの女性と、小学生~中学生位の少女がついてきていた。
「紹介します。こちらが神奈子さま、そしてこちらの方が諏訪子様です。」
そう言いながら二人を紹介する。
「どうも、孫 悟飯といいます。最近この幻想郷に来ました。よろしくお願いします。」
礼儀正しくお辞儀をしながらそう自己紹介をした。
すると二人の神様はお互いに顔を見合わせながら目を丸くする。
が、すぐにそれぞれ自己紹介をした。
「こちらこそ、私の名前は八坂 神奈子(やさか かなこ)という。この神社の神だ。いや、この空を統べる神だといってもいいだろう。そしてこっちが…」
「私は洩矢 諏訪子(もりや すわこ)っていうんだ。よろしくね~。神奈子が空なら私は地を統べる神様かな?」
自己紹介を済ませると神奈子様が右手を差し出してきた。
悟飯はその差し出された右手と握手を交わす。
すると神奈子が真剣な目付きで目をつむり悟飯と交わす手に力がこもる。
少しすると目を開きながら手を離す。
そして少し笑みを作りながら、
「確かに早苗のいう通り悪いやつじゃないみたいだな。」
と言ってきた。
なぜそんなことがわかるのか、と疑問を抱いた悟飯がそれを聞こうとする前に、
「私は神だ。相手が善人かそうでないかぐらいそいつの魂を覗けばわかるし、雰囲気でわかるさ。」
と先に答えを言ってきた。
悟飯は驚いて言葉を失ってしまう。
すると諏訪子が、
「あはは、神様をなめちゃいけないよ。それだけ長く生きてきているし、色々なものを見てきたんだ。それぐらいのことはわかるよ。」
と笑いながら言ってきた。
恐らく口調からして見た目よりも遥かに長く生きてきているのだろう。
そしてこの諏訪子様(少女)がそれほど長く生きているのなら神奈子様(年増)はさらに長く世界を見ているのだろう。
「…そういっていただけると嬉しいです。」
悟飯はそう言いながら軽く礼をする。
それを神奈子と諏訪子は笑みで返す。
そして今度は諏訪子様が話始めた。
「ねぇ、私たちはあなたから聞きたいことがあるんだ。」
「聞きたいこと…ですか?」
「うん。貴方の口から直接、貴方のその左腕のことと人造人間についてを…ね。」
悟飯の表情が固くなる。
魔理沙もそれを聞いて気まずい表情になり、早苗も同じような表情になる。
が、諏訪子様と神奈子様は真剣かつ少し厳しい表情で悟飯を見つめる。
沈黙が空間を支配する。
僅かだった時の流れだがそれはとても長く感じられた。
そして悟飯が口を開く。
「…分かりました。話します。この左腕と、その原因である人造人間についてを…」
悟飯はすべてを話した。
二人の人造人間、悟飯がまだ8歳にも満たなかったときの戦い、それにより殺されたピッコロ達の話。
そして、それにより消えてしまったドラゴンボールの存在。
悟飯が大人になってからの人造人間との数々の戦い、その中で失われた左腕、最後の希望であるトランクス、そして、この世界に来た原因である最後の死闘。
すべてを話した。
中でも神達は…いや、その場の全員はその願いを叶えるというその珠の存在に驚くしかなかった。
もちろんは回りはいくつもの質問をした。
それに悟飯は丁寧に答えていった。
それにはかなりの時間がかかってしまったため、昼を大きく過ぎてしまった。
そこで神二人と、早苗は一緒に昼御飯を食べることを提案した。
魔理沙と悟飯は満面の笑みを浮かべてその提案に乗った。
「片方は男なんだから普段の三倍くらいはつくっていいかもしれないねぇ!」
「余るくらいに作っちゃいなよ。早苗。」
「あはは、分かりましたよ。神奈子様、諏訪子様。それじゃあ悟飯さんも魔理沙さんもテーブルに先についていてください。」
…この提案をしたのが守矢神社に最悪な出来事をもたらせたことはいうまでもない。
【ガツガツガツガツガツ!】
「あっはっは!いい食べっぷりじゃないか!ますます気に入ったよ!」
「うわぁ、すごいなぁ。こんなに食べる人なんて聞いたこともないよ。とゆうよりサイヤ人だからこれだけ食べるって考えた方がいいのかな?」
「さ、サイヤ人…こんなに…食べ…食べ物が…」
「やっぱり悟飯が本気で食べたりすると絶対にその地の食べ物は消失するみたいだな…」
その食べっぷりに神二人は感心しているようだが、作っている早苗にとっては悪夢でしかなかった。
が、
【ガツガツガツガツガツ!】
「……」
悟飯の姿を見ていて浅くため息をつき、
(ふぅ…まさかここまで食べるなんて想像してませんでしたが、ここまで美味しそうに食べていただけると作ってる身として嬉しいですね。)
と少し笑いながらそう心で感じていた。
が、このあと守矢神社は間違いなく食糧難になるであろう。
その後は神奈子と諏訪子から様々な話を聞いた。
魔理沙から話されなかった幻想郷の話や、早苗もこの世界に幻想入りしたということ、そしてその理由や方法などを。
「あの、じゃあその奇跡の力で俺も元の世界に戻せないか?」
悟飯が希望にすがる目で早苗を見つめる。
「ごめんなさい。それは無理です。霊夢さんにそれは止められていますし、貴方の世界の存在は私たちの知る世界と大きくことなっていますから探し出すことすらままならないと思います。」
「そ、そうか…変なことを聞いてごめん。」
少し肩を落としながらそう返事をした。
早苗も力になれなかったと言うが、悟飯が首を振りその気持ちだけで嬉しいと答えながら少し笑った。
時間はかなり経過していた。
すでに空は茜色に染まり、そろそろ日は沈もうとしていた。
夜になろうとしているのだ。
夜には昨日約束したことがある。
そう、紅魔館にいかなければならないのだ。
悟飯は立ち上がると魔理沙に目線を送る。
すると魔理沙も何かを思い出したようにハッとして立ち上がる。
「おや?もう行ってしまうのかい?別に泊まっていけばいいのになぁ。なぁ?諏訪子。」
「そうだよ。もっといろんなこと聞きたいし。」
「すみません。大切な約束があるので失礼させていただきます。」
そう言いながら飛んでいった。
魔理沙もそれについて行くように飛んでいった。
「…あっちは…吸血鬼の館の方だね。そうか…今日はきれいな月がよく見えそうだねぇ。」
そう呟きながら神奈子は茜色に染まる空を眺めていた。
悟飯は紅魔館の前に降りてきた。
そこには以前と同じように一人の女性がたっていた。
その女性はまるで待ち構えていたかのように立っていた。
「約束通り来ました。えっと…そういえばまだ名前を聞いていませんでしたね。俺は孫 悟飯って言います。」
そういうと相手の返答を待つ。
するとその返事はすぐに返ってきた。
「紅魔館門番、紅 美鈴といいます。あなたに1つ言わなければならないことがあります。」
そう言いながら武術の構えをとる。
悟飯と魔理沙はそれに少し驚く。
「この館の主、レミリア・スカーレットお嬢様に会いたいのならば…まず私に勝ってからにしなさい!でなければこの館に入れさせません!」
そう叫ぶと、美鈴の体からは白い炎のようなオーラが溢れ出てくる。
それを見た悟飯は目を丸くし、魔理沙は驚いて声をあげる。
「あ、あれは悟飯と同じオーラ!?やっぱり同じような能力だから同じような力が使えるのか!」
「同じような能力?どういうことだ?」
「あいつは【気を操る程度の能力】を持ってるんだ!だからあいつはこの幻想郷の中で唯一気を使って戦うんだぜ!」
「へぇ、そうなのかぁ…」
そう呟きながら物珍しそうな、そしてどこか期待を込めた眼差しで美鈴を見つめる。
悟飯が魔理沙に下がっていろと指示を出す。
魔理沙は後ろに下がって巻き込まれない距離に移動した。
そして悟飯が美鈴に対峙するように構える。
「俺たちはその主と咲夜さんに謝りたいんだ。戦いたいわけじゃない!」
そう叫ぶが美鈴の次の台詞が悟飯に覚悟を決めさせた。
「これはレミリアお嬢様の指示でもあり…私の意思でもあります!」
そう叫ぶ美鈴の瞳には何か強いものがが秘められているのがわかった。
悟飯もその瞳に答えるように白いオーラを纏う。
「なら、俺は美鈴。君を倒してレミリアさんに会わせてもらうぞ。」
そう言った次の瞬間美鈴が視界から消える。
「…!?」
悟飯は自分の右手を腹の辺りに持ってきた。
するとそこに美鈴の拳が突きつけられてきた。
が、すでに悟飯は右手を構えていたためそれを受け止める。
「…よく弾幕ごっこではなく格闘戦(こちら)だと分かりましたね?」
美鈴が挑戦的な目で悟飯を見つめる。
「つい最近同じようなことをやられたからねえ。」
悟飯も同じ目付きで返す。
美鈴は後ろに飛び上がり距離をおく。
お互いに深く構えをとった。
「…次は今ほど甘くはいきませんよ…!」
「あぁ、本気で来い!でなきゃ終わるのは一瞬さ!!」
幻想郷でも見ることはないであろう超ハイレベルな決闘が今始まろうとしている。
話すことはないといったなぁ、あれは嘘だ。
ドラゴンボール超め…やはりやらかしたな!
未来悟飯の顔に傷を忘れやがった!!
許さんぞ…絶対にだぁ!!!
まぁ怒っても仕方がないですね…愚痴はここまでにします。
さぁ、皆さんお待ちかねであろう紅魔館編(本当にそうなのだろうか?)に話が進みました。
果たして紅魔館は爆発するのか?それともしないのか?
あっ、そこじゃない?
とにかく、超サイヤ人になれない悟飯ですが、果たして美鈴の強さは悟飯の通常を越えるのでしょうかね?
それは次回でわかるかもしれませんね。
それでは次回もよろしくお願いします!