尸魂界の秘密   作:ゆう☆彡

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こんにちは、優菜です!!

今回から“市丸ギン編”スタートです!


UA数2200突破!ありがとうございますっっ!!


市丸ギン編
初代一番隊結成まで。【教官と生徒、上司と部下】


あの子やな……愛友隊長が言ってた“見といてほしい子”っていうのは……

 

……わかりやすい子やなー、、、

愛友隊長のペンダントがあるにもかかわらず、霊圧漏れてるやないですかっ!!

まぁ、これぐらいならほかの生徒も気づかないやろし、ええか!

 

 

 

 

「愛友隊長ー、市丸でーす、入りますよー。」

「待ってたよー、ギン!」

ボクを呼んだこの人……ボクより小さいけど、ボクの上司さんなんですわ。それに、ここでは一番お偉いさんで……、、、

「急な任務って何ですか?大変なら、ボクやりたくないですよー?」

「そんな事言わないでよ……、

 

 

突然なんだけどー、第36期生A組の担当教官を務めてもらえないかな?」

「ホンマに突然ですな……、またどうしてボクが?」

「ここからは極秘だから、慎重にお願いね。」

愛友隊長がそう言った話は……まぁびっくりするような話で……

 

「氷輪丸の主サマが真央霊術院に……ですか。」

「うん……ギンの斬魄刀“神鎗(しんそう)”と同じぐらいやっかいなやつだよ……」

「アタイはあいつなんかとは違うー!やっかいなんかじゃないよーだ!」

「久しぶりだね、神鎗。」

「あっ、愛友だー♡虹鐘に水紋花も!!」

 

説明しておくと、突然出てきたこの女の子はボクの斬魄刀“神鎗”。愛友隊長の斬魄刀が黒い服の男性になってたり、水色っぽい浴衣を着た女性になったりすることを“具象化(ぐしょうか)”と言うんですわ。

ボクの神鎗は目が狐のようで狐の耳が生えている、白に赤い縁の入った着物を着ている姿をしている女の子なんや。

 

「大丈夫だよ、愛友!ギンは愛友のお願い受けるしょ?」

「……ちょっと面倒ですけど、仕方ありまへんな。」

「ありがとうっ、ギン!」

 

そう、ボクはこの人には返しきれないほどの恩がある。

 

自分の人生をかけて、恩を返すことを誓ったのだ。

 

 

 

 

で、A組なんやけど……

飛び抜けて霊圧強いんやなー、そりゃあ、身内サマにも影響あるわ。

ボクが配属されたクラスは36期生で成績優秀者が集められたクラスで……

「みんな優秀だし、きっと楽ちんだよ!」

って愛友隊長は言ってたけど……

 

「はい、阿散井くん。波動の三十一の詠唱文(えいしょうぶん)言ってみー。」

「はい!えっと、、、………キョウカーン、詠唱文ってなんすか?」

 

……アホやな。

 

全然楽じゃありまへんな……ハァ……

「あー、じゃあ雛森さん、代わりに頼むわー、」

「はい!

 

君臨者(くんりんしゃ)血肉(ちにく)仮面(かめん)万象(ばんしょう)羽搏き(はばたき)・ヒトの名を(かん)す者よ 焦熱(しょうねつ)争乱(そうらん) 海隔(うみへだ)逆巻(さかま)き南へと()を進めよ

 

です!」

「さすがやな、雛森さんは……」

「ありがとうございます!!」

「ふんっ、俺は全て詠唱破棄(えいしょうはき)でやるから、覚えなくてもいいんだよ!!」

「……じゃあ阿散井くん、詠唱破棄の良い点と悪い点は?」

「…………良い点は、、、詠唱破棄するとかっこよく見えるぜ!」

 

…………カレナンデAグミナノ?

 

……確かにかっこよく見えますけど、、、

 

吉良(きら)くんわかるー?」

「はい、

良い点は、発動までの時間が短縮できるので、敵にスキを与えにくい、悪い点は完全詠唱(かんぜんえいしょう)よりも威力が落ちる、ことです。」

「そうやなー、阿散井くん、頑張って覚えてー……」

「俺は頭じゃなくて身体で覚えるタイプなんだよ!」

 

……そういう問題じゃないと思いますよ?

 

「だいたい!キョーカンは本当に強いんですか!?」

 

 

 

……あー、まさか一日目からくるとは思わんかったなー

 

 

 

 

「愛友隊長、ボクは引き受けてもええですけど、ホンマにボクでええんですか?」

「んー?どうしてー?ギンは強いし頭もいいし、何の問題もないよ!」

「いやいや、そうじゃなくて……」

「あー、容姿のこと?」

……グサッときた……。

残念ながらボクはそんな大きくないんですわ。愛友隊長よりは大きいですけど……ちょっとだけ。

子供みたいな容姿なんで、残念ながら……。

「生徒に舐められるんやありまへんか……?」

「じゃあさ!舐められるようなこと言われたら……」

 

 

「キョーカンはっきり言って、霊圧低いし、俺らと身長同じくらいだし!」

 

……ボクが霊圧抑えてなかったら、生徒みんな死んでまうわ。それに、身長は関係あらへんやろ!

 

あー、愛友隊長の言ったとおりになってまうとは……残念や。

 

「そうやなー、ボクのこと教官として信頼できひん人は多いと思うなー、

 

じゃあ、次の時間は実習にしよか!」

「まじっすか!」

「そやでー、鬼道と剣術の練習にもなるしちょうどええな!

 

鬼道部門と剣術部門で一番優秀だった人がボクと勝負するんや。」

 

 

「舐めたこと言う生徒達に、実力の差を見せればいいじゃん!」

愛友隊長の案は使いたくなかったんやけどなー、

 

「ボクが勝ったらボクのこと認めてな?」

「キョーカンが負けたら?」

「そーやなー、総隊長さんにでもお願いして、担当変わってもらおか?」

「いいぜ!それで!!」

 

あー、他の生徒も認めてなかったんやな……ちょっと残念や。

「じゃあ、次の時間に外の演習場に集合で、ほなよろしく。」

「「「「「「「はいっ!」」」」」」」

 

上下関係は大事なんやで?生徒諸君?

 

 

「あのー、」

!!この霊圧は……日番谷くん……かな?

「どうかしたー?」

「長いこと一緒にいると、他人の霊圧がを纏えたりしますか?」

「どうしてそう思うんや?」

「……感じたから、」

「ン……?」

「教官からは、愛友と同じ霊圧を感じました。」

 

 

なるほどー…………このことを言ってたんやな、愛友隊長は……、

 

 

「愛友隊長ー、その日番谷くんって子の特徴とかあらへんのですか?」

「特徴ねー、、、

 

 

あっ!霊圧感知能力が異常に高いよ!」

「それ、役に立つ特徴ですかいな……?」

「わかんないよー!役に立つかもっ!!」

 

まさか役に立つとは……。

 

 

「他人の霊圧をまとえるっていうのは、あらへんよ。それでも、ボクから愛友隊長の霊圧を感じるのは間違っておらへんでー。」

「……??」

「近いうちに、愛友隊長が話してくれると思うで。」

「……そうですか。ありがとうございました。」

 

 

すごいな彼……

「どうしたのー、ギンー?」

「神鎗、彼から感じなかったんかい?」

「んー、わかんない!」

「氷輪丸を抑えてる彼の霊圧の量は、半端じゃなかったで……。」

 

 

多分、愛友隊長と同じぐらいの量やな……。

 

 

「ギンー、どうでもいーけどーさー、この後実習練習するのかー?」

「そうやでー、でもボクは斬魄刀使えんし、大人しくしておいてな。」

「えー!!!アタイも戦いたーい!」

「神鎗が戦ったら、殺人起こってまうからダメや。」

「ギンのケチー!バカー!アホー!!」

 

――――ちょっと黙っとけ。

 

 

 

 

「ほな、みんな集まってますな。

 

 

今日はみんなの最初の実力をはかるためのテストも同時にやってまうからなー!真剣にやってなー!!」

「ったりめーだ!!」

「じゃあ、ちょっと身体動かしといてなー。」

 

 

 

「さて、ボクと戦うのはどの子かなー……」

「冬獅郎くんじゃないの?」

「神鎗、そう簡単に具象化しちゃダメや。」

「なんでー!!」

「ハァ…………。

どうやろな、あの子(冬獅郎)は鬼道未経験って愛友隊長は言ってたで。」

「へー、冬獅郎くんなら簡単に打てそうだけど……。」

 

 

さて、ボクの実力をはかられると共に、

 

みんなの…………日番谷くんの実力を見してもらおうかいな……。




阿散井、雛森、吉良、日番谷が第36期生、

ギンは第20期生の設定です。


まだ出てきていませんが、
白哉が第25期生、乱菊さんが28期生、檜佐木が第30期生、ルキアが第36期生の設定です。

次回は戦闘シーンがかけるといいなぁ……!

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