日番谷冬獅郎編も後半に入ってきました!!
もう少しで新しいお話に入れそうです!!
UAが1400を突破し、感動です!
ありがとうございます!!
では、新作をどうぞ!!
冬獅郎と愛友はそれからいろいろなことを話した。
冬獅郎のおばあちゃんや雛森という女の子のこと、流魂街での生活のこと。愛友は尸魂界のことや“虹鐘”と“水紋花”のこと…。
さすがに愛友は尸魂界や斬魄刀を作ったということは言わなかったが…。
「そろそろ、暗くなってきたねー。帰らないと、おばあちゃん心配しちゃうんじゃない?」
確かに既に日も傾いてきている。
「やべっ、俺ばあちゃんにちょっと出てくるって言ったんだった!帰らなきゃ!!」
「フフッ、気をつけてね。」
さて、私も帰ろうかな…、愛友が尸魂界に戻った。
「……………………?」
不穏な霊圧をわずかに感じて。
「総隊長!!全く、どこ行ってたんですかっ!?探したんですよっっ!!」
「あー、優くん。ごめんねー、ちょっと流魂街の方に虚の…」
「虚の討伐にこんなに時間がかかるわけないでしょう。」
……ソノトオリデス。
「今日は徹夜ですからね!書類がたっぷりたまってますよっ!!」
「えーっっ、もーーー!!」
突然出てきた、優という死神。まぁ彼は死神ではない。
「優くん、許して……。」
「許しません。僕も手伝うので頑張りますよ、隊長!」
「さすが、愛友が作っただけあるな。」
「ウンウン!愛友のことちゃんとわかってる!!」
「うぅーーー、わかんなくていいよぉ…。」
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《冬獅郎side》
愛友に…死神に出会ったその日、
俺は夢を見た。
「!!誰だお前は……、ここは一体……」
辺り一面雪景色…いや猛吹雪の中に、
氷の龍がいた。
「我はお前を主と選んだ。」
「主ってなんだよ!」
「我の名は、……。」
「……聞こえねぇ、」
「…………力が…欲しくはないか?」
「!?」
「みんなを守れる力が…!」
「力……。」
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「!?(今……。)」
「隊長、どうかしましたか?」
「優くん!ごめんなさいっ!もう一回出かけてくる!!」
「おい、愛友っっ。」
「……。ハァ……、わかりました。ちゃんと戻って来てくださいよ。」
「ありがとう!行くよっ、水紋花!虹鐘!!」
「えっ、ちょっと待ってよー、愛友ー!!」
「…優、行かせてよいのか?」
「あの人は言い出したら聞かない人ですから……。それでも約束は守る方です。」
「フッ、流石だな。」
「では、虹鐘。帰ってきたら、あなた達も手伝ってくださいね。」
「……。前言撤回だ。」
「…………。(あの不穏な霊圧…。ほっとくべきじゃなかった!!)」
「愛友?虚なら見回り隊士に任せておいても……。」
「……なんとなく。
なんとなくだけど、虚じゃない気がする。霊圧の感じが違う…。」
「そうなのか?」
そう、これはまるで……
斬魄刀の霊圧……
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《冬獅郎side》
「我の力を手に取れ、小僧。」
「うるせぇ、お前は一体何なんだよ!!」
いつになったら、戻れる……?
はっきり言って、ここは怖かった。
「我は“斬魄刀”、とでも言えばわかるか?」
えっ……??
“ザンパクトウ”?愛友が持っていた?
……もうわかんねぇよ。
「さぁ、呼べ!我の名を。」
助けて……
「我が名は……、」
「冬獅郎!!!!」
名前を呼ばれて目を開けるとそこには、
来てほしかった、
助けて欲しかった、
“アイツ”がいた。
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「あ…ゆ……?」
名前を呼ばれて愛友は笑った。
「冬獅郎、霊圧は閉じて寝なよ。おばあちゃん、寒そうだからさ。」
「……!ばあちゃん…!?」
「大丈夫、今は水紋花に回復してもらってるから。」
「……。!!愛友!聞いて欲しいことがあるっ!」
「えっ?何…?」
真剣な目をした冬獅郎から目が離せなかった。
冬獅郎は愛友に自分の夢のことを細かく話した。
包み隠さず。
「そう……そんなことが……。」
「愛友!俺はどうすればいいんだ?どうすんのが正解なんだよ!」
「冬獅郎……、」
「力が欲しい……、みんなを守れる力が!でも、そのせいでばあちゃんみたいに傷つく人がいる。そんなのは嫌だ…。
もうわかんねぇよ……。」
――――――――グギャーーーーオオオォォォ
「「「「!?」」」」
「虚!?なんで!?」
「多分、その子供の霊圧に誘われたんだ。こんなにたくさん出てくるとはな……。」
――――ギャァァァァ
「ばあちゃん!?」
「これは、虚が知性を持ってるの?嘘……どうしてこんな所に
「愛友、落ち着け。あれは中級大虚ではない。ただの
「ハァ……これが落ち着いていられるわけないでしょ。それでもなんでこんな所に最下級大虚がいるのよ!」
「今は喧嘩してる場合じゃない。村が危ない。」
今は夜。誰も起きてない。つまり、死者がたくさん出てしまう。
「虹鐘!水紋花!!本気で行くよ!!」
「わかった(了解!)。」
「「「波動の三十三:
三人から放たれた青い炎は虚たちを次々と倒していった。
「ハァ……もうきりがないね。」
「ばあちゃん!ばあちゃん!!」
「!!水紋花!」
「??」
「あの人を回復させて!!」
「わかった!」
どうする……このままじゃどうすることも…。
「……!」
「愛友?」
「虹鐘、冬獅郎の中の斬魄刀、もう使えると思う?」
「……?まさか……。」
「冬獅郎の斬魄刀をコピーする。」
実は愛友自身の斬魄刀には攻撃の能力はないのだ。
その理由は……また先で話そう。
「……出来なくはないと思うが、」
「嬉しいことに冬獅郎の斬魄刀は“アイツ”。それがわかっていれば、解号もわかる。」
「愛友が決めたことなら従う。」
虹鐘は刀に戻った。
「(久しぶりに使うな、この技は…。)」
愛友は冬獅郎の前に立った。
「愛友?」
「冬獅郎、私にはね、あなたがその刀の力を持つべきなのかどうか、わからない。」
「!?」
「それでもね、斬魄刀を与えられるというのは名誉なことであるの。普通の死神ならまず、
「そうなのか……?」
――――――――――――キーンッッッ
愛友の斬魄刀が最下級大虚の足を受け止めていた。
「だから、自分の目で確かめて、決めなさい!!名誉と共にたくさんの者達を、犠牲にするかもしれないという罪を背負うかどうか。そして、それよりも多くの者達を守る責任を持てるかどうか。確かめなさい!総隊長が責任もってあげるから!!」
「うわっ!!?」
愛友の霊圧にが一気に上がった。
「いくよ、冬獅郎。自分の斬魄刀、ちゃんと見てなっ!
『鳴れ!虹鐘:
次の瞬間、あたりは冷気に覆われた。
「試し斬りでいいかな。」
「ちゃんとやってくれよ…?」
「わかってるよ、虹鐘!!」
――――――――シャッ!!
愛友が最下級大虚を、斬った。
それと同時に傷口から凍っていき、粉々に砕けた。
「…………。」
「冬獅郎、これがあなたの斬魄刀。“氷輪丸”よ。」
フラグをすべて回収できるのかっ!?(笑)
ちゃんと回収します(笑)
次回も冬獅郎編ですっ、飽きずに見てくださいね!(笑)