尸魂界の秘密   作:ゆう☆彡

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初代一番隊結成まで。【一番隊舎に着いたら、】

《冬獅郎side》

 

「だーかーらー!愛友に会わせろって!!会ったら分かるって言ってんだろ!!」

「ここは一番隊舎だぞ!総隊長に会わせるなど、出来るはずないだろ!!」

「そうだ!お前は真央霊術院生だろ!早く帰って、修行でもしてろ!!」

「その修行を、愛友がつけるって言ったんだよ!!」

「総隊長がそんなこと言うわけないだろっ!」

「それに総隊長を呼び捨てにするとは、一体貴様は何者だ!!」

「あぁ!?愛友はそう呼んでも何も言わなかったから、そう呼んでるだけだ!!お前らにとやかく言われる筋合いはねーよ!!」

 

コイツら頭、硬すぎんだろ!!

ってか、愛友もちゃんと話通しとけや!!

 

ハァ…………。

 

じゃあ、後日、なんて言っても、もう夜になっちまうし……

「あー!!とりあえず通しやがれ!!」――ダンっ

 

 

……あっ、やべっ

ってか、そんな強く押してねーだろ……何で転んでんだよ!

 

「貴様!子供だからといって、何をしても許されるわけじゃない!!」

あーあ、怒ったじゃねーか……

全部、愛友のせいだな……ウンウン

「口でわからぬのなら、身体で教えてやる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ハッ?身体で教える?

刀……抜くのかよ……、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マモラナキャ……死ぬの嫌だ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも俺が刀抜いたら…?また無意識に、知らない人が……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうすればいいんだよ……。

「愛友……助けて……。」

 

「オラっ!!身体に叩き込んでやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――キーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「!?」」」

「あららー、可愛いボクの生徒に何やってんの、君ら?」

 

 

 

助けてくれたのか……?愛友……じゃない…………ケド

 

 

 

 

助けてくれたからいいや…………。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

――――フラッ

「あら?日番谷くん??」

ギンは倒れかけた冬獅郎を、受け止めた。

 

「「い、市丸隊長補佐!?」」

「君らー、なんでこのコに手ぇあげたんや?このコ、何かしたの?」

 

 

落ち着いた口調で話してはいるが、その声は怒りに満ちていた。

 

「い、いや……、その……用件も言わず、総隊長に会わせろ、としか言わないので……。」

「フーン。」

 

言い訳をする隊士を見るギンの目は、冷たく……

「「ヒッ!!も、申し訳ありません!!お許しください!!」」

 

 

今にも怒りで爆発しそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいはい、ギーン、落ち着いてよ〜。今回は私が悪いんだからさ、」

「「そ、総隊長殿!?」」

 

そのギンを止めたのは、紛れもなくその“総隊長”だった。

「ごめん、二人とも。私が伝えるの忘れてたんだよね〜。冬獅郎(この子)怪しい人じゃないから、今度からは通してあげて。」

「えっ……あっ!はい、わかりました。」

「うん。じゃあ、ギン帰るよー?」

「いいんですか?あの二人、あのままで。

 

 

知らなかったとはいえ、刀抜いたんですよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門番の二人は安心しきってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん、そうだね〜、、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総隊長に許されたと……。

 

 

 

 

 

「知らなかったとはいえ、浅打しか持ってない子どもに刀を抜くのはダメだよ?」

 

瞬歩で近づいて来た、総隊長の威圧に二人は全く動けなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《冬獅郎side》

 

 

……ここ……どこだ…………?

 

なんで倒れてるんだっけ、俺。

「大丈夫?日番谷くん?」

「ん……、、、!?

 

 

市丸教官!?どうしてここに!?」

「ありゃりゃ、無理して起き上がらない方がええよ。総隊長さんが治療したけど、まだ万全じゃないはずやし……。」

「愛友は……どこにいるんですか…?というより……

 

 

市丸教官は……」

 

 

 

 

最初は疲れて、見間違えたのかと思ったけど、

 

 

目の前に見えてた“それ”は、紛れもなく本物だった、

 

 

 

「市丸教官は、“隊長”……なのですか?」

 

 

 

 

 

 

俺の教官が羽織っている“白い羽織り”

 

愛友と……袖が無いだけで、同じだった。

「んー?あー、白い羽織(これ)のこと言ってるんなら、もうすぐ愛友隊長が話してくれると思うで。だから、もうちょっとm「冬獅郎!!」」

 

あっ、来た……

 

今回の元凶……だよな…………

 

 

「いろいろと聞きたいんだけど……」

「……そうだね。治療しながら、聞くよ。」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「とりあえず……

 

 

なんで、門番に言っとかねーんだよ!!話通しとくって言ってただろ!」

「えっ!?それから!?

 

普通、シリアスな展開から始めるんじゃないの!?」

 

……作者はそんなことカンガエテマセン

「うるせぇよ!俺が聞きたいから、聞くんだよ!」

「えー、う〜ん、、、

 

 

ごめんなさい、忘れてました……。」

「何でだよ!!」

「違うんだって!冬獅郎!!

元はと言えば、ギンが演習場を壊すから悪いんだよ!!そのせいで、私の仕事が増えたんだからね!分かってる?ギン!!」

「愛友隊長、人のせいにしたらアカンですわ。それでも門番と話すぐらいの時間あるでしょ。」

「う〜……。」

 

 

 

これが本当に愛友なのか?、と冬獅郎は思った。

流魂街で自分を助けてくれた時とは、雰囲気が違いすぎて、戸惑っていた。

 

「………………。」

「……?冬獅郎?どうしたの??」

「……いや、なんか、愛友の人が変わりすぎで、驚いた。」

「日番谷くん、愛友隊長はそんなしっかり者じゃないで〜。騙されたらアカンよ〜。」

「ギンー!!」

「フハッ…………」

「冬獅郎?もういいの??」

「あー、……もういいや、次からちゃんとしてくれよ!」

「わかってるよー!」

 

このとき冬獅郎もギンも、アヤシイ、と感じたが黙っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「他には?何かある??」

「…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛友と市丸教官…………教官かも分からないけど…、

 

二人の関係はなんなの。」

 

「……今は上司と部下の関係だよ。」

「上司と部下?」

「そうなんやで〜、ボクはここで“一番隊隊長補佐”を務めてるんや。」

「……じゃあ、その白い羽織は?」

「あー、それはね。隊長の次に偉い人たちの中で一番権限の持つ人が着るものなの。で、ギンが着てるってわけ。」

「副隊長は…いないのか??」

「いるよー。優くん、っていうんだけどね、今はお仕事中かなぁ。今度、ちゃんと紹介するよ。」

「わかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“今は”、、、、ってどういう意味だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは「ボクが話しますよ。」……ギン?」

「日番谷くん、

 

総隊長さん、、、いや、愛友隊長はな…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクの“命の恩人”なんや。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明かされる

市丸ギンの過去




こんにちは!優菜です!

更新しなくてごめんなさい!!
旅行してました……(笑)



ギンの羽織は、原作でいう雀部長次郎副隊長が着ていたようなものです。
ギンの過去……楽しみにしていてください!
原作通り……ではないよね(笑)

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