尸魂界の秘密   作:ゆう☆彡

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BLEACHの内容を根本から覆します。ですが、原作に沿って戦いは行われています。作者が日番谷冬獅郎と市丸ギンが好きなばっかりに生まれてしまった話です。何かと主人公の少女が最強です、めちゃツヨです。破道系が100番代とかあります。


初、連載です!!
何話になるのか、全く検討もつきません!!!
お願いしまーす!


MEMORIES IS CROSS

 

 

空を見た。ふと思った。

 

――――死後の世界って、どんなものなんだろう。

 

 

 

今から約1000年前、1人の少女がいるはずもない神に願った。

 

争いのない世界に…、

 

大切な者の笑顔を守れる世界に…、と。

 

 

――――――――ドカーーーーンっっっ!

 

気を抜けばすぐに死んでしまう世界、

少女の家族も友達もみんな死んだ。

少女は独りだった、楽になりたかった。

 

「みんなに…会いたいよ……、」

 

光。

 

あたりがあっという間に一つの光に包まれた。

…が、次の瞬間には何事もなかったかのように、再び怒号と悲鳴が飛び交っていた、

 

 

 

 

――1人の少女が消えた以外は…

 

 

 

 

明らかに知らない世界にいた。

「ここは…どこだろう…、死んだのかな…、みんなに会えるのかな…」

「ここには誰もいない、」

「そう……あなた達は誰?どうしてここにいるの?」

「……私達を見て驚かないの?」

 

………目の前にいるそれは、たしかに不思議な格好をしていた。天女の羽衣と言わんばかりの虹色の羽衣に、黒と白の服を着ていたそれ。

「別に、驚かないよ。それに……なんだかあなた達は安心できる。」

「……フハッ、面白い方だ。さすが選ばれし者のといったところか。」

「選ばれし者?」

「質問に1つだけ答えよう。我らはあなたの願いを叶えるためにここにいるのだ。」

「私の願い…?」

「いや、叶えると言うと語弊があるな。賛同した、の方が正しいのかもな、あなたの作りたい世界とやらに。」

 

 

――――作りたい世界…

 

争いのない世界、

大切なものを守れる世界、

 

「私達と共に作らない?」

「フフッ、面白いことを言うね、あなた達も。」

「冗談じゃないよ?」

 

目を見ればそんなことはわかった。

ただ面白かったのだ、

 

「別に疑ってなんかないよ、こちらからお願いしたいくらいだから。」

 

自分のようなちっぽけな存在の者を“選ばれし者”という目の前のそれが、

 

「そうか。」

 

ただ嬉しかったのだ、

 

「大切な人はもう死んでしまった、現世は既に壊滅している。だから、こっちに作る。私の願う世界を。」

 

私の願いに賛同してくれたそれが、

 

「「「「「「お供しよう」」」」」」

 

感動したのだ、

久しぶりに感じた仲間というそれらに、

 

「たくさんいるんだね、あなた達には、仲間が…」

「今日からはあなたの手足であり、部下であり、仲間だ。」

「ありがとう………。」

 

たくさんの仲間を見ていると、最初から話しかけてくれていた、“そいつら”が私の前に膝まづいた。

「「誓おう、あなたの側にいつまでもお仕えすることを。」」

 

たくさんの“仲間”が私の前に忠誠していた。

「私も誓う、必ず叶えてみせる。」

笑って“そいつら”に言った。

 

「私の名前は愛友(アユ)。あなたは?」

「我の名は虹鐘。」

「私は水紋花。」

「素敵な名…」

 

 

 

眼下に広がる大地に愛友は目をやり、そして……

「この地は尸魂界(ソウルソサエティ)、あなた達は斬魄刀(ザンパクトウ)、心を通じ合わせた、あなた達自身が主と認めたものだけに仕える刀…」

 

そして“彼ら”には名も与えた。

 

「自分が認めた者にだけ教える大切な名前にして。そして教えた相手には力を尽くすことを約束にして。」

 

彼らと交わした約束だった。

 

 

 

自分の仲間が飛び立って行った。

必ず強きものに仕えると誓って、

必ず戻ると誓って。

 

 

 

「「愛友」」

 

私も行こう、願いを叶えるために。

2度と独りにならないように。

「フフッ」

「……?どうかした?」

「あゆの考えてることは全て筒抜けだってこと、忘れないでね。」

「あなたはもう、独りではない。」

 

 

 

――――ありがとう。

 

「ん………?」

 

――――――――行こう、私たちの世界に。




はい、まさかの全員オリキャラです笑
次回からどんどん出てきます!お待ちくださいっ!!


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