初、連載です!!
何話になるのか、全く検討もつきません!!!
お願いしまーす!
空を見た。ふと思った。
――――死後の世界って、どんなものなんだろう。
今から約1000年前、1人の少女がいるはずもない神に願った。
争いのない世界に…、
大切な者の笑顔を守れる世界に…、と。
――――――――ドカーーーーンっっっ!
気を抜けばすぐに死んでしまう世界、
少女の家族も友達もみんな死んだ。
少女は独りだった、楽になりたかった。
「みんなに…会いたいよ……、」
光。
あたりがあっという間に一つの光に包まれた。
…が、次の瞬間には何事もなかったかのように、再び怒号と悲鳴が飛び交っていた、
――1人の少女が消えた以外は…
明らかに知らない世界にいた。
「ここは…どこだろう…、死んだのかな…、みんなに会えるのかな…」
「ここには誰もいない、」
「そう……あなた達は誰?どうしてここにいるの?」
「……私達を見て驚かないの?」
………目の前にいるそれは、たしかに不思議な格好をしていた。天女の羽衣と言わんばかりの虹色の羽衣に、黒と白の服を着ていたそれ。
「別に、驚かないよ。それに……なんだかあなた達は安心できる。」
「……フハッ、面白い方だ。さすが選ばれし者のといったところか。」
「選ばれし者?」
「質問に1つだけ答えよう。我らはあなたの願いを叶えるためにここにいるのだ。」
「私の願い…?」
「いや、叶えると言うと語弊があるな。賛同した、の方が正しいのかもな、あなたの作りたい世界とやらに。」
――――作りたい世界…
争いのない世界、
大切なものを守れる世界、
「私達と共に作らない?」
「フフッ、面白いことを言うね、あなた達も。」
「冗談じゃないよ?」
目を見ればそんなことはわかった。
ただ面白かったのだ、
「別に疑ってなんかないよ、こちらからお願いしたいくらいだから。」
自分のようなちっぽけな存在の者を“選ばれし者”という目の前のそれが、
「そうか。」
ただ嬉しかったのだ、
「大切な人はもう死んでしまった、現世は既に壊滅している。だから、こっちに作る。私の願う世界を。」
私の願いに賛同してくれたそれが、
「「「「「「お供しよう」」」」」」
感動したのだ、
久しぶりに感じた仲間というそれらに、
「たくさんいるんだね、あなた達には、仲間が…」
「今日からはあなたの手足であり、部下であり、仲間だ。」
「ありがとう………。」
たくさんの仲間を見ていると、最初から話しかけてくれていた、“そいつら”が私の前に膝まづいた。
「「誓おう、あなたの側にいつまでもお仕えすることを。」」
たくさんの“仲間”が私の前に忠誠していた。
「私も誓う、必ず叶えてみせる。」
笑って“そいつら”に言った。
「私の名前は愛友(アユ)。あなたは?」
「我の名は虹鐘。」
「私は水紋花。」
「素敵な名…」
眼下に広がる大地に愛友は目をやり、そして……
「この地は尸魂界(ソウルソサエティ)、あなた達は斬魄刀(ザンパクトウ)、心を通じ合わせた、あなた達自身が主と認めたものだけに仕える刀…」
そして“彼ら”には名も与えた。
「自分が認めた者にだけ教える大切な名前にして。そして教えた相手には力を尽くすことを約束にして。」
彼らと交わした約束だった。
自分の仲間が飛び立って行った。
必ず強きものに仕えると誓って、
必ず戻ると誓って。
「「愛友」」
私も行こう、願いを叶えるために。
2度と独りにならないように。
「フフッ」
「……?どうかした?」
「あゆの考えてることは全て筒抜けだってこと、忘れないでね。」
「あなたはもう、独りではない。」
――――ありがとう。
「ん………?」
――――――――行こう、私たちの世界に。
はい、まさかの全員オリキャラです笑
次回からどんどん出てきます!お待ちくださいっ!!