問題児たちが異世界から来るそうですよ?~月の姫君~   作:水無瀬久遠

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三章 白日に曝す咎

噴水広場のカフェテラスで、コミュニティの説明を聞いていた飛鳥と耀は、其々に出されたカップを片手に話を反復する。

 

 

「成程ね。大体理解したわ。つまり“魔王”というのは、この世界で特権階級を振り回す神様etc.を指し、ジン君達のコミュニティは彼らの玩具として潰された。そういう事?」

 

「大まかには、な」

 

《神仏は古来より、人間を苦しめる事を娯楽としている種がいますので……散々遊んだ挙句、息の根を止められる事は、よくある事なのです》

 

 

口にしたはいいが、やはり辛いのだろう。

少しだけ俯く彼女は、どこか悲しげに瞳を揺らす。

と、ガルドは芝居がかった様に大きく両手を広げ、皮肉そうに笑った。

 

 

「名も、旗印も、主力陣の全てを失い、残ったのは膨大な居住区画の土地だけ。もしもこの時に新たなコミュニティを結成していたなら、前コミュニティは有終の美を飾っていたんでしょうがね。今や名誉も誇りも失墜した名も無きコミュニティの一つでしかありません」

 

「…………」

 

「ガルド……貴様……」

 

「そもそも、考えても見て下さいよ。名乗る事を禁じられたコミュニティに、一体どんな活動ができます?商売ですか?主催者(ホスト)ですか?しかし名も無き組織等信用されません。ではギフトゲームの参加者ですか?ええ、それならば可能でしょう。では、優秀なギフトを持った人材が、名誉も誇りも失墜させたコミュニティに集まるでしょうか?」

 

「そうね………誰も加入したいとは思わないでしょう」

 

「そう。彼は出来もしない夢を掲げて、過去の栄華に縋る恥知らずな亡霊でしかないのですよ」

 

 

ピチピチのタキシードを破きそうな品の無い、豪快な笑顔でジン達とコミュニティを嗤う。

ジンは顔を真っ赤にして、両手を膝の上で握りしめていた。

その横で、支える様にカグヤが手を重ね、帝は今にも殺さんとする程の視線をガルドへ向ける。

だが、二人の口からそれを否定する言葉は出てこなかった。

 

それが、現実なのだと受け入れているかのように……

 

 

「もっと言えばですね。彼はコミュニティのリーダーとは名ばかりで、殆どリーダーとしての活動はしていません。コミュニティの再建を掲げてはいますが、その実態は黒ウサギにコミュニティを支えてもらうだけの寄生虫」

 

「……っ」

 

「魔王の暴挙によって、三年も昏睡していたカグヤをほったらかしにし、やっと目覚めたと思えば使用人扱い。私は本当に、黒ウサギとカグヤが不憫でなりません。ウサギと言えば“箱庭の貴族”と呼ばれる程、強力なギフトの数々を持ち、何処のコミュニティでも破格の待遇で愛でられる筈。コミュニティにとってウサギを所持しているというのは、それだけで大きな“箔”が付く。

 

カグヤも一代で“箱庭の歌姫”とその名を轟かせる美しき姫君。その歌声や舞に全財産を投げ打つ事もいとわないと言わせる程に、彼女の存在は今や伝説と言っても過言ではありません。

 

なのに、彼女達は毎日毎日糞餓鬼の為に身を粉にして走り回り、僅かな路銀で弱小コミュニティを遣り繰りしている」

 

《……私がそう呼ばれたのは、遥か三年も前のお話です。今の私は、声を失った使用人。伝説でもなければ、生き恥を晒すだけの存在でございますよ》

 

「っ!?カグヤ様……」

 

 

自身を卑下する彼女の発言に、たまらずジンが顔を上げる。

傷ついた様に揺れる彼の瞳へ、カグヤは穏やかな表情で優しく微笑む。

 

 

《飛鳥様、耀様。これが、私達“ノーネーム”の現状です。直ぐに説明しなかった事、本当に申し訳ありませんでした》

 

 

深々と頭を下げるカグヤ。

それに倣う様に、ジンも頭を下げる。

その様子を、ガルドはニヤニヤと嫌な笑みで見つめていた。

 

 

「どうですか、レディ達。もし宜しければ黒ウサギ共々、私のコミュニティに来ませんか?」

 

「なっ……!!?」

 

 

突然の申し出に、ジンが言葉を失う。

帝は、奥歯を軋ませながら、憎々しげにガルドを睨んだ。

 

 

「てめぇ……それが目的だったか」

 

「人聞きの悪い……私は、こんな寄生虫に使い潰される黒ウサギやカグヤが不憫でならないのですよ。そして、これからそれを背負わされるであろうレディ達も」

 

 

何とも白々しい言葉に、帝は反吐すら出そうだった。

その後ろで、辛そうに顔を顰めるジンをカグヤが支える。

だが、彼らから引き留める言葉は出ない。

 

それ程までに、彼らのコミュニティは崖っぷちなのだ。

 

 

「……で、どうですか、レディ達。返事はすぐにとは言いません。コミュニティに属さずとも、貴女達には箱庭で三十日間の自由が約束されています。一度、自分達を呼び出したコミュニティと私達“フォレス・ガロ”のコミュニティを視察し、十分に検討してから――――」

 

「結構よ。だってジン君のコミュニティで私は間に合っているもの」

 

 

は?、とジンとガルドは飛鳥の顔を窺う。

これには、流石のカグヤと帝も対応できず、目を丸くして彼女を見詰めてしまっている。

 

だが、それに構う事なく彼女はティーカップの紅茶を飲み干すと、耀に笑顔で話しかける。

 

 

「春日部さんは、今の話をどう思う?」

 

「別に、どっちでも。私はこの世界に友達を作りに来ただけだもの」

 

「あら意外。じゃあ、私が友達一号に立候補していいかしら?私達って正反対だけど、意外に仲良くやっていけそうな気がするの」

 

「確かに、正反対位が友人には丁度いいだろうな。自分にはない視点ってのも、案外面白いと思うぞ?」

 

 

飛鳥の発言に、帝が楽しげに口添えする。

耀は無言で暫し考えた後、小さく笑って頷く。

 

 

「……うん。飛鳥は私の知る女の子とちょっと違うから、大丈夫かも。それから……カグヤと帝は友達になってくれないの?」

 

《お友達……ですか?》

 

 

驚いた様に聞き返すと、耀はコクリ、と頷く。

カグヤは暫し目を丸くし、嬉しそうに頬を高揚させ笑う。

 

 

《私の様な者で宜しければ、どうぞ友人として仲良くして下さいませ!》

 

「はは。そりゃあ、いい。カグヤも同年代位の女の子友達ってのは黒ウサギ位だったもんな。ま、カグヤ繋がりで俺も頼むよ」

 

「うん。カグヤも帝も友達だね」

 

『よかったな、お嬢……お嬢に友達が出来て、ワシも涙が出る程嬉しいわ』

 

 

ホロリと泣く三毛猫。

そして、リーダーそっちのけで盛り上がる三人と一匹。

ガルドは全く相手にされなかったことに顔を引き攣らせ、それでも取り繕う様に大きく咳払いして二人に問う。

 

 

「失礼ですが、理由を教えてもらっても?」

 

「だから、間に合ってるのよ。春日部さんは聞いての通り、友達を作りに来ただけだから、ジン君でもガルドさんでも、どちらでも構わない。そうよね?」

 

「うん。でも、カグヤと帝が友達だから、ジン君のコミュニティがいい」

 

「そう。そして私、久遠飛鳥は―――裕福だった家も、約束された将来も、おおよそ人が望みうる人生の全てを支払って、この箱庭に来たのよ。それを小さな小さな一地域を支配しているだけの組織の末端として迎え入れてやる、等と慇懃無礼に言われて、魅力的に感じるとでも思ったのかしら。だとしたら、自身の身の丈を知った上で出直してほしいものね、このエセ虎紳士」

 

 

ピシャリ、と言い切る。

その言い草が気に入ったのか、帝はニヤリと口元に笑みを浮かべ、小馬鹿にした視線をガルドへと向ける。

そのガルドはと言うと、怒りに身を震わせながらも、必死に自称紳士としての言葉を必死に選んでいるようだ。

 

 

「お……お言葉ですがレデ

 

 

「 ()()()()()

 

 

ガチン!とガルドが不自然な形で、勢いよく口を閉じて黙り込んだ。

本人は混乱した様に口を開閉させようともがいているが、全く声が出ない。

その様子に、ギョッとした様にカグヤは帝へ視線を投げた。

 

 

《帝!!?》

 

「俺じゃねぇよ。第一、この姿でのギフトは制限されちまうだろうが」

 

 

怒ったような声で名を呼ぶ彼女へ、帝は身の潔白を示す様に、自身を指す。

 

ならば、一体誰が……

そう思った瞬間、カグヤの視線が飛鳥を捕えた。

 

 

「私の話はまだ終わってないわ。貴方からはまだまだ聞き出さなければいけない事が、あるのだもの。貴方は()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

飛鳥の言葉に力が宿り、今度は椅子に罅が入る程勢いよく座り込む。

ガルドは完全にパニックに陥っていた。

どういう手段かは分からないが、手足の自由が完全に奪われて、抵抗する事さえできなくなっているのだ。

 

その様子に、驚いたのはカグヤと帝だ。

彼女の言葉に従い、彼は動いているのだ。

それに、二人には見覚えのある光景でもあった。

 

 

《……声を媒介にしたギフト》

 

「内容は違うだろうが……一族のギフトと同じ性質をもったギフトの所有者って事か」

 

「お、お客さん!当店で揉め事は控えてくださ―――」

 

「丁度いいわ。猫の店員さんも第三者として聞いていって欲しいの。多分、面白い事が聞ける筈よ」

 

 

空気の不穏さを感じ取ったらしい店員が、慌てて仲介に入ろうとしたが、それを飛鳥が制す。

 

 

「貴方はこの地域のコミュニティに“両者合意”で勝負を挑み、そして勝利したと考えていいのよね?だけど、私が聞いたギフトゲームの内容は少し違うの。コミュニティのゲームとは“主催者(ホスト)”とそれに挑戦する者が様々なチップを賭けて行う物の筈。……ねぇ、ジン君。コミュニティそのものをチップにゲームをする事は、早々ある事なの?」

 

「や、やむを得ない状況なら稀に。しかし、これはコミュニティの存続を賭けた、かなりレアケースです」

 

「それに、間違いはないかしら。カグヤ?帝も」

 

「ああ。存続を賭けたゲームなんて、魔王とやり合う時位だ」

 

《私も同意です。コミュニティをそう易々と賭けられる者など、この箱庭には存在しません》

 

 

彼らの言葉に、聞いていた猫耳の店員も同意する様に頷く。

 

 

「そうよね。訪れたばかりの私達でさえ、それぐらい分かるもの。そのコミュニティ同士の戦いに強制力を持つからこそ、“主催者権限”を持つ者は魔王として恐れられている筈。その特権を持たない貴方が、どうして強制的にコミュニティを賭けあう様な大勝負を続ける事が出来るのかしら。()()()()()()()?」

 

 

スゥ、と瞳を細め、問う飛鳥に引き攣った表情のガルドは口を開く。

その様子は、誰が見ても異様だった。

そして、この異様な異変を起こしているのが、他ならぬ飛鳥である事には、誰もが気づいている。

彼女の命令には……絶対に逆らえないのだと。

 

 

「き、強制させる方法は様々だ。一番簡単なのは、相手のコミュニティの女子供を攫って、脅迫する事。これに動じない相手は後回しにして、徐々に他のコミュニティを取り込んだ後、ゲームに乗らざるを得ない状況に圧迫していった」

 

「まあ、そんな所でしょう。貴方の様な小者らしい堅実な手です。けど、そんな違法で吸収した組織が、貴方の下で従順に働いてくれるのかしら?」

 

「各コミュニティから、数人ずつ子供を人質にとってある」

 

《そんな……》

 

 

悲痛な声。

絶句した様に言葉を失うカグヤ。

言葉や表情には出さないものの、飛鳥を取り巻く雰囲気に、嫌悪感が滲み出てきた。

コミュニティには無関心な耀でさえ、不快そうに眼を細めている。

 

 

「……そう。益々外道ね。それで、その子供達は何処に幽閉されているの?」

 

「もう殺した」

 

 

その場の空気が瞬時に凍りつく。

ジンも、店員も、耀も、飛鳥でさえ一瞬耳を疑って、思考を停止させた。

そんな中、帝の瞳に強い殺意が光る。

 

 

「初めて餓鬼どもを連れてきた日、泣声が頭にきて、思わず殺した。それ以降は自重しようと思っていたが、父が恋しい母が愛しいと泣くので、やっぱりイライラして殺した。それ以降、連れてきた餓鬼は全部まとめて」

 

「耳障りだ、()()()()()

 

 

静かな殺意。

ガルドの口は、ガチン!、と勢いよく閉まる。

牙を剥き出しにし、爪を相手の膝に食い込ませ、帝は低く唸る。

この場で殺すかの様な空気に、カグヤがその首へと腕を巻き付け、ギュッと抱きつく。

 

 

「……離せ」

 

 

先程までの声とは違う、氷を纏う鋭い刃を思わせる声。

それだけだと言うのに、その場にいた誰もが恐怖で心臓を鷲掴みにされる。

それ程……今の帝は恐怖の対象でしかない。

そんな中、唯一人彼に抱きついたままのカグヤは、必死に首を横に振る。

 

 

《ダメです!!止めて下さい!!》

 

「カグヤ……お前も黙らせるぞ?」

 

《それでも、ダメです!帝が……()()()が、自分を穢してはいけません!!》

 

 

悲鳴にも近い訴え。

帝は暫しカグヤを睨みつけ、再度ガルドを睨むと、ゆっくり瞳を閉じ息を吐く。

彼が深く息を吐き終えると、凍りついていた恐怖が柔和していった。

 

 

「……悪かった」

 

 

短い謝罪。

その声を境に、帝はガルドから離れ体を丸める。

もう、この件には関わらないとでも言いたげな仕草に、カグヤはほぅ、と息を吐き、その背を優しく撫でた。

 

 

「……ねぇ、今の証言で箱庭の法が、この外道を裁く事は出来るかしら?」

 

「厳しいです。吸収したコミュニティから人質を捕ったり、身内の仲間を殺すのはもちろん違法ですが……裁かれるまでに彼が箱庭の外に逃げ出してしまえば、それまでです」

 

 

調子を取り戻したらしい飛鳥が、ジンへと問う。

箱庭の外への追放は、それだけでもある意味で裁きと言えなくもない。

リーダーであるガルドがコミュニティを去れば、烏合の衆でしかない“フォレス・ガロ”が瓦解するのは目に見えている。

しかし、飛鳥はそれでは満足出来なかった。

 

 

「そう。なら仕方がないわ」

 

 

苛立たしげに、呟くと帝へと視線を投げる。

 

 

「ねぇ、帝君。彼を自由にしてくれないかしら」

 

「主導権は、飛鳥のままだ。お前の意思で解除出来るだろうさ」

 

 

面倒そうに呟き、尻尾を振る。

飛鳥はそれを了承し、パチンと指を鳴らす。

それが合図だったのだろう。

ガルドを縛り付けていた力が霧散し、身体に自由が戻る。

怒り狂ったガルドは、カフェテラスのテーブルを勢いよく砕くと、

 

 

「こ………この小娘がァァァァァァァァァ!!」

 

 

雄叫びと共にその体を激変させた。

巨躯を包むタキシードは膨張する後背筋で弾け飛び、体毛は偏食して黒と黄色のストライプ模様が浮かび上がる。

彼のギフトは人狼等に近い系譜を持つ。

通称、ワータイガーと呼ばれる混在種だった。

 

 

「テメェ、どういうつもりか知らねぇが……俺の上に誰が居るか、分かってんだろうなぁ!?箱庭第六六六外門を守る魔王が、俺の後継人――」

 

《黙りなさい》

 

 

静かな一括と共に、床へと叩き付けられる。

何が起こったのか、誰も分かってはいない。

ただ、目の前の現状を解説するならば、床へと這い蹲るガルドを、カグヤが押さえ込み、その首筋へ鉄扇を宛がっている。

 

正に、一瞬の出来事。

ガルドを見下すカグヤの瞳には、静かな怒りが燃えていた。

その様子に、飛鳥が楽しそうに笑った。

 

 

「さて、ガルドさん。私は貴方の上に誰が居ようと気にしません。それはきっとジン君も同じでしょう。だって、彼の最終目標は、コミュニティを潰した“打倒魔王”だもの」

 

 

その言葉にジンは大きく息を呑む。

内心、魔王の名が出た時は恐怖に負けそうになったジンだが、自分達の目標を飛鳥に問われて我に返る。

 

 

「……はい。僕達の最終目標は、魔王を倒して僕らの仲間達を取り戻す事。今さら、そんな脅しには屈しません」

 

「そういう事。つまり、貴方には破滅以外のどの道も残されていないのよ」

 

「く……くそ……!」

 

 

組み伏せられたままのガルドは、視線だけで飛鳥を睨む。

だが、それから守る様に耀が飛鳥を守る様に前へと体を滑り込ませた。

彼女の瞳にも、冷たい怒りの色が映る。

 

 

「だけどね。私は貴方のコミュニティが瓦解する程度の事では満足できないの。貴方の様な外道はズタボロになって、己の罪を後悔しながら罰せられるべきよ。―――そこでみんなに提案なのだけれど」

 

 

飛鳥の言葉にうなずいていたジンや店員達は、顔を見合わせて首を傾げる。

先程まで我関せずだった、帝は何か面白い空気でも感じたのか、ピクン、と耳を反応させ、彼女の続きを待つ。

 

飛鳥は身動きの取れないガルドの顎を、細長い綺麗な指先で掴み、

 

 

「私達と『ギフトゲーム』をしましょう。貴方の“フォレス・ガロ”存続と“ノーネーム”の誇りと魂を賭けて、ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちょこっとだけ、帝のギフトが見えた今回。

帝の……彼らの一族がずっと所持していたギフトに関しては、また後ほど語るとして………長いだろ、ここまでorz

いや、これでも短くまとめようと努力したんですよ?
うん、したんです。
でも……初心者様でも読みやすく~~だなんて、目標を立ててしまったばっかりに、大変な文章量に(泣)

め、めげないもん!!



では、また

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