問題児たちが異世界から来るそうですよ?~月の姫君~   作:水無瀬久遠

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あら、魔王襲来のお知らせ?
十一章 やはりこうなる


 

 

月影帝の朝は、日が昇る前の事を意味する。

それは、この屋敷の一切を取り仕切っていたカグヤに倣っての事だ。

彼女は、使用人として主達が起きる前から掃除と洗濯、そして朝食の支度を始める。

その為、帝は彼女と同じ時間に起床し、彼女の手伝いをする事が日課となっていた。

洗濯モノを洗濯用ギフトが付属された機材に突っ込み、慣れた量の洗剤を放り込んで、起動させる。

 

もう旧式なそれは、耳障りな音を立てつつも懸命に動き出した事を確認し、帝は溜息を零す。

 

(そろそろ、新しいモノに交換したいな。どっかの商店で、洗濯用ギフトがついた機材を賞品にしたギフトゲームをやってねぇか?)

 

このオンボロが止まってしまえば、洗濯モノは全て手作業で洗わねばならない。

あれだけの子供がいるのに、全て手作業なんてしていては、洗濯だけで日が暮れてしまうだろう。

 

(北に行けたら、少しは変わるんだけどな……)

 

自分達のいる東とは違い、北側はその環境故にモノに恩恵を込めて使用する事が多い。

そこならば、もしかすれば良いモノをギフトゲームの賞品としている可能性があった。

 

だが、その為には路銀が必要となる。

正直、行って帰ってくるだけの路銀はこのギリ貧コミュニティには無いだろう。

帝は諦めた様に、淡く溜息を零した。

 

 

「……と、いけないいけない。もうこんな時間だ」

 

 

ふと、時計を確認し、帝は足早に洗濯室から出る。

目指すは、地下三階の書庫。

最近、そこには夜遅くまで書籍を漁る十六夜とジンがいるのだ。

 

帝はカグヤに頼まれ、彼らを起こし、自室へと運ぶよう言い付けられていた。

薄暗い階段を下り、重たい扉を開ける。

すると、少しだけ湿気を含んだ匂いが、帝の鼻へと入る。

 

書庫独特の臭いだ。

 

 

「お~い、十六夜にジン~~。朝になってるぞぉ~~~」

 

 

テケテケと走りつつ、辺りを見渡す。

すると、本棚の奥ばった場所に、山積みの本が目に入る。

どうやら、ここで眠っているらしい。

 

 

「お~~い、起きろ~~」

 

「………ん………帝か」

 

 

ふわぁ、と十六夜が欠伸を一つ漏らす。

水没して壊れたヘッドホンを付けて、そのまま眠ってしまっていたらしい。

 

 

「御チビ、起きてるか?」

 

「………くー…………」

 

「こっちは、完全に爆睡してるな」

 

「まあ、俺のペースに合わせて本を読んでたんだから当然だな……」

 

 

ふぁ、と十六夜が大きな欠伸を漏らす。

彼自身も、どうやらまだ眠い様だ。

 

十六夜の生活サイクルはかなり簡潔している。

毎日朝早く本拠を出て、帰ってきては未読の書籍を漁る。

ジンは書庫の案内も含め、それに付き合っていた。

書庫の案内位なら、帝がやると言ったのだが、彼は譲らなかった。

ジンなりに、リーダーとしてお荷物にはなりたくないと、必死に喰らいつこうとしているのだろう。

その意識を買い、帝もその辺りには口出ししていない。

 

 

「取り敢えず、ジンは俺が運ぶとして……お前も部屋で寝ろよ?」

 

「……ああ………うん」

 

 

大きな欠伸をもう一つ。

この様子では、この場で寝ようと考えていそうだ。

帝は溜息を一つ零し、ジンを背負う。

と、その場に慌ただしい足音が響きだし、帝と十六夜は互いに顔を見合わせる。

そこに現れたのは、飛鳥だった。

 

 

「十六夜君!何処にいるの!?」

 

「……うん?お嬢様か……―――」

 

 

取り敢えず、反応を示してみたが二度寝をしようとする十六夜。

その様子に、呆れた様に帝が指摘しようとした時……飛鳥が動いた。

散乱した本を踏み台に、十六夜の側頭部へ跳び膝蹴り―――別名・シャイニングウィザードで強襲。

 

 

「起きなさい!」

 

「させるか!」

 

「グボハァ!?」

 

 

飛鳥の蹴りは、帝の背に背負われていた筈のジン=ラッセル少年が、盾となる事で難を逃れた。

十六夜が、瞬時に彼を盾にし、ジンの側頭部を見事強襲。

寝起きを襲われたジンは、三回転半して見事に吹き飛んだ。

追ってきたらしいリリの悲鳴と、耀の驚いた声が書庫に響く。

 

 

「ジ、ジン君がぐるぐる回って吹っ飛びました!?大丈夫!?」

 

「………。側頭部を膝で蹴られて大丈夫な訳ないと思うな」

 

「ジン……葬式は和式か?洋式か?」

 

 

突然の事態に混乱しながらも、ジンに駆け寄るリリ。

顔色一つ変えずに合掌する耀。

何故かわくわくと葬式予定を考える帝。

ジンを吹っ飛ばした飛鳥は特に気にも留めず、腰に手を当てて叫ぶ。

 

 

「十六夜君、ジン君!緊急事態よ!二度寝している場合じゃないわ!」

 

「いや、今移動させようとしてんだが…」

 

「そうかい。それは嬉しいが、側頭部にシャイニングウィザードは止めとけお嬢様。俺は丈夫だから兎も角、御チビの場合は命に関わ」

 

「って、僕を盾に使ったのは十六夜さんでしょう!?」

 

 

ガバッ!!と本の山から起き上がるジン。

どうやら、生きていたらしい。

 

 

「大丈夫よ。だってほら、生きてるじゃない」

 

「……ちっ」

 

「デッドオアアライブ!?というか、生きていても致命です!!なんで、舌打ちなんですか!?帝様!!飛鳥さんは、もう少しオブラードにと黒ウサギからも散々」

 

「御チビも五月蠅い」

 

 

スコーン!っと、十六夜が投げた本の角がジンの頭にクリティカルヒット。

ジンは先程以上の速度で後ろに吹っ飛び失神。

リリは混乱極まり、あたふたしている。

仕方なく帝のとりなしで冷静さを取り戻し、彼共々ジンの介護を始めた。

 

と、そんな事など特に問題としていない十六夜は、不機嫌そうな視線で飛鳥を見る。

 

 

「……それで?人の快眠を邪魔したんだから、相応のプレゼンがあるんだよな?」

 

「いや、だから部屋に戻れって」

 

 

一応はツッコンでみたが、彼に対して効果はない。

それよりも、快眠を邪魔された事に対して怒っている様だ。

十六夜は壮絶に不機嫌そうな声を飛鳥に返す。

わりと本気の殺気が籠った声だったが、飛鳥は気にしない。

 

彼女は、未だ眠たげな十六夜へ招待状を手渡す。

 

 

「いいから、コレを読みなさい。絶対に喜ぶから」

 

「うん?」

 

 

不機嫌な表情のまま、開封された招待状に目を通す十六夜。

その横で、帝も封筒を覗き込む。

 

 

「双女神の封蝋……?“サウザンドアイズ”からの手紙なんて、俺は知らないぞ?」

 

「白夜叉からみたいだな。あー何々?北と東の“階級支配者(フロアマスター)”による共同祭典―――“火龍誕生祭”の招待状?」

 

「そう。よく分からないけど、きっと凄いお祭りだわ。十六夜君もワクワクするでしょう?」

 

 

何故か自慢げな飛鳥に、ブルブルと腕を震わせて叫ぶ十六夜。

 

 

「オイ、ふざけんなよお嬢様。こんなクソくだらない事で、快眠中にも拘わらず俺は側頭部をシャイニングウィザードで襲われたのか!?しかも、なんだよこの祭典のラインナップ!?『北側の鬼種や精霊達が作り出した美術工芸品の展覧会及び批評会に加え、様々な“主催者”がギフトゲームを開催。メインは“階級支配者”が主催する大祭を予定しております』だと!?クソが、少し面白そうじゃねえか、行ってみようかなオイ♪」

 

「……へぇ~。北の祭りって事は、創作系ギフトが結構賞品として出回るよな」

 

「ノリノリね」

 

 

獣の様に体を撓らせて飛び起き、颯爽と制服を着込む十六夜。

瞳を輝かせ、招待状を食い入るように見ながら尻尾を振る帝。

肝を冷やしながら見ていたリリは、血相まで変えて呼び止める。

 

「ま、ままま、待ってください!北側に行くとしても、せめて黒ウサギのお姉ちゃんに相談してから……ほ、ほら!ジン君も起きて!皆さんが北側に行っちゃうよ!?」

 

「……北………北側!?」

 

 

失神していたジンは、「北側に行く」の言葉で跳び起き、話半分の情報で問い詰める。

 

 

「ちょ、ちょっと待って下さい皆さん!北側に行くって、本気ですか!?」

 

「ああ、そうだが?」

 

「何処にそんな蓄えがあるというのですか!?此処から境界壁まで、どれだけの距離があると思っているんです!?リリも、大祭の事は皆さんには秘密にと―――」

 

「「「「秘密?」」」」

 

 

重なる四人の疑問符。

ギクリと硬直するジン少年。

失言に気が付いた時には、もう既に手遅れだった。

振り返ると、邪悪な笑みと怒りのオーラを放つ耀・飛鳥・十六夜・帝の四大問題児。

 

 

「……そっか。こんな面白そうなお祭りを秘密にされてたんだ、私達。ぐすん」

 

「朝も昼も夜も問わず、必死に働いてる俺達に秘密にするとは。ぐすん」

 

「コミュニティを盛り上げようと毎日毎日頑張ってるのに、とっても残念だわ。ぐすん」

 

「ここらで一つ、黒ウサギ達に痛い目を見てもらうのも大事かもしれないな。ぐすん」

 

 

泣き真似をする裏側で、ニコォリと物騒に笑う問題児達。

隠す気のない悪意を前にして、ダラダラと冷や汗を流す少年少女。

哀れな少年、ジン=ラッセルは問答無用で拉致され、問題児一同は東と北の境界壁を目指すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

箱庭二一○五三八○外門居住区画・“ノーネーム”農園跡地。

じゃりっ、と砂を踏みしめる音がした。

見渡す限り荒廃している白地の土地に、カグヤは顔を顰めた。

嘗て、ここは沢山の作物によって美しい緑で埋まっていた場所。

 

だが、現在はもう土地が死んでいる状態であり、雑草すら芽吹かない土地へと変り果ててしまった。

 

その姿を見る度に、カグヤの胸には悲しみが広がってしまう。

あれ程美しかった土地。

沢山の仲間達と笑い合いながら、汗を流しながら一生懸命に耕し、収穫を祝った場所。

それを思い出すと、視界が涙で歪む気もした。

 

一瞬、物思いに浸かり、カグヤは嫌な思いを振り払う様に頭を振る。

今、くよくよしていても仕方がない。

再度袂に入れて置いたそれの中身を確認し、カグヤは黒ウサギの姿を探す。

暫く歩いていくと、ぴょこんと特徴的なウサ耳が見えた。

その隣には、メイド姿が見慣れ始めたレティシアの姿もある。

 

彼女達も、この荒廃しきった大地を目に、酷く沈んだ面持ちでいた。

 

 

「箱庭“最強種”の魔王―――でございますか」

 

 

黒ウサギの呟きに、ピタッとカグヤの足が止まる。

 

この修羅神仏の集う箱庭の世界に置いて尚、最強と謳われる三大最強種。

 

―――生来の神仏である神霊。

―――鬼種や精霊、悪魔の最高位である星霊。

―――幻獣の頂点にして系統樹が存在しない、龍種の“純血”。

 

箱庭の最強種と呼ばれるこの三種は、もはや人智の及ぶ相手ではない。

ましてやその最高位となれば、外かいではお目にかかる機会すらないだろう。

 

 

「こんな下層すら襲う魔王といえば、彼の有名な“月夜の魔王(ルナティック・デス)”しか、私は知らないな」

 

「……それ程までに、恐ろしい魔王だったのですか?」

 

「黒ウサギも知って……はいないか。その魔王が滅ぼされたのは、もう千年より少し前の話だからな。だが、下層から始めた魔王で、一桁まで上り詰めた魔王は、その人物が最短だという噂だ」

 

「ひ、一桁!!?」

 

 

黒ウサギが息を呑む。

階層に置いて、その中心核へ近付く程に存在するコミュニティは強くなっていく。

その為、一桁代とまでくればほぼ化け物クラスと言っても、全く問題がないだろう。

と、レティシアが振り返る。

そこには、話に入れずに、ただ茫然と成行きを見守っていたカグヤの姿があった。

 

 

「おや?カグヤじゃないか。どうしたんだ?」

 

「え?カグヤ様ですか?」

 

 

話に夢中で気がつかなかったらしい黒ウサギが、慌てて振り返る。

カグヤは淡く苦笑した。

 

 

《すみません。お話し中だったようですので》

 

「いや、取るに足らない話だ。それより、私達に何か用でも?それとも、掃除のし忘れ部分でも見つかったのか?」

 

 

そう言って、渋い顔をするレティシア。

彼女は、この一か月カグヤより家事のイロハを徹底的に叩き込まれていた。

カグヤもレティシアが使用人となる事に、最初こそ戸惑っていたのだが、最終的にはやけっぱちにも近い勢いで吹っ切れ、レティシアの教育係として、厳しい指導を繰り広げていた。

 

違うとカグヤが首を横に振る。

 

 

《あの、ですね。黒ウサギ、あの北側で行われる大祭の事なのですが……》

 

 

その言葉と共に、黒ウサギとレティシアが顔を顰める。

 

事の発端は、白夜叉より届いた招待状だった。

北で行われる“火龍誕生祭”。

大きな祭りであり、そこで行われるギフトゲームで優勝出来たなら、それなりに名も売れる様な大祭。

 

だが、現在の“ノーネーム”の財力では北へ行く事は無理だと判断した黒ウサギとジンは、先に控える南側の収穫祭に向けて路銀を貯める、という事を話し合い、この件は秘密という扱いとなった。

そこに丁度居合わせたカグヤ、リリ、レティシアの三名も黒ウサギよりきつく口止めされていたのだ。

 

まさか、カグヤよりその件で話が出るとは思わなかったのだろう。

二人の反応に、カグヤは苦笑する。

 

 

《もう一度、考える事は出来ませんか?》

 

「カグヤ様……お気持ちは分かるのですが………やはり、今の財力ではとても……」

 

 

シュンとウサ耳を萎らせ、黒ウサギが申し訳なさそうに言う。

カグヤは袂に入れて置いたモノを取り出し、黒ウサギへと渡す。

不思議そうにそれを確認し、中身を見た時、黒ウサギは驚いた様に目を丸くした。

 

 

「か、カグヤ様!!これは……」

 

「ん……成程。最近、夜更けにどこかへ行っていると思えば、これの為だったのか」

 

「れ、レティシア様は知っていたのですか!?」

 

「いや、何をしているか、までは知らなかった。でも、夜更けにどこかへ外出している事位は、物音で少し、な」

 

 

慌てて問い詰める黒ウサギに、レティシアが苦笑する。

もう少し説得しようと、カグヤが口を開いた時、少し離れた場所忙しない足音が響く。

 

 

「く、黒ウサギのお姉ちゃぁぁぁぁぁん!た、大変―――!!」

 

 

本拠に続く道の向こうから、割烹着姿の少女が見える。

狐耳と二尾を持つ、狐娘のリリだ。

彼女は泣きそうな顔で、こちらまで走ってきている。

 

 

《リリ?》

 

「リリ!?どうしたのですか!?」

 

「じ、実は飛鳥様が十六夜様と耀様と帝様を連れて………あ、こ、これ、手紙!」

 

 

パタパタと忙しなく二本の尾を動かしながら、リリが黒ウサギに手紙を渡す。

 

 

 

『黒ウサギへ。

 

北側の四○○○○○○外門と東側三九九九九九九外門で開催する祭典に参加してきます。

貴女も後から必ず来る事。あ、後レティシアとカグヤもね。

私達に祭りの事を意図的に黙っていた罰として、今日中に私達を捕まえられなかった場合、()()()()()()()()()()()()退()()()()。死ぬ気で捜してね。

応援しているわ。

 

P/S ジン君は道案内に連れて行きます。後、乗り気な帝君もね』

 

 

 

《………脱退》

 

「…………、」

 

「……………?」

 

「――――――!?」

 

 

たっぷり黙り込む事三○秒。

黒ウサギは手紙を持つ手をワナワナと震わせ、カグヤも肩をワナワナと震わせながら、悲鳴の様な声を上げた。

 

 

「《な、――――……何を言っちゃってんですか、あの問題児様方あああ――――――!!!》」

 

 

二人の絶叫が一帯に響き渡る。

脱退とは、穏やかな話ではない。

彼女らは肝心な事を忘れていたのだ。

 

あの巨大な力を持つ新たな同士三人と、昔からコミュニティを支えてきた古株同士一匹は―――――――――世界屈指の最強問題児集団と苛めっ子だったのだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





始まりました、二巻!!
初めから飛ばしてますよね。問題児+一匹(笑)

この辺りから、もうカグヤが壊れだしたのではないかと思ってます、はい。
あれ、おかしいな……設定では、大人しくて天然な美女だった気がするのに……どうしてこうなった←

ま、ともあれ、十六夜を筆頭とした問題児に帝が仲間入りしました(え?今更?)
一応、彼は問題児じゃないですよ?苛めっ子です。黒ウサギ限定の(完全に黒ウサギへの心労が倍増している)


ちらほら立てた伏線を回収しつつ、のんびり書き進めていこうと思います。
耀との伏線も立てたいと思ってますし。

水無瀬としては、十六夜的なフラグを随時立てていこうと思ってます。
うん、凄く申し訳ないのですが恋愛要素は水に一滴醤油を垂らしたが如く薄いです。
だって、原作でも誰がどうくっつくか分からないですし………

ぶっちゃけ、カグヤは女の子主人公なので……フラグを立てる意味合いだと、絶対可哀想な事になるか、お話捻じ曲げる事になる恐れがあるので。

もし、そういった事を期待していた方がいましたら、この場で謝罪させて頂きます。
本当に申し訳ありません。
でも!!期待させる様なフラグは立てようと思います。
目指すは、恋愛要素歓迎者も、アンチ恋愛要素様も楽しめるお話!!


………道程が遠くて、涙が出そう(ホロリ)


では、また

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