緋弾のアリア~影の武偵~   作:ダブルマジック

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Slash61

 翌朝。

 シャナの奪還には成功したものの、オレ達の意識の外からバンシーを奪われて痛み分けで終わったNとの激突。

 結果に一喜一憂してもいられないから、その夜はとりあえずクエレブレへの奉納品を洞窟へと運んで戦闘の痕跡をなるべく排除して撤収。

 シャナには拘束の必要はないと判断して手錠は外し、傷の手当てをしてからモニカとして暮らしていたビオドの家に1度帰して、現在はその家でオレと百地さんの2人が話を聞くために来訪していた。

 レキと早紀さんはその職種上でみだりに顔を晒すべきではないと判断──セーラも徹底してたからな──して、報酬関連の話はすでにまとめて完全に撤収してもらっている。今頃は2人とも別の便でそれぞれ日本を目指していることだろう。

 そんなこんなで面倒事は避けるために得意の変装術でモニカの容姿になっていたシャナとゆっくり話が出来る段階に落ち着いたのはいいが、人を招くことがないのか家の中には物がほとんどなく、食事も必要ないからか冷蔵庫すら存在しない異質な空間でダイニングテーブルの席に着かされる。

 ここに人が住んでるのが不思議な空間に若干の気持ち悪さを感じつつ、ただの水道水をコップに注いで差し出してきたシャナが対面の席に座ったのを確認して、そのおもてなしに百地さんと苦笑しつつひと口だけ含んでから話を切り出す。

 

「まず何から聞けばいいか考えてきたが、妥当なところではやっぱり知る限りのNのメンバーについてだろうな」

 

「すでにグランデュカから指輪に関しては聞いているのだろう。Nは構成員がどの程度かを把握させないようにしているから、私が知るのは同じチームだったテルクシオペーと勇志。金指輪である教授とネモ。あとは勧誘に来たグランデュカとヴァルキュリヤに、勇志の元上司らしい伊藤マキリのみだ」

 

「モリアーティ以外はこっちで顔と名前が一致するか……他に名前だけでも聞いたことがあったりは?」

 

「名前のみならばエンディミラ。メルキュリウス。それからヒュドラと言ったか。それらの存在は確定している。どこへ何をという情報が聞き漏れていた。実際にどんな姿、能力を有しているかまではわからないがな」

 

 うーん。聞いた中では以前にアリアやキンジが遭遇した奴らが大半で、真新しい人物としてはエンディミラとヒュドラって奴くらいか。

 それも容姿や能力が不明なら情報としてはないに等しいし、シャナがそれ以上に知らないことを尋ねても何も出ては来ない。ここは潔く次の質問に移るのが得策。

 

「じゃあNの拠点はどこにある?」

 

「…………それは、わからん」

 

「わかんねぇとか、そんなことがあんのか?」

 

「確かに指令を受けたり、装備や準備を整える場所はあったが、そこへのアクセスは必ずネモの『陽位相跳躍(フェルミオンリープ)』で移動させられていた。外の景色も見えない空間で出入り口らしきものもないから、探ろうにも手がかりがなかったよ」

 

「陽位相跳躍……ってのは、有視界内瞬間移動の上位の……」

 

「行き先に術者の目視を必要としない瞬間移動だ。それにも条件はあるようだが、拠点に関してもハッキリしていることは何一つない」

 

 ちっ。拠点についても用意周到のようでおおよその場所さえも特定する材料を構成員に渡してないのか。

 それともシャナが遠からずNから抜けることを予知して始めから深いところには関わらせていなかったか。

 どんな理由にせよ、Nの拠点を叩くという作戦は今後もまず組めはしないだろうことは確実だな。

 モリアーティやネモを捕らえて吐かせれば別かもしれないが、高望みはすべきじゃない。

 

「お前さんらのこれまでの動きについてはどうだ?」

 

「それも後で調べてもらえばわかるだろうが、参照してもらうためにひと通りは話そう。まずは──」

 

 不透明なものは不透明なままで情報が更新されない歯痒さが増してきたところで、唸りたくなるのを堪えて確定している情報を引き出そうと百地さんが質問の内容を変更。

 すでに起きて終わっている当事者からの情報なら確かにNの目的はどうあれ出てくるものはあるし、その案件によって起きた出来事からNの狙いを推測することも出来るかもしれない。

 そしてそこからシャナがNの一員として活動し行なってきた任務を順を追って聞いていく。

 潜入捜査に工作。とあるマフィアの壊滅に大企業同士の潰し合い。要人暗殺に同士討ちの誘発。

 変装などが得意なこともあってそちらを生かした任務を任されることが多かったようだが、聞けば聞くほど逮捕して警察組織にでも引き渡した方がいいんじゃないかなと思わざるを得ない所業の数々に耳を塞ぎたい。あーあー聞こえませーん。

 人間への恨みがまだあるからなのか、話している時も自らの行いに対する罪悪感をほとんど感じてなかったのも印象としては悪かったが、そこを言及して正すにしてもシャナの根底にあるものを揺るがすほどの言葉はオレからは出せないし、百地さんも自分の倍以上の時間を生きるシャナに言葉を詰まらせていた。

 ともかく現状ではそれらの行為がシャナ達によって行われたかは不確定なんだと割り切ることで思考停止。だって言ってるだけだもん。

 

「……なるほどな。そしてそれらによってNの計画が具体的にどう作用して進行していたかはハッキリしないってことでいいのか?」

 

「任務を完遂することで何が起きたかを知れば、いくつかの推測は立つものだが、生憎と私はその辺で無頓着でな。その後を考えさせられたのはお前が守り抜いた藍幇の小娘くらいのものか」

 

「人の生き死にに無頓着ってのは聞き捨てならねぇとこだが、聞かなかったことにしてやるさ。事件になってんならこっちで推測が出来るしな」

 

「なんにせよ、Nの計画は教授の条理予知によって着々と進行中だということだ。Nに所属してわかったが、時を重ねる毎に大きくなりつつある流れは、もう止められないところまで来ているのかもしれないな」

 

 覚えている限りの任務を羅列し終えて、百地さんもそれをメモしながら、ただの駒として働いていたシャナの思考停止には思うところがあったようで苦言は出るものの、これから先を大人しく暮らしてくれるならと人格面でのシャナの欠点を呑み込んでいた。大人だなぁ。

 すでにそこには目も耳も塞いだオレは何を言うでもなくNの計画がすでに止められない段階にまで来ていそうだと話したシャナにちょっとだけ焦りを覚える。

 

「異能の存在が普通として認識される世界って言うけど、そんな世界レベルの意識改革なんてどうやるつもりなんだ? テルクシオペーは前にオレを『砦』側だとか言ってたが……それも関係してる?」

 

「ほう、テルクシオペーがな。無論、Nの計画でもある日に突然『はい、今日から我々は虐げられない』となるわけではないだろう。何故ならNが行なうことは『サード・エンゲージを意図的に発生させること』にあるからだ」

 

「おいおい、それを一武偵に話していいもんなのか?」

 

「その口ぶりならば、ICPOはすでにNの計画の到達点には辿り着いているわけか。もっとも、アメリカなどの先進主要国のトップはわかっていながら止められずにいる。いや、判断に困っているというのが現状か」

 

 だからなのかその焦りを象徴するような核心に迫る質問をついぶつけてしまったが、これが新たな道を切り開く。

 どうやら百地さんはすでに知るところだったみたいで隠し事をしていたのかとチラッと見るものの、悪ぶりもしない反応から察するに個人レベルで知るには大きな問題なんだな。

 

「サード・エンゲージ……つまりすでに2度それは起きている……」

 

「その通りだ。ただしその2度はNによってではなく発生したもの。それこそ数百年、数千年も昔に遡る」

 

「……これは聞くべきなのか。そのエンゲージってのは何だ?」

 

「お前は、あの人やバンシーがこの世界で生まれた存在だと思うか?」

 

「そう聞くってことは、そうじゃないんだろ。だとしたら、どこで」

 

「別の世界だよ。元々この世界には魔的な存在はほぼいなかったと言われている。今に存在している超能力者のほぼ全てが、かつて別の世界から来たあの人やバンシー達の血を引いていると言っても過言ではないだろう。ただし、そんな存在が手軽に世界を行き来しては今のバランスなどとうの昔に崩壊している。それこそ人間などが世界を統べていることはあり得なかった」

 

「ってことはエンゲージってのは、一時的にでもその世界と世界を繋ぐことを意味する?」

 

「少しニュアンスは異なる。エンゲージとは多くの魔的な存在がこちらの世界に流出してくることを指す。お前が言っているのは結果の前の過程だ」

 

 なるほど……ヤバそうなことは話でもわかるわ。

 要するに今、Nがしていることは時代の逆行による人類の原始化で、クエレブレ達でさえ死にかねない核爆弾やらの科学兵器や高度な文明を使わせず、大量の魔的な存在を安全にこっちに招こうってことだろう。

 そうして人間至上主義同然のこの世界のバランスを崩して混沌とした世界を作り上げようって魂胆。

 結果としてクエレブレ達のような存在が当たり前に闊歩するような世界が完成すると。

 

「だがなシャナ。そうやって話しはするが、実際問題そのエンゲージを人為的に発生させる手段ってのは見つかってないはずだろ。話によりゃセカンド・エンゲージは人為的に発生させたみたいな説があるようだが……」

 

「だからお前達は具体的な対策もできずにNにされるがまま。今日まで奴らを止められずにいる」

 

「なら知ってるんだな。Nは……モリアーティは、そのエンゲージを人為的に発生させる手段を」

 

「だろうな。でなければNのこれまでの行動に意味がないことになる。もっとも、計画の全容を把握している者など、教授とネモくらいのものだろうから、他の構成員を捕らえたところで私と大差ないだろうさ」

 

 エンゲージについてはわかったが、百地さんによれば肝心のエンゲージを人為的に発生させる方法はどこの国も見つけていないっぽく、モリアーティは唯一それを知る人物ってことに。

 本当にそうならば現状、Nの計画を阻止することは不可能に近い。誰も止める術を知らないんじゃ無理って話だ。

 当然、そんな最重要機密をおいそれと教えるような馬鹿ならシャナを捕まえた時点で事は終息に向かっていたが、どうにも悪い流れってのがすでに出来てしまってるな。

 

「……それで砦とかってのは何かの揶揄か」

 

「それは人間どもが勝手に作り上げた言葉だが、それに倣うならNは過剰ながらも超常を受け入れる側。それらを招く意味で『パンスペルミアの扉』と呼び、逆に今の人間中心の世界を保守しようとする側を『パンスペルミアの砦』と呼ぶのだ」

 

「猿飛のせがれなら、何故そんな扉だの砦だのと呼ぶのかは予測できるだろ?」

 

「…………はぁ。考えたくないですけど、分かれてるんですね。国、或いはいくつもの団体・組織が、扉と砦に」

 

 Nに身を置いていたシャナが止められない流れになりつつあると感じたならそれはもう事実と受け止めることにして、話を整理する意味で疑問を解決に向かわせにかかると、またヤバいものを掘り起こしちまったぞ。

 シャナの言うパンスペルミアの扉と砦。その言葉を作り出したのが人間である以上、作り出す理由が存在するんだ。

 単にNを敵と認識するならわざわざそんな言葉を作らずとも話は成立するのに、そうなっていないのはNのような超常を受け入れる側の人間がお偉いさんの中にいるんだ。

 砦側の主張はまぁ想像するに容易いが、扉側の主張はおそらく、何らかの恩恵を考えているんだろう。

 世界の混沌を受け入れてでも得られる何かはオレの頭では想像が難しいが……世界で意見が割れる以上は簡単に解決するものではない。

 

「そういうこった。お偉いさん方がまとまらんし、無闇に口外すればお前さんのこれまで築いた関係に亀裂も入るだろうよ。話すなとは言わんが、話す相手は慎重に選べ」

 

「Nについてわかればわかるほど問題が複雑化していくな。これ解決できるのか?」

 

「そんなことは私には知らん。だがこれからもNを追うならば、お前にもいずれ選択の時は来る。なあなあで済むとは夢にも思っていまい?」

 

「ちなみにICPOはどちら側なんです?」

 

「こっちは中立ってとこだな。ってのもぶっちゃけICPOがNを追う理由ってやつが、Nの計画がどこまで世界に影響を及ぼすかを知るためなんだわ。そこがハッキリしちまえば組織として方々に発信するのさ。『扉』を開くか『砦』となるかを、な」

 

「あくまで情報の発信に努めると」

 

 国やらがそんな感じだから、さらに細分化する個人レベルになればどうなるか。

 扉と砦の二分化でしか話が進まないなら、割れた先で対立が生まれ、仲間だったはずの人間が敵になりうる。

 それを避けるためにも百地さんが言うように他者に安易に意見を求めるべきではない。

 ICPOも結論を出す方針ではないようだし、決断には何か強い意志を通さないと簡単に揺らぐほどの問題なのかもしれない。

 一気に難しい問題をぶつけられたせいで珍しく表情にまでそれが表れていたのか、思考しかけたオレにシャナが「今すぐに結論を急ぐな」と諭してくれて、とりあえずそれらは頭の隅に置くと、話すべき事もほとんどないと締めに入ったシャナが最後にバンシーについてを話してくれる。

 

「これはネモがわずかばかり口を緩ませて出てきた言葉だが、伝えておこう。お前はバンシーの願望器としての能力を狙われていると思っているな? そしてバンシー本人もそう思っていたはず」

 

「…………まさか、違うのか」

 

「違いはしないだろう。だが願望器としての能力は『両者による合意』があって初めて機能することを考えれば、強引に奪ったところで意味はない」

 

 えっ? そうなの? 初耳なんですけど……

 バンシーの願望器としての能力については本人から聞かされていたものの、その条件の中にそんなものがあるとは言ってなかったぞ。

 だがここでシャナに嘘をつくメリットは皆無なのでそうなのかと相槌を打っておき、じゃあ他にどんな目的があるのかと聞きに徹する。

 

「先ほどお前は世界と世界を繋ぐと言ったな。実際、それは偶発的に稀に世界のどこかで起きるのだ。それによってこちらの世界に流れてきた者もいなくはない。そしてどうやらバンシーはその中で『影の国』と呼ばれる場所に繋がるトンネルを開くことが出来るらしい」

 

「それって……」

 

「さすがに無条件ではないだろうが、Nは最初からそちらの方が目的だったことをネモが漏らしていた。実際にその影の国というのが何かは知らんし、そちらからこちらに『何か』を呼ぶにせよ、注意はしておけ」

 

 いやいや、注意しろって、何を?

 あまりに無責任な助言に理子にするようなツッコミを披露しかけたが、ギリギリで踏み留まって「わかった」とだけ返し、Nに関しての話はそれで終了。

 しかし影の国ねぇ。誰がつけたのか知らんが理子的な言い方をすれば中二臭いって。そこに何があるっていうのよ。教えてバンシー!

 黙っていたことがあったことにもちょっと怒りを覚えながらこの場にいないバンシーに心の中で文句を言っておき、百地さんも席を立ち外に足を運んだのを追うようにオレも席を立とうとすると、対面のシャナが懐から何かを取り出して静かにテーブルの上に置いてオレに差し出してきた。

 物は50mL程度の小瓶で、中にはうっすらと赤色の見えるほぼ透明な液体が満たされている。それを3つ。

 

「今回の報酬だ。あの人の血をほんの1滴入れて1000倍に希釈したもの。飲めば病気や怪我を瞬時に癒すような効果は望めないだろうが、一時的に常時の10倍ほどの自然治癒力は発揮してくれるだろう。副作用はないはず」

 

「1度きりの応急薬ってところか。売れば高そうではある」

 

 そういえば今回のクエレブレからの依頼の報酬は具体的にどう払うかを聞いてなかったが、こんな形で貰えるとは思っていなく、つい現実的なことを口走る。

 それにシャナからのギロリと鋭い視線をぶつけられて冗談だと返して受け取り懐に収めると、見届けたシャナは今度こそ立ち上がったオレに言葉をかけてくる。

 

「あの人はもうお前達とは会わないと言っていた。その無礼に当たる行為には目をつむってくれ。そしてあの人に代わり私が感謝を述べることも許してくれ。ありがとう。私とあの人の『絆』を取り戻してくれて。本当に、ありがとう」

 

 このアストゥリアス州の守り神として伝説であることを選んだクエレブレなら、人との関わりは極力排除すべきなのは当然の事。

 だからもう会わないと言うクエレブレを無礼などと思わないし、これから先もシャナと一緒に平穏に暮らして欲しいと心から願う。

 そしてクエレブレの気持ちと一緒に感謝を述べたシャナは、頭こそ下げなかったものの、その顔には初めて見るだろう心からの笑顔が浮かんでいて、それが見られただけで今回の苦労もいくらか報われたような気がしたのだった。

 

「それでお前さん、これからどうする?」

 

 シャナの住む家を出て割とすぐ。

 煙草を吹かして歩きながら大雑把な質問をしてきた百地さんに、考え自体が全くまとまっていない中でも言葉を返しておく。

 

「Nは引き続き追いますよ。計画云々はまだ計りかねますけど、自分なりの答えは近いうちに出すつもりです」

 

「お前さんがどういう選択をしようと俺は肯定も否定もしねぇよ。俺は事実だけを知りたいわけで、そのために必要なら、また連絡する」

 

「百地さん個人としては、どっち側ですか?」

 

「そりゃ聞くだけ野暮ってもんだろ。それとも俺が敵になってほしいのか?」

 

「いえ。ただ百地さんくらいの年齢になっても迷う問題なのかと思っただけです」

 

「そりゃな……少なくとも俺がお前さんくらいの歳に直面したなら、お前さんみたいに冷静に受け止められた自信はねぇよ。それくらいのレベルだ。焦って事を急いだりはしねぇことだな。おっさんから言えんのはこのくらいだ」

 

 質問の意図は明白で、これからも利用する価値があるかの判別。

 ここで退くならそれまで。追うならこれまで通りにといった確認作業を終えて、いらない質問をしたオレにも大人な対応で返した百地さんは、それ以降に言葉を発することはなく、アビレスのホテルに戻ってから余韻も後腐れもなく別れた。

 オレもNにバンシーを奪われるという失態を冒したものの、ここアストゥリアス州ですべき事は終えたと判断してその日のうちにロンドンへと帰還。

 メヌエットへの報告も必要だと思いながら、それは明日にでもしようと寄り道はやめて帰宅し、なんだかんだで酷使した身体を休めるためにベッドに倒れ、本日の成果であるシャナの笑顔を思い出して眠りに就いていった。


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