緋弾のアリア~影の武偵~   作:ダブルマジック

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Slash49

 

 無人島サバイバル4日目。

 今日で犯罪者達との戦いを終わらせるために、朝から出来る限りで万全の状態にしたオレと羽鳥は、昨日からいくらか確認してきた作戦内容を別行動前に再確認していた。

 

「私は奴らに捕まらない立ち回りはするが、それでも逃げられる時間には限りがあるだろう。私の足が止まる前に君にはベースキャンプを強襲し、守りの2人を無力化。そのまま私を追う4人を捕捉覚悟で強襲してくれ」

 

「オレの強襲が読まれていた場合は、ちょっと手こずるかもしれないぞ」

 

「出来ないと言わない辺りが君の成長かもしれないね。頼りにはしないが、私の労力は逃走のみにさせてくれたまえ」

 

「応戦は最後の手段ってか? まぁ殺すのも厭わないお前がその手を使う前には何とかしてみせる」

 

 互いに信頼関係を築けたなんて思ってもいない。育もうとしたことすらないと言えるし、むしろ不仲なんじゃね? くらいの羽鳥との関係ではある。

 それでもオレは羽鳥の実力を認めてるし、羽鳥もオレの実力を認めている。と信じたいので、人間として信頼しなくても良いからせめて、そっちだけは信じろと弱音は吐かずにいてやる。

 それは羽鳥も同じようなそうでないようなだったが、どこか様子もおかしいと感じていた羽鳥が殺しを最後の手段にしてくれているなら余計なことは言わずに別れて、オレはオレの仕事を100%で遂行してやるさ。

 

 羽鳥は別行動後1時間が経過したところで適当に存在アピールして犯罪者達との追いかけっこを開始するので、オレはその前にベースキャンプまで辿り着いて強襲の準備を整える。

 まずは昨日に通った山を登って崖上に出るルートを通ってベースキャンプに到達するが、この過程をまず1時間でってのはハードすぎて移動だけで死にそう。

 万に一つでも犯罪者達との遭遇や捕捉は避けなきゃならないから大胆かつ慎重な移動はそれだけで神経を使う。

 幸いなことに何事もなく崖上までは来られたものの、その直後に予定の1時間が経過してしまって、ベースキャンプを様子見するより前に羽鳥が派手にサブマシンガンを連射して作戦がスタート。

 これでオレは銃声に反応するベースキャンプの守りの隙を逃したことになるが、まだ手はある。大丈夫さ。

 そんな楽観的とも言える余裕をわずかに持つことで緊張を適度に解しつつ、焦らずにベースキャンプを崖上から様子見してみる。

 

「…………ん?」

 

 ベースキャンプは基本的に設営された大型テントの下に人も物もいたりあったりだったのだが、上からだと昨日はいたはずの守りがいない。

 いないのではなく単に見えないだけの可能性もあるので、予定通りにまずは隣を流れる川から時間差で勝手に流れていく煙玉を設置して、それが流れてベースキャンプの横を通る前に崖からスルスルと下へと降りて、昨日に見つけた安置から観察。

 あからさまに人工物が川から流れてきたら、普通はどうあれ反応する。無人島なんだからな。

 しかもそれが川上から流れてきたとあっては、必然としてその警戒は崖の上へと向き、その間は灯台もと暗しってやつだ。懐ががら空きになる。

 その隙さえつけば2人がいようとなんとかなる。

 それはもう自信に近いものを持ってそのタイミングを待って、オレの目からも注視しなくてもわかるくらいあからさまに煙玉が滝から落下。

 あれを見逃すのは逆に至難の技だと思いつつ、ベースキャンプを観察していた、のだが……全く反応なし。

 煙玉は当初の目的を遂行することなく川下へとドンブラコされていってしまい、予想外の出来事にオレは2つの選択肢で決断が揺らぐ。

 1つ。この強襲が読まれていてすでに罠を張られている。

 2つ。考えたくないが、今このベースキャンプに人がいない。

 前者であれば今すぐに撤退して羽鳥を助ける動きに切り替えて仕切り直しにしなければならない。

 後者ならここから出て確認する必要があり、前者の罠に嵌まるリスクはあるが、ありもしない罠に怯えてここの確認を怠れば犯罪者側のアドバンテージになってしまう。

 

「……くそっ。行くしかないか」

 

 羽鳥は自分を危険に晒して頑張ってるなら、オレも罠に怯えている場合ではない。

 ほとんど選択肢はなかったとも言える2択にはなったが、オレの存在が犯罪者達にバレているなら羽鳥のフォローは早く行かなきゃならない。

 とは考えても罠とわかって嵌まるのはアホ臭いので、カッコ悪いと言われようとまずはクナイでベースキャンプに牽制を入れて様子見し、さらに煙玉を高く放って、それが落ちて炸裂する前に飛び出してベースキャンプを正面から見据える。

 仮に誰かいても直後の煙玉で隠れる算段だったが、やはり守りに人が割かれていなかった。

 誰もいないし罠も特別に何かに触れたり近づいたりしなければ作動するものはなさそうとあって、落ちてきた煙玉をキャッチしつつ、この結果を高速で思考。

 ベースキャンプの守りを放棄したと見られるこれはおそらく、向こうも4人を欠いたことで羽鳥を危険視して体制を変えた。

 或いはテルクシオペーから何らかの助言を受けてオレ達の奇襲作戦の可能性と、オレの存在が知らされて迎撃に動いているか。

 肝としてはオレがベースキャンプに辿り着いた時にはすでにここはもぬけの殻だったことで、羽鳥の行動云々は関係なさそうなこと。

 つまりこっちの動きに反応して臨機応変に対応しているわけじゃないから、向こうは始めから何かしらの目的があって行動を開始していた。

 

「だとすれば連中の狙いは……ッ!」

 

 ここに罠がないなら、犯罪者達にはまだオレの存在は伝わっていない。

 そうでなければわざわざ潤沢な資材やらをプレゼントするような行為にしかならないため、そうとわかれば目的は1つ。

 確実に羽鳥を追い詰めて6人で仕留めてしまおうという魂胆だ。

 だとすればさっきの羽鳥の行動は完全なる裏目に出たことになる。

 こっちとしては羽鳥を追う人数を2人1組の2チームで4人を相手として想定したギリギリの攻防。

 そこに守りを捨てて3チーム。或いは3人1組の2チームで動かれたら、如何な羽鳥でも数によって扇状に展開されたら、島の外側へと追い詰められるのは必然。

 森の中ならまだ銃を撃たれても障害物が多いから避けられる余地はあるが、浜辺に出てしまえばもう格好の的でしかない。

 くそっ! これならオレが罠に嵌まる方がまだマシだったぞ!

 その最悪の展開が容易に想像できるほど切羽詰まった状況になったことを、おそらく現在進行形で逃げてる羽鳥よりも早く気づいたオレは、羽鳥が森を抜けて浜辺に追い込まれるより前に1人でも多く行動不能にするべくベースキャンプをあとにして走り出した。

 

 闇雲に走っても羽鳥を見つけることはできないが、おおよその方角はわかる術はあると、始めに羽鳥が発砲した地点を目指して走りつつ、その術が向こうから来るのを待つ。

 向こうの有利はほぼ揺るがないとさえ言える状況なら、確実にいくらかの無駄撃ちはしてくるはず。それで目指すべき方角は定められる。

 そう考えて森のほぼ中心に差し掛かったところで1度足を止めて聴覚をフルに使って集中。

 絶対に発砲はある。それが羽鳥へのとどめでさえなければ必ず間に合うように駆けつける。

 その思いだけで焦る気持ちを抑えてひたすらに待つこと5分ほど。

 羽鳥が発砲してから20分は経過したところで初めて銃声が島に響き、オレの耳にもその音は聞こえてきた。

 方角は島の南東。音の大きさからこの島では割と遠かったこともあって、かなり浜辺に近い位置から撃たれたかもしれないぞ。

 時間的な猶予はほぼないと考えて一直線に銃声のした方へと再び走り出したオレは、その過程で自分が見つかる可能性が低いことを確信して割と堂々と森を駆ける。

 しかし銃声が単発で、それ以降は出てこないから、羽鳥が撃たれた可能性がうっすらと頭をよぎる。

 さらに忘れがちながら羽鳥はその性別は紛うことなき女で、見た目は中性で姿格好が男とも普通に見間違う。

 それが犯罪者達にバレて行動不能にされたら、もしかしたらただでは殺されないかもしれない。

 どうせ殺すならと羽鳥を嬲り、辱しめ、精神的に殺してから肉体的にも殺すという……

 

「頼む……間に合ってくれ!」

 

 そんなことは漫画とかの世界だけにしてくれと本気で願いつつ、たった1発の銃声を頼りに守りを駆けたオレが辿り着いたのは、島の南東の浜辺。

 銃声からわずか5分とかけずに森を突っ切ったオレの目に飛び込んできたのは、浜辺で輪を作っている犯罪者達の姿。

 全員が立っているわけではなく、膝をついたり腰を下ろしたりで完全に羽鳥を探している雰囲気ではない。

 それも当然。何故ならその羽鳥は犯罪者達の作る輪の中心で力任せに組み伏されていたからだ。

 まだオレは犯罪者達に気づかれていない。

 というよりも自分達以外に他に人がいない確信しているからだろうが、その意識は輪の中心の羽鳥へと向けられて、武器類も横に放ってしまっている。

 それどころか犯罪者の1人はそのズボンを無造作に下ろして下半身を晒け出していて、他の5人は暴れる羽鳥を取り押さえる役割に徹している。

 もうそれだけで何をしようと。しているのかは明白で、女だとわかった犯罪者達は殺す前に十分に楽しもうとしているのだ。

 ──やめろ。羽鳥にその行為はトラウマを蘇らせるぞ。そして……

 罠の中の羽鳥が今どうなっているかはわからないが、おそらく女としての尊厳もない見るに耐えない姿にされているだろう。

 しかしそれより何より、過去に羽鳥は同じような行為に長期間及ばれて、それがきっかけとなってジャック・ザ・リッパーの血の呪いが目覚めてしまった。

 そうなった羽鳥は立場上で仲間だったオレすらも平然と笑いながら殺そうとするほどの殺意と残虐性を有していた。

 あれが目覚めればあの6人は確実に動かない肉塊にされてサメの餌にでもされてしまう。

 

「お前達! それ以上はやめろ!」

 

 当然の報いだと言ってしまうのは簡単だろうが、オレはその結果によって羽鳥が壊れてしまうことの方が危険と判断して、奇襲すらやめてブローニングを抜きすぐに武器を手にできない犯罪者達を牽制した。

 だがそれがマズかった。

 オレが現れたことで犯罪者達の意識の半分以上がオレへと向けられて、取り押さえる羽鳥への警戒が緩み、その隙を見逃さなかった羽鳥が一瞬で拘束を抜けて、腕に仕込んでいるメスを取り出す装置からメスを取り出して、信じられないほどの正確さで犯罪者のうちの3人の頸動脈を一閃。

 あまりにも鮮やかな一撃だったから他の3人は何が起きたのか理解が追いつかない様子で立ち上がった羽鳥を見て、ハッとしたように武器に手をかけたが、時すでに遅し。

 犯罪者達によってコートを脱がされ、前のシャツをはだけさせられて、ズボンもベルトが外されて下ろされる直前までいっていた乱れた姿の羽鳥は、オレの角度から見えてしまった貼りつけたような笑顔でニヤァ。

 残った犯罪者達をその笑顔だけで金縛りにして、腰を抜かした3人にゆっくりとサブマシンガンを拾って、無慈悲に1発ずつ眉間へと撃って永遠に沈黙させてしまった。

 

「…………羽鳥」

 

 この間、わずか10秒程度。

 止めようにも物理的な距離からブローニングではどうすることもできなかったのもあるが、去年に目覚めたジャック・ザ・リッパーの血の呪いよりも、今回はその身に纏うプレッシャーの桁が違うと感覚的にわかってしまう。

 全身の細胞が警鐘を鳴らしている。あれはヤバいと。今すぐこの場から離れろと。

 だがあの血の呪いに苦しむ羽鳥を知っているオレにはそんなこと出来るはずがなく、何かを信じるようにブローニングを下ろして羽鳥へと話しかける。

 すると羽鳥はオレの声に応えるでもなく、その場で俯き加減の頭をゆらりと持ち上げると、真上を見るような頭の位置でピタリと止まり、ケタケタと笑い始める。

 乱れた服装を直すでもなく、むしろズボンなど重さでずり落ちてしまい、下に穿いてるボクサーパンツが露になるがそれすら関係ないとばかりにズボンから足を抜き、シャツ1枚の薄着で落ち着く。

 男としては今の羽鳥の姿は女としてやめてほしいところだが、そんなことにツッコミを入れられる状況でないことは一目瞭然。本能が羽鳥に近づくなと警鐘を鳴らし続けているのをなんとか黙らせてこの場に留まってるものの、どうすべきか判断がつかない。

 

「ハハッ……いけないね。このままじゃ『鮮度』が落ちてしまう。腐ってしまう前に『保存』しなければ……」

 

 近寄りがたい雰囲気を全く消すことなくケタケタと笑うのをやめた羽鳥は、持っていたサブマシンガンを放って横たわる6体の遺体に目を向けてそんなことを呟く。

 鮮度。保存。

 それらの単語が意味するところはおぞましいほどの作業であり、羽鳥は過去、初めて人を殺した時にその遺体をバラバラに解剖して弄んだと言っていた。

 それは武偵となって医療の技術や知識が増えた今なら、文字通り遺体から使える臓器を取り出してしまおうとしているのだ。

 そんなことをしても取り出した内臓を保存する設備もないし、空気に晒す以上は腐蝕を早めるだけの行為でしかない。

 それがわかってるからか手に持ったメスで腹を裂こうとしたところで「あはっ、どうやって保存するんだよ」と1人でノリツッコミをしていたが、ブラックジョークどころではない現実に血の気が引く。

 

「ッ……羽鳥ッ!」

 

 もう何が楽しいのかわからない笑みをずっと崩さない羽鳥がそれでも解剖をやめそうになかったから、決死の思いで叫びその手を止めさせ、オレに顔を向けたところでブローニングを再び持ち上げる。

 だがこのブローニングを撃つことは不可能に近い。今の羽鳥にブローニングの銃弾を当てて無事な箇所がほぼないからだ。

 シャツは防弾性であるにしても、それ1枚での防御力など心許ないし、ズボンまで脱がれて足も狙えない。

 いや、オレに覚悟さえあれば羽鳥を傷つけてでも止めるべきところなのは重々承知しているんだ。

 でもな……それを今したら取り返しのつかないことになる気がする。これは確信に近い。

 だからオレの向けたブローニングに対して希薄すぎるほどの反応しかしなかった羽鳥は、今のオレがどう映っているかも不明ながら1度は笑みを消して動きが止まる。

 しかし次には笑みの代わりに心底冷めたかのような無表情になると、落ちているサブマシンガンを再び拾ってタイムラグなしでいきなりオレに撃ってきた。

 あまりにも唐突で無動作で発砲した様は、かつてアビー・ロードで牽制のために撃ったサイオンの発砲と同種のもので、発砲に殺意が込められていなかった。

 サイオンはその辺りを日常的な動作のようにしていると言っていたが、羽鳥の場合は毛色が違う。

 セミオートでの発砲は全てオレの顔面へと迫る即死コースで放たれたから、死の回避で身を屈めて躱すことは出来、すぐに次弾に備えて森の中に逃げ込み木を盾にする。

 羽鳥のあの目はオレを人として認識していない。ただの動く肉塊としての認識だから、殺すだのというのは雑念でしかなく、そもそも殺意を抱きすらしないんだ。

 そういった意味で殺意のない銃撃は羽鳥の発砲を予期しにくく、死の回避なしには避けるのも難しいだろう。即死コースから外れたら容易に当てられるぞ。

 

「あれ、なかなか新鮮な肉だね。活きが良いからきっと、中身も健康だね。アハハッ」

 

 木の裏に隠れたオレに対してサブマシンガンが当たらなかったことを笑う羽鳥は、オレを猿飛京夜と認識していないと取れる発言をする。

 声で判別くらいできそうなものだったが、それも今はフィルターでもかかって鮮明さに欠けているか、言語として捉えていない可能性──動く肉塊が喋るわけがないという理屈でだ──がある。

 オレの叫びに反応したというよりは、変な雑音の先に肉塊があったみたいなことなのかもしれん。

 なんにしても完全に覚醒してしまった羽鳥は以前よりも拍車をかけたように危険な雰囲気を纏って目の前に君臨してしまった。

 あれを止めるには心の奥底へと引っ込んでしまった羽鳥本来の意識を覚醒させるしかないが、前はほぼほぼ相討ちでようやく止められたくらいの強さだったわけで、今回はその上を行くなら無理かも……

 冷静に考えればここは撤退して、1度羽鳥を自由に動かして満足させるのが良いのかもしれない。

 遊ぶおもちゃが無くなればすぐに飽きてやることがなくなる。そうすれば元の羽鳥の意識に戻る可能性は十分にある。

 あるのかもしれないが、その選択は生憎と却下だ。

 もしもそうして羽鳥が元に戻った時に、自分のしたことに羽鳥が耐えられる保証がないから。

 自分の欲求を満たすためだけに死体を弄んだ事実はきっと、羽鳥の心を壊すだけのものを孕んでいる。

 だから今のオレがやるべきこと。それはあの羽鳥のこれ以上の暴走を止めて元に戻すこと。すでに6人も殺させてしまったんだ。これでオレまで死んだら……

 と、そこまで考えて昨日のテルクシオペーの言葉がオレの頭でリピートされた。

 ──オレの死ぬべきタイミング。

 テルクシオペーはそれは近く訪れるだろうことを言っていたが、それがここなら最悪を通り越して醜悪すぎる。

 羽鳥の中でオレの存在など矮小なイラつく人間程度のものなのは揺るがないと思うものの、それでもいくらかの死線を潜り抜けた仲だ。

 そこに仲間意識がわずかにでも芽生えているなら、殺す必要が全くないオレをその手で殺したと知れば、今度こそ羽鳥は自分の血の呪いに負けてしまう。そんな気がする。

 そしてそうなるように仕組んできたNの目的がようやく鮮明になった。

 Nの目的は最初から羽鳥の殺害にはなかったんだ。

 そうであるように仕込んでおきながらも、その裏では今のこの状況を思い描いていた。そう……

 ──Nの狙いは、羽鳥を武偵の道から外して『ジャック・ザ・リッパー4世』として仲間へと引き込むことにあったんだ。


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